ダイエットをしても下半身が痩せにくい洋梨体型の方は、体型に合ったダイエット方法を選ぶのがおすすめです。
今回は、洋梨体型になる原因や、ダイエットのコツをご紹介します。洋梨体型でダイエットに挑戦したい方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【目次】
■洋梨体型とは
洋梨体型とは、洋梨のように下半身が太りやすく、上半身は比較的細くなりやすい体型の方です。
体型診断で洋梨体型と比較されることが多い「リンゴ体型」は、日本人男性に多く見られる体型で、お腹だけがポッコリとしているリンゴのようなシルエットの体型のことです。
「バナナ体型」とは、バナナのように上半身と下半身で、シルエットに差がなく、バランスの良いスタイルの体型です。
■洋梨体型の特徴
洋梨体型は、日本人女性に多いといわれており、ダイエットをしても、上半身より下半身が痩せにくいので、中には上下で洋服のサイズが異なる方もいます。ワンピースやオールインワンなど、上下が繋がっているファッションアイテムを着こなす際に苦労している方もいると思います。
その他にも、
・お尻や太ももに特に脂肪がつきやすい
・お尻が横に張っている
・太りやすく痩せにくい
・むくみやすい
などが洋梨体型の特徴です。
洋梨体型になる原因は、さまざまな理由があります。
■脂肪を溜めこんでいる
洋梨体型の型だけでなく、リンゴ体型やバナナ体型の方も、太る原因になっているのは脂肪です。脂肪が蓄積されるのは、スイーツや主食など、糖質や脂質を摂りすぎてしまったことが原因です。
ただし、洋梨体型の方は、指でつまめる皮下脂肪が蓄積しやすいですが、リンゴ体型の方は内臓脂肪が蓄積しやすいという違いがあります。
また、運動不足によって筋肉量が減ると、ボディラインが崩れるだけでなく、基礎代謝量も減ってしまうので、太りやすい体質になってしまいます。
■むくみ
水分や老廃物を溜めこむ「むくみ」も洋梨体型の方のダイエットの妨げになりやすいですね。
塩分や糖分の摂りすぎでむくむこともありますが、運動不足によって血行やリンパの流れが滞るとむくむこともあります。
■骨盤の歪みや開き
また、洋梨体型の方がお尻が大きくなりやすく、下半身が太りやすいのは、骨盤の歪みや開きが原因になっていることも多いですね。
例えば、あぐらで座ることや出産などで、骨盤が開くと「大転子」と呼ばれる脚の骨も外側に張り出してしまい、脚が太く見えてしまいます。そのままの状態で生活していると、脚の外側の筋肉に負担がかかりやすくなってしまうため、脚の外側の筋肉が発達してしまい、さらに脚が太くなってしまいます。
そして、骨盤が正常な位置からずれてしまうと、筋肉が衰えてしまって内臓の位置が下がり、お腹やお尻周りが太りやすくなります。また、内臓の働きも鈍くなってしまい、代謝が下がってしまうと、太りやすい体になり、脂肪を溜めこみやすくなります。
さらに、骨盤が歪んだり開いたりすることで、バランスが悪くなりますので、バランスを保とうとして脚の筋肉の付き方に偏りが出て、お尻や太ももが太くなることもあります。
洋梨体型の人の生活習慣には、次のような傾向があります。
■脂質や糖質を多く含む食べ物を好む
洋梨体型の人は、肉や揚げ物、ジャンクフード、スイーツなど脂質や糖質をたくさん含んだ食べ物を好む傾向があります。また、ごはんよりもおかずが好きな人が多いです。
なお、洋梨体型の人は、脂質や糖質の代謝が苦手だと考えられています。油っぽいものや甘いものなどを食べすぎると、皮下脂肪が蓄積されて洋梨体型が目立ちます。
■ストレスが溜まると暴飲暴食に走る
洋梨体型の人は、ストレスが溜まると暴飲暴食してしまう人が多いです。厳しいダイエットでストレスを溜め込むと、その反動で暴飲暴食してしまい、自分を責めてさらに暴飲暴食するという悪循環に陥ることも少なくありません。
脂質や糖質の代謝が苦手な洋梨体型の人が暴飲暴食を繰り返せば、すぐに下半身に脂肪が付いてしまうでしょう。
■脚を組んだり、前かがみになったりすることが多い
洋梨体型の人は、無意識のうちに脚を組んだり、背中を丸めたりしている傾向があります。脚組みや前かがみの姿勢になると、筋肉が正常に使われず、筋力が低下して代謝が下がります。
また、姿勢が崩れると血行やリンパの循環も妨げられます。血液やリンパがスムーズに循環しなければ、心臓から遠い下半身に老廃物や不要な水分が溜まってむくみます。下半身がむくめば、さらに洋梨体型が目立ちます。
■体を冷やしている
洋梨体型の人は、無意識に体を冷やしていることも多いです。例えば、薄着で過ごしたり、湯船につからずシャワー浴で済ませたりしていると、体が冷えます。冷えると血行が悪くなるため、代謝の低下やむくみの影響で洋梨体型になることが多いです。
■体を動かさない
洋梨体型の人は、運動の習慣がない傾向があります。短距離でも徒歩や自転車で移動せずに車に乗ったり、デスクワークでほとんど身体を動かさない毎日を過ごしていたりすると、筋力が低下して脂肪が付きやすくなります。
洋梨体型の人はどのようなダイエット方法が向いているのでしょうか。次に、おすすめのダイエット方法について紹介します。
■有酸素運動で脂肪燃焼
洋梨体型を改善させるためには、一般的なダイエットと同じように、運動を取り入れて脂肪を燃焼させるのが効果的です。ウォーキングやランニング、スイミングなどの有酸素運動は、30分程度継続して行うことで、より脂肪燃焼効果を実感しやすくなります。ダンスやヨガもおすすめですよ。
■筋トレで下半身を引き締め
そして、洋梨体型の方は、腹筋や背筋、腕立て伏せなど、ベーシックな筋トレの他にも、下半身痩せに効果的なスクワットも行いたいですね。それぞれ10回を1セットとして3セット程度行いましょう。
体幹を鍛えるプランクや自転車を漕ぐエクササイズもいいですね。
■ストレッチもおすすめ
運動が苦手な方は、ストレッチを取り入れるのもおすすめです。ストレッチによって固まった筋肉が動きやすくなると、運動のパフォーマンスも上がりますし、ケガもしにくくなります。むくみも改善されやすくなりますよ。
洋梨体型の方は、骨盤が歪んでいることも多く、血行やリンパの流れが滞り、むくみの原因になっていることがあります。
また、骨盤のゆがみによってバランスが悪くなった体を支えようとして脚に負担がかかってしまい、脚の筋肉の付き方に偏りが出ることもあります。
したがって、骨盤の位置を正常に戻す骨盤矯正を行うことで、下半身がスッキリ痩せるケースもありますよ。
立った時にお尻が出ていたり、猫背になっていたりする方や、X脚やO脚の方、左右で靴底の減り方に違いがあったりする場合などは、骨盤の位置がずれている可能性があります。
骨盤矯正の仕方は、骨盤ベルトを使用したり、整体を利用したりするなど、色々な方法がありますが、自宅で行うエクササイズも骨盤矯正に役立ちます。
例えば
・脚をまっすぐに伸ばして座り、お尻を使って30歩進み、今度はお尻で30歩下がる「お尻歩き」を行う
・仰向けになって足を伸ばして横になり、足を床から10cm程度持ち上げたら、左右の足の親指の付け根をトントンと30回タッチする
・足を肩幅程度に開いて立ち、右の大転子を押し込みながら上半身を右横に傾ける。今度は左の大転子を押し込みながら上半身を左横に傾ける。
などがおすすめです。
日中座っていることが多い方は、座っている間の骨盤ケアについても考えることをおすすめします。骨盤サポートチェアは、腰の負担を軽減し正しい座り姿勢を身につけられるアイテム。腰周りをしっかりとホールドしてくれます。
さらに、骨盤ベルトで骨盤の歪みや姿勢を整えてあげましょう。ベルトをすることで腰回りや体幹が安定するので、歩いたり運動したりする時の負担を軽減できます。
洋梨体型の方は、皮下脂肪を溜めこみやすい傾向があります。皮下脂肪の元になるのは、脂質や糖質を多く含む飲食物です。
したがって、甘いお菓子や飲み物を摂るのを避けることは必要です。また、ご飯や麺類、パンなどの主食も、糖質も多く含みますので、主食の量を減らしてみましょう。
■筋力アップのためのタンパク質を
さらに、運動不足による筋肉量の低下によって基礎代謝量が下がると、皮下脂肪を溜めこみやすくなります。筋肉量をアップさせるためには、筋トレだけでなく、筋肉の元になるタンパク質の摂取も必要不可欠です。タンパク質を多く含む脂の少ない赤身の肉や魚、卵や大豆食品などを摂ることも、太りにくい体作りにはおすすめです。
その他にも、野菜やきのこ類、海藻類などは、食事の最初に食べることで、血糖値の急上昇を抑えてくれる効果があるといわれています。さらに、野菜やきのこ類、海藻類に含まれる食物繊維には、脂質の吸収をガードする働きや、お腹の調子をととのえ、お通じの改善をサポートしてくれる効果もあります。
野菜やきのこ類、海藻類は、低カロリーで低糖質のものが多いので、主食の量を減らした分、野菜やきのこ類、海藻類でかさましをするのがおすすめですよ。
■塩分の取りすぎに注意
そして、塩分の摂りすぎは、むくみや冷えの原因になりますので注意したいですね。むくみ改善に役立つカリウムを多く含む生の野菜や果物、海藻類や大豆などを摂るのもおすすめですよ。
■ダイエットをサポートする食材もおすすめ
その他にも、脂質や糖質の代謝を促す栄養素であるビタミンB2を多く含む食品を摂って、ダイエットをサポートするのもおすすめです。ビタミンB2は、豚肉や鶏肉、レバーや牛乳、卵などに多く含まれていますよ。
さらに、タマネギや生姜、納豆のような、血行促進効果が期待できる食品も摂りたいですね。
洋梨体型の方は、皮下脂肪が付きやすく、セルライトもできやすい傾向があります。運動や食事制限ではなかなか落ちない凝り固まったセルライトは、マッサージでほぐしてあげるのがおすすめです。
湯船の中やお風呂上りなど、体が温まっている時に、セルライトを揉みほぐすようなイメージでマッサージするのがポイントです。ただし、強い力でマッサージをしすぎると、セルライトができやすくなりますので注意しましょう。力を入れすぎたり、長時間揉むと内出血になってしまったり、肌トラブルの原因にもなります。
マッサージをする際は、マッサージオイルやマッサージクリームを使用しましょう。
マッサージの手順は、
①両手でふくらはぎの脂肪を掴み、上下にスライドさせてタオルを絞るようなイメージでセルライトをマッサージしましょう。
②足首から膝に向かって撫で上げるようにマッサージをして、老廃物を流しましょう。
③両手で太ももの脂肪を掴み、上下にスライドさせてタオルを絞るようなイメージでセルライトをマッサージしましょう。
④膝から脚の付け根に向かって撫で上げるようにマッサージをして、老廃物を流しましょう。
の手順で行いましょう。お尻やお腹周りのマッサージをプラスするのもおすすめです。
WELEDA(ヴェレダ)のホワイトバーチボディオイルは、引き締まったハリのある肌に整えてくれるボディ用オイル。オイルですがサラサラの使い心地で、毎日のマッサージに取り入れやすいところがポイント。ヒップや太もも・二の腕まわりの肌のざらつきもケアしてくれるので、引き締めながらなめらかな肌を目指せます。
オイルの質感が気になる方は、マッサージクリームを使うのもおすすめ。シエルのCltマッサージクリームは、セルライトにアプローチしてくれるアイテムです。グレープフルーツ、レモン、ベルガモットオイルをブレンドしており、爽やかな香りが特徴です。
洋梨体型の方は、皮下脂肪が蓄積しやすく、冷え性になりやすいので、体を冷やさないように気を配りたいですね。
体温が下がると、むくみの原因にもなりますが、エネルギーの代謝もダウンしますので、脂肪を溜めこみやすくなります。
例えば、
・冷たい飲み物は避け、常温や温かい飲み物を飲むようにする
・毎日湯船に浸かる習慣を取り入れる
・薄着をしないようにする
・室温が寒くならないようにする
などを取り入れてみましょう。
洋梨体型の原因の一つが骨盤の歪み。普段の姿勢や脚を組む癖などのせいで骨盤が歪むと、血行やリンパの循環が悪くなり、老廃物や余分な水分が溜まってむくみや代謝の低下に繋がります。
簡単にできるゆらゆらストレッチで骨盤を正しい位置に戻し、むくみの解消や代謝のアップを目指しましょう。
■ゆらゆらストレッチのやり方
1.仰向けに寝転んで両膝を立てる
2.膝を左右に倒す
筋肉を緩めることを意識しながらストレッチしましょう。継続して行うと、便秘の解消や生理痛の緩和にも効果を期待できます。
洋梨体型の人には、股関節が固くなっている人が多いと言われています。股関節の可動域が狭いと、血液やリンパがスムーズに循環せず、水や老廃物が溜まります。その結果、むくみや代謝の低下が起こり、下半身が太くなるのです。
洋梨体型を解消したい人は、ストレッチで股関節周辺をほぐし、血行やリンパの循環を促しましょう。
■股関節のストレッチのやり方
1.あぐらをかくように座って両足の裏をくっつける
2.かかとを体に引き寄せる
3.ゆっくりと上体を前に倒す
座る時は、骨盤を立てることを意識しましょう。深呼吸しながらストレッチをすると、効果的です。
梨状筋は、お尻にある筋肉の一つ。股関節を動かす働きを担っています。そのため、梨状筋をほぐすと股関節の可動域が広がって、洋梨体型に起こりやすい下半身のむくみや代謝の低下を予防できると考えられています。
■梨状筋をほぐすストレッチのやり方
1.両膝を立てて寝転ぶ
2.左足首を右膝の上にのせる
3.両手で右の太ももの裏を持ち、脚を体に近づける
4.近づけたり、離したりする動作を繰り返す
脚を入れ替えて同じようにストレッチしましょう。負荷をかけたい人は椅子に座った状態で同じようにストレッチするのがおすすめです。
洋梨体型の人には、骨盤の前から太ももの下あたりにある大腿四頭筋のストレッチもおすすめ。大腿四頭筋は体の中でも大きい筋肉の一つなので、ストレッチでほぐして働きを活発化させると、代謝アップに高い効果を期待できます。
■大腿四頭筋をほぐすストレッチのやり方
1.仰向けで寝転ぶ
2.片足のかかとをお尻の下に入れる
3.太ももをしっかりと伸ばしたら、脚を入れ替える
4.仰向けのまま脚をまっすぐ上げて両脚を振る
ストレッチの前に、肘で太ももをほぐしておくと、効果がアップします。
洋梨体型の人は、下半身がむくみがち。特に、長時間同じ姿勢で仕事や勉強をしたり、立ち仕事をしたりすると脚がパンパンになりやすいです。
むくみが気になるときは、寝る前に美脚ストレッチをするのが良いでしょう。ストレッチで血行やリンパの流れを促進すると、むくみが解消されて下半身がすっきりとします。
■美脚ストレッチのやり方
1.仰向けになり、両脚を上げてお尻を壁に着ける
2.息を吸いながらつま先を天井に向ける
3.息を吐きながら足裏を天井に向ける
4.脚をぐるぐると回す
5.1~4までを5分程度繰り返す
立ち前屈は、太ももの凝り固まった筋肉をほぐすストレッチ。筋肉をほぐすことで血行やリンパの循環が促されるため、むくみ解消や代謝促進によるダイエット効果を期待できます。
太ももがすっきりとすれば、洋梨体型が解消されてスカートやタイトなパンツが似合う綺麗な脚を手に入れられるでしょう。
■立ち前屈のやり方
1.姿勢を整えて立つ
2.息を吸いながら前屈する
3.ゆっくりと元に戻る
お尻の筋肉が凝り固まると、むくみやたるみが目立ちます。また、お尻の筋肉は下半身全体に影響を及ぼすため、太ももやふくらはぎが太りやすくなります。
洋梨体型の人がダイエットをするなら、お尻のストレッチを取り入れるのがおすすめ。お尻の筋肉がほぐされると、股関節の柔軟性がアップして血流が良くなり、代謝が高まります。
■お尻のストレッチのやり方
1.脚を伸ばして座り、片足を太ももに乗せて4を作る
2.手を膝に乗せ、息を吸いながら前屈する
3.曲げた膝と反対の方にウエストをツイストする
4.さらに体を前に倒し、お尻を伸ばす
5.反対側も同じようにストレッチする
体育の授業などで行われているアキレス腱伸ばしも、洋梨体型の人のダイエットにおすすめのストレッチの一つ。アキレス腱伸ばしをすると、脚の筋肉がほぐれて下半身の可動域が広がります。そのため、血行が良くなってむくみが解消されたり、脂肪が燃焼されやすくなったりします。
また、アキレス腱伸ばしは、ひざや太もも、ふくらはぎの裏の筋を伸ばす効果もあると考えられています。脚全体がほぐされると、足先まで血流が良くなるので、冷え性の緩和も期待できるでしょう。
■アキレス腱伸ばしのやり方
1.脚を前後に開いて、両方のつま先を正面に向ける
2.前に出した脚の膝を曲げて反対のアキレス腱を伸ばす
洋梨体型の人は股関節が凝り固まり、代謝が下がったり、むくみの原因となる老廃物が溜まりやすくなったりしていることが多いです。下半身痩せを目指すなら、カエルストレッチで股関節をほぐしましょう。
カエルストレッチは骨盤を矯正する働きもあるので、生理痛の緩和や腰痛の軽減にも良いとされています。
■カエルストレッチのやり方
1.四つ這いになる
2.両膝を開く
3.お尻をゆっくりと引く
4.元に戻る
5.1~4を繰り返す
次に、洋梨体型の人におすすめのトレーニング方法についても解説します。
ヒップリフトは、きゅっと引き締まったお尻を目指す人におすすめのトレーニング。背中やお腹などのインナーマッスルも鍛えられるため、お尻だけでなくお腹周りのお肉も気になる洋梨体型に向いています。
■ヒップリフトのやり方
1.仰向けに寝転び膝を立てる
2.つま先を少しだけ上げる
3.両手を胸の前でクロスさせる
4.上半身を持ち上げて首から膝までを一直線にする
負荷を上げたい人は両膝の間をこぶし1つ分程度開けるのがおすすめです。
スクワットは、洋梨体型の解消に大きな効果を期待できるトレーニング。太ももを引き締めるだけでなく、下半身の大きい筋肉を鍛えて代謝を高め、痩せやすい体に導きます。
■スクワットのやり方
1.お尻がすっぽりと入る程度に足を開いて立つ
2.つま先を少しだけ外側に向けて膝を軽く曲げる
3.お尻を落とす
4.太ももが床と平行になったら2の姿勢に戻る
お腹に力を入れて胸を張りながらトレーニングしましょう。完全にしゃがんだり、膝を伸ばしたりしないのがポイントです。
三角のポーズは、ヨガの代表的なポーズの一つ。太ももの内側やお腹周りの脂肪燃焼に効果を期待できる洋梨体型の方に適したポーズです。丁寧に行うと、全身の筋肉にアプローチできるため、肩こりや便秘の解消も目指せるでしょう。
■三角のポーズのやり方
1.両足を大きく開いて立つ
2.右足のつま先を90度外側、左足のつま先を真正面に向ける
3.両手を真横に伸ばす
4.腰を左へスライドさせながら、上半身を右に傾ける
5.右手を右脚のすねに当て、左手を天井に向かって伸ばす
手足を入れ替えて反対側も同じようにトレーニングしてください。
洋梨体型の人には、体幹トレーニングもおすすめです。体幹トレーニングは、お腹やお尻周り、脚など洋梨体型の人が気になる部分を一度に鍛えられます。全身の筋肉にアプローチできるため、代謝の向上にも繋がるでしょう。
■体幹トレーニングのやり方
1.横向きに寝転び、肘をついて体を持ち上げる
2.両膝を伸ばして上の手を腰に当てる
3.息を吸いながら上の脚をできるだけ高く上げる
4.2の姿勢に戻る
8回程度繰り返したら、反対側も同じようにトレーニングしてください。寝る前などのリラックスしているタイミングに実践するのが良いでしょう。
洋梨体型を解消したい場合は、筋トレだけでなく脂肪の燃焼に効果的な有酸素運動も取り入れる必要があります。筋トレのなかでもウォーキングは体に負担が少なく、誰でもチャレンジしやすいのが魅力です。
■ウォーキングのポイント
ダイエットのためにウォーキングをするなら、1回につき20分以上歩くのがおすすめです。背すじを伸ばし、一定のペースで歩くと脂肪の燃焼を促せます。
クラムシェルは、ヒップアップに効果を期待できるトレーニング。お尻の脂肪を燃焼し、洋梨体型を解消します。また、骨盤を引き締める働きもあるので、歩行時の内またの解消にも効果的です。
■クラムシェルのやり方
1.横向きになって寝転び、肘をついて頭を支える
2.膝を90度に曲げる
3.貝が開くように脚を開く
4.ゆっくりと脚を閉じる
5.1~4を繰り返す
レッグランジは、ふくらはぎや太もも、お尻を効率的に鍛えるトレーニング。脚痩せやヒップアップだけでなく、基礎代謝の向上も期待できるので、洋梨体型の人のダイエットにぴったりです。
■レッグランジのやり方
1.背筋を伸ばして立ち、両手を腰に当てる
2.片足を大きく前へ踏み出してひざを曲げ、重心を落とす
3.地面を蹴って元の体制に戻る
4.1~3を繰り返す
踏み台昇降は、下半身の筋肉をまんべんなく鍛えられる洋梨体型のダイエットに適した運動です。お尻にキュッと力を入れて行うことで、ヒップアップの効果も期待できます。
また、脚を上げる時につま先立ちになると、ふくらはぎの筋肉が使われるので、脚の血行やリンパの循環もスムーズになるでしょう。巡りが良くなれば、むくみの緩和や冷え性の改善も期待できます。
■踏み台昇降のやり方
1.右足→左足の順番で踏み台に昇る
2.右足→左足の順番で踏み台から降りる
3.足を入れ替えて同じように踏み台昇降をする
4.1~3を20分程度繰り返す
エア縄跳びは、太ももはふくらはぎを中心に下半身を効率的に鍛えられるトレーニング。筋肉量を増やし、代謝を高めて洋梨体型を解消させます。
エア縄跳びで理想のボディを手に入れたいなら、高く跳ぶことよりも長い時間跳び続けることを意識するのがポイントです。20分以上跳び続けると、脂肪が燃焼されて下半身がすっきりとするでしょう。
■エア縄跳びのやり方
1.縄跳びをしているときのように跳ぶ
2.リズムよく跳び続ける
フラフープは、骨盤矯正やヒップアップに良いと考えられています。回すだけで脂肪を燃焼できるので、テレビを見ながら楽しくダイエットできるでしょう。
フラフープでダイエットするときは、上半身をなるべく動かさないのが大切です。下半身でフラフープを回せば、効率的に洋梨体型の解消を目指せます。
■フラフープのやり方
1.姿勢を正して立ち、腰の位置にフラフープをセットする
2.フラフープを回す
3.反対にフラフープを回す
洋梨体型の方のダイエットを助けてくれるアイテムを紹介します。
筋トレやストレッチを行うときには、ヨガマットがあると便利です。薄めのヨガマットなら、マットを敷いていても骨が床に当たってしまって痛いと感じますが、Gruperのヨガマットなら厚さが10mmもあるので痛みを感じにくいだけでなく、運動中の衝撃も吸収してくれます。
滑り止めがついているので、運動中に滑ってしまうことも防止してくれ、安全に運動できるでしょう。汗をかいても水で洗えるので清潔に使えますよ。
特にマンションの場合に気になる運動中の衝撃も吸収してくれるのも嬉しいポイントです。
お腹から腰まわりを中心に有酸素運動をするには、フラフープがおすすめ。インナーマッスルを鍛えられるので、スタイルアップが叶います。
HOUSMARTのフラフープは、内側に凸凹があるので、程よい刺激を与えてくれます。
また、8本のジョイントに分かれているため、サイズを変更して、使わないときにはコンパクトにしまっておけるのもポイントです。
むくみを解消するためには、マッサージ以外にも着圧タイプのソックスやタイツもおすすめです。
寝ながらメディキュットは、その名の通り寝ている間に圧を与えてくれるため、朝起きたときに違いを感じられる嬉しいアイテム。骨盤までサポートしてくれるタイプや、太ももまでのタイプ、ふくらはぎまでのタイプなど、様々な種類があるので、好みに合わせて使い分けてみてはいかがでしょうか。
鶏レバーは、低カロリー・低脂質のダイエット向きの食材。また、筋肉の元になるタンパク質も豊富に含まれています。さらに、鶏レバーは、貧血対策に役立つ女性に嬉しい食べ物でもあります。
鶏レバーに含まれる鉄分は吸収されやすく、新陳代謝を上げる働きがあるので、脂肪の燃焼も促せるでしょう。そのうえ、鶏レバーは洋梨体型の人が苦手とする糖質や脂質の代謝を促すビタミンB群も含んでいます。
体を温めて血行を促したり、むくみを予防したりする生姜と一緒に料理すれば、洋梨体型の解消に役立つメニューになるでしょう。生姜と一緒に煮れば、鶏レバーの臭みが消えるので、普段鶏レバーを食べ慣れていない人にもおすすめです。
さばは、筋肉の材料となるタンパク質を豊富に含んだ食材の一つ。さばを食べれば、脂肪の燃焼に役立つDHAやEPAなども摂取できます。
洋梨体型の人のダイエットには、さばと納豆を使った味噌汁がおすすめ。納豆は、タンパク質のほかに、洋梨体型の人が苦手とする脂質や糖質の代謝を促すビタミンB2や塩分の排出を促してむくみを予防するカリウムも含んでいます。
さば缶と納豆の味噌汁は、簡単にできるのにしっかりと栄養を摂れるのが魅力です。
豆乳は、大豆から作られています。大豆は、塩分の排出を促してむくみを予防するカリウムや筋肉の材料になるタンパク質を豊富に含んでいるため、洋梨体型の人のダイエットに役立ちます。
ダイエット中は、豆乳と根菜でスープを作るのが良いでしょう。食物繊維が豊富に含まれた根菜は食べ応えがあり、満腹中枢を刺激するため、食べ過ぎの予防に役立ちます。豆乳根菜スープは、まろやかな風味で、ほっと一息つきたいときにもぴったりです。
ささみは、低カロリー・高タンパクの食材。ダイエット中に罪悪感なく食べられる定番の食材で、洋梨体型の人のダイエットにも向いています。
ダイエット中は、血行の促進に役立つオリーブオイルを使ってささみを焼くのがおすすめです。ごまドレッシングなどで味付けすると、満足感のあるメニューになるでしょう。ただし、オリーブオイルはカロリーが高めなので、使い過ぎには注意してください。
高野豆腐は、タンパク質が豊富な食べ物。食べ過ぎを抑え、体脂肪を減らすと言われているβコングリシニンという大豆タンパク質も含まれています。また、高野豆腐は、調理中に出汁を吸収して膨らむため、少量でも満足感を得やすいのも嬉しいポイント。
無理なく食事の量を減らしながら、ダイエットできると注目を集めています。洋梨体型の人は、体の冷えを予防し、血行の促進を促す生姜をたっぷりと使ったいこみ煮で高野豆腐を食べるのが良いでしょう。
ヘルシーな鶏レンコンバーグは、ダイエット中にも安心して食べられるメニュー。木綿豆腐などを使うと、タンパク質などの栄養素をたっぷりと摂取できます。
洋梨体型の人は、わかめをたっぷりとトッピングしましょう。わかめには、脂質や糖質の代謝を促すビタミンB2やむくみ対策に役立つカリウムなど、洋梨体型の人に嬉しい栄養素が多く含まれています。
脂質や糖質の代謝が苦手な洋梨体型の人はダイエット中、なるべく油っぽいものや甘いものを食べないことが大切。コロッケを食べたくなったら、揚げずに焼くスコップコロッケを作るのが良いでしょう。
ジャガイモの代わりにカリウムやビタミンEを豊富に含んだかぼちゃを使うと、むくみ対策や血行促進の効果も期待できます。
洋梨体型の方は、生活習慣や骨盤の歪みなどがダイエットの妨げになっている可能性があります。
洋梨体型でお悩みの方は、ぜひ本記事でご紹介したダイエット方法やトレーニング方法を取り入れてみてくださいね。