出産時に里帰りする場合は、自分の実家や旦那さんの実家へどんなお礼をしたら良いのでしょうか。そこで今回は、里帰り出産のお礼の金額の相場や、お金以外のおすすめギフトをご紹介します。お礼を渡すタイミングや事前に準備するものなどもチェック!
【目次】
出産の前後に、夫婦どちらかの実家にお世話になる里帰りは、相手が家族ということもあり、お礼が必要なのか迷う方もいると思います。
しかし、たとえ自分の実家であっても、両親や祖父母、兄弟姉妹などの助けを借りますし、生活費もかかりますので、感謝の気持ちを示す上でも、お礼をする先輩ママは多いですね。
「親しき仲にも礼儀あり」という言葉があるように、親しい間柄だからこそ、甘えすぎてしまわないようにしましょう。受けた恩をお礼としてお返しすることが、長く円満に付き合っていけるポイントにもなります。
里帰り出産のお礼の金額は、滞在する期間や滞在する人数によっても差があります。二人目以降の出産の場合は、お世話になる人数も増え、水光熱費や食費もかかりますし、上の子の子育てのサポートを頼むこともありますので、渡すお礼の金額を上乗せすることが多いですね。
一方では、両親や義両親が共働きで忙しく、里帰り中の家事を引き受けている場合は、渡す金額も低めになるケースもあるようです。
■里帰り出産のお礼の金額の相場
一般的には、1ヶ月前後の滞在の場合、2週間で2万円~3万円程度の金額が里帰り出産のお礼の相場になっていますね。
ただし、実家や義実家に2ヶ月以上の長期滞在する場合は、謝礼が高額になります。10万円お礼として渡している先輩ママも少なくはありませんが、1ヶ月2万円~3万円程度として計算して、5万円~6万円程度のお礼を渡すケースもあるようですね。
お世話になる人数が増える場合は、一人につき1ヶ月5,000円~10,000円程度多く渡すのがおすすめです。
■里帰り出産のお礼を渡すタイミング
里帰り出産のお礼を渡すタイミングは、お世話になる初日と、お世話になった後に渡す二つのパターンがあります。夫婦二人で相談して決めましょう。
お世話になる初日に渡すことで「これからよろしくお願いします」という感謝の気持ちを伝えることができます。また、生活にかかる費用は、初日から必要になりますので、最初にお礼を渡しておくことで、実家や義実家の金銭的な負担を軽減することができます。
最初にお礼を渡してしまうと「しっかりサポートしなくてはいけない」というプレッシャーを感じさせてしまうのが不安な方は、お世話になった後に渡してもOKです。ただし、あまり遅くなってしまわないようにしましょう。
里帰り出産のお礼は、「家族なのに水くさい」と言われて受け取ってもらえない場合もあります。もし、お礼を初日に受け取ってもらえなかった場合、里帰りの帰り際に手紙と一緒にお礼を置いてきたという先輩ママさんもいますよ。
■断られた場合
里帰り出産のお礼は、現金を渡そうとして断られてしまうこともあります。ただし、断られても三回程度は粘って受け取ってもらうようにするのがマナーです。どうしても受け取ってもらえない場合は、お金以外のプレゼントをお礼として渡しましょう。
■のしは必要なの?
お礼を渡す場合は、紅白の蝶結びの水引のご祝儀袋に入れたり、のしをつけたりするのが一般的なマナーとされています。表書きは「感謝」「御礼」などが良いですね。水引の下に夫婦二人の名前を記入します。できれば新札を入れると丁寧な印象になりますね。
堅苦しくなってしまう場合には、封筒タイプののし袋を活用するのがおすすめです。
里帰り出産のお礼におすすめなのが、ギフトカードです。
商品券ですと、お世話になった実家や義実家が必要な物を自由に購入できるのが魅力です。
その他にも、お世話になっている間に溜まってしまった疲れを取ってほしいという意味で旅行券をプレゼントしたり、飲食店で使用できるグルメカードを贈ったりするのも良いですね。
里帰り出産のお礼として人気があるのが、食べ物や飲み物です。
普段購入しないような高級食材のお肉や海鮮などでも良いですし、レアなお取り寄せグルメをプレゼントするのもおすすめです。
また、人気店のスイーツも甘党の家族にはおすすめです。
その他にも、お酒を飲む習慣がある家族には、お気に入りの銘柄のお酒や、ビール箱をプレゼントしている方も多いですね。
食生活には欠かせないお米をお礼として贈るケースもありますよ。
里帰り出産のお礼では、電化製品を贈るのもおすすめです。
古くなっている電化製品を一緒に選びに行って買い換えたり、パソコンやスマートフォンを購入したりして、購入後の使い方をレクチャーするなど、最新機器に詳しい若い世代だからこそできるお礼をしている夫婦もいます。
ただし、一方的に購入してしまうのはやめましょう。必ず実家や義実家の希望を聞いて、相談しながら購入しましょう。
里帰り出産のお礼として近年人気が高まっているのが、カタログギフトです。
何を贈れば喜んでもらえるかわからない場合にも重宝しますし、実家や義実家の家族が選べるという楽しみもありますね。
里帰り出産のお礼として、お宮参りに招待して、家族写真の撮影をプレゼントするのもおすすめです。
赤ちゃんの節目のイベントに立ち会えるのは喜ばれるギフトですね。
最近では、インターネットを介して写真を送信できるフォトスタンドも人気がありますよ。
里帰り出産のお礼としてぜひ贈りたいのが手紙です。
現金やプレゼントを渡す際に、手紙もプラスするのもおすすめです。
感謝の気持ちがこもった手書きの手紙は、家族にとって非常に嬉しいギフトになりますね。
里帰り出産でお世話になった分、その後はゆっくり過ごしてもらいたいですよね。そう思っている方におすすめなのが、ダスキンの「選んで使えるおそうじギフトカード2枚セット」です。
家をきれいに保つためには、定期的な掃除が必要。掃除を一回でもプロに任せられたら、少しは楽ができることでしょう。感謝の気持ちを込めて、そんな日常のタスクを軽くできるギフトカードを贈るのも素敵です。
高級なお肉はなかなか自分で購入する方は少ないもの。直接肉を選んで贈っても問題ありませんが、時期と種類を自分たちで選んでもらえる肉カタログもおすすめです。
肉贈の「松阪牛・米沢牛選べるカタログギフト2万円 LA2コース」は、すき焼き肉・しゃぶしゃぶ肉・ステーキ・焼肉・切り落とし・加工品の中からお好きな松阪牛・米沢牛を選んでもらえるギフト。日用品からグルメまでさまざまな種類が載っているカタログギフトとは異なり、肉に特化しているので迷いづらいところもポイントです。
ギフトでは、普段なかなか自分では買わない高級食材などを選ぶのがいいでしょう。
魚水島の「ふっくらとろける極旨ウナギ 200g×10尾」は、旨味とコクと柔らかさを兼ね備えた上質なウナギをたっぷり贈れるので、食べることが好きな方であれば喜んでくれることでしょう。
食べ応えのある1尾200gのウナギなので、満足感もしっかりあります。贅沢な時間をプレゼントできること間違いなしです。
スイーツを贈るなら、銀座千疋屋の「銀座ゼリー(16個入り)」がおすすめ。キウイ、ブルーベリー、グレープフルーツ、マンゴー、さくらんぼ、ラ・フランスの6種類が入っているセットなので、さまざまなフレーバーを楽しんでもらえます。
また、千疋屋はフルーツを使ったスイーツを提供しているお店の中でも根強いファンのいるブランド力のあるお店なので、お礼ギフトに選ぶのにもってこいといえるでしょう。
お酒好きな相手であれば、ビールのギフトセットもぴったり。残るものではないので受け取っても困りませんし、こちら側の「里帰り出産でお世話になった分、これからはしばらく家でゆっくりしてくださいね」という気持ちが伝わるはずです。
ただし、ビールセットは手頃な価格で購入できるので、他のギフトと合わせて贈るといいでしょう。
ウイスキー好きであれば、「特撰酒箱入り 山崎・響 700ml 飲み比べ2本セット」を贈るのもおすすめです。どちらも万人受けする高級ウイスキーなので、喜んでもらえること間違いなし!
しっかりと箱に入っているので、お礼のギフトとして渡すのに適しています。特撰酒と大きく書いてあるところも特別感がありますよね。
日本酒好きな方には、古昔の美酒の「『古昔の美酒 岩の井 90’s』 Vintage1990,1993,1995 3銘柄飲み比べセット」がおすすめ。日本酒の熟成古酒を3銘柄揃えたギフトセットです。
日本全国の酒蔵からワインソムリエと厳選した希少な熟成古酒が揃っているので、お酒好きの方にはたまらない贈り物といえるでしょう。
こだわりのパッケージの中には、お酒と一緒に古酒の楽しみ方がわかるリーフレットも入っているので、お酒は好きだけどそれほど詳しくないという方でもしっかりと楽しめます。
お礼のギフトとして家電を贈るのもおすすめ。パナソニックのコーヒーメーカーは、豆を挽くところから全自動で行ってくれるので、はじめてコーヒーメーカーを使う方でも簡単に使いこなせるアイテムです。
抽出時間や温度を自動調節してくれて、マイルドとリッチの2種類の味からお好みで仕上がりを選べるところもポイント。お手入れもスムーズにできるので、ギフトにちょうどいいでしょう。
おしゃれなデザインで人気のバルミューダの家電をギフトにするのも喜んでもらえるでしょう。
ザ・トースターは、独自のスチームテクノロジーと完璧な温度制御によって、最高の香りと食感を実現してくれることが特徴。トーストモードの他にも、チーズトースト、フランスパン、クロワッサンモードを搭載しており、それぞれに適した温めが叶います。
パンを食べる習慣のある相手であれば、贈り物に検討してみるといいでしょう。
カタログギフトを贈ろうと検討している方には、THE GIFT PREMIUMの「プレミアムカタログギフト」がおすすめ。たっぷりの選択肢から気に入るものを選べるので、贈る人を選びません。義理のご両親の好みを詳しくわからなくても渡して喜んでもらえるので、迷ったときに活躍してくれるでしょう。
出産を経て、これから両親とは子どもの写真を共有することも多くなるでしょう。そこでおすすめなのが、デジタルフォトフレームを贈ること。
デジタルであれば写真が色褪せてしまうこともなく、思い出を鮮明に飾っておけます。KODAKの「Wifiデジタルフォトフレーム」は、写真や動画をデジタルフォトフレームにアップすることで、離れている家族にもリアルタイムに写真を共有できることが特徴であり魅力。今後子どもの写真がどんどん増えていくタイミングのお礼ギフトにピッタリといえます。
お礼は、できれば夫から手渡してもらいましょう。特に自分の実家の場合は、夫から渡してもらうことで夫婦として感謝の気持ちを伝えることができます。
夫婦で直接お礼を言えることが望ましいですが、夫が不在の場合に渡す場合でも「主人から預かってきました」と渡すことで断られにくくなります。
妻側はお世話になっている期間に感謝の気持ちを伝える機会は十分にありますので、夫から渡すシチュエーションを作ることで、夫も同じように感謝していることをしっかり伝えましょう。
里帰り出産のお礼を渡す際は、手紙を一緒に添えるとより気持ちが伝わります。とはいえ、はじめてのことだとどういった手紙を書けばいいかわかりませんよね。
そこで最後に、里帰り出産の際のお礼を伝えるときに使える文例をご紹介します。
お父さん、お母さん(お義父さん、お義母さん)
この度は、出産でしばらくの間お世話になります。初めての出産で不慣れなことが多く、助けていただくことになると思いますが、これからどうぞよろしくお願いします。
少ないですが、こちらはお礼の気持ちです。ぜひお受けとりください。
夫の名前 あなたの名前
お父さん、お母さん(お義父さん、お義母さん)
里帰り中は本当にお世話になりました。
初めての出産で不安なことが多かったですが、お父さんとお母さん(お義父さんとお義母さん)が支えてくれたので、安心して過ごせました。
特に出産後は、昼夜問わずサポートしてくれて本当に助かりました。ありがとうございます。
ゆっくり休んで、どうか身体に気をつけてこれからも見守ってくれると嬉しいです。また(赤ちゃん)を連れて遊びに帰ってきます。それまで元気で過ごしてくださいね。
夫の名前 あなたの名前
里帰り出産で実家や義実家にお世話になった場合には、お礼の気持ちをお金やプレゼントで示すことで、今後も円満に付き合っていきやすくなります。お礼を渡す際には、ぜひ参考にしてみてくださいね。