おしゃれなファッションを楽しみたいけど、足が短いと似合わない……と躊躇している人必見!短足に見せないための着こなしや、低身長さんな上に足が太めな人向けのコーデテクをご紹介。少しでも足が長く見えるパンツを選ぶためのポイントも見逃せません!
【目次】
日本人は欧米人に比べるともともと足が短い......とはいえ足の長い日本人だって少なくありません。なぜ足が短く見えてしまうのでしょう?
その原因は、身体的な特徴の他にも、足が短く見える着こなしをしていることが原因に挙げられます。足が短いとあきらめる前に、あなたの着こなしを再チェックしてみましょう。
足の短さが気になる場合、それを強調しないファッションを選ぶことが大切です。足が短く見える原因には以下のようなものが挙げられます。
視線はできるだけ繋がった方が、足が長い印象になります。反対に、視線が分断されると足が短い印象に。そのため、例えば膝下丈スカートにブーティを合わせたようなコーデは、膝下でいったん視線が途切れて、ブーティで再び足首のところで視線が途切れるので、足が短く見えることになります。ブーティとスカートの色を揃えて、同じ色のタイツをプラスすると、同じブーティと膝下丈スカートのコーデでも足が長く見えますよ。
また、ロールアップデニムやクロップド丈のパンツも、裾のところで視線が区切られるので足が短く見える原因に。足を長く見せたいなら、パンツはフルレングスを選ぶのがおすすめです。
足の付け根の位置がはっきり分かると、実際の足の長さも明確になってしまいます。足の短さをカバーするなら、足の付け根が分かりにくいワイドパンツやフレアスカート、ワンピースなどを選ぶようにしましょう。
後ろから見たときに足が短く見える原因となるのが、お尻の位置が分かるボトムス。例えばタイトスカートやスキニーデニムのように、お尻にフィットするボトムスはお尻の位置が目立ってしまいます。
お尻の位置が低いのを気付かせないようにするには、足の付け根が分かりにくくなるフレアスカートやワンピースを選ぶ他、ロング丈の羽織ものでお尻や腰回りをカバーしてしまうという方法もあります。ストンとしたシルエットのものを選べば縦長のラインを作れて、より効果的ですよ。
スカートやパンツの着丈が長いままだとバランスが悪くなってしまいます。自分にとってちょうど良い長さに調整した服を着ることで、足が短くてもすっきりスタイルアップして見えます。
基本シルエットとは、服装全体を見たときの輪郭のことです。代表的な形状は4つで、それぞれアルファベットの形に似ていることから、Iライン・Yライン・Aライン・Xラインと呼ばれます。
基本シルエットは全てのコーデに通じる考え方で、足が短い人向けファッションにおいても例外ではありません。足の短さが気になる場合、それを強調しない着こなしが大切です。足が短いと見られないためにも、まずは基本シルエットを詳しく知りましょう。
Iラインとは、アルファベットの「I」のように、全身が細長くタイトに見えるシルエットのことです。足が短い人にとっては、最も基本となるシルエットになります。
足が短く見える現象には、縦横比が大きく関係しています。当然、縦の比率が高いほど長く、横の比率が高いほど短く見えます。つまり、縦長に見えるような着こなしなら、足も長く見せられるということですね。
コツは、タイトなアイテムや縦のラインを強調したデザインや、引き締まって見える収縮色を取り入れること。足の境目が目立つと効果がないので、後述する「視覚効果」もうまく取り入れてくださいね。
Yラインとは、アルファベットの「Y」のように、上半身にボリュームを持たせて下半身を細くしたシルエットのことです。上下の対比によって足を細く見せられるので、縦のラインを強調できます。
トップスのボリューム感に対して、ボトムスにはタイト感のあるアイテムを使いましょう。トップスとボトムスの色のコントラストにも気をつけてくださいね。
Aラインとは、アルファベットの「A」のように、上半身から下半身にかけてボリュームを持たせたシルエットのことです。Yラインの逆ともいえます。
足が短い人でこのシルエットが活きるのは、主に裾に広がりのある丈の長いワンピースを着たときなどです。長い着丈によって足の短さはカバーされ、さらに上から下まで境目がないので足長効果も期待できます。
上から下に向かって広がりのあるシルエットなので、足が短いということだけでなく体型もカバーしてくれますよ。
ただし、ワンピースの丈には注意してください。膝丈くらいの長さは、かえって足が短く見える可能性もあるため、視覚効果を組み合わせましょう。
Xラインとは、アルファベットの「X」のように、ウエスト位置を絞ることで、上半身と下半身それぞれにボリュームを持たせたシルエットのことです。ウエストのくびれによって上下にメリハリが付き、女性らしいシルエットになります。
Xラインは、トップスをブラウジングしたり、ワンピースをウエストマークしたりすることで簡単に作れます。足が短い人にとっては、ウエスト位置を高めにすることで足を長く見せることができます。
全身のバランスを良く見せることが、足が短い人のファッションではとても重要です。基本シルエットにいろいろな視覚効果をプラスすることで、デメリットを相殺したり、さらに効果を高めることができます。
体の特徴に合った着こなしを工夫することで、毎日のおしゃれをもっと素敵にレベルアップさせることができますよ。
ストライプ柄やプリーツ・センタープレスのような縦を強調したデザインは縦長でタイトに見せることができます。
トップスに明るめ、ボトムスに重めの色を使ってコントラストを付けると足が引き締まって見えます。逆に、ボトムスよりもトップスを重たい色にするのは、バランスを取るのが難しく上級者向けです。
隣り合ったアイテムを同系色でまとめると一体感が出るので、見た目の長さを稼ぐことができます。
足の付け根やお尻・足首のような、足の「境目」を目立たないようにすることで、足が短いことを感じさせません。一方で、上半身と下半身の「境目」は、強調することで足を長く見せることができます。ウエスト位置を高くすることがコツです。
裾が広がった服・着丈の長い服などの体型を拾わない服で腰回りや足まわりを覆うことで、足が短いことを目立たせないようにします。
トップスを工夫したり、帽子・バッグなどの小物をアクセントにして足から視線を外すことも効果のあるコーデテクです。
太ももがピチッとし過ぎていなくて、裾に向かって細くなるテーパードシルエットのパンツは、足をすらっと細く長く見せてくれる優秀アイテムです。
足元はパンプスやフラットシューズなどキレイめな靴の他、スニーカーでもOK。パンツの色に合わせるか足に馴染むヌーディーな色を選ぶと、より足長効果がアップします。
スニーカーを合わせる時には、ソックスが見えないほうがすっきりするので、フットカバーを活用するといいですね。
コーディネートのしやすさで、幅広い年齢層の女性から定番人気のスキニーパンツ。とはいえ、足が短いのが気になるとチャレンジするのに躊躇してしまうことも。
・ヒールが高めのパンプスやサンダルを合わせて足の甲を見せる
・トップスは長過ぎないものを選ぶ
・ベルトや切り替えでウエスト位置が高めに見えるトップスを選ぶ
・アウターを羽織った重ね着で「Iライン」を作る
など、足を長く見せる着こなしを活用すれば、足が短くてもスキニーパンツを素敵に履きこなすことはできます。
低身長さんの場合、どうしても足を短く感じてしまいがち。さらにぽっちゃり太めさんの場合は、カジュアルなデニムの着こなしにも迷ってしまうことも。
・「ゆる×ゆる」の全身がダボっとした着こなしはNG
・トップスはタックインにするか、部分的にインにして足長効果を狙う
・ヒールのある靴を使って華奢に見せる
ぽっちゃりを隠すためにゆったりとした服ばかりを選んでしまうと、野暮ったく見えたり全身が大きく見えてしまったりすることも。隠す部分と出す部分でメリハリをつけてすっきりコーデを目指しましょう。
ハイウエストのボトムスは、まるでウエストがその位置にあるかのような視覚効果があるので、足を長く見せることができます。ベルトでウエストマークすると、ウエスト位置が強調されてさらに足長効果を発揮します。
きちんと感が高まって、オフィスでも活躍するセンタープレスパンツ。縦のラインが入ることで、足長効果が期待できます。
トップスにシンプルなTシャツをチョイスし、ウエストインしてきれいめに仕上げるといいでしょう。
トレンドのワイドパンツは、足が短いともたついた印象になってしまうむずかしいアイテム。しかし、ストライプ柄で縦のラインを強調すれば、ワイドパンツでもすっきりと見せられます。トップスをインしてウエスト位置を高く見せるのもポイントです。
足長効果を狙うなら、ミモレ丈ではなく足首までのロング丈がおすすめです。視線が途切れず続くので、足を長く見せられます。Iラインを強調してくれるラップスカートは、トップスをインしてスタイルアップを狙いましょう。
胴が短く見えることで、足を長く錯覚させることができるのが短め丈のクロップドトップス。ボトムスはハイウエストのものを合わせましょう。トップスを白や淡い色にして、ボトムスをダークカラーにするとさらにスタイルアップして見えますよ。
ウエストが絞られ、腰に向かって広がったデザインのぺプラムトップス。ウエスト位置が高く見える上に、ウエスト部分に視線が集まりやすくなるので、スタイルアップ効果があります。
裾が広がっているので、気になるヒップ周りも上手にカバーしてくれるところが嬉しいポイントです。
足を長く見せるには、ウエスト部分をブラウジングしてメリハリをつけることが大切。ペプラムトップス同様、ウエスト位置を高く見せることが可能です。
また、ベルトを自分でプラスせずともブラウジングできるシャツやワンピースもあるので、そういったアイテムを選ぶのもいいでしょう。
クロップドトップスやペプラムトップスのように裾に特徴のあるトップス以外は、ボトムスにタックインするのがおすすめ。簡単に腰の位置を高く見せられます。
例えばシンプルシャツにフレアスカートを合わせたコーデなら、フィット&フレアなシルエットになり、上品なコーデに仕上がります。
スキニーパンツは足のラインがはっきり出るので、お尻や足の付け根が目立ちます。足が短い人にとっては注意が必要なアイテムですが、目立たせたくない部分をミドル丈のカーディガンでカバーすれば安心です。
くったりとした素材なら余計なボリューム感が出ることもないので、シルエットを崩さず自然に馴染んでくれます。
シャツワンピースは、文字通りワンピースとしてだけでなく、ウエストマークしてシルエットを変えられたり、気軽に羽織ったりするだけでも使えたりと、何かと便利なアイテムです。長い着丈で縦のラインが強調されるため、足が短いと悩んでいる人にはぴったりのアイテムといえます。
シンプルなデザインのシャツワンピなら、いろいろな場面で活躍してくれるでしょう。ただし、サイズを間違えると服に着られているように見えるため注意してくださいね。
秋冬、アウターを着る季節も足長を意識したコーディネートを目指したいですね。
ベルトが付いているコートや、高めのウエスト位置を絞ったシルエットのコートは羽織るだけで足長に一歩近づくことができます。
簡単に足を長く見せられるのがヒールの高いシューズ。高いヒールだと歩きにくいこともありますが、ブーツだと足の甲や足首が固定されることになるので、パンプスやサンダルよりも高めのヒールでも安定します。
あからさまに高いヒールはちょっと気になる、という場合はインヒールでさりげなくスタイルアップを目指しましょう。また、ウェッジソールや厚底のシューズも、ヒールの高さを目立たせずに足長効果を狙えます。
秋冬はスカートにブーツを合わせるコーデが人気ですが、気を付けたいのがスカート丈とブーツの長さ。
マキシ丈のように足首までの長さのスカートなら特に問題ありませんが、ミディ丈のように足の途中までの丈のスカートにブーツを合わせる場合は、肌が露出しないようにするのが足を長く見せるコツです。
なぜかというと、肌が足の途中で露出していると、そこで視線が分断されてしまうから。スカートとブーツの間に隙間を作らないことで、足が短く見えるのをカバーできます。
ヒールのある靴の中でも、特に足長効果が高いのがベージュやオフホワイトなどのヌーディーなカラー。肌になじんで足と一体化して見え、視線が途中で途切れないので足が長く見せられます。スカートの色も揃えるとさらに効果的ですよ。
ヌーディーカラーをきわめれば、素足に勝るものはありませんね。ストラップサンダルは素足感を最大限に活かせるアイテムです。素足に近いだけに、ボトムスとの相性をあまり気にする必要もなく、暑い季節にはすらっとした足元を涼しげに演出してくれます。
ヒールの高さに比例して足長効果も高くなります。
スニーカーは、使い勝手の良いキャンバス生地のローカットタイプがおすすめです。カラーはボトムスと同系色をチョイスしましょう。
スニーカーの大きさをジャストサイズにすると、足の丸みや太さを感じさせてしまう可能性があるので、やや大きめサイズにすることがコツです。華奢見えを狙えるのと、爪先までの長さを稼げるので足長効果も期待できます。
靴とタイツの色を揃えると、すらっと細長く見えるので足が短い人におすすめです。
足を細く長く見せることを優先する時は、色は黒やネイビーなど暗めのものがベター。トップスを白など明るめのものにして足元を暗い色にすると、より一層スタイルアップ効果を狙うことができます。
トップス〜ボトムスとボリュームの差が少なく、ストンとまっすぐな「Iラインコーデ」は足の短さを強調しない着こなしです。トップスが長いとその効果が半減してしまうので、短めトップスを合わせたり、ウエストにタックインしたりするのがおすすめです。
また、足元はソックスやショートブーツを合わせるよりも、コーディネートに合わせた色の靴や、タイツを合わせてすっきりまとめるコーデが足長につながります。
大人かわいいカジュアルコーデが作れるサロペット。着るだけでIラインが作れるので、縦長な印象で足の短さを目立たせません。また、パンツよりも腰の位置が分かりにくくなるのも、足が短く見えない理由です。
特に黒や濃いブルーなどの引き締め色を選べば着やせして見えるので、より足が細く長く見えますよ。インナーも体にほどよくフィットするシルエットのものを選べば、さらにIラインを強調できます。
トップスにボリュームを持ってきてボトムスをタイトにまとめる「Yラインコーデ」。カジュアルなトップスとシックなショートブーツは、大人かわいいスタイルで足を長く見せてくれます。
スキニーパンツを活かすなら、ビッグシルエットのスウェットパーカーは軽くお尻が隠れるくらいのサイズ感で。着丈は長くしすぎないことがコツです。スキニーパンツとショートブーツは重めの色でまとめて上下のコントラストを付けましょう。
短いクロップドトップスの下からインナーを大胆に見せるようなレイヤードでは、トップスのボリューム感が増すので、Yラインによる着痩せ効果がアップします。
着痩せ効果と足長効果を高めるためにも、ボトムスにはスキニーパンツのようなタイトなアイテムを合わせ、上半身には明るめの色、下半身に重めの収縮色を持ってくるという基本ルールを守ることがポイントです。
1枚でコーデが決まるので、忙しい朝には便利なワンピース。その反面、合わせるアイテムによって足長効果を狙うことが難しいので、シルエットやデザインに注意したいところです。
Aラインのシルエットのものを選べば、ウエストから裾にかけてふんわり広がるので、腰やお尻の位置が分かりにくくなります。ウエスト位置もわかりにくくなるので、足長効果が得られるでしょう。
裾に向かって広がりのあるワイドフレアパンツを使ったAラインコーデは、トップスにタイトめでシンプルなアイテムを合わせます。
ワンピースのAラインシルエットでは、裾の長さや合わせるアイテムに気を付けないと足が短い感じに見えてしまうことがありますが、裾が長いワイドフレアパンツの場合はそんな心配もいりません。トップスがタイトなので、ワンピースのAラインよりもアクティブな印象になります。
トップスとボトムスはボリュームがあり、ウエストでキュッと絞った「Xライン」の着こなしは女性らしく、足の短さを隠してくれる一石二鳥なスタイリングです。
低身長さんの場合は、黒など重い色のスカートだとボリュームで重たくなりすぎる場合があるので、柄物や明るめの色などを使って軽く見せるのがおすすめです。
すっきりとしたまとまり感があって、スタイルよく見せられるのがワンカラーコーデ。中でも特に足長効果が高いのが、オールブラックコーデです。
クールでモードっぽいイメージがありますが、レースでフェミニンさを取り入れたり、フレアスカートを合わせたりと優しい印象のアイテムを選ぶと着こなしやすくなるでしょう。
足が短い人向けコーデに帽子を取り入れるメリットは、そこに視線を集めることで全身がすらっと見えて、帽子の高さが身長にプラスされて感じるところです。そのため低身長さんには特におすすめのアクセントになります。
すっぽり被るバケットハットは小顔効果があるので、視線を誘導するのにはぴったりのアイテム。明るめのカラーでボトムスとのコントラストを強調しましょう。
足が短い人向けコーデの仕上げとしておすすめのバッグは、シルエットに影響しづらいミニショルダーです。やっぱりかわいいバッグには目がいきますよね。
肩から伸びた細めのショルダーベルトが縦長効果をサポート。コーデに合わせた差し色を使えば、メリハリが付いて注目度もアップしますよ。小物を上手にアクセントにして視線を分散させましょう。
レディースもメンズも、トレンドファッションが全て足長に見えるとは限りません。自分の体型に合わせて、自分がより素敵に見える着こなしを選んでおしゃれを楽しみましょう!