気温11度の日はコートは必要なのか、どの程度の厚着をしたらいいのか悩む人も多いでしょう。最高気温が11度のときと、最低気温が11度のときでは、コーディネートが異なります。
そこで今回は、そんな気温11度の日におすすめの服装をご紹介します。ぜひコーデの参考にしてくださいね。
気温11度の日の服装には、防寒のためのアウターやセーター、ニット小物などがマスト。とはいっても、最高気温が11度の日にはコートでしっかり防寒する必要がありますが、最低気温が11度の日の昼間では、コートだと暑く感じる日もあります。
そこで、最高気温と最低気温にわけて、気温11度の日の服装選びのポイントをまとめました。コーディネートの際に参考にしてください。
まずは最高気温が11度のときの服装選びについてです。
■最低気温に応じたアウター選びを
最高気温が11度の日は12月と1月、2月に最も多く見られます。この時期は最高気温が一桁台の日も多いので、最高気温が11度の日は昼間は少し暖かく感じるかもしれません。
ただ、最低気温は氷点下近くまで下がる日が多いので、その日の最低気温に応じたアウターを選んでしっかり防寒しましょう。
■暖房の温度に応じてインナーをチョイス
冬は室内に入ると暖房が入っているので、アウターを脱いだ時に厚着をしていると暑くて対応ができません。インナーは程良い質感のニットを使った重ね着がおすすめです。
■冬小物はコーデのアクセントになるものを
冬はアウターとボトムでコーデが完成するので、コーデがダークな色みで地味になりがちです。ストールや帽子、バッグなどの小物はアクセントになるようなものを選ぶとおしゃれ見えします。
次に、最低気温が11度のときの服装選びのポイントを紹介します。
■アウタープラスαで防寒を
最低気温が11度の日は、最高気温が20度前後まで上がる日が多いので、厚手のアウターなど少ないアイテムでコーディネートせずに、重ね着で防寒をして温度の変化に対応できるようにしましょう。
■昼間の気温に最適なインナーを選んで
アウターを脱いだ時のインナーは、昼間の気温に応じたものを選びましょう。アウターアイテムを重ねるのもありです。
気温11度の日の服装選びのポイントをご紹介したので、ここからは冬・秋・春の季節別にわけておすすめのコーデをご紹介していきます。
まずは、最高気温が11度までしか上がらない日のコーディネートを紹介していきます。
最高気温が11度の日は、防寒性の高いダウンコートを着るほどの寒さではなく、厚手のウールコートで対応できる寒さです。インにはカットソーや高機能インナーにニットの重ね着がおすすめ。
白のタートルネックのニットと白パンツにグレーのチェスターコートを羽織ったコーデは、ダークな色みになりがちな冬の装いの中で、おしゃれ上級者の雰囲気を演出してくれます。
今日は一日おでかけなんて日は、気温が時間帯に応じて変化するので、その変化に対応できるコーディネートが必要です。そんな時におすすめなのが、トレンドのアウターアイテムのレイヤード。
オーバーサイズコートはトレンドなうえに、中にライダースなどのアウターアイテムを着ていても羽織ることができるのが◎。気温11度の日に使える重ね着テクです。
ダークな色みで地味になりがちな冬コーデですが、そんな時期のコーデの救世主が冬小物。チェック柄のストールやニット帽やベレー帽といった小物をプラスすることで、防寒だけでなくおしゃれ感がぐっとアップします。ファーをあしらったかごバッグは、冬コーデに軽やかさをプラスしてくれます。
最高気温が20度台まで上がっても急に気温が下がる春の日は、アウターにアウターを重ねるトレンドコーデがおすすめです。
TシャツにGジャンを羽織ったコーデはこの時期にぴったりですが、最高気温が11度までしか上がらない日は、肌寒く感じます。
そんな時はGジャンの上にカーデを重ねて防寒力をアップ。ロングカーディガンなら冷える下半身もカバーできます。
次に、最低気温が11度の日のコーディネートを紹介します。
最低気温が11度の場合は、朝夜は肌寒さを感じるので、風邪を引かないように防寒対策を行うことがポイントです。
昼間の気温にはインナーにカーディガンを羽織ったコーデがちょうど良くても朝晩は肌寒い。そんな日には、カーディガンの上にアウターアイテムを重ねて、寒暖差に対応できるコーデがおすすめです。
インナーに重ねてこの時期のアウターとしても着られるカーディガンに、ミリタリージャケットを重ねたコーデ。シンプルコーデのおしゃれ見えにも一役買ってくれます。
昼間の気温にはニットコーデがちょうど良くても、朝晩は気温が11度まで下がる日は何か羽織るものが欲しいですよね。そんな日に活躍するのが気軽に羽織れるストール。アウターほどかさばらないのと、持っていてもコーデのアクセントになっておしゃれ見えに貢献してくれます。
ざっくりニットのカーディガンは、程良い保温性で秋に活躍するアイテム。ケーブル編みのカーデは大人可愛い雰囲気で、シンプルカジュアルなコーデが一気に華やぎます。グレーやアイボリーといった柔らかい色みのものが、春にも使えておすすめです。
昼間の気温にはワンピースにGジャンを羽織ったコーデがちょうど良くても、最低気温が11度だと朝晩は肌寒さを感じます。そんな時にも使えるのがアウターレイヤード。ざっくりしたニットカーデとの重ね着は大人可愛い雰囲気もプラス。手持ちの大きめカーディガンを羽織ってみてはいかがでしょうか。
トレンドのゆるっとしたシルエットのジャケットは、寒暖差のある日の重ね着に使えるので便利。オーバーサイズのデニムジャケットなら中に着込むことができるので、朝晩が寒い春に活躍します。
デニムジャケットのインは、ボーダーTとの間にスウェットをレイヤード。気温がめまぐるしく変わる日にも対応してくれるコーデです。
気温が11度の場合でも、天気によって寒さの感じ方が異なります。そこで次に、天気別のコーディネートを紹介します。
春で最低気温が11度なら、朝晩の冷え込みに対応できるようにライトアウターが必要。定番アウターに飽きたら、シャツワンピースを前開きにしてロングガウンのように羽織ってみましょう。最低気温11度ならデニムシャツなど厚手のものがおすすめ。
インナーには白の薄手ニットを合わせて、白×ブルーが爽やかな春コーデに。
秋の最低気温が11度の日なら、ブラウンのニットやベージュのパンツの茶系コーデで秋らしいカラーリングに。アウターはCPOジャケットを選べば、一気に旬な印象に変えられます。
同じくトレンドアイテムのリブニットパンツも、暖かく履けて朝晩の冷え込みにも対応できます。
冬の最高気温11度の日には、ロングコートを選べば冷えやすい足元も温められます。ドロップショルダーとオーバーサイズのシルエットが今っぽい印象。足首くらいまであるロングコートは重心が下がって重たく見えがちではありますが、スカーフで首元にアクセントを作れば視線が上がってバランスがよくなりますよ。
日差しが無い分、春でも寒く感じやすいくもりの日。冷たい風から守ってくれるライダースジャケットが便利です。ライダースジャケットはハードなイメージがありますが、ベージュを選べば柔らかい雰囲気になるので、春にはぴったり。他のアイテムも優しい色味のものでまとめましょう。
秋のくもりの日には、ロングカーディガンをアウターに。ボルドーを選べば、人とかぶりにくい上、秋らしさを出せますよ。チェック柄のワンピースを合わせて大人かわいいコーデに。
ほどよいカジュアル感が旬な雰囲気のフーディーコート。ベーシックなインナーでも今っぽさを感じるコーデに仕上げられます。スニーカーと合わせてカジュアルにまとめてあげるといいでしょう。
春でも気温11度なら、雨に塗れると冷たく感じてしまいます。靴に雨が染み込んで足先が濡れないよう、レインブーツでしっかりガードしましょう。
ロールアップデニムを合わせて足首見せをすれば、抜け感が出て春らしい軽やかな雰囲気に。黒のニットにレイヤードしたボーダーカットソーも、爽やかで春を感じるコーデのポイントになっています。
秋の定番アウターのトレンチコート。雨にも強いので、雨の降っている気温11度の日には最適。首元にはチェック柄のストールを巻いて、防寒をしつつコーデのアクセントに。足元はドレスシューズを合わせてマニッシュに仕上げています。
ボリューミーなアウターだと、雨の日には傘からはみ出た部分が濡れてしまいがち。軽くて暖かいのにすっきりシルエットのキルティングコートなら、冬の雨の日のニーズにマッチします。撥水加工がされているものならさらに安心ですね。
ボトムスは裾が濡れにくい、足にフィットするレギンスパンツを。ダークカラーなら泥はねしても目立ちません。
気温11度の日は本格的なアウターだと暑く感じる日もあり、アウターやインナー選びがポイントになります。寒暖差対策には、アイテムを重ねたり防寒小物を使ったりして対応しましょう。この時期にしかできないおしゃれを楽しんで、寒い時期を乗り切りましょう。