目で見えにくく、手が届きにくい背中は、日焼け対策を見落としがちな場所。いつの間にかシミができることがあります。そこで今回は、背中の日焼け対策や日焼け後のケア方法をご紹介します。
【目次】
背中が日焼けすると、日焼けの跡が残るだけではありません。紫外線の刺激から、メラニンが生成されて色素沈着となり、シミやそばかすなどの肌トラブルや肌の老化を早める恐れがあります。
また、免疫力が低下して、乾燥やニキビ、毛穴が目立つなどの肌トラブルを引き起こす原因にもなるのです。
スパやプール、海などで、自信を持って背中を見せられるように、普段から背中の日焼け対策やケアをしていきましょう。
背中は目に入る部位ではないため、日焼け対策が疎かになりやすいです。
さらに、背中の日焼け止めを1人で塗ることは難しく、ムラなく塗れているかの確認もできません。
自分で背中の日焼け対策をするなら、スプレータイプやミストタイプの日焼け止めがおすすめです。
手の届かない範囲にもサッとスプレーで日焼け止めを塗ることができ、ムラにもなりにくいです。また、手を汚さないのもポイントの一つです。
ただし、日焼け止めの効果は2〜3時間程度で低下し始めるので、こまめに塗り直しをして、日焼け止めの効果を維持しましょう。
背中は皮脂や汗の分泌が多く、日焼け止めが流れ落ちやすいため、汗をかきやすい場合はウォータープルーフタイプがおすすめです。
スプレータイプは便利ですが、使用後の缶の処理が面倒で、クリームやジェルタイプの方が使いやすいという人もいるでしょう。1人でクリームタイプを使い、背中に日焼け止めをムラなく塗るのは難しいものです。
スプレーに比べて時間がかかるので、手早くサッと日焼け止めをつけたい場合は、スプレータイプやミストタイプを選びましょう。
SPFは、シミやそばかすの原因となるUV-Bを防ぐ効果を時間であらわしたものです。SPF1を20分程度としており、SPF30は10時間、SPF50だと16時間ほどのUV-Bカットの効果が期待できます。
一方でPAは、たるみなどの原因となるUV-Aを防ぐ働きがあり「+」が多いほど、効果は高くなります。
炎天下の中、マリンスポーツやキャンプなどを楽しむならSPF50 PA+++以上の日焼け止めがおすすめです。反対に、買い物などの短時間であれば、SPF30 PA+++程度の日焼け止めを選びましょう。
ミルクやジェルタイプの日焼け止めと違い、背中にも手軽に塗れるスプレータイプの日焼け止めのおすすめ商品をご紹介します。
最高値SPF50+ PA++++が、紫外線をしっかりガードして日焼けによる肌トラブルを防ぎます。汗や水に強く落ちにくいスーパーウォータープルーフのため、海やレジャーなどにも大活躍するでしょう。
ベタつきの少ないテクスチャーはサラッとした使い心地があり、服に付いて気持ち悪いこともないので背中にぴったりな日焼け止めです。
さらに、顔や頭皮、髪にも使えて、紫外線のダメージを受けやすい頭皮と髪の日焼け予防対策を同時にできますよ。
国内最高基準のSPFとPAで、紫外線から肌を守ります。冷感タイプなので、汗ばむ背中にもひんやりしてスッキリとした使い心地を実感できますよ。
日焼け止めにはUVカットの働きを促す、白いパウダー状の紫外線散乱剤が含まれており、日焼け止めを塗ると、白浮きが起きますが、ドクターシーラボは白浮きになりにくい日焼け止めを開発。ストレスフリーに使えます。
SPFとPAは最高基準ですが、紫外線カット成分を100%カプセルに詰め込んでいるので、肌に日焼け止め成分が直接触れず紫外線対策ができます。低刺激で肌に優しく、敏感肌や乾燥肌の人も日焼け対策がしやすいはず。
塗りにくい背中にもスプレーで日焼け予防ができるだけでなく、1歳から使えるので、家族みんなで日焼け対策ができます。
UVカットとスーパーウォータープルーフはもちろんですが、紫外線によるシミ対策の効果も期待できます。ベタつき感がなく、スッと肌になじむテクスチャーは、塗りにくい背中にサッと塗り込めます。
汗や水、皮脂などに強いスーパーウォータープルーフですが、石けんでサッと洗い流せるので、ゴシゴシ落とす必要がありません。
コンパクトサイズのボトルで、かばんに入れてもかさばらないため持ち運びに便利です。手の届かない背中にもスプレーで簡単に塗ることができ、保湿成分で背中の潤いをキープします。
スプレーした瞬間、柑橘系のフルーティなマグノリアの香りが広がります。
ミストタイプは顔にも使える優れものです。そんな、ミストタイプのおすすめ日焼け止めをご紹介します。
頭から足先まで使えるマザー&ドーターのミストタイプの日焼け止めは、低刺激でありながらSPFとPAは最高数値。
ほとんど白残りしないため服の上から使用でき、塗るたびにサラサラとした肌触りを感じられますよ。
海やプールなどのマリンスポーツは背中が日に当たりやすいため、水に強いウォータープルーフタイプで日焼け対策をしましょう。
肌への負担を極力減らしつつ、日焼け対策はしっかりしたい人におすすめな日焼け止めです。手が届きにくい背中にも、まんべんなくなじませられます。
UVカットの効果を維持するために、2〜3時間おきに日焼け止めミストを使うのがおすすめです。
透明ミストのため白残りを気にせず、背中はもちろん、全身に日焼け止めを塗れます。ヒアルロン酸やコラーゲンなど、8種類の美容成分を配合しており、プライバシーUVミスト1本でUVカットと肌のうるおい効果を期待できます。
新生児から使用できるアロベビーのUV&アウトドアのミスト日焼け止め。SPF15 PA++なので、刺激に弱い赤ちゃんの肌に負担をかけずに日焼け対策ができます。もちろん、大人も使えるので、低刺激の日焼け止めで背中をUVから守りたい人におすすめです。
日焼け止め独特の香りはなく、心地良い香りと感じるオーガニックアロマの清涼感のある、ふんわりとした香りに癒やされますよ。
SPF・PAどちらも最高値で紫外線を防ぎますが、大気汚染やブルーライトからも守る万能な日焼け止めです。肌に嬉しいビタミンC誘導体やヒアルロン酸などの美容液成分が10種類以上含まれ、使うたびに健やかな肌を演出します。
高さのあるボトルなので、ムラなく背中に日焼け止めを塗れますよ。
マリンスポーツやレジャーにおすすめのウォータープルーフタイプの日焼け止め。汗や皮脂にも強いので、汗をかきやすい人にもぴったりです。おすすめするウォータープルーフタイプの日焼け止めをご紹介します。
ビオレが開発したミクロUVカットカプセルで、肌のキメのすきまにも成分を送り、塗りムラを防ぎます。さらに、肌のうるおいを実感できるウォーターカプセルを配合し、日焼け止めを塗ったあとのベタつき感やざらつき感をなくし、1日中みずみずしい肌をキープ。
肌に溶けるようになじむので、塗りにくい背中にもサッと日焼け止めを塗れますよ。
日焼け対策をしながら美容ケアもできるウォータープルーフタイプの日焼け止めです。長時間の耐水性のあるスーパーウォータープルーフで、汗をかきやすい背中に強力紫外線をブロックします。
日焼けによるシミやそばかすを予防する美容液成分も含み、美容ケアも同時にできます。
サーファーズダイアンは、肌の表面に受ける紫外線のダメージをブロックするノンケミカル(紫外線散乱剤)を配合した日焼け止めです。肌への刺激が少なく、敏感肌の人におすすめ。
汗・皮脂・水に強いスーパーウォータープルーフで、外でたくさん汗をかいても安心です。
香りが苦手な人に嬉しい無香料、洗いにくい背中にも石けんで簡単に落とせるなど、嬉しいポイントがたくさんあります。
男性でも手に取りやすいシンプルなパッケージデザインが特徴の、NULLの日焼け止め。特殊製法のクリームで汗や水に強く、汗が溜まる背中にも日焼け止めの有効成分が流れ落ちにくいです。
日焼け止めが苦手な男性も使えるように、白残りはなく塗ったあとの嫌なベタつきもありません。肌を刺激する成分はほとんど含まれていないため、敏感肌の人や女性、子どもにも使えますよ。
SPFとPAは最高値でノンケミカル処方のマナラ ウルトラUVカットは、肌なじみの良いサラッとしたテクスチャーで、日焼け止め特有のベタつきもないので、背中へのベタつきも感じません。日焼け止めが苦手な人にもおすすめです。
水に触れても弾くぐらいの水耐性があるため、日焼けを気にせずに夏をアクティブに過ごせます。
長い時間、外で過ごす人に適した、SPF50 PA+++以上の日焼け止めをご紹介します。
SPF50+ PA++++の最高数値で紫外線はもちろん、花粉やPM2.5からも肌を守ります。摩擦に強いので、衣服でこすれやすい背中でも日焼け止めの成分が落ちることはほとんどありません。
ニュアンスグリーンという色味のあるテクスチャーで、肌のトーンアップとツヤを与え、透明感が期待できます。
背中に使いやすいスプレータイプは、日焼け止めに多い白浮きがほとんどなく、肌の透明感をアップします。SPF PA共に最高基準値なので、日に当たる時間が長い場合にも気にせず過ごせます。
UVカット以外に、花粉などの微粒子の付着をケアできる日焼け止めです。シアバターやワセリンなどの保湿成分が配合されており、塗ったあとは肌がサラサラでなめらか。
伸びの良いテクスチャーは、手の届きにくい背中にもサッと塗って日焼け対策ができますよ。
紫外線より降る量が多く、真皮の深層部までダメージを受けやすい近紫外線をブロックする日焼け止めです。日焼け対策を忘れやすい髪や頭皮にも使えて、紫外線によって起きる色褪せやパサつきなどの髪トラブルからも守ります。
無添加・防腐剤フリーで、敏感肌や乾燥肌の人におすすめです。
しっとりとしたテクスチャーで、なめらかに塗れるため、1人で塗ることの難しい背中もスッと塗れます。
背中や腕などの日焼け止めとして使うだけでなく、化粧下地にも使えます。皮脂に強いウォータープルーフが、汗や皮脂などによる化粧崩れを防ぎ、どんなときもメイク仕立ての美しさをキープできるでしょう。
肌への刺激が少ないSPF40以下、PA+++のおすすめ日焼け止めをご紹介します。
乾燥肌や敏感肌の人でも日焼け止めによる肌荒れを防ぎつつ、UVカットをして日焼けのケアをします。ベタつきがほとんどないので、背中に塗ってもサラッとして不快感がありません。
敏感肌の人や赤ちゃん、子どもにも使える低刺激の日焼け止めです。みずみずしいジェルタイプで、しっとりとした使い心地があり肌のうるおいを感じられます。ウォータープルーフですが、石けんで洗い落とせるため、洗いにくい背中にもゴシゴシせず簡単に洗えます。
家族みんなで使えるスキンピースのファミリージェルは、アルコール0%で肌に優しい日焼け止めです。
紫外線や乾燥を肌から守って、夏の肌トラブルを未然に防ぎます。うるおいのあるジェルは塗ったとき、肌がみずみずしくなり、忘れがちな背中の保湿ケアの役割もしてくれるでしょう。
メラニンの生成を抑制し、シミやそばかすを防ぐトラネキサム酸が含まれており、日焼け対策をしながらケアの難しい背中への透明感アップが期待できます。買い物や洗濯物を干す時など、日常生活で活躍します。
長時間の紫外線から肌を守りながら、シミやそばかすなどを引き起こすロングUVAも防ぐ日焼け止めです。
天然保湿由来成分のシアバターが含まれ、スキンケアも期待できます。軽いつけ心地は、時間が経っても背中がサラサラで嫌なベタつきを感じません。
パーカーやカーディガン、ストール、日傘も日焼け止めに効果的です。ツバの広い帽子は、背中の上半分や首回りを紫外線からガードできます。ただし、UVカット効果のある素材を使ったアイテムを選びましょう。
UVカットは羽織るだけで日焼け対策ができる優れものです。日焼け止めが苦手な人や時短で予防したい人におすすめです。
さらに、紫外線をカットするUVカットパーカーに撥水加工の機能をプラスしたパーカーもあり、海やプールなどのマリンスポーツに最適。
UVカットパーカーを選ぶポイントは、UVカット数値を示すUPF40以上のものです。UPFは日焼け止めのSPF・PAになるもので、UVカットの効果を期待できる数値がUPF15からとなっています。
より高いブロック力を求めるならUPF40以上あると、安心できるでしょう。
職場や店内はエアコンが効いており、気温差に疲れやすく体調を崩すこともあります。そんなときに活躍するのがカーディガンです。
パーカーと同じ、UVカットを指すUPFの数値がタグなどに記載しているので、UPF40以上のカーディガンを選びましょう。
カーディガンには接触冷感、軽量、吸汗など機能が豊富。ニーズに合わせてお気に入りのカーディガンを見つけてみましょう。
ストールにも紫外線をカットするUPF数値があり、背中の日焼け対策を徹底的に行うならUPF50以上のストールがおすすめです。また、繊維にUVカットが織り込まれたストールは、UVカット効能が長持ち。長く使えて、確かな効果を感じられるでしょう。
使い勝手が良いのは大判サイズのストールです。背中までしっかりとストールで覆い、日焼け対策ができるだけでなく、エアコンの冷えからも体を守れます。
日傘は眩しい日差しを浴びないことで、少しでも体感温度を低くして外にいても過ごしやすくします。
ほとんどの日傘にはUVカットをする薬剤が使用されていますが、使い続けていくうちに効果は薄くなります。ただし、長く使っていても紫外線の吸収率が良く、紫外線を跳ね返す黒色は、他のカラーよりも効果を維持しやすいです。
背中が日焼けした場合、その日のうちにケアすることが大切です。
特に、日焼けしてからの72時間は、シミの原因となるメラニンが生成される期間と言われています。できるだけ72時間以内にスキンケアを行い、シミができるのを防いで美しい背中をキープしましょう。
■まずは火照った肌をクールダウン
日焼けは軽度の火傷に似た状態なので、まずは、日焼けにより火照ってた背中を冷やして、クールダウンしましょう。
顔や腕などと違い、背中を冷やすことは難しいですが、濡らしたタオルやタオルで覆った氷または保冷剤を当て、冷やします。冷蔵庫で冷やしたシートマスクを背中に当てるのも良いですね。
■日焼け止めを優しく落とす
火照った背中のヒリヒリがおさまってきたら、日焼け止めを優しく洗い流します。ただし、背中を洗うときは、ゴシゴシ擦ったり熱いお湯を当てたりすると、日焼けした肌にダメージを与えてしまいます。ぬるま湯を使い、マッサージするように優しく落としましょう。
■背中のスキンケアを
炎症がおさまり、日焼け止めを落とした後は、スキンケアを行います。シミなどの色素沈着に効果的なビタミンC誘導体を配合した化粧水、抗炎症作用の効果があるアロエジェルなどで、しっかり保湿します。
一人で背中に美白化粧水をつけるのは難しいので、スプレーボトルの活用やシートに化粧水を浸してパックをするなど、工夫しましょう。
さらに、保湿した上に食品用のラップで覆いふたをすれば、化粧水の蒸発を防げますよ。
背中の赤みや炎症がなかなか治らない、水ぶくれができている場合は、市販の薬を塗る、皮膚科医に相談するなどが必要です。
皮がむけてきたら、無理に手で皮を取らずに、自然に皮がむけるのを待ちましょう。
背中が日焼けした後は、スキンケアだけでなく内側からのケアも大切です。
例えば、肌の保湿だけでなく水分補給をすることで、内側からも肌にうるおいを補えます。
また、紫外線のダメージを受けた肌を修復するために、ビタミンを摂ることも効果的です。さらに、睡眠時間を確保することも、ダメージを受けた背中の修復に欠かせないです。
背中だけに限らず、日焼けした体は脱水状態となっています。そのため、日焼けしたあとは肌のケアだけでなく、水分を摂って体にうるおいを与えましょう。
ただし、コーヒーや紅茶、緑茶など、カフェインを含む飲み物は、脱水時の摂取を控えましょう。カフェインには利尿作用があり、水分を外へ出す働きがあり、体の水分がどんどん体外に排出されます。
脱水時には水やルイボスティー、麦茶などのノンカフェイン飲料を摂取しましょう。
背中の日焼けからシミやそばかす、しわにならないようにビタミンを積極的に摂取しましょう。ビタミンには、シミやしわなどを予防する働きがあります。
ビタミンAを含む食べ物は、レバーやうなぎ、にんじん、ほうれん草などです。
必要な酸素を攻撃して肌の老化を早める活性化酵素を抑制する抗酸化作用があります。抗酸化作用はシミの原因となるメラニンの生成を防ぎます。紫外線を浴びると、メラニンの生成が始まり、紫外線を受けた3〜4日ほどでメラニンは増殖するため抗酸化作用で早々にメラニンを止めることが大切なのです。
ビタミンCを含む食べ物はブロッコリーやキウイ、いちご、パプリカなどで、ビタミンEは卵やカボチャ、アーモンドなどです。ビタミンC・Eにも抗酸化作用の働きがありますが、ビタミンEは特に抗酸化作用が優れているので、積極的に補いたいところ。
しかし、食べ物でビタミンを補うことが難しかったり、億劫になったりする場合もあります。そんなときは、サプリメントの摂取がおすすめです。サプリメントであれば、調理せずに簡単にサッとビタミンを補えますよ。
背中が日焼けをして肌にダメージを受けているときは、睡眠不足に気をつけましょう。睡眠と日焼けは関係ないと思うかもしれませんが、睡眠中に成長ホルモンが分泌され、肌を再生する効果のある新陳代謝を高めてターンオーバーを促します。そのため、睡眠が浅かったり、十分な睡眠時間を確保できてなかったりすると、皮膚の修復に時間がかかり、背中の日焼けした肌が回復しないのです。
寝る前に、リラックス効果のあるヨガやアロマなどで気持ちを落ち着かせ、睡眠の質を高めて肌の修復効果を早めましょう。
背中の日焼け対策のコツは、顔や腕と同じように日焼け止めを塗って紫外線から肌を守ることです。紫外線から背中を守ることは大変ですが、UVカットのあるアイテムなども活用して、日焼け対策をしてみてくださいね。