女性の悩みとして密かに上位となることが多い部分といえば、口周りの産毛ではないでしょうか。遠くから見たときには目立たなくても、接近すると目立ってしまう産毛に悩んでいる人も多いですよね。本記事では、口周りの産毛の処理方法や濃くなる原因、肌を傷めないケアのポイントをご紹介します。
【目次】
口周りの産毛が、いつの間にか濃くなっているように感じたことってありませんか?今までほとんど気にならなかったのに、突然ヒゲが気になるようになった時は、濃くなってしまっているかもしれません。まずは、口周りの産毛が濃くなる原因についてご紹介します。
口周りの産毛が濃くなってしまう原因は、ホルモンバランスの乱れが関係しています。産毛が濃くなるということは、男性ホルモンの影響を受けている可能性があります。
ストレスが溜まり、自律神経が乱れてくると、ホルモンバランスが崩れてしまいがちに。「最近仕事が忙しかった」「ストレスが溜まっている」というタイミングで産毛が気になり始めた場合は、自律神経を整えたり、リラックスすることが大切です。
不規則な生活を長期的に続けている人は、ホルモンバランスが乱れやすくなります。疲れをなかなか取ることができなかったり、睡眠不足が続いていたりすると、ホルモンバランスが乱れてしまいます。
またジャンクフードなどの偏った食生活も影響します。体が必要としている栄養素をしっかりと食事からとることが大切です。また、たばこや飲酒などによる影響もあるといわれています。
産毛を濃くしないためにも、不規則な生活を改めること大切ですよ。
口周りの産毛が濃くなってしまう原因はホルモンバランスが影響していますが、そういった心当たりがなくても、口周りの産毛が濃くなっているように見えることがあります。
それは、間違った産毛処理が原因かもしれません。次に、産毛が濃く見えてしまうNGな産毛処理方法についてご紹介します。
口周りの産毛は、生えてくるスピードが速いということもあり、生えてくるスピードを遅くするために毛抜きで抜いたり脱毛ワックスを使っているという人はいませんか?しかし、毛を抜くという行為はできるだけ避けることがベター。
毛を抜くことを長期的に続けていくことで、毛穴が傷つきふさがってしまい、毛が外に出られなくなるという埋もれ毛になってしまいます。埋もれ毛は産毛よりも目立ちやすいので、毛が濃くなったように感じます。
口周りの産毛が気になるという人の中には、マメに毎日剃っているという人もいるのではないでしょうか?実は毎日剃りすぎるのもNGです。肌はとてもデリケートであり、毎日毎日同じ場所に刺激を与えすぎると、メラニン色素を発生させるようになります。そのため、口周りの部分が黒くなってしまい、ヒゲが濃くなっているような印象になってしまうのです。
口周りの産毛処理は、正しい方法で行う必要があります。色素沈着や埋もれ毛を作らないためにも、押さえておきたい産毛ケアのポイントについてご紹介します。
口周りの産毛処理の頻度は、週に1度に留めておくようにしましょう。口周りの産毛は他の部分よりも目立ちやすいので、1回剃ってもすぐに生えてきてしまいます。週に1度程度の処理でOKですが、1週間でも気にならないという場合は、もう少し頻度を遅くしても大丈夫です。なるべく少ない回数で済ませることが、肌を労わることに繋がりますよ。
口周りの産毛を処理するために、カミソリを使っているという人も多いのではないでしょうか?カミソリは正しい使い方をすれば使いやすいアイテムですが、毛をカットすると、断面が大きくなってしまうので、毛が余計目立ってしまうことがあります。
できれば電動シェーバーを使った方が、肌への負担も少なく、断面が太くなりにくいです。1度購入すれば長期的に使い続けることができるので、ぜひ検討してみてください。
口周りの産毛処理は、なるべくお風呂の後に行うようにしましょう。肌が柔らかい状態になっている方が、毛を剃りやすく肌へのダメージを軽減することができます。
ここからは、おすすめの電気シェーバーをピックアップしてご紹介します。
パナソニックのフェリエ フェイス用ES-WF41は、肌に優しい丸い刃先で産毛ケアができるアイテムです。ヘッドが固定されたシンプルな作りになっているので、難しさを感じずに剃ることが叶うでしょう。
サイズが小さいので、ポーチに忍ばせておくことも可能。産毛が気になったときにさっと処理できたり、お泊りのときにも持っていけたりと、いざというときにも安心です。
持ち運びのことを考えるのであれば、フローレスの電動フェイスシェーバーもおすすめ。コンパクトなサイズ感でポーチに入れて持ち歩けます。
水やシェービングクリームいらずでケアが可能なのも嬉しいポイントです。刃が直接肌に触れないので、処理中の痛みも感じにくいところが魅力です。
PRETYDAY レディースシェーバーは、抗アレルギー性ステンレスブレードを採用している電動シェーバー。そのため、肌が弱い方でも使いやすいところがポイントです。
使用後は、ヘッドを取り外して内刃を水洗いすることが可能。お手入れも楽なので使いやすいでしょう。
次に、口周りの産毛処理のやり方についてご紹介します。
産毛の処理をするときには、雑菌が入ってしまわないように、肌を清潔にした状態で行うことが大切です。
お風呂に入ったら、洗顔をして顔についている汚れをしっかり落としておきましょう。メイクをしているという場合も、この時点でしっかり落としておきましょう。万が一お風呂に入ることができないという場合は、ホットタオルで顔を温めて、肌を柔らかい状態に整えておきましょう。
シェービングを始める前に、剃る部分はクリームなどを塗って保護しておくようにしましょう。何も塗らない状態で剃ってしまうと、肌への負担になります。その後の肌トラブルの原因になるので、必ずクリームを塗ってから行うようにしましょう。
口周りを保護した後は、実際に産毛を剃っていきます。剃る方向は上から下です。まず鼻の下から始めていきます。鼻の下をしっかり伸ばし凹凸をできるだけ無くしてから、上から下に剃っていきます。あご部分も同様に下唇の下から剃っていきましょう。この時力は入れずに、クリームをシェーバーで優しく取り除くイメージで剃っていきましょう。
最後にしっかり肌を保護します。顔全体をタオルやコットンを使って拭き取り、化粧水やクリームを使ってしっかり保護するようにしましょう。この工程を怠ると肌トラブルの原因になってしまうので、剃り終わったらすぐに行うようにしましょう。
続いて、産毛ケアにおすすめのクリームを紹介します。シェービングクリームでなくてはいけないと捉えられがちですが、乳液やクリームなどの保湿アイテムでも代用できます。普段のスキンケアに使っているアイテムで問題ありません。
セタフィルのモイスチャライジングクリームは肌にスッと馴染みながらうるおいをキープしてくれるアイテム。濃厚さがあるのにベタつかないので、その後のシェービングを邪魔しません。肌に出すとこっくりしたクリーム状ですが、馴染ませると透明状になるので、「剃るときにクリームが邪魔で見えない」という事態も避けられるでしょう。
しっかりと保湿をしながら産毛ケアを進めたい方におすすめなのが、オルビス ユードット モイスチャー。こっくりしたテクスチャーで肌への密着感が抜群です。乾燥から肌を守ってくれるため、肌に優しくシェービングをすることが可能です。
クリームよりもサラッとした質感のものを使いたい方は乳液がおすすめです。キュレルの潤浸保湿 乳液は、敏感肌の人でも使いやすい肌に優しいアイテム。ベタつかないテクスチャーながらしっかりと保湿できるので、シェービング前に塗るのにぴったりです。
「口周りの産毛処理をしていたら、ケア後に青くなってきてしまった」という方もいるのではないでしょうか。
青くなってしまうのには、「生活習慣の乱れやストレスなどによるホルモンバランスの崩れ」が理由のひとつとして挙げられますが、間違った自己処理も原因といわれています。
剃刀を使った処理は、刃で毛の断面が太く切れてしまい、それが青く見えてしまうことにつながります。また、毎日の連続した処理や毛流れに逆らった処理も青く残る原因になります。
青くなってしまった場合は、リキッドファンデーションやコンシーラーを使ってカバーするのがおすすめ。そして、自己処理をする際にはクリームや乳液を使い肌への負担を最小限にした上、毎日ではなく期間を開けてシェービングしましょう。また、逆剃りは避けるのがベストです。
コンシーラーでもカバーできない場合は、うっすらとピンク色のチークを重ねることで青みが目立たなくなりますよ。
メイクでカバーした上でケア方法を見直し、少しずつ改善させていくことをおすすめします。
口周りの産毛のケアはあまり頻繁にしないほうがいいとわかっていても、期間をあけると口周りの産毛が気になって仕方ない……という方もいますよね。その場合は、医療脱毛を検討するのもひとつの手です。
医療脱毛を行うことで自己処理をしなくても済む状態へと整えられます。ただし、毛周期に合わせて何度が照射しなければ自己処理いらずの状態にはならないので、クリニックで毛の状態や回数などを相談してみてくださいね。
本記事では口周りの産毛についてご紹介しました。女性の中でも産毛の悩みを持っているという人はとても多いです。自己処理することはとても簡単ですが、やり方を間違えると色素沈着や埋もれ毛の原因となってしまうので、本記事を参考に、正しいやり方で口周りの産毛を処理するようにしましょう。