ピアスの穴がなくてもOKでイヤリングよりも広い範囲に付けられる「イヤーカフ」の付け方をご紹介します。イヤーカフを使う際によくある「痛くなる」「無くしちゃう」というお悩みについてもチェックしていきましょう。
【目次】
イヤーカフとは、耳の縁に挟んでつけるアクセサリー。小さなピアスやイヤリングのようなタイプのものから、華やかなジュエリーや花を使ったものなど様々なタイプがあります。
ピアスのように穴を開ける必要がないので、色々な場所に気軽に付けられておしゃれのポイントに活躍します。
そんなイヤーカフですが、デザインの種類が多くて付け方がわからない!という人も少なくありません。コツを掴めば意外と簡単に付けることができるイヤーカフ。上手に付けるポイントを見ていきましょう。
イヤーカフには、形で種類を分けられます。種類別の特徴をご紹介します。
■リング
リング型は、イヤーカフの定番の種類です。イヤーカフの中でも耳が痛くなりにくく、快適に使えると言われています。付け方は簡単で、耳に挟んで使います。耳の上部、真ん中、耳たぶなどさまざまな場所に使えて、他の種類のアクセサリーと組み合わせてもおしゃれです。
■三角
三角型のイヤーカフは、シャープな雰囲気です。エッジが効いていて、洗練されたイメージを与えられるのが魅力です。
■引っ掛ける
引っ掛けるタイプ(フック型)のイヤーカフは、耳全体を支えるようにして使います。圧が分散されるため、他のタイプと比べて痛みが少ないのが人気の理由です。また、引っ掛けるタイプには、大ぶりのイヤーカフが多く、顔周りに華やかさをプラスできます。
その一方、引っ掛けるタイプは、取れやすいのがデメリットです。付ける時には、しっかりと耳にフィットするように調節して紛失を予防しましょう。
■スクエア
スクエア型のイヤーカフは、四角い形をしています。三角型と同じようにシャープでスタイリッシュな雰囲気です。また、少し個性的なので、周りの人と差の付くイヤーカフを使いたい人に向いています。
■チェーン
チェーンタイプは、リングタイプや引っ掛けるタイプに長いチェーンが付いたタイプです。基本的には、リングタイプや引っ掛けるタイプと同じ付け方で使います。
チェーンタイプの魅力は、存在感があることです。また、縦ラインを強調するため、小顔効果も期待できます。
■その他
イヤーカフには、リング型にひねりが加わったようなものやハート型、星型などもあります。どれも基本的な付け方は、リング型と同じです。
リングタイプのイヤーカフはピアスのようにさりげなく付けられて、他のアクセサリーとの重ね付けにもぴったり!
■挟む付け方
1. 耳の上の方を引っ張って伸ばす
2. 引っ張った耳の薄い部分にイヤーカフを差し込む
3. 好みの場所までイヤーカフを滑らせて移動させる
外すときも付けるときと同じく耳を引っ張って、イヤーカフを滑らせて外します。耳の厚みに合わせて広げたり縮めたりして、付けたい場所にちょうど良いサイズに調節しましょう。
シャープな印象で女性だけでなくおしゃれメンズからも人気がある三角形のイヤーカフ。
■三角のイヤーカフの付け方ポイント
挟むタイプと似ていますが、三角のタイプは下から上に滑らせる方が付けやすい場合があります。
耳たぶを引っ張って薄い部分に差し込み、付けたい場所まで滑らせていきましょう。
樹脂でできていたり、がっしりとした三角のイヤーカフスだとサイズを広げることが出来ないことも。その場合は、耳の形に合わせて付ける位置を決めるようにします。
耳の後ろから引っ掛けるタイプのイヤーカフもとってもオシャレ!
■華やかイヤーカフの付け方
フック状になっているので、耳の後ろから引っ掛けるようにして使います。片耳にだけ付けることでよりドラマチックな印象を作ることが出来ます。
スクエア(四角)のイヤーカフは、上品でありながらモード感を演出できるものが豊富に揃っています。顔周りにアクセントを加え、付ける人の個性を引き立てるのが特徴です。
■スクエアのイヤーカフの付け方のポイント
スクエアのイヤーカフは基本的に、リング型の挟むタイプや三角のものと同じような付け方で使います。耳たぶを軽く引っ張って伸ばし、イヤーカフを差し込んでから理想の位置までずらしていきましょう。
三角のイヤーカフと同様に下から挟み込む方が使いやすい場合があるため、使っているアイテムにぴったりの方法を探してください。
なお、スクエアのイヤーカフはなるべく耳の内側に固定するように付けると、落ちにくくなり紛失を防げます。
チェーンが付いたイヤーカフは、大きく分けてリング型や引っ掛けるタイプのイヤーカフにチェーンが付いたものとピアスやイヤリングと組み合わさったものがあります。
■リング型や引っ掛けるタイプにチェーンが付いたものの付け方
リング型や引っ掛けるタイプのイヤーカフにチェーンが付いたものは華やかなイメージ。片耳だけに付けてもおしゃれに決まります。
付け方は、リング型や引っ掛けるタイプと同じです。リング型にチェーンが付いている場合、付ける時に広げすぎるとチェーンの重みで落ちやすくなるため、注意が必要です。
■ピアスやイヤリングと組み合わさったものの付け方
イヤーカフがチェーンでピアスやイヤリングと繋げられたタイプのアクセサリーもあります。このタイプを使う場合は、ピアスやイヤリングを耳に付けてからイヤーカフを耳に挟みましょう。
イヤーカフが付いたら、二つのアクセサリーとチェーンのバランスを見ながら、理想の位置までイヤーカフを滑らせてください。
大きいイヤーカフは、インパクトが強めです。おしゃれなものを使うと、センスの良さをアピールできるでしょう。華やかなので、アップへアにマッチし、パーティーや結婚式などのお呼ばれでも使えます。
■大きいイヤーカフの付け方のポイント
大きいイヤーカフは、挟むタイプや引っ掛けるタイプと同じように使います。ただし、重いものは落ちやすいので、しっかりと耳にフィットさせることを意識しましょう。
また、大きいイヤーカフは重みで痛みを感じることがあります。痛みが不安な場合は、重さをチェックしてから購入するのがおすすめです。
コンパクトなイヤーカフは、存在感も小さめです。きれいめなコーデやオフィスカジュアルコーデにも合わせやすく、さまざまなシーンや場所で使えます。
■小さいイヤーカフの付け方のポイント
小さいイヤーカフは軽くて痛くなりにくいため、初心者さんでも使いやすいです。また、耳のどこに付けても可愛いため、トラガスや耳たぶに挟み込んでピアスのように使っても良いでしょう。
華やかさをアップさせたい時は、複数の小さなイヤーカフを合わせて使うのもおすすめです。
イヤーカフは、ピアスやイヤリングと合わせて使ってもおしゃれです。ピアス穴がなくても付けられるため、他のイヤーアクセサリーとバランスを考えてコーディネートを楽しめます。
付ける位置や合わせるアクセサリーを変えるとイメチェンできるため、いろいろな重ね付けを楽しんでください。
耳に挟むイヤーカフは長い時間つけていると、耳が痛くなる!いつの間にかどこかに落とした!という場合があります。
せっかくのイヤーピアスが原因で耳が痛くなったら付けるのが嫌になりますよね。また、お気に入りのイヤーピアスが無くなったらショックです。
■耳が痛くなりにくい付け方
耳が痛くなる原因の一つは付け方にあります。
・耳の端につけている
・耳の厚みに合わないイヤーピアスをつけている
イヤーピアスは耳の内側の軟骨部分に引っ掛けるようなイメージで挟むと痛くなりにくく、耳たぶにピアスのようにつけると痛くなりやすいので要注意です。
また、シリコンカバーを付けることで耳への負担を減らすことが出来ます。シリコンカバー付きのイヤーピアスを選んだり、シリコンカバーを別に購入して取り付ければ優しいつけ心地に。
■無くしにくい付け方
正しく付ければ簡単には外れないイヤーピアス。耳が痛くなりにくい付け方を意識することで、自然と無くしにくくなります。
特に無くしやすいのが耳の下の方に付ける場合。そんなときも、耳の厚みの差がある部分を使って付けるようにすれば、耳に引っかかってくれるので取れにくく無くしにくくなります。
スター イヤーカフ / ¥6,600
イヤーカフと似た感じで、耳の色々な場所に付けることができるアクセサリーに「イヤークリップ」があります。
大ぶりなデザインのものや個性的なデザインのものも多く、おしゃれに差をつけることが出来ます。
付け方は名前の通り、クリップになっているので耳に挟むだけ。手軽に使えるのが魅力です。
体に身につけるアクセサリーには、付ける場所などによって意味が変わる場合があります。イヤーカフに関しては特に決まりはないのですが、一番近い「ピアス」を参考にするのがおすすめです。
両耳に一つづつの場合は特別な意味は持ちませんが、片耳づつの時に左右でその意味が変わってきます。
■ピアスを付ける場所によって変わる意味:レディース
右→優しさ、成人女性である証
左→女性同性愛者
■ピアスを付ける場所によって変わる意味:メンズ
右→男性同性愛者
左→勇気、男性としての誇りの証
ピアスやイヤーカフは一つだけを付けるとは限りません。日本では奇数の方が偶数よりも良いと言われるので、意味を重視したい方の耳を奇数個、反対側を偶数個付けるようにします。
ちなみに海外では全く逆で偶数の方が良いと言われるため、ピアスなどの数も偶数個付けた方の耳の意味が優先されます。
顔の形や肌の色、髪型によって似合うイヤーカフはそれぞれ異なります。順に確認していきましょう。
■顔の形別・似合うイヤーカフ
【丸顔の場合】
顔の輪郭が丸い場合は、ぶら下がるタイプのものがおすすめです。これは、縦のラインを強調することで、顔のラインをすっきり見せる効果があるためです。しかし、あまりボリューミーなものはかえって顔を大きく感じさせてしまうので、シンプルなデザインのものを選ぶようにしましょう。
【面長の場合】
反対に面長の場合はぶら下がるタイプのものだと、より顔が長く見えてしまいます。丸みを帯びたデザインのものを選びましょう。特に大ぶりのものだと、顔に横幅を足せるので、顔の長さを視覚的にカモフラージュすることができます。
【顔が四角い場合】
顔が角ばった印象の場合は、直線的なデザインよりもリングタイプのように丸みを帯びたものが似合います。曲線を顔周りにプラスすることで、柔らかい雰囲気になります。三角形やスクエア形、スタッズのものなどは避けましょう。
■髪型別・似合うイヤーカフ
【ショートヘアの場合】
すっきりした印象のショートヘアの場合、ボリューミーなイヤーカフが似合います。大ぶりのイヤーカフと小さなイヤーカフとの重ね付けもおすすめです。
【ミディアムヘアの場合】
ガーリーなデザインのものを付けこなせるのがミディアムヘアです。フラワーモチーフやファーのものなど、かわいらしいイヤーカフがよく似合います。
【ロングヘアの場合】
ダウンスタイルにする場合は、髪のボリュームに負けない大ぶりなものがおすすめです。アップスタイルにする場合は、ぶら下がるタイプのものを選ぶと、動きに合わせて揺れるのが華やかに見えます。
■肌の色別・似合うイヤーカフ
【黄味を帯びた肌の場合】
肌が黄味がかっている場合(イエロベースでパーソナルカラーがスプリングやオータムの場合)は、肌になじみやすいイエローゴールドが似合います。アンティーク調のものもおすすめです。
【色白な場合】
色白な人(ブルーベースでパーソナルカラーがサマーやウィンターの場合)に似合うのは、シルバーやホワイトゴールド、ピンクゴールドです。ピンクトルマリンやムーンストーンなど淡い色味のストーンが付いたものも肌になじみます。
【小麦色の場合】
肌が健康的な小麦色の場合は、イエローゴールドを選びましょう。シルバーを選ぶと肌から浮いてしまいます。ストーンの色味はビビッドカラーなど鮮やかではっきりしたものがよいでしょう。また、エスニック調のデザインもおすすめです。
■ファッション別・似合うイヤーカフ
例えば、肌が黄味がかっているけれどシルバーのイヤーカフを付けたい場合もあるでしょう。そのような場合は、ファッションを清楚な雰囲気のものや、シンプルで洗練されたものにすると付けこなしやすくなります。
反対に、色白の場合にイエローゴールドのものを付けたい場合は、ファッションを華やかなものや大人の女性を感じさせるものにすると、マッチするようになります。
メンズ用のイヤーカフも販売されています。レディース用のものに比べ、シンプルなデザインのものでも厚みがあって重厚感が出るようになっています。
男性の場合は両耳に付けるよりも、片耳に付けるのが主流となっています。商品としても片耳用として販売されていることが多いでしょう。片耳に付ける場合、上述のとおり男性は左耳に付けないと同性愛者と勘違いされるおそれがあるので、注意しましょう。
メンズアクセサリー初心者は、まずはシンプルで小ぶりなものを選ぶとよいでしょう。ボリュームがありパッと目を引くようなものはおしゃれに付けるのが難しいので、あまりおすすめしません。慣れてきたら重ね付けを楽しんでもいいですね。
男性に人気のデザインとしては、クロスモチーフや、クラウンモチーフ、ネイティブアメリカンなどがあります。ごくシンプルなものを選んで、恋人とおそろいで付けるのも素敵ですね。
気軽に取り入れられるおしゃれアイテムであるイヤーカフ。買ったけれど結局付け方がよくわからない……なんてことになってはもったいないですよね。付け方のコツをマスターして、イヤーカフを使ったおしゃれを楽しみましょう。