足の裏に硬いささくれができていると、痛みを感じることがありますよね。なぜ足の裏はガサガサになってささくれができるのでしょうか?本記事では、足の裏のささくれの原因や、正しい対処法、おすすめグッズをご紹介します。
【目次】
足の裏にささくれができる原因は、乾燥です。
足の裏は、体全体を支えている部分なので、角質がとても分厚く、硬くなりやすいもの。さらに足の裏には皮脂腺がありません。油分を生み出す場所がないため、乾燥が気になる季節には肌が乾燥しやすくなります。足の裏は自分でケアしてあげないと、乾燥が改善されません。
また、足の裏はもともと血の流れが悪く、冷えやすいため、栄養も行き渡りにくいもの。肌のターンオーバーが乱れてしまうことで、健康的な角質が作られにくくなります。
足の裏の乾燥に気づかず、そのまま放置し続けてしまうとさらに角質が硬くなり、足の裏に亀裂が入ったりひびが入ったりしてしまいます。そのせいで、ささくれのように硬い部分が出てくるのです。
足の裏にささくれができると、歩くたびに痛みが生じたり、ストッキングに引っかかったりなど、トラブルも増えるので、なるべくならすぐに治したいですよね。では、足の裏にささくれができた時には、どうしたら良いのでしょうか。
足の裏にささくれができた時の対処法をご紹介します。
足の裏のささくれが気になる場合、肌が乾燥しているということ。まずはクリームで保湿するのがおすすめです。この時に使用するクリームは、ボディクリームのようなものではなく、角質が軟化する効果があるクリームがおすすめです。
足裏やかかと、ひじの硬さを和らげるようなアイテムを使うことで、肌の状態を整えるようにしましょう。
足の裏のささくれが気になる時は、お風呂に入って血行を良くしてあげるのも大切です。ささくれができている場合、なかなか栄養が行き渡りにくい状況になっているので、しっかりと温めてあげることで、健康的なターンオーバーをサポートできます。普段シャワーでパパッと済ませてしまう人も、湯船に浸かることで身体全体を温めましょう。
足の裏が硬くなっている場合は、角質ローラーでのケアもおすすめです。全身に使う角質ケアグッズではなく、角質用リムーバーの方がおすすめです。硬いところをピンポイントで削り、本来の足の裏の柔らかさに戻してあげるようにしましょう。
ささくれの対策をした後は、今後またささくれができてしまわないように、予防する方法もチェックしましょう。
先ほどもご紹介した通り、まずは足の裏を保湿することが大切です。ボディケアは行っているのに、足の裏までは気が回っていないという人も多いのではないでしょうか。保湿をしなければ角質が溜まっていく一方なので、できるだけ毎日保湿するようにしましょう。
ボディクリームで腕や脚などをケアしながら、余ったクリームを足の裏までまんべんなく塗り込みましょう。
足の裏の血行を良くするためには、マッサージをするのも効果的です。保湿をした時に一緒にマッサージしてあげるのもいいですが、どうしても時間がないという場合は、お風呂の中でマッサージするのもいいでしょう。
身体を温めながら冷えてしまった部分をマッサージすることで、より高い効果が期待できますよ。脚も一緒にマッサージをすると、むくみのケアにもなるので一石二鳥です。
足の裏のささくれを予防するためにも、週に1度は足の裏の角質ケアを行った方がいいでしょう。足の裏用の角質ケアアイテムでも良いですが、ボディスクラブなどを使うのもおすすめです。継続し続けることによって、角質がたまらずささくれもできにくい状態になるでしょう。
足の裏のささくれを予防するためには、食事も大切です。栄養に偏りのある食事を続けていくと、肌の乾燥を招いてしまう場合があります。肌が栄養不足にならないためにも、栄養バランスの整った食事を心がけるとよいでしょう。
体を作るたんぱく質やビタミン、ミネラルは特に肌の健康にかかわる成分です。ファストフードやジャンクフードなどの爆食いは避けて、栄養価が高い食べ物を摂るようにしましょう。
また、栄養だけでなく、睡眠や生活習慣についても見直し、規則正しい生活を送ることも同時に気をつけるようにしましょう。
冬は空気が乾燥し、特に足の裏のささくれができやすい季節です。保湿や古い角質の除去以外に、以下のことに気を付けましょう。
冬に人気のもこもこした靴下。温かくて見た目もかわいいですが、選ぶときはデザイン以外に素材にも注目しましょう。
靴下の素材によっては、静電気が起こりやすくなり、肌荒れの原因になります。コットンやシルクなどの天然素材の他、化学繊維の中でもナイロンやレーヨンなどは静電気が起こりにくい素材なので、これらが使われているものを選ぶようにしましょう。
床暖房やホットカーペットを使うと、靴下を履かなくても暖かく過ごせるので、靴下を履かない人もいるかもしれません。しかし、素足の状態で足裏が床暖房やホットカーペットに触れると、足裏の水分が奪われてしまいます。
床暖房やホットカーペットを使う場合は、靴下を履くようにすることで乾燥を防止するようにしましょう。
次に、足のささくれをケアするためにおすすめのアイテムをまとめてご紹介します。
資生堂の角質スムーザー612はひじやかかとなどの硬くなった角質をケアするスポンジです。ポリウレタンにナイロンを特殊加工し、両面の質感を変えています。手のひらの中にぴったりと納まりやすい形で、足のささくれ以外でも手入れしやすいですよ。
ユースキンは、足の裏のささくれやひび割れ、ガサガサの他に、しもやけやあかぎれの対策にも役立つクリーム。4つの有効成分が荒れた部分にアプローチし、2つの保湿成分が長時間滑らかな肌をキープします。足のささくれ以外にも全身に使えるため、1つ持っておくと便利です。
足の裏のささくれやひび割れなど、手ごわい肌荒れに悩んでいる人におすすめのクリーム。マッサージ効果もあり、有効成分が角層の隅々まで行き渡ります。ターンオーバーを促したり、血行を促進したりするため、使い続けると肌が健康になるでしょう。
硬くなりがちな足元の角質ケアに使えるフットスクラブ。ジェル状のクリームの中にアーモンド粒子が入っており、優しくマッサージしながら角質オフを叶えられます。
ささくれをケアしてすべすべな足の裏をキープするフットケア用のクリーム。整肌成分のカレンドラエキスや保湿成分のオリーブオイルが乾燥しがちな足の裏にしっかりと潤いを与えます。サラッとしているため、快適に使えるのも魅力です。
足の裏のささくれ対策に役立つ角質リムーバー。かかとなどの不要な角質をオフして、なめらかでやわらかい足に導きます。人間工学に基づいて設計されているため、角質ケア初心者さんでも使いやすく、綺麗に仕上がるでしょう。
L'OCCITANE(ロクシタン)のフットクリームは、1日中歩いた足をマッサージするアイテム。べたつきにくいので、塗り終わった後に歩き回っても不快な感じになりません。
また、シアバター配合なので保湿もばっちり。ラベンダーの香りにも癒されますよ。
足裏の角質をピーリングすることができるジェル。ジェルが古くなった角質を吸着して優しく除去します。ケミカルピーリングではないので、足裏だけでなく、顔やひじ・ひざなど全身に使うことができますよ。
電動式で、簡単に角質除去ができる回転式のやすり。手が疲れないので、角質ケアを習慣付けることができます。つま先や足の側面など細かいところも擦りやすくなっていますよ。
電池式でコードが無い電動やすり。やすりのアタッチメントが2種類付いていて、固くなったかかとには目が粗いやすりを、仕上げや細かい箇所には目が細かいやすりを、と使い分けができます。
お風呂で使える、足専用の洗浄ブラシ。ボディーソープを付けて足を乗せて1分ほどごしごしと擦るだけで、足の裏の角質を毎日少しずつ除去することができます。足の指の間などの細かいところもしっかり洗うことができるようになるので、足の臭いが気になる人にもおすすめです。
ささくれ対策として靴の選び方も大切です。
足の裏のささくれは、普段履いている靴とも大きく関係しています。足の裏のささくれ対策として役立つ靴の選び方をご紹介します。
■適したサイズを選ぶ
足の裏のささくれに悩んでいるなら、靴のサイズを見直しましょう。ささくれ対策には、足先にゆとりがあり、かかと部分がパカパカしない靴を履くのが理想です。
小さいサイズの靴を履くと、足が圧迫されて血行が悪くなり、足の裏まで栄養が行き渡りません。反対に大きすぎる靴を履くと内側で足が動き、靴と足の間に摩擦が起こります。摩擦が起これば、足を守るために角層が厚くなるため、足の裏のささくれが増えてしまう原因になります。
ささくれを予防・改善したい人は、できるだけジャストサイズの靴を履くようにしてください。
■一部に圧がかかる靴を避ける
足の裏にささくれができやすい人は、ヒールの高い靴やポインテッドトゥの靴など、足の一部に集中的に圧がかかる靴を履くのはさけましょう。圧がかかると角層が厚くなってささくれが悪化するだけでなく、タコや魚の目にも繋がります。
どうしてもヒールの高い靴などを履きたい場合は、インソールなどで圧を軽減することがおすすめです。
長時間靴を履いていると、紐やベルトが緩くなって靴の内側で足が動きます。また、長い間歩いたり、立ちっ放しだったりすると、むくみで靴がきつくなることもあるでしょう。
足が動いたり、靴に圧迫されたりすると、足の裏にささくれができることが多いです。足の裏のささくれ対策をしたいなら、こまめに靴の紐やベルトを調節することをおすすめします。
足の裏のささくれ対策には、靴だけではなく靴下も意識することが大切です。
暑い夏や暖房が効いた冬の室内では、靴下を履かずに素足で過ごす人が多いです。しかし、靴下を履かなければ、足が直接外気にさらされます。特にエアコンが効いた室内では、足の潤いが奪われてしまうことが多いため、毎日素足で過ごしていると足の裏にささくれができやすくなります。
また、靴下を履かずに過ごしていると、気づかないうちに足先が冷えていることも少なくありません。足が冷たくなると血行が悪化して足の裏の皮膚に栄養が行き渡らないため、季節を問わず靴下を履くのがおすすめです。
クリームなどで保湿した後に靴下を履くと、保湿成分が浸透して足のささくれを予防できます。
足の裏のささくれ対策に役立つ靴下の選び方のポイントは2つです。
■肌に優しい素材
足の裏にささくれができている時は、肌触りの良いシルク(絹)やコットンの靴下を選びましょう。これらの素材は通気性に優れていて蒸れにくいため、暑い時でも快適に履けます。
■五本指タイプが理想
足の裏のささくれ対策には、指を自由に動かせる五本指タイプの靴下が最適です。サポート力が強すぎないものを選べば、血行不良を予防できてささくれができにくくなるでしょう。
■保湿効果がある靴下も便利
最近は、保湿効果を期待できる靴下も発売されています。乾燥によるささくれに悩んでいる人は、保湿に役立つ靴下を履くのも良いでしょう。
実は足の裏の色を見ると、健康状態を知ることができます。ささくれのケアをするついでにセルフチェックしてみましょう。
■「ピンク」は健康な証
足裏が全体的に赤みを帯びた薄いピンクで、土踏まずの部分だけ白っぽい場合は心身共に健康な状態です。ただし、土踏まずまでピンクになっている場合は、胃腸の調子がよくありません。消化の良い食べ物を選び、暴飲暴食や冷たい物は避けましょう。
■「白」「紫」は血流が悪くなっている状態
足裏が白い場合や紫になっている場合は、血流やリンパの流れが悪く、貧血気味になっていることがわかります。鉄分を意識して摂るようにし、入浴やマッサージなどで血流を改善するようにしましょう。
■「赤」は内臓や血管に負担がかかっている状態
足裏がお酒を飲んで赤ら顔のようになっているときのような色をしている場合は、内臓や血管に負担がかかっていることがわかります。また、糖質の摂り過ぎが原因で、毛細血管が詰まることで足裏が赤くなることもあります。心あたりがある場合は、糖質の摂取を控えめにするようにしましょう。
■「黄色」は肝機能が弱くなっている状態
足裏が黄色い場合は、疲労がたまって肝臓の機能が低下している可能性があります。飲酒を控えるとともに、十分な休息をとるようにしましょう。
足の裏にできるささくれは、足の裏の乾燥を防ぎながら、角質ケアをすることが大切です。しっかりとケアを行って、ささくれのないきれいな足の裏を手に入れましょう。