パソコンを操作するキーボードは、皮脂や汗だけでなく、ホコリや髪の毛、飲食物なども付きやすく、菌が繁殖しやすいものです。そこで今回は、キーボードの掃除の頻度や方法をご紹介します。
人によって触る頻度は異なるパソコンのキーボードは、手で直接触って操作を行うので、皮脂汚れや汗が付きやすいものです。
また、ホコリや髪の毛、パソコンの操作中の飲食による汚れなども、キーボードに付着しやすいですね。
キーボードは、パソコンの使用で熱を持ちやすいですし、オフィスやリビングなど、人が生活しやすい環境に置かれていることが多いので、汚れを栄養源として菌が繁殖しやすいので、1週間に1度程度の頻度で掃除が必要です。
見た目ではあまり汚れていないように見えたり、表面のホコリを払って綺麗にしていても、実はキーボードの奥に汚れが入り込んでいます。汚れが溜まっていくと、故障の原因にもなりますので注意が必要ですね。
キーボードには、分解して掃除ができるものとそうでないものがあります。
分解できるキーボードは、比較的作りが簡単になっていますが、デリケートなものですので、無理に引っ張って壊してしまったり、曲がったりすることがないように注意しましょう。
■分解できるキーボードの掃除の手順
①まずは、キーボードのコードを外します。そしてキートップを外す前の配置を写真に撮っておきましょう。キーボードを外した後にキーの位置がわからなくなってしまうことを避けることができます。
②次に、キーをトップを外していきます。キーを外す場合は、専用のキートップ引き抜き用の工具を使用するのがおすすめですが、マイナスドライバーを使用することもできます。無理な力で引き抜こうとせず、優しく丁寧に分解していきましょう。
③外したキートップは、裏側にも汚れが詰まっていることがありますので、エアダスターで吹き飛ばしたり、無水エタノールをしみ込ませた綿棒で拭き掃除を行いましょう。エアダスターを使用する場合は、吹き飛ばしたゴミが周りについてしまうことがないように、大きなごみ袋の中で行うのがおすすめです。
キートップの表面は、メラミンスポンジで一つずつ拭き掃除を行いましょう。キートップの表面をアルコールで拭くと、塗装が落ちてしまう場合がありますので注意しましょう。
キートップを中性洗剤を薄めた溶液で水洗いする方法もありますが、細かい部分の汚れはつけおきするだけでは取れにくい場合もあります。また、キートップを水洗いした後は、しっかり乾燥させる必要があります。水分が残ったままキーボードに戻してしまうと故障の原因になりますので注意しましょう。
④キートップを外したら、キーボードに溜まっているゴミをエアダスターで吹き飛ばしましょう。エアダスターで吹き飛ばしきれなかった汚れは、歯ブラシで優しく擦ったり、無水エタノールをしみ込ませた綿棒で拭き取っていきます。
⑤キーボードのフレーム部分は、やわらかいクロスに「精製水」を少し含ませて水拭きするのがおすすめです。アルコールを使用すると色落ちの原因になる可能性があります。水道水で拭く場合は、拭いた跡が残ってしまう可能性があります。
分解できない「パンタグラフ式」のキーボードや、パソコンと一体になっているノートパソコンのキーボードは、家庭では分解して掃除することはできません。
したがって、毎日使用後に掃除をしたり、掃除する頻度を多くするようにして、キーボードの奥に汚れが入り込まないようにしましょう。シリコンタイプのキーボードカバーを使用するのも一つの方法ですね。使用しない場合は、キーボードを覆っておくことも有効です。
■分解できないキーボードの掃除の手順
①まずは、キーボードを外せる場合は外し、パソコンの電源もオフにしましょう。
②エアダスターでキーボードについているゴミを吹き飛ばしましょう。表面だけでなく、キートップの隙間にもエアダスターを吹きかけ、奥に入っているゴミを吹き飛ばしましょう。
③エアダスターで取れないキーとキーの間の隙間の汚れは、無水エタノールをしみ込ませた綿棒で拭き掃除を行います。
④最後に、やわらかいクロスに精製水を軽くしみ込ませます。キーボードに水が入り込まないように、軽く湿らせる程度にしましょう。
右から左、左から右、と一定の方向に動かしながらキーやキーの周りの拭き掃除を行います。
キーボードにホコリが入ってしまうと、壊れる原因になりかねません。そのため、定期的なお手入れが必要になります。
細かい隙間がたくさんあるキーボードを掃除する際に便利なお掃除グッズはあるのでしょうか。キーボードの掃除におすすめのアイテムを10個紹介していきます。
キーボードのお掃除アイテムといえば、ミューの「サイバークリーン ホーム&オフィス」です。テレビや雑誌でも紹介されているので、知っている方も多いのではないでしょうか。
ゲル状のスライムが、水洗いできないキーボードの細かい隙間に入り込んでゴミを吸着してくれるのがサイバークリーン ホーム&オフィスの最大の魅力です。
汚れを吸着してくれるだけでなく、除菌もしてくれます。定期的にサイバークリーン ホーム&オフィスで掃除をすれば、オフィス周りの機器を常に衛生的に使えますよ。
掃除するのに面倒な隙間だらけのキーボード。
ゲル状の「小さな隙間もピタッととれ〜る」を使えば、キーボードの上をコロコロ転がすだけで細かいホコリを吸着してくれます。さっと素早く手入れできるので、毎日の日課に取り入れるのも苦じゃないですよね。
専用ケースに入っているので、収納も簡単です。ピンク、ブルー、グリーン、イエローの中から好きなカラーを選んでオフィスデスクの中に忍ばせておきましょう!
Kairosの「NEW Super Clean」は、透明度のあるゲル状のキーボードクリーナーです。ゼリーのような見た目がキュートです。キーボードの上に広げるだけで、細かい隙間のホコリをしっかり吸着してくれます。
カラーはブルー、レッド、グリーン、イエローの4色があります。ランダムで発送されるようなので、何色が届くかは箱を開けてみてからのお楽しみ!同僚の方と何色が届くかチャレンジしてみるのも楽しそうですね。
JYOARAの「Super Clean」を使えば、掃除したいキーボードの上でスライムを転がすだけでピタッと汚れを吸着してくれます。
こちらはブルー、ピンク、グリーン、イエローの4色セットです。640gと大容量なので、溜まってしまった汚れをごっそり掃除するのにも最適です!同僚の方々と分け合ってみるのも良いかもしれませんね。
キーボードの掃除をしているときに、「キーボードが外せたらどれだけ楽か……」と思ったことがある方も多いのではないでしょうか。そんな悩みを持ったことがある方に、ぜひ使っていただきたいのがサンワサプライの「キートップ引抜工具」です。
使い方は、持ち上げたいキーボードをキートップ引抜工具で引っ掛けて軽く持ち上げるだけ!これならピンポイントで隙間に挟まってしまったホコリを取り除けそうですね。
強く引っ張りすぎてしまうと壊れてしまう可能性があるので注意が必要です。
ELECOMの「クリーニングブラシ」は、両サイドに毛質の違う2つのブラシがついたダブルエンドタイプのクリーニングブラシです。大きいブラシは柔らかいため、広い面での掃除に適しています。
対して小さいブラシは硬めであるため、細かいキーボードの隙間などの掃除にぴったりです。小さい方のブラシは回転させることで収納できます。
ペン立てに入れておいてもブラシが傷んでしまう心配もありません。
YOCOMの「卓上クリーナー」は、小さい掃除機のように細かい部分のホコリを吸い込んでくれるのが特徴です。長いノズルとブラシの2つが付いているので、吸い込んで欲しいのか、掃き出したいのか、用途に応じて使い分けしてみましょう。
ピンクの丸いフォルムには、かわいらしいうさぎの耳が付いています。置いているだけでデスク周りが華やかになりますよ。
サンシャインストアの「ハンディクリーナー」は、コードレスの掃除機です。高効率の強力モニターのおかげで、吸引力が強いのが特徴です。
どんな汚れでも吸い取れるので、細かくて掃除しにくいキーボードのお手入れにぴったりでしょう。
pokecleanの「小型卓上クリーナー」は、手のひらサイズの卓上クリーナーです。コンパクトサイズなので、キーボードの上でも操作しやすいのが特徴。
下にブラシが付いているので、ホコリを掻き出しながら吸引してくれます。隅々まで掃除したいときに便利ですよ。
サンワサプライの「バキュームクリーナー&エアダスター」は、これひとつで掃除機とエアダスターの機能を果たしてくれる優れたアイテムです。
電池で稼働するため、どこでも使えちゃうのが嬉しいポイント。オフィスではもちろん、外出先でもささっと掃除できるのが特徴です。
ブラシもついているので、キーボードだけでなくデスク周りの掃除にも使いやすいですよ。こんなに便利なのに、リーズナブルな価格で購入できるのも魅力です。
デリケートなアイテムであるキーボードは、水が入り込んでしまったり、無理に力を入れて破損してしまわないように、慎重に掃除を行うようにしたいですね。汚れがつきやすく、菌が繁殖しやすいので、定期的に掃除を行っていきましょう。