海外セレブも実践しているダイエット方法として注目されているのが、「レモン水ダイエット」というものです。お店でよく出てくる飲み物ですが、どんな効果があるのか分からないですよね。やり方などをご紹介するのでぜひ参考にしてみてください。
【目次】
レモン水ダイエットとは、その名の通りレモンを浸したお水で行うダイエット方法のことです。
レモン水と言えば、おしゃれなカフェなどに行った際に最初に出してくれるお水のイメージが強いですが、ダイエット効果は本当にあるのか気になりますよね。
どうやらレモン水ダイエットは、海外セレブも実践しているダイエット方法なのだとか。
実際にレモン水ダイエットを試した方は、「1か月で体重が1.5kg減った」や「1か月でパンツスタイルがすっきり履きこなせるようになった」などの声が挙がっているようです。
その一方で、「レモン水ダイエットをやってみたけど全然痩せなかった……」という声もあるみたい。
そこで今回は、レモン水ダイエットによる効果や作り方、やり方などをご紹介するので、ぜひチェックしてみてくださいね。
飲むだけダイエットはあまり効果がないように思われていましたが、なぜレモン水はダイエットに良いと言われているのでしょうか。
レモン水ダイエットで期待できる効果は下記の3つが挙げられるようです。
■代謝を促して脂肪を燃焼する
レモンに含まれるヘスペリジンという成分は、脂肪に働きかけて代謝を促すと言われています。また、レモンの酸っぱさの素でもあるクエン酸は、体内で糖質の代謝に関わっている物質でもあり、クエン酸を摂取することでこの糖質代謝の働きをより活発にすることができるそう。
さらにエリオシトシンというポリフェノールには、脂肪の蓄積を防ぐ効果があるとされていることから、代謝を促して脂肪を燃焼することが期待できると言われているようです。
■デトックス効果
レモンに含まれるペクチンには、腸内環境を整える作用もあるそうです。また食物繊維などの栄養素も溶け出しているそうで、腸内環境の改善に役立ってくれると言われています。
腸内環境が悪いと不要なものがどんどん溜まり、代謝も悪くなってしまうので、ダイエットでは腸内環境を整えることが一番大切だと言われるほど!レモン水によるデトックス効果で腸内をすっきりさせましょう。
■食欲を抑える
レモンに含まれるペクチンは、胃の中でジェル状になって満腹感を出してくれるそう。そのため、レモン水を飲むことにより空腹感が抑えられて、食欲が減退することによってダイエット効果が期待できると言われています。
■疲労回復やリラックス効果を得られる
ダイエット中は何かと疲労を感じやすく、イライラしやすいもの。レモンには疲労回復効果のあるクエン酸やリラックス効果のある香りがあるので、ダイエット中の方に嬉しい効果をもたらしてくれるでしょう。
■便秘解消効果
レモンには食物繊維などの栄養素が含まれているため、便秘解消に効果が期待できます。また、ストレスの影響で自律神経が乱れると便秘になりやすいのですが、レモンの香り成分である「リモネン」がリラックス効果を発揮します。そして、レモンの酸っぱい成分が腸を刺激するため、お通じを促してくれるとされています。
この他にもレモンには美肌効果や、血圧の上昇を抑える効果があると言われています。
レモン水には嬉しい効果がいくつもあるようですね。
では、どのようなやり方をすれば、ダイエットに効果的なのでしょうか。
レモン水ダイエットでポイントになるのは、飲むタイミングだと言われています。
レモン水を飲む場合、朝か夜がいいそうですよ。
朝は、就寝中の汗によって体内は乾いた状態になっており、水分補給が必要になるだけでなく、成分も一番吸収しやすいと言われているからです。
夜は、レモンの香りによるリラックス効果で安眠へ導き、ダイエットをサポートする成長ホルモンの分泌を良くすることが期待できるからだそう。
もしくは、運動前や食事前の水分補給としてレモン水を飲むようにして、脂肪燃焼効果を高めるのも◎。
食事の前であれば、暴飲暴食を防ぐことも期待できるでしょう。
体を冷やしたくない方や温活もしたいという方はホットにすることもおすすめです。
気になる量は、1日コップ3杯くらいまでがいいそうですよ。
レモン水ダイエットで必要になるレモン水は、簡単に作ることができます。
基本的な作り方は、水200mlに対してレモン1/2個分のレモン汁を入れて混ぜるだけ!
作り置きをしておきたい場合や、見た目も楽しみたい場合は、スライスしたレモンを水に浮かべておくのもいいでしょう。
ただし、スライスしたレモンを使う場合は、皮に汚れがついていることもあるのでしっかりと洗ってから使用してください。
ポッカレモンでも代用することができますが、ポッカレモンは普通のレモンよりも濃縮されているので、水200mlに対し小さじ2杯程度を加えることが目安になります。
簡単に取り入れることができるレモン水ダイエットですが、注意点もあります。
胃が弱い方は少し飲み方に気を付けなければなりません。
レモンは強酸性なので、胃に負担がかかりやすく、胃が弱い人が空腹時に飲むと胃を痛めることがありますので、食事の直前か食事の最中に飲むことがおすすめです。
また、レモン水でダイエットができるからといって、運動をせず、食事にも気を遣わなければ効果は得られないでしょう。
日ごろの生活習慣を見直しつつ、レモン水ダイエットに取り組んでみてください。
■歯磨きのタイミングにより虫歯になりやすくなる
歯の表面を覆っているエナメル質は、酸性のものに長時間触れると溶ける性質があります。レモン水は酸性なので、レモン水にもエナメル質を溶かす作用があることになります。
エナメル質が溶けると、冷たいものや熱いものを食べたときに歯がしみたり、歯のつやが無くなったり、虫歯の原因になったりしてしまいます。そのため、レモン水を飲む場合は、長時間歯に触れることにならないよう、ちびちびと時間をかけて飲まないようにしてください。
また、レモン水を飲んだ直後はエナメル質が溶けやすい状態になっています。そのような時に歯磨きをすると、摩擦によって歯を傷つけてしまう恐れがあります。しかし、時間を置くと唾液の作用によってエナメル質が修復されるので、30分ほど間を開けて歯磨きをするようにしましょう。
唾液の分泌が少なくなる就寝前やスポーツ後に飲むのもおすすめできません。飲むタイミングにも注意してください。
■朝飲むと紫外線の影響を受けやすくなる
レモンやグレープフルーツなどの柑橘類には、ソラレンという成分が含まれています。このソラレンには、紫外線の吸収を高める光毒性があります。
ソラレンは摂取してから2時間後に体内に広がって紫外線を吸収する効果を発揮し、7~8時間その効果が持続します。そのため、朝にレモン水を飲むと日が出ている間は、紫外線を吸収しやすい状態になってしまいます。
日焼けやシミ・そばかすができるのを防ぐため、朝には飲まないようにするとよいでしょう。
レモン水は冷たい状態で飲むよりも、温かい状態で飲んだ方が体を温めて代謝をアップしてくれます。レモン水を作るときに、水の代わりに白湯を使ってみましょう。
ただし、レモンに含まれるビタミンCは熱に弱いので、ビタミンCの効果も得たい場合は、熱湯ではなく人肌程度に冷ました湯冷ましを使うといいでしょう。
炭酸水には、満腹中枢を刺激して空腹感を和らげたり、胃腸の働きを活発にして便秘を解消したりする効果があります。レモン水を作るときに炭酸水に代えるだけで、これらの効果を得ることができますよ。
ただし、加糖された甘い炭酸水で作るとその分糖分を摂取してしまうので、無糖の炭酸水を使うようにしましょう。
シンプルなレモン水に飽きてしまったときにおすすめなのが、ハーブを入れるアレンジ。ミントを入れれば見た目も香りも爽やかで、夏にぴったりのドリンクになります。また、ラベンダーを入れればリラックス効果が高まるので、ほっと一息つきたいときに。この他、ローズマリーもレモンとの相性がいいですよ。
むくみが気になる場合には、スライスしたきゅうりを入れましょう。きゅうりに豊富に含まれるカリウムが、体内の余分な水分を排出しやすくして、むくみを解消してくれます。
レモン水に自然な甘みをプラスしてくれるのがいちご。ビタミンCが豊富なので、美容にも効果的なレモン水が作れます。また、レモン水の酸でいちごの細胞が引き締まるので、いちごの鮮度もアップしますよ。
水の代わりに緑茶を使うと、緑茶に含まれるカテキンが脂肪を燃焼してくれます。ティーバッグを使う場合は、少量のお湯で緑茶を濃い目に淹れて、その後水を加えましょう。粉末で作れるタイプの緑茶を使うと、そのまま水に溶かすことができて便利ですよ。
レモン水に塩を加えることで、熱中症対策や風邪のときの水分補給にも効果的なドリンクに。塩の分量が多いとむくみの原因になるので、水200mlに対してひとつまみ程度の塩を加えるようにしましょう。
レモン水ダイエットの効果ややり方についてご紹介しました。人は1日1.5~2リットルの水分補給をすることがいいと言われているので、レモン水に加えてこまめに水分を摂ることも大切です。正しいやり方でダイエットを成功させましょう。