苦しみや災難を意味する「厄」。トラブルが起きるとついつい「厄がついたせいなのでは?」と考えてしまいますよね。そこで今回は、厄落としの方法をご紹介します。神社やお寺に行く以外の方法もご紹介していますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
【目次】
古くから災難や苦しみなど不吉なことを「厄」と呼び、良くないことが降りかかることを「厄がつく」と表現してきました。
厄がついていると、仕事やプライベートでの不幸や病気、ケガなどのトラブルに見舞われやすいと考えられています。
「厄年」はトラブルに遭いやすい年齢とされ、一生のうちに女性で4回、男性で3回めぐってくるという見方が一般的です。
厄年の期間中は派手な行動を避け、慎ましい生活を送ることが望ましいとされています。
厄年は「本厄」を挟んで前後3年で1セット。本厄が最も用心すべき年齢ですが、その前後の年も注意が必要で「前厄」「後厄」と呼ばれています。
そして、厄年の中でも特に注意が必要とされるのが、一生に一度だけやってくる「大厄」です。
女性の本厄は、数え年で19歳・33歳・37歳・61歳。大厄は33歳です。
男性の本厄は、数え年で25歳・42歳・61歳。大厄は42歳です。
※数え年:生まれた年を0歳ではなく1歳としてカウントする年齢の数え方。現時点での満年齢に対して、今年の誕生日がまだ来ていなければ2を足し、誕生日が過ぎていたら1を足すと数え年になります。
厄年にはいろいろな説や見方・地域性などがあり、昔と現代の状況も違うことから、その信憑性に疑問を持つ人も少なくありません。
最近では厄年を、人生のターニングポイントとなるような出来事が起こる年、とポジティブに解釈する向きもあります。
ですが、やはり目に見えない不安は払拭しておきたいというのが人情というもの。そのために行われるのが「厄落とし」です。
厄落としとは、文字通り自分についている厄を落とす行為で、神社やお寺で御祈祷してもらうのが一般的です。
厄落とし以外に「厄払い」「厄除け」がありますが、厄払いは「降りかかる厄を祓う」、厄除けは「厄が寄ってこないようにする」という微妙な違いがあります。
厄落としは、厄払い・厄除けを含めた厄対策全般を指すことが多いようです。
しかし本来の意味は、自分の大切なものや身につけているものを故意に落とし、これを厄災として、その後の厄災を減らしたり防いだりすることをいいます。
つまり厄落としは、神社やお寺に行くだけでなく自分でもできるものなのです。
厄は、厄年以外にもつくことがあります。
たとえば「努力してもなかなか成果が出ない…」「何だか最近ツイてない…」と感じる時などです。
そんなときに厄落としをすれば、逃していた幸運を引き寄せられる可能性がありますよ。
また、普段からこまめに厄落としをしておくことで、邪気やネガティブなエネルギーが蓄積しなくなり、厄の影響を受けにくくなるともいわれています。
神社やお寺で受ける「厄払い」の御祈祷は、厄年ばかりでなく年女や年男、それ以外の厄落としにもおすすめです。
厄払いや厄除けなどの御祈祷料は5,000円〜10,000円前後が相場となっています。
厄を落としていただいて生活が軌道に乗ったら、神様や仏様への報告とお礼をする「お礼参り」も忘れずに行いたいですね。
まずは近くの神社やお寺に、お参りだけでもしてみましょう。
■神棚を祀る
御祈祷の際に授与される「お札」は大切にしましょう。粗末に扱うと運気がダウンしてしまう可能性があります。
できれば自宅に神棚を祀り、いただいたお札をお社に納めるのがベストです。
米・塩・水・酒などをお供えし、毎日お祈りしましょう。毎日お祈りするのが難しい方は、できる範囲で行ってください。
本格的な神棚の設置ができなくても、お札をお祀りする小さな棚が用意できれば十分です。100均で購入できるようなもので構いません。
神棚は、息がかからず汚れにくい高い場所に設置し、お札が東か南を向くようにしましょう。
お札の並べ方には順位があります。3枚並べられるスペースがあれば、中央に最上位の「天照大御神宮」のお札を置きます。天照大御神(あまてらすおおみかみ)は、日本全体をお守りするといわれる総氏神様で、伊勢神宮の御祭神です。
向かって右には、地元の氏神様がお祀りされている神社のお札を置きます。左が最下位になり、個人的に信仰している、または崇めている神社のお札を置きましょう。
そして、御祈祷の際に授与されたお札は左側のお札の後ろに重ねて納めます。
もし、お札を並べるスペースが1枚分しかなければ、最上位を一番上にして順番に重ねて納めましょう。
参拝の証として押してもらえる御朱印は、神社やお寺にお参りする醍醐味のひとつ。各地の御朱印を集めるなら、御朱印帳は今や必携といえます。
長く使うものだから、デザインや材質にもこだわりたいですよね。
「クルーシャル 御朱印帳【福猫】レーザー加工 木製表紙」は、表紙が木でできたちょっと珍しい作りの御朱印帳。かわいい猫モチーフがポイントです。
蛇腹タイプなので使い勝手が良く、表紙が硬いので折れ曲がる心配もありません。程よくおしゃれで程よく高級感もあります。
厄落としの御祈祷を受けるなら、ぜひ一緒に持っていきたいアイテムですね。
友人や同僚などを自宅に呼んで、食べ物や飲み物、お菓子などでもてなすことも、昔から行われている厄落としの方法です。
人におもてなしをすることで、厄を少しずつ持ち帰ってもらうと考えられているようです。
「紙皿の様な皿 木で出来た使い捨て皿 KIZARA」は、国産杉の間伐材や端材からできた使い捨てのお皿。気心の知れた人たちを招いてのホームパーティーなどにぴったりです。
元々使い道がなく捨てるしかなかった木材を、一度道具として使ってから土に還すというのは、SDGs(持続可能な開発目標)にも沿った大切な取り組みといえます。
また、杉は神社でもよく見かけるように神聖な木という側面を持っているので、厄落としアイテムとしても最適です。
家の中をきれいに掃除して不要な物を捨てることも、厄落としの方法です。
特に水回りや玄関・窓などは、気の流れを左右する重要な場所ですので、汚れたままにしておかないようにしましょう。
また、不要な物を溜めこむことは、邪気やネガティブなエネルギーを一緒に溜めこんでしまうともいわれています。
一日に何回か換気を行い、物理的に家の中の空気を入れ換えることも厄落としにつながりますよ。
断捨離して広くなったスペースにまずすることといえば、掃除機がけです。
「マキタ コードレス掃除機CL108」は、建築現場でも使用されるほどのヘビーデューティーな掃除機。電動工具で有名なマキタならではの抜群の吸引力です。
集じん方式がカプセルタイプなのでゴミ捨ても簡単。高照度LEDライト付きで、暗いすき間のホコリも見逃しません。
別売りのサイクロンユニットを取り付ければ、サイクロン掃除機にバージョンアップも可能です。
この掃除機で家中をきれいにして、厄を落とし福を呼び込みましょう。
古来より、厄や悪運を浄化する強力な厄払いアイテムとして使われてきたのが「塩」です。
厄落としに使用する場合は、調理用の塩ではなく「粗塩」を使用します。
塩を使った厄落としの方法はいろいろありますが、小皿に三角や八角に盛られた「盛り塩」は厄除けの定番。飲食店の入り口や家の玄関、神棚などによく置かれます。
寝室に置く場合は、部屋の四角に盛り塩をします。毎月1日と15日に交換し、使用済みの塩は白い紙に包んで捨ててください。
その他、粗塩を入れたお風呂に入浴する方法もおすすめです。その際は、粗塩の入ったお湯であらかじめ体を清めてから湯船に浸かるようにしましょう。
「盛り塩 開運 招福 パワースポット なるとのうずしお 清め塩」は、イザナギとイザナミの国生み神話が残る、鳴門の海水から作られた粗塩です。
昔ながらの製法で丹精込めて精製されていてそれだけでもパワーがありそうですが、この粗塩はパワースポットの海水でできた塩。
普通の粗塩と違い、盛り塩用として作られているので、厄落としのご利益も一層期待できますね。
もちろん、盛り塩としてだけでなくお清め全般に使えます。
爪や髪の毛には、厄が宿りやすいといわれてるので、爪や髪を切るのもおすすめの厄落としの方法です。
自宅で行う場合には、切った爪と頭頂部の髪の毛を3本抜いて半紙やティッシュでくるみ、粗塩と酒をかけてからゴミとして捨てます。
もし、美容院で髪の毛を切る予定があれば、その場で捨てずに持っていき、髪を切ってから捨てましょう。
吉方位の美容院に行くのがポイントです。
よく切れる刃物の代名詞ともいえる関孫六。美濃国の刀匠として数々の業物を生み出した人物であり、その後に遺した刀剣の名称でもあります。
そんな古(いにしえ)の名工を冠した「貝印 関孫六 プレミアム 爪切り」は、厄落としとしての爪切りに相応しいアイテムといえるでしょう。
現代刃物メーカーの雄、貝印の製品だけに、その切れ味は折り紙付きです。
たかが爪切りと言うなかれ。日頃から身だしなみを整えておくことも大切な厄落としの一環ですよ。
食べ物の中には、厄除けの効果があるとされているものがあります。厄除け効果が期待できる食べ物を食べることも厄落としの方法です。
小豆や桃がおすすめです。また、塩で清めたおにぎりも良いですね。
ちなみに、嫌いなものをあえて食べるという行為も、環境を変えるという意味から厄落としにつながります。
偏食は運気が偏りやすいとされているので注意しましょう。
小豆は栄養価がとても高く食品としても優秀ですが、昔から小豆の赤い色が魔除けになると信じられ、縁起の良い食べ物としても親しまれてきました。
「まめやの底力 北海道産小豆」は、北海道で収穫された純国産の乾燥小豆です。
賞味期限が包装から2年間となっているので、厄落としのための食材としてだけでなく、季節の行事やお祝い事など、長くいろいろな場面で活用できます。
また、その栄養価の高さと賞味期限の長さから、備蓄食としてもおすすめです。
厄除けアイテムを身につけることも厄落としの方法としておすすめです。
たとえば、次のようなアイテムが厄除けに効果があるとされています。
・ストールやマフラー・スカーフ・ネクタイなどの「長い物」
・「蛇革」の財布やICカード入れ・定期入・名刺入れ・キーケース・ベルトなど
・「七色」のネックレスやブレスレット
家族や友人・彼氏への贈り物としてもおすすめですよ。
縁起が良いのはわかっていても蛇革には抵抗がある…という方におすすめなのが「丸型 ファスナー 小銭入れ 本革 パイソン」です。
角が立たないということで縁起が良いとされる丸型シルエットと、金運を呼ぶポップなイエローのカラーがポイント。
パイソンレザーは革のエイジングも楽しめるので、長く使えば愛着も増すでしょう。
メンズ・レディース問わずお使いいただけるので、プレゼントにも最適なコインケースです。
厄年の出産については諸説ありますが、基本的に、厄落としをしたり健康に注意したりして出産への準備をしっかり行っておけば、特に気にする必要はないでしょう。
昔から、厄年に男の子を出産すると「厄落としになる」といわれたり、逆に女の子を出産すると「子どもに厄がうつる」といわれたりもしますが、これらは昔の生活様式から発生した考え方のようで、現代ではあまり合理性がありません。
しかし、そんな現代においても、厄年に生まれた女の子に「捨て子の儀式」という厄落としを行っている地域があります。
これは、疑似的に生まれた子どもを神社などに捨てて、一度親子の縁を切ることで、子どもにうつった厄を落とすというものです。
一晩だけ他人が預かってすぐ母親に返されますが、この一連の儀式によって子どもにうつった厄が落ち、健やかに育つと考えられています。
捨て子の儀式なんてショッキングな名前が付いていても、実は我が子に対する愛情や願いがたくさん詰まった、とても素敵な厄落としなんです。
気になった方は、ぜひチェックしてみてくださいね。
出産が厄落としになるなら、そのための事前準備はとても大切です。出産に向けて、より良い環境を整えておきましょう。
「Awesling 妊婦抱き枕 U字型抱き枕 全身枕」は、妊娠中の寝姿勢をフルサポートしてくれる抱き枕。体を包み込むようなU字型のデザインなので、寝返りを打っても安心です。
外側がメッシュ素材で通気性が良く、カバーを外して洗えるので衛生的。寝るだけでなく、座ってくつろぐことや産後の授乳枕としても使えます。
厄が溜まってくると運気が停滞するともいわれています。
運気の流れを良くする方法のひとつが、普段使っている食器を変えることです。直接口に触れる食器を変えることは、体内の運気のめぐりを良くして、厄を祓うといわれています。
普段使っている食器を変えるからといって、特に新しい食器を用意する必要はありません。食器棚の奥にしまい込んだ食器や来客用の食器など、普段使っていない食器を活用してみてください。
「天然木製 どんぶり鉢 曙 漆塗り」は、天然木に漆を塗り重ねたどんぶりです。
漆器の魅力は、何とも言えない見た目の柔らかさや郷愁感と、口当たりや手触りという触感の良さにあります。
このどんぶりに使われている漆塗りの技法「曙塗り」は、朱漆の上から黒漆を塗り重ね、後から朱漆をランダムに研ぎ出します。
研ぎ出された模様は、闇からのぞく夜明けのようにも見えて、厄落とし後の開運を予感させてくれるようなデザインです。
災難や苦しみである「厄」がついたまま生活するよりも、厄を落としてスッキリとした状態で過ごした方が、気持ちが楽になるはず。ぜひ、ご紹介した厄落としの方法をこまめに実践して、運気アップにつなげましょう。