ファッションモデルとして、活動の場を広げている愛甲千笑美さん。そんな彼女に、ファッションページでは伝わらない仕事やファッションへの思いなど、パーソナルな部分を語ってもらいました。
【目次】
―モデルになったきっかけは?
19歳のとき、当時通っていた大学の交換留学制度で韓国に留学していました。そこで韓国の事務所にスカウトされたことがきっかけです。そのときはアルバイト感覚でモデルを始めたのですが、洋服ブランドと契約するなど、モデルの仕事が本格化。元々は語学を学びたくて韓国に来たこともあり、モデルの現場では言葉もたくさん学べてすごくいい経験になりました!
―帰国してもモデルの仕事を続けたのはどうして?
モデルの仕事が心から楽しいと思えたからです!大学卒業の進路を考えるタイミングで、「若い頃しかできないんだし、チャレンジしてみたら?」と両親が背中を押してくれたのも大きかったと思います。運よく東京のモデル事務所に声をかけてもらえたことで、思い切って上京。現在に至ります!
―モデルの仕事で一番楽しい瞬間は?
撮影現場に関っているプロフェッショナルかつ、それぞれにこだわりを持ったスタッフさんたちと一致団結し1つのものを作り上げていく瞬間。スタイリストさんが可愛い衣装を用意してくれて、ヘアメイクさんが旬の可愛いメイクをしてくれて、それをカメラマンさんが可愛い瞬間を写真で切り取って…1つ1つ小さな感動の連続が最終的に出来上がる瞬間、何とも言えない楽しさを感じることができます。
―逆に辛いと思う瞬間は?
特にないのですが、あえて一つあげるとしたら、冬の寒さに弱いことくらい。私は宮崎県出身で、寒さの免疫があまりないので、冬のすごく寒いロケ撮影は未だに苦手です(笑)。またファッション業界は季節の先取りで、冬の中盤にはすでに春ファッションの撮影がスタートするので。
―日々モデル業をする上で、
常に心がけていることはある?
いつも心がHAPPYでいられるように心がけています!写真には、疲れとか元気がないとかすべて正直に出てしまうからです。どんな人も気分が乗らない日があると思いますが、私はそんなときひたすら寝ます。それだけでネガティブな気分が晴れて、心が回復するので。
―ファッションは自分にとってどんな存在?
まずファッションが好きになったきっかけは、親の都合で4~6歳のころメキシコに住んでいたこと。ドレスを着たり、メイクをしたり、日本にいたら体験できないような異国のおしゃれに触れたことで、ファッションの楽しさが芽生えたように思います。私にとって、自分の好きなファッションで自分らしさを表現することは、もはや欠かせないことですね。
―プライベートファッションについて教えて!
今までいろんなジャンルにトライしてきましたが、最近はオーバーサイズのパーカーとか、ちょっぴりストリートっぽいカジュアルファッションが気分です。
―この春、気になるファッションは?
現場ですでに今季の春ファッションを着ている中で、個人的に気になっているのがピンクファッション。淡いピンクなら取り入れやすいし、ほんのりカジュアルなグレーとの合わせも気になっています。あとは刺繍アイテムや肩を落として着るのが可愛いデニムジャケットに注目しています。
―今後の展望は?
大学時代、大好きな語学の勉強もしたので、それを活かせるような仕事にもチャレンジしてみたいです。仕事で海外に行ったり、来日している人にインタビューするレポーターだったり、MCアシスタントだったり…。いつかタイミングを見てトライしてみたいですね!
―最後に将来に悩んでいる人にアドバイスを!
モデルとしてスタートが遅かった私も、今はさまざまな媒体に声をかけて頂いて活動できているので、正直夢を追いかけ始める時期はあまり関係ないのかなと思います。私自身、本当にやりたいことを仕事にしているからこそ、日々学ぼうとする意欲も生まれるし、楽しいからこそ、そこから派生していって活動の幅を広げていけている気がします。だからスタート時期を気にせず、夢を追いかることをあきらめないでほしいですね!
愛甲 千笑美
-あいこう・ちえみ-
1991年11月6日生まれ、宮崎県出身。モデルとしてAneCanの専属モデルをはじめとする数々のファッション誌に登場するほか、CM、広告、カタログなどで活躍中。現在は、TBS「ビジネスクリック」にレギュラー出演するなど、着実に活躍の場が広げており、今後の活動に期待されている。