爪のピンクの部分が長いと、爪が縦に長くて指が長くきれいに見えるため、「ピンクの部分を伸ばしたい!」と思っている人も多いのではないでしょうか。ところで、爪のピンクの部分は、何が原因で小さくなるのでしょうか?本記事では、爪のピンクの部分を伸ばす方法から、ネイルが似合うきれいな爪を作るための方法、美爪を作るためのネイルケアについてご紹介します。
【目次】
爪のピンクの部分が長く、スラッとした縦長の爪にあこがれている人も多いでしょう。爪の長さがあると指が細長く見えるだけでなく、ネイルをできる範囲も広くなります。
爪のピンクの面積が、小さい人と大きい人の違いは、「ハイポニキウム」の長さです。ハイポニキウムとは、爪を裏側から見た時に、指の先と爪の間にある透明な皮のようなもの。ハイポニキウムがない場合、爪のピンクの面積が小さくなってしまいます。
このハイポニキウムは、爪と皮膚を繋げる重要な役割を担っています。この部分がしっかりしていればいるほど、爪のピンクの部分が伸びやすくなるのです。しかし、このハイポニキウムを気にすることなく生活してきた人の中には、ピンクの面積が小さくなっている人が多いです。
そのため、意識的にハイポニキウム部分の健康を守ることにより、爪のピンクの部分をより長く育てることができます。生まれつきハイポニキウムがないという人は、小さい頃から深爪が当たり前になっている人が多いです。
爪のピンクの部分はハイポニキウムがなくなっていることによって、小さくなってしまいます。次に、爪のピンクの部分を小さくしてしまう、NGな行為についてご紹介します。
爪のピンクの部分が小さい人は、深爪になっていたり、爪を噛む癖がついていたりする人が多いです。爪と皮膚の間に刺激を与えてしまうことで、本当は存在するはずのハイポニキウムが、知らず知らずのうちに削り取られていることになります。
「頻繁に深爪にしているわけではないのに……」と思うかもしれませんが、ハイポニキウムは刺激に弱いため、なかなか育てない環境に置かれていることも考えられます。
意外かもしれませんが、爪切りで爪を切っていることが原因でハイポニキウムを傷つけている可能性があります。刺激に弱いハイポニキウムは、爪切りの衝撃により弱ってしまっていることも。さらに爪切りを使うことで、知らず知らずのうちにハイポニキウムの部分まで、切ってしまっていることも多いです。
ハイポニキウムの部分は、とてもデリケートです。指先に負担がかかる仕事をしている人の場合、爪のピンクの部分が小さくなりやすいです。特にキーボードやレジ打ちをするなど、常に爪先に負担がかかるような仕事をしていると、ハイポニキウムが弱くなりやすいです。
では、ハイポキニウムを育て、爪のピンクの部分を広くするためにはどのようなことをしたらいいのでしょうか。
爪のピンクの部分を増やしたいのであれば、まずは爪に負担をかけない生活を送りましょう。今ハイポニキウムがない、短いという人は、爪が弱りやすい環境に置かれています。なるべく爪先に負担をかけず、指先を使って生活する癖をつけましょう。
爪を伸ばしすぎても、爪に負担がかかるので、深爪にならない程度の長さに揃えるようにしましょう。
爪と皮膚にあるハイポニキウムは、直接傷つけることで弱ってしまうこともあります。汚れが爪に入りやすい生活をしている人は、爪の間の掃除をする時に、爪用ブラシやつまようじなどを使うこともあるでしょう。
爪の間の掃除をすることでハイポニキウムが傷んでいるケースもあるので、できるだけ爪の間に汚れが入らないように、手袋などを使って作業をしましょう。
ハイポニキウムを育てるためには、保湿が欠かせません。負担をかけないようにするとともに、毎日しっかり保湿をするようにしましょう。指や爪はよく手洗いをする部分なので、その度にこまめに保湿をしなくてはいけません。
爪のピンクの部分を増やしたいならなおさら、保湿には気を遣うようにしましょう。
■ネイルオイルを持ち歩いてこまめな保湿を!
爪に栄養を与えるためには、こまめな保湿が必要不可欠。しっかりと保湿ケアアイテムを持ち歩いて定期的に爪を保湿してあげましょう。
SHIGETA(シゲタ)のハーバリズム ネイルオイルは、ローズマリーやレモンなどのエッセンシャルオイルが含まれており、爪や甘皮をきれいに保つサポートをしてくれます。リフレッシュができる香りなので、リラックスしたいときに使うのもおすすめです。
■高保湿なのにベタつかないハンドクリームもおすすめ
こまめな保湿ケアにはハンドクリームもおすすめ。アベンヌの薬用ハンドクリームは、高い保湿力を持っているのにも関わらずベタつかないので、塗った直後から快適に過ごせるところが魅力のひとつです。
では、爪のピンクの部分を伸ばすのにはどれくらいの期間が必要になるのでしょうか。
爪の伸びが早い人などの場合は、1ヶ月半から2ヶ月ほどでピンクの部分が伸びてくるといわれています。
とはいえ一般的には3ヶ月ほどかかるといわれているので、長期戦になると思ったうえで毎日のケアをコツコツ続けるようにしましょう。
次に、爪のピンクの部分を増やすための、おすすめのネイルケアについてご紹介します。
ハイポキニウムを増やし、ピンクの部分を成長させるためには、爪の長さを整える時はやすりを使うようにしましょう。やすりを使って長さを整えることで、爪に対する負担を減らします。爪はハイポニキウムをきずつけないように、少しだけエッジ(爪の白い部分)を残すようにしましょう。
ハイポニキウムを育てるためにも、ネイルオイルやネイル美容液を使って保湿をすることは効果的です。この時爪の甘皮部分だけでなく、裏側からも保湿して、ハイポニキウムに潤いを与えるようにしましょう。
1日1回ではなく、できるだけ手を洗う度に保湿をした方が、きれいな爪が育ちやすいのでおすすめです。
日中オイルを使うのはベタつきがあって難しいという人は、ハンドクリームを指先まで塗り込むようにすることもおすすめです。
爪のピンクの部分を増やしたいのであれば、プロにネイルケアを頼むのもおすすめです。ネイリストはハイポニキウムを傷つけないようにファイリングができるので、ジェルネイルなどをしなくても、ネイルケアだけを頼んでみるのもいいでしょう。
ここからは、爪のピンクの部分を伸ばすために使えるおすすめのネイルオイルをご紹介します。
Dr.Nailのデイケアオイルは、天然由来成分の潤いヴェールをかけられるアイテム。さらさらのオイルでベタつかないので、どんなシチュエーションの時にも使いやすいことが特徴です。
塗りやすいチップタイプのため、ネイルオイル初心者の方にも取り入れやすいでしょう。ポーチに入れて持ち運びやすい小さめのタイプなので、オフィスやトイレにも持っていきやすいのが嬉しいポイント。
ローズの香りでハンドケアの時間が楽しくなりますよ。
OPI(オーピーアイ)のプロスパ ネイル&キューティクルオイルは、アボカドオイルやクプアスバターなどを配合しており、しっかりと指先を保湿してくれるアイテム。馴染みやすいテクスチャーなので、「ベタつきすぎないのにしっかり保湿」を叶えてくれます。甘皮周りに塗布し、マッサージするように馴染ませるのがコツです。
ネイルタイプのため、持ち運んで使うときには、うっかり倒したり液漏れしたりしないように注意してください。
カントリー&ストリームのネイルトリートメントオイルは、うるおいとツヤのある爪を作るためのネイルオイル。筆タイプで塗りたいところにしっかりアプローチできるかつ、ジェルのテクスチャーなので垂れにくく使い心地抜群です。
6種のオーガニックオイルが爪と甘皮を柔らかく整え、アボカドオイルなどが乾燥を防止。健やかな爪を作ってくれるでしょう。
ここからは、割れや爪の薄さに悩んでいる方におすすめのアイテムをご紹介します。
メンソレータムのハンドベールリッチネイル爪補強コートは、ハケタイプの爪補強コート。弱った爪を補強しつつ、無色の液体が爪表面をコーティングし、弱った爪を補強しながら補修成分を閉じ込めてくれることがポイントです。市販の除光液で簡単に落とせるので、初心者の方のケアとして取り入れやすいといえるでしょう。
ローロのアクティブネイルハードナーも、爪の補強コート。プロアスリート界で使用される爪保護剤を使用しており、徹底的に爪を守れるアイテムです。割れやすく困っている方にぴったりといえます。
ネイルネイルのネイルサポートNaもおすすめの補強コート。速乾タイプなのでストレスなく使用できます。補強はもちろんのこと、爪に潤いを与え、さらにツヤツヤに仕上げてくれるので、仕上がりにも満足いくこと間違いなしです。ベースコート・トップコートとしても使用できるので、爪を補強しながらネイルカラーを楽しむことも可能といえます。
ハイポキニウムを守って爪のピンクの部分を伸ばすためには、ネイルケアも欠かせません。最後に、おすすめのネイルケアグッズをご紹介します。
爪のピンクの部分を伸ばしていきたい場合は、爪切りではなくネイルファイルを使うのがおすすめです。
デュカートのウォッシャブルネイルファイル自爪用は、その名の通り何度も洗って使える爪やすりです。爪の長さ・形を整える自爪用のやすりなので、セルフケアする際にぴったり。水洗いで繰り返し使えるので、衛生面もバッチリです。
Kanaviの爪やすりもおすすめのセルフケアアイテム。ガラス製でこちらも水洗い可能なので、清潔な状態で保つことが可能です。また、1本で爪の形を整えるだけではなく爪の表面を整えることもできるのがポイント。トップコートを塗ったかのような輝きを手に入れられるので、持っておくと便利です。
爪を長く見せたい人は甘皮の処理をすることもあるのではないでしょうか。甘皮処理をするなら、YUBIKAのネイルケアセットがおすすめ。キューティクルニッパー、メタルプッシャー、ネイルシャイナーがセットになっており、セルフで甘皮ケアをする際に使えます。
キューティクルニッパーは狙ったところだけをサクサクとカットできることが特徴。メタルプッシャーは薄型なので初心者でも使いやすく、簡単に根本まで押し上げられます。キューティクルリムーバーを用意して表面を滑らせて使うのがコツです。
ネイルシャイナーは緑色の粗い面で表面を整え、白色の細かい面で磨きあげることで、ツヤっとした美爪が完成します。
甘皮処理をする人にはオイルイン キューティクルプッシャーペンは、セラミック部分からオイルが出てくるタイプのキューティクルプッシャーもおすすめです。斜めカットが爪に上手にフィットするので、細かいところまでしっかりと処理ができるでしょう。キャップが付いているので、持ち運びにも便利なところがポイントです。
「爪が弱くなってしまっている」「2枚爪になったり、割れやすい」という方は、まずは爪を守ってあげることも重要です。
ディーアップのリペクト ネイルセラムは、爪をコーティング補修できる美容液。傷んだ爪に浸透し、補修しながら外的ダメージから爪を守ってくれます。手を洗っても落ちないコーティングなので、水に触れる機会の多い方でも安心して使えるでしょう。
本記事では、爪のピンクの部分を増やす方法についてご紹介しました。爪の形は生まれつきだから、ピンクの部分を増やすことはできないと思っている人も多いですが、自分の心がけ次第で美爪に近づけることができますよ。本記事を参考に、日頃からハイポニキウムを意識し、ケアをしながら生活するようにしてみてはいかがでしょうか。