洋服などに使われるチェック柄はとにかく種類が多い!そんなチェック柄について、それぞれに由来や伝統、歴史があるチェック柄について詳しくご紹介します。どんなチェック柄なのかを知ることで、おしゃれの幅もぐんと広がるかもしれません!
【目次】
トラッドな着こなしやカジュアルコーデ、エレガントなスタイリングなど色々なテイストのおしゃれに活躍するチェック柄。
たくさんあるチェック柄の種類を知って、普段のおしゃれに上手に取り入れてみませんか?
スコットランドで、民族や部族によって異なるチェック柄が伝統的に伝わってきたのがタータンチェック。大きな格子柄で洋服やストール、インテリアなどに幅広く活用されます。
■タータンチェックの種類
・ブラックスチュワート(黒や赤、ブルーが入ったチェック)
・ロイヤルスチュワート(赤の分量が多め)
・ドレスゴードン(グリーンとネイビーに白と黄色がアクセント)
・ブラックウォッチ(黒とグリーン)
・マッケンジー(ブラックウォッチに白と赤がプラスされた感じ)
そのほか様々な配色のタータンチェックがあります。それぞれ雰囲気が違うので好みのものが見つかるはずです。
【Johnstons/ジョンストンズ】OF ELGIN カシミヤストール / ¥66,960
同じ色、同じ太さのストライプを重ねたチェック柄がギンガムチェック。シンプルな柄なので、シャツやスカートなどのアパレルからインテリアファブリックで使われる人気の柄です。
清潔感やフレッシュ感のある印象です。
ギンガムチェック ハンカチ / ¥1,620
色違いもありますが、本来は赤をベースにした黒のチェック柄のことをバッファローチェックを言います。
由来の一説として、猟師が仲間と鹿を間違えて撃ってしまわないように目立つ柄を使ったことからその名前がついたとも言われています。
千鳥が飛ぶ様子に似ていることから名前がついた千鳥格子は、発祥の地イギリスでは猟犬の牙の形に似ているということでハウンドトゥースという名前がついています。
主に白と黒の配色のものが多くトラッドな雰囲気ですが、大きな千鳥格子になるとまた感じが変わって都会的なイメージになるインパクトのある柄です。
千鳥格子を多色使いにしたのがガンクラブチェック。イギリスの狩猟クラブ「gun club」のメンバーの制服に採用されていたことが由来だと言われています。
ジャケットやコート、ボトムスなどに使われることが多く、レトロな雰囲気があります。
大きさの異なる千鳥格子をブロック状に規則正しく並べたのが、グレンチェックです。英国のウィンザー公が愛用していたことから、プリンス・オブ・ウェールズ・チェックとも呼ばれます。マニッシュでトラッドな印象のチェックです。
一色のシンプルなチェックで、まるで窓の格子のような柄がウインドゥペンチェックです。すっきりとした印象で大人っぽく、シャツやパンツ、ストールなどで使われます。
このチェックがもっと細かくなると「グラフチェック」になります。
フィローモ カシミヤ マフラー ウィンドゥペン チェック / ¥7,344
イギリスの馬市場の名前からついたタッターソールチェックは、白をベースにした2色の細いチェック柄です。馬にかける毛布や馬市場の労働者の服によく使われました。
シンプルな柄なので、現在はメンズのシャツやパンツでよく見かける柄です。レディースのアイテムでもトラッドな服に使われます。
タッターソールチェックシャツ / ¥14,040
同じ色の濃淡によって構成されているのがブロックチェック。ギンガムチェックやバッファローチェックもブロックチェックの一種ですが、ギンガムチェックやバッファローチェックよりも大きなチェック柄をブロックチェックと呼ぶことが多くなっています。
インドの南東にあるマドラス地方が発祥のチェックです。多色使いがされ、異なる格子の幅が組み合わされています。黄色やオレンジ、グリーンを初め明るく鮮やかなカラーが用いられることが多い柄です。
菱形が並んだ上に斜めに細いチェック柄が重なっているものをアーガイルと言います。スコットランドのアーガイルという場所にあるキャンベル家という氏族特有の柄ということで、実はタータンチェックの一種。
ベストやニット、スカートなどトラッドな服やユニフォームなどにもよく使われます。
アーガイルBIGニット / ¥6,480
ストールによく用いられるタータンチェック。コーデの差し色としても使えます。首元に巻いたり肩がけしたりするのが定番ですが、カバンの上に乗せてもさりげなくアクセントになりますよ。カバンの中身が見えにくくなる、という機能性もあるテクニックです。
ガーリーな印象のギンガムチェック。白と黒で構成されているのを活かしてモノトーンコーデにすれば、大人っぽい着こなしも可能です。差し色もマスタードイエローならこなれた印象になります。
カジュアルながら爽やかさもあるバッファローチェックのシャツワンピース。スキニーデニムとレイヤードすれば、リラックス感のあるコーデに。足元はヌーディーなサンダルを合わせると軽さを出せますよ。
暗い印象になったり重たい雰囲気になったり、となかなか着こなしが難しいオールブラックコーデ。大判の千鳥格子のストールをぐるぐると首元に巻けば、明るさと動きが出て、コーデのよいアクセントになります。目線が上に上がるのも、バランスがよく見えるポイントです。
クラシカルな印象のガンクラブチェックのスカート。今季人気のレトロっぽいコーデが簡単に作れます。トレンドの小さめショルダーもかっちりしたデザインのものを選べば、よりレトロ感を高めてくれますよ。
トラッドな雰囲気のグレンチェック。厚みのあるニットにスニーカーを合わせたカジュアルコーデも上品な印象に仕上がります。マニッシュな柄ですが、ミモレ丈のフレアスカートなら女性らしく履けますよ。
キュートな印象のウインドゥペンチェックのワンピース。すっきりしたIラインのものを選べば、大人かわいく着こなせます。どこかレトロっぽい雰囲気が漂うのも魅力。
大きめのブロックチェックのストール。インパクトのある柄ですが、モノトーンだからどんな服装にも合わせやすくなっています。色みがなくてもコーデのアクセントとなるアイテムです。
多色使いでコーデに明るさをプラスするマドラスチェック。爽やかな雰囲気なので、夏のカジュアルコーデにはぴったり。一枚で季節感を演出してくれます。ワンピースならビーチやリゾートに着ていくのにもいいですね。
チェックは色や配色を変えたたくさんの種類があります。カジュアルからトラッド、さらにモダンな雰囲気まで幅広いコーディネートに使えるチェック柄。好みのものを見つけて、おしゃれを楽しみたいですね。