様々なシーンになじみやすいグラデーションは定番のネイルデザイン。セルフでは難しいのでは?と諦める必要はありません!今回は、筆やスポンジを使ったグラデーションジェルネイルのやり方やおすすめデザインをご紹介します。
【目次】
グラデーションといえば、もはやネイルデザインの定番といっても過言ではありません。薄いカラーから濃いカラーへの移り変わりが、絶妙なコントラストの美しさを表現します。
派手になり過ぎる心配もないので、カラーによってはオフィスシーンでもOK。薄いピンクやベージュのグラデーションは、上品で悪目立ちしないので安心です。
もちろん、デザインによっては華やかな指先を演出することも可能。ラメやラインストーンをあしらうことで、パーティーやブライダルにも利用できるネイルデザインになります。
平日はグラデーションのみ。週末はグラデーションの境目をデコレーションしてみるなど、セルフならではの楽しみ方も!
濃いカラーに変えたり、ストーンなどをあしらうことでガラッと雰囲気が変わるのもグラデーションネイルの魅力です。
また、指先に向かって濃いカラーになっているグラデーションネイルは、視線が指先に集まるので指が細く長く見えるのも大きなメリット。
さらに、グラデーションネイルの場合は、爪が伸びてきても、1色のネイルデザインより目立ちにくいので、自慢のネイルを長い期間楽しむことができます。
■ジェルネイルがグラデーションデザインに向いている理由
魅力が沢山あるグラデーションデザインですが、ポリッシュだとうまくグラデーションが出せなかったり、手直しができないことも難点。
その点ジェルネイルの場合は、硬化する前なら何度でもやり直すことが可能。不器用な方でも、納得いくまでやり直すことで理想のデザインが完成します。
また、ジェルネイルには均一になろうとする「セルフレベリング力」があるので、少々うまくいかなくても、ふんわりとしたグラデーションが完成するでしょう。
では、セルフでグラデーションネイルを楽しむときは何を準備すればよいのか?
サロンで使うような特別な道具が必要ではないかと思われがちですが、実は、これといって特別な道具は必要ありません。ジェルネイルのキッドさえあれば十分です。
初心者の場合は、ネイルの筆でグラデーションを作るのが難しいので、ネイル用のブラシやスポンジを活用してみましょう。
■準備するもの
・ベースジェル
・お好みのカラージェル
・クリアジェル
・トップジェル
・LEDライト
・筆
・デコレーション用のパーツ
地味めカラーのグラデーションは、色の境目にラメを入れるだけでもサロンのような仕上がりに。パールやスタッズを乗せても華やかになります。
グラデーションの幅や色使いなど、オリジナリティを出すのもセルフネイルの醍醐味と言えるでしょう。
ネイル筆できれいなグラデーションを作るのが難しい場合は、スポンジが便利。100均などでも購入できるメラミンスポンジを小さくカットして活用します。
■準備するもの
・ベースジェル
・お好みのカラージェル
・トップジェル
・メラミンスポンジ
ネイル用品の中には、グラデーション専用ブラシもあります。特化しているだけあって、初心者でも使いやすく、簡単にグラデーションデザインが完成します。
■準備するもの
・ベースジェル
・お好みのカラージェル
・トップジェル
・グラデーション用ブラシ
・パレット
実は、グラデーションネイルにはいくつか種類があります。
・2色使いのシンプルなグラデーション
・3色以上を使ったタイダイ風のグラデーション
・ランダムに色が混ざったグラデーション
・ラメやストーンをあしらった華やかなグラデーション
それぞれ違った魅力がありますが、初心者がセルフで行うならまずは2色で作るシンプルなバイカラーグラデーションがおすすめ。
根元から指先にかけて、またはその逆にかけて徐々に色が濃くなっていくデザインです。
ここでは3通りのやり方をご紹介するので、自分のやりやすい方法を見つけてみてください。
まずは、ジェルネイルキットを使った基本のやり方。失敗しにくいのは、シアーピンクやシアーホワイトなどを使って、1色の濃淡でグラデーションを作るやり方です。
■準備するもの
・爪の下処理をする道具
・ベースジェル
・シアー系カラー×1色
・トップジェル
■やり方
1.爪の下処理をしてから、ベースジェルを塗ります。
2.シアー系カラーを爪の上から2/3くらいまで薄めにのせます。
3.一旦硬化します。塗り終えてすぐ硬化するのではなく、少々時間を置いてレベリングしてから硬化するのがポイントです。
4.爪の上から1/3くらいにシアー系カラーをのせます。爪が長い方は、もう少し細かく分けて重ね塗りするとうまく仕上がります。
5.一旦硬化します。
5.爪先にシアー系カラーを重ねて、お好みの濃さになったら硬化します。
6.トップジェルを塗って完成です。
いきなり筆を使ってグラデーションを作るのは難しい!という場合は、メラミンスポンジを使うと簡単にできます。
■準備するもの
・爪の下処理をする道具
・ベースジェル
・お好みのカラージェル×1色
・トップジェル
・メラミンスポンジ(小さくカットしたもの)
■やり方
1.爪の下処理をしてから、ベースジェルを塗ります。
2.お好みのカラージェルを、適度な深さまで塗ります。
3.境目をメラミンスポンジでポンポンと優しく叩いてぼかします。
4.一旦硬化して、ここまでの工程を繰り返し行います。
5.きれいなグラデーションができたらトップジェルを塗って仕上げます。
グラデーション用のブラシを使えば、初心者でも思い通りのグラデーションが完成!使い方も簡単です。
■準備するもの
・爪の下処理をする道具
・ベースジェル
・クリアジェル
・お好みのカラージェル
・トップジェル
・グラデーション用ブラシ
・パレット
■やり方
1.爪の下処理をしてから、ベースジェルを塗ります。
2.パレットにクリアジェルとカラージェルをのせます。
3.グラデーション用ブラシの平らな方で、グラデーションに使うカラージェルにクリアジェルをなじませます。
4.グラデーション用ブラシの先が尖っている方にカラージェルをつけます。
5.3.でなじませたジェルをグラデーションにして、爪に塗っていきます。筆を寝かせて塗るのがポイントです。
6.お好みのデザインになるまで硬化しながら繰り返し塗ります。
7.仕上げにトップジェルを塗って完成です。
グラデーションといえば横が一般的ですが、意外にやりやすいのが縦グラデ。何色か混ぜたグラデーションで、個性を表現したい方にもおすすめです。
■準備するもの
・爪の下処理をする道具
・ベースジェル
・お好みのカラージェル(何色でもOK)
・トップジェル
・グラデーション用ブラシ
■やり方
1.爪の下処理をしてから、ベースジェルを塗ります。
2.お好みのカラージェルを縦に並べて薄く塗ります。何度か繰り返して塗ります。
3.グラデーション用ブラシをきれいに拭いて、境目を叩いてぼかします。
4.一旦硬化して、ここまでの工程を何度か繰り返します。失敗した場合は、クリアジェルを境目にのせてぼかしましょう。
5.きれいなグラデーションに仕上がったら、トップジェルを塗って完成です。
なんと1回でグラデーションが完成するやり方。パパッとグラデーションネイルを完成させたい時に便利です。
■準備するもの
・爪の下処理の道具
・お好みのカラージェル(発色の良いものがおすすめ)
・グラデーション用ブラシ(大きめのもの)
・パレット
■やり方
1.爪の下処理をしてから、ベースジェルを塗ります。
2.グラデーション用ブラシの先にカラージェルをつけます。
3.パレットの上でブラシを真横に動かしてジェルをなじませながらグラデーションを作り、そのまま爪にのせます。
4.一旦硬化して、お好みのグラデーションになるまで繰り返し塗ります。濃いめのカラーを選ぶと、1回できれいなグラデーションが完成します。
5.仕上げにトップジェルを塗って完成です。
白グラデ、濃いカラーのグラデ、ラメグラデの3パターンのグラデーションネイルのやり方。全てベースジェルを塗った状態からスタートです。
■やり方
3色ともパレットにそれぞれのジェルネイルを出して、同量のクリアジェルと混ぜて肌になじみやすくしておきます。
・白グラデーション
1.細めのポイント筆にジェルをつけて、爪の先端にジェルを置き、爪の半分くらいが境目になるように薄くのばします。
この時、境目がアーチラインになるようにするのがポイント。真っ直ぐなラインだと自然なグラデーションが出にくいです。
筆を細かく動かしながら、何回かに分けて塗ります。
2.一旦硬化して、1.を繰り返します。
先端にしっかりカラーが入ったかどうか遠目で確認して、OKであれば硬化します。
・赤グラデーション
1.白と同じ工程でグラデーションを作ります。
2.濃いカラーの場合は境目をきれいに仕上げるのが難しいので、ラメでぼかすのがおすすめ。
ラメとクリアジェルを混ぜたものを細筆にとり、トントンと境目にのせてぼかします。まっすぐなラインにならないようにぼかすのがポイントです。
3.できたら硬化して完成です。
・ラメグラデーション
1.爪の先端にジェルを置いて、根元の方に筆を動かしながら伸ばしていきます。
2.まずは漢字の「山」という字のようにラメをのばしてから、間を埋めるようにぼかすとうまく仕上がります。
3.一旦硬化してから、もう一度先端にジェルをつけてのばします。
ジェルネイルでグラデーションを作る時は、徐々に塗っていくのが一番のポイント。一気に塗り上げるのではなく「薄く塗る→きれいな筆で境目をぼかす」という工程を何度も繰り返しましょう。
それでもうまく仕上がらない場合は、カラージェルにクリアジェルを混ぜて薄めることで塗りやすくなる効果あり。
最近では、グラデーション用のカラージェルもあるので、利用してみるのも良いでしょう。
■セルフレベリングをうまく活用する
「セルフレベリング」とは、ジェルネイル特有の性質。粘度があるジェルは、塗った時に凹凸ができていても自然に広がり、しばらく置くことでなじみやすくなります。
真横から確認して、ぷっくりしている時点で硬化すると仕上がりがきれいになり、グラデーションの失敗も少なくなります。
■もし失敗してしまったら?
グラデーションがうまくできず、ムラになってしまった場合はごまかすのが一番!
境目にラメをあしらったり、ホログラムで花柄をデザインするのもおすすめ。アクセントになるような模様をプラスすることで、塗りムラが目立ちにくくなるでしょう。
失敗したと思って落とす前に、ぜひ試してみてください。
グラデーションネイルで人気があるのは、同色系カラーの組み合わせ。同じカラーの濃淡でグラデーションを作った方が、ナチュラルに仕上がります。
きれいにグラデーションが出やすいのは、薄めのカラー。淡いピンクやベージュ、パール系カラー、ラメ入りのジェルなど。
クリアカラーをベースにしたグラデーションも人気ですが、セルフで行う場合は少々難易度が高めです。
また、白や赤などのマット系カラー、黒や紫などの極端に濃いカラーは、境目が不自然になってしまうのでグラデーション向きではありません。
クリアジェルを混ぜながら行う方法もありますが、初心者のうちは薄いカラーを選んだ方が簡単でしょう。
薄いカラーをベースに、シルバーのラメを散りばめたグラデーションデザイン。先端から徐々に薄くなっているラメが、女性らしい指先を演出してくれます。
ピンクベージュをベースにすれば、上品な雰囲気がアップ!キラキラしたラメがあっても大人っぽさをキープできるので、お仕事シーンでもOK。
シンプルなグラデーションデザインなら、デニムスタイルでもスーツでもサマになるので、幅広いシーンで活躍します。
淡いブルーのグラデーションと、天然石ネイルのコンビ。海を思わせるカラーで統一することで、涼し気な雰囲気満載の夏ネイルに。
根元から先端に向かって色が薄くなる逆グラデーションは難易度が高めですが、淡いカラーなら安心。ゴールドのパーツをあしらって、アクセントをつけることで視線を集めるのもテクニックです。
若見えを防ぐために、明るい青ではなくグレーがかったブルーを使うのがポイント。光の加減によってキラキラ光る天然石ネイルとのコントラストも、真似したいポイントです。
エレガントな雰囲気が漂う、柔らかいカラーの逆グラデーションデザイン。地爪に近いカラーを使ったグラデーションは、指が細く長く見える効果があります。
花びらのようなナチュラルな色合いは、グラデーションならではのデザイン。境目に模様をつければせっかくのグラデが台無しになってしまうので、何もつけないのが正解です。
ぼんやり見えるのが心配な時は、控えめなアクセントをつけることで引き締め効果あり。薬指1本だけにゴールドの小さめパーツをあしらうだけで、雰囲気がガラッと変わります。
グラデーションを、ポップなデザインに活用するのも上級者テクニック。指ごとに違うカラーのグラデーションにする時は、テーマを決めることで統一感を出すのがポイントです。
スイカやかき氷をイメージしたカラーで統一すれば、季節感たっぷりの夏ネイルに。先端にスイカの皮をデザインするのも、気の利いた演出です。
グラデーションで、かき氷にかけたシロップを表現。ストーンを散りばめることで、リアルさを追求。浴衣にもぴったりなデザインなので、夏まつりにはもってこいでしょう。
落ち着きのあるブラウンを、グラデーションに採用することで落ち着いた雰囲気の指先に。ブラウンからベージュに移り変わるグラデーションは、大人の女性にしか似合わないカラーリングです。
根元のカラーを濃いめにすることで、先端までのグラデーションがハッキリする効果あり。境目のぼかし部分を広めに確保して、違和感のない仕上がりにするのがポイントです。
べっ甲っぽいカラーが入っていることで、洋服やアクセサリーとリンクしやすいのもメリット。地味過ぎるのが心配な時は、1本だけストーンをつけてほど良いアクセントにしましょう。
周りとかぶりたくない個性派にぴったりなのが、ミラーネイル。しかもグラデーションとなれば、なかなかのインパクトで周りの視線が集まるネイルになること間違いなし。
すべて一緒のデザインだとトゥーマッチなので、単色ミラーネイルとのコンビにすることで緩和。水滴のようなデコレーションをあしらうことで、透明感をプラスしてくれます。
先端を藍色っぽいミラーカラーにすれば、短めの爪でもほっそり見えが可能に。冷たいイメージにならないように、プラスワンカラーは暖かみのあるベージュ系ミラーカラーをチョイスしましょう。
ニュアンスカラーは、ここ何年かのトレンドでもある旬カラー。くすんでいながらも決して汚いカラーではなく、はかなげな女性らしさを演出してくれる便利なカラーです。
グラデーションネイルに使うなら、薄いパープルがおすすめ。子供見えするわけでもなく、かといって老け見えの心配もない絶妙な色合いは、大人女子にとって理想的。
ニュアンスカラーの代表的なカラーであるベージュをベースにすれば、指をきれいに見せる効果も抜群。パープル→ベージュのグラデーションをセルフでナチュラルに仕上げることができれば、上級者と言えるでしょう。
きれいめのオレンジは、一般的なグラデーションでは少々難しいカラーですが、縦グラデーションなら安心。濃いオレンジからイエローのグラデーションは、明るくハツラツとしたイメージになり、気分を上げたい時にぴったり。
根元のみミラーネイルのラインを入れることで、引き締め効果あり。デザインにメリハリが出て、全体的な見た目のバランスが良くなります。
また、根元や先端にラインを入れてフレンチデザインにすれば、グラデーションの失敗をカバーできて便利。ただし、浮いてしまわないようなカラーを選ぶようにしましょう。
ネイティブ調のパーツをふんだんに使った、カジュアル派にぴったりなネイルデザイン。グラデーションは1本だけにデザインして、アクセント的な効果を狙います。
ターコイズやペイズリーなどのゴツ目のパーツが主役と思いきや、実はグラデーションの存在感もなかなか。海を思わせるようなデザインで、ネイティブな雰囲気とマッチさせるのもポイントです。
ゴチャつかないように、マットな白でメリハリをつけるのもおすすめ。デニムスタイルにも合いますが、リゾートシーンにもぴったりです。
フットネイルは、少々派手めのカラーで遊び心があるデザインに。ハンドではなかなか挑戦しにくいカラーも躊躇なく使えるので、思いきりカラフルにしてみましょう。
1本の爪に2色のグラデーションですが、隣の爪とカラーがつながっているデザイン性の高さはお見事!色の配置も見た目を左右するキーポイントなので、セルフで行う時は塗る前に一度配置してみるのがおすすめです。
足の爪は横幅が広いので、縦グラデーションがデザインしやすく、塗りやすいというメリットもあり。素足にサンダルを履く時も、自信をもって履きこなすことができます。
ピンクから水色のグラデーションは、なかなか攻めたカラーリング。にもかかわらず柔らかい雰囲気に仕上がるのは、両方共優しげなペールカラーであることが勝因。
ベビーピンクとベビーブルーの相性は抜群ですが、ネイルで使うのは少々勇気が必要。しかし、2色使いではなくグラデーションデザインにすることで、不思議なくらい一体感が出ます。
一番大きな親指に、ゴールドのパーツでアクセントをプラス。シェルパーツをチョイスすれば、マーメイドをイメージした夏ネイルが完成します。
今はジェルネイルもセルフで楽しめる時代。様々なデザインが可能ですが、定番のグラデーションネイルをマスターすれば、デザインの幅も広がります。ぜひご紹介したやり方を参考にして、オリジナルのグラデーションネイルを完成させてみてください。