髪の長さを揃えたボブヘアが人気を集めてきましたが、最近ではウルフカットも人気を集め始めています。その中でも特にセミロングの長さにおすすめなヘアスタイルです。その理由とウルフカットのセット方法についてご紹介します。
【目次】
まずはウルフカットとはどういったヘアスタイルなのかについて、詳しく見ていきましょう。
まずウルフカットとは、トップにボリュームがあるヘアスタイルのことを言います。名前のように狼をさしている髪型ですが、レイヤーをたくさん入れることによって、トップに軽さを与えることができます。
全体的にふんわりとしたボリュームがあり、段差がついているので軽やかなヘアスタイルに仕上がります。
ウルフカットは昔から人気がある髪型ですが、最近人気を集めているのは、くびれ感です。レイヤーをしっかり入れることで、首周りにしっかりくびれ感を作ることができます。
ヘアスタイルのアクセントにもなりますし、おしゃれに見える効果もあります。ふんわりとしたヘアスタイルが人気を集めている今だからこそ、ウルフカットに注目が集まっています。
ウルフカットと一言で言っても、色味や長さによって雰囲気は大きく変わります。たくさんのレイヤーを入れれば入れるほどトップと襟足部分のボリュームに差が出ます。色味によっても雰囲気が大きく変わってくるので、さまざまな楽しみ方ができます。
ただし、レイヤーを入れすぎると今っぽさとは少し離れてしまうので、程よくレイヤーを入れるのがポイントになります。
では、セミロングにはなぜウルフカットがおすすめなのでしょうか。その理由について詳しく見ていきましょう。
セミロングのウルフカットは、長さがある程度あっても重たくならないというメリットがあります。セミロングくらいの長さになると、ある程度重さが出てしまうため、人によっては地味な印象になってしまうこともあります。
そこでウルフカットにすることで、トップにボリュームが出て全体的には軽さを出すことができます。特に髪の量が多い人にとっては、軽さを出すことで重さのある暗いイメージになりにくいというメリットがあります。
セミロングのウルフカットは、ふんわりとしたボリュームが出しやすいというメリットもあります。セミロングくらいの長さになると、トップ部分にボリュームを出すのが難しくなります。全体的に巻いて髪の下の部分にボリュームを出すスタイリングの方が似合うようになります。
しかし、ウルフカットにすることで、トップ部分にボリュームを出すことができます。毛先部分を軽くすることで、髪が長くても全体的にふんわりとした雰囲気に仕上げることができます。
ウルフカットにすることで、小顔効果も出てきます。セミロングの髪に対してウルフカットにすると、首周りにくびれを作ることができます。ただ長いだけのセミロングよりも、首周りにくびれを作った方が小顔に見せることができます。
コテで巻いたりすることで、横に広がりが増えると顔も同時に大きく見えてしまうことがありますが、そんな時こそウルフカットがおすすめです。首の部分をタイトに仕上げることによって、顔周りに影響が出にくいです。
ここからはセミロングのヘアにおすすめなウルフカットのセット方法についてご紹介します。
ウルフカットはトップの部分が軽く作られているので、寝癖が付きやすいヘアスタイルでもあります。そのため、セットをする前に必ず水で濡らして乾かすのがおすすめです。表面以外の部分に寝癖がついているだけで、セットしにくくなってしまいます。
ウルフカットをきれいにセットするためには、必ず髪についている癖をオフしてからセットするようにしましょう。
根元からしっかり濡らしたら、しっかりブローして乾かします。髪にはさまざまな方向に癖がついているので、正面からだけでなく両サイドからも乾かしてフラットな状態にしていきましょう。
ある程度しっかり乾かしたら、トップの部分にボリュームを出していきます。この時にロールブラシがあるととても便利です。トップの部分をロールブラシでとかしながら、トップにボリュームを出していきましょう。
トップの部分をしっかり巻くことで、上にボリュームが出るのでしっかり巻き付けてブローしていくことが大切です。何度か繰り返すことで、ふんわりとした自然なボリューム感を出すことができます。
どうしてもボリュームが出ないという場合は、マジックカーラーを使ってトップにボリュームをつけるのがおすすめです。太めのものを使った方が、自然なボリュームを出せますよ。
トップにしっかりボリュームを出せたら、次にコテを使って巻いていきましょう。くびれ感を意識した方が小顔効果があるので、毛先のみを巻くのがおすすめです。毛先部分はきつく巻くのではなく、外巻きに巻いていくのがかわいいです。
この時もコテは太めのものを選んだ方が、今風のかわいらしいヘアスタイルに仕上がります。トップの部分は、必要に応じて毛先に流れができるように、ゆるく巻いてみるのもおすすめです。
最後にスタイリング剤を使ってセットします。スタイリング剤にもさまざまなものがありますが、つけすぎないことが大切です。特に最近はやっている濡れ髪風セットの場合は、つけすぎるとべたついているように見えてしまいます。
そうならないようにするためにも、少量ずつつけていくようにしましょう。
セミロングでウルフカットをする時の注意点についてご紹介します。
セミロングでウルフカットにする場合、セットされているヘアスタイルはとてもかわいらしいですが、セットしないとただのボサボサに見えてしまうこともあります。レイヤーが入っているため寝癖がつきやすく、髪が傷んでいる場合は広がりやすくなります。
そのままのヘアスタイルだとどうしてもおしゃれに見えないので、セミロングでウルフカットにする場合は、セットは必須だということは覚えておくようにしましょう。
ウルフカットにもさまざまな種類のものがありますが、あまりにレイヤーを入れすぎると古臭い印象になってしまうので注意しましょう。レトロブームもありますが、なかなか自分のものにするのが難しい髪型の1つです。
レイヤーを顔周りにもたっぷり入れてしまうと、今風には見えなくなってしまうので、ほどほどにとどめておくようにしましょう。
ウルフカットは、髪の量が少ない人には向かないことが多いので注意が必要です。もともとウルフカットは髪を軽く見せるための髪型でもあるので、髪の量が少ない人がやってしまうと、さらに少なく見えてしまいます。
ある程度の量がある人が試せば、ちょうどいい量に収まるような髪型ですが、髪の量が少なかったりすぐにぺたんこになってしまったり、そういった悩みを持っている人はできるだけやめておいた方がいい髪型の1つです。
もしも髪の量が少なくてウルフカットに挑戦したいという場合は、あまりレイヤーを入れすぎずに、ナチュラルなウルフカットにするのがおすすめです。
ここからは実際にセミロングにおすすめなウルフカットのデザインをご紹介します。
ウルフカットと個性的な2トーンの前髪を合わせたかっこいいヘアスタイルです。しっかりレイヤーは入っていますが、前髪部分だけブリーチをすることで、誰とも被らないかっこいい髪型に。顔周りをカットすることで、軽さを出しています。
ウルフカットにしながらも、インナーカラーを入れてさらにかっこいい雰囲気に仕上がっています。ワンポイントでおしゃれに入れているので、派手になりすぎないのもポイントです。人と被らない髪型にしたい人におすすめです。
ウルフカットの中でも、ナチュラルにまとまっているヘアスタイルです。全体的にレイヤーをしっかり入れてトップにボリュームを出しています。段ががっつり入っているわけではないので、髪の量が少ない人でも違和感なく仕上げられます。
ある程度長さのあるウルフカットなら、外ハネにするのがおすすめです。首元にくびれ感を作ることで、小顔効果も抜群です。髪を巻くときは30ミリ以上の太めのコテがおすすめ。軽さを出しているのにふんわりとした雰囲気に仕上がります。
たっぷりとしたシャギーの入ったウルフカットです。ある程度長さがあれば、しっかりシャギーを入れても違和感のない仕上がりになります。もともと髪の量が多い人で、量を減らしながらウルフカットしたいという人におすすめのヘアスタイルです。
セミロングにおすすめなウルフカットについてご紹介しました。ウルフカットはトップにボリュームを出しながらも、全体的に軽さのあるふんわりとした仕上がりになると人気が高い髪型です。おしゃれ感がありながら、他の人とは被らないようなヘアスタイルに挑戦してみたいという人は、ぜひウルフカットに挑戦してみてくださいね。