入院が決まったら、まず用意しないといけないのが病院で着る服。時期によっては寒さ対策の羽織りものも必要です。そこで今回は、入院服としてのパジャマの選び方や寒さ対策など、入院時におすすめの服装についてご紹介します。
【目次】
急に入院が決まると、何から準備すればいいのかわからずバタバタ。初めての入院ならなおさらです。特に困るのは入院中に着る服。 パジャマでいいのか?どんな服が適しているのか?羽織ものは必要?などいろいろ悩んでしまいますよね。
入院すると一日のほとんどをベッドで過ごすので、入院服にはやはり「パジャマ」が最も適しているでしょう。とはいえ、ただのお泊まりではないので、どんなパジャマでも良いわけではありません。
入院中少しでも快適に過ごせるように、入院服としてのパジャマ選びのポイントを見ていきましょう。
入院する病院に、いつでも洗濯できるコインランドリーのような設備があれば、用意するパジャマは少量で大丈夫です。一方、洗濯できる環境がなく誰かに頼む場合は、どのくらいの頻度で交換できるかによって、用意すべき量も変わってきます。
いずれにしろ急な着替えにも対応できるよう、常時3着程度は準備しておきたいですね。
入院中は活動量も少なく、パジャマもそれほど汚れないので、基本的に毎日着替えるようなことはありません。しかし、思いのほか汗をかいてしまったり、不意に汚してしまったりすることもあるので、実際の着替えのタイミングは状況に応じて判断することになるでしょう。
入院時に着るパジャマの選び方で最も重要なのが、前開きできる服を選ぶこと。
入院中は診察や検査など脱ぎ着する場面が多々あるため、前開きできない服ではいろいろと不便です。「スウェットやTシャツではダメなの?」 と思うかもしれませんが、入院には前開きできるパジャマが最も適しています。
入院時に着るパジャマは、ワンピースタイプよりセパレートタイプのほうが何かと便利。
入院中は、診療のためにパジャマを脱がなければいけないシーンが多々あります。その際、上下が分かれている服なら全部脱ぐ必要がなく好都合です。汚してしまった場合も、トップスとボトムスどちらかだけを交換できます。
ボトムスは、夏でも短パンよりフルレングスのパンツがおすすめ。病院は冷房が効いているので、短パンだと寒い場合があります。
入院時に着るパジャマはサイズ感も重要です。体を締め付けてしまうタイトな服だと、体調にも影響してしまいます。パジャマは全体的にゆったりしているもので、点滴や注射の際に便利な袖口が広いタイプがおすすめです。
入院服としてのパジャマは、派手な色や柄のものは避けたいところ。いくら自分の好みでも、ビビッドカラーや奇抜な柄のパジャマだと、それを不快に思う方もいます。まわりの迷惑にならないよう、落ち着いた色で控えめな柄を選びましょう。
パジャマの素材は、綿100%などが着心地も良くておすすめです。生地は冬でも厚過ぎないほうがベター。病院内は暖房が効いているので、あまり厚手のパジャマだと暑い場合があります。
出産で初めて入院するという方は多いかもしれません。出産にともなう入院で着るパジャマは、リラックスできるゆったりしたサイズ感のものを選びましょう。
出産の場合も上下で分かれるセパレートタイプが基本ですが、パンツの締めつけが不快という方は、前開きできるワンピースタイプを選びましょう。産後の授乳のしやすさも重要なチェックポイント。マタニティ用のパジャマなら、授乳も考慮された服なのでおすすめです。
病院によってはパジャマを有料で貸し出している場合があります。レンタルなら洗濯の必要がないので、洗濯を頼める人がいなかったり、自分で洗濯するのが難しい方には大変嬉しいサービスです。
また、レンタル用のパジャマには入院に適したものが採用されているので、入院向きの服を選んで準備する手間も省け、着替え分の荷物も減らせます。
レンタルサービスは病院によってまちまちなので、事前確認は必須です。レンタル可能な場合は、後でトラブルにならないよう、利用料金や交換頻度など詳しく聞いておきましょう。
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「入院服になるようなパジャマを持っていない」という方は、UNIQLO(ユニクロ)・GU(ジーユー)・無印良品などのプチプラブランドで調達するのがおすすめ。急な出費でもお財布にやさしく、入院生活をがんばれるかわいい一着が見つかりますよ。
入院病棟は、患者さんが快適に過ごせるよう常に空調が効いています。とはいえ、体感温度は人それぞれ。厚手のパジャマだと暑過ぎたときに対応ができません。そのため、パジャマはあえて薄手のものを選び、羽織もので体温調節をしましょう。
羽織ものは、ガウンやカーディガンなどの前開きできる服がおすすめ。ちょっとした外出用のアウターも準備しておくと万全です。
快適な入院生活と治療に専念できる環境作りの第一歩は、入院中ずっとお世話になる「パジャマ」を準備するところから。不便さにあわてないためにも、ぜひ入院服であるというポイントを踏まえて、あなたに似合うパジャマを選んでくださいね!