自分の肌が脂性肌で悩んでいませんか?オイリー肌の場合、メイクをしてもベタつきや化粧崩れが気になってしまいますよね。脂性肌になってしまう原因や正しいスキンケアのやり方、おすすめの化粧品についてご紹介します。
【目次】
周りの環境に左右されずにいつでも健やかな肌状態を保てる人もいれば、肌がゆらぎやすくオイリーに傾いてしまう人もいることでしょう。それは、それぞれの肌タイプが異なるから。肌タイプには大きく分けて4つの種類があります。普通肌、乾燥肌、混合肌、脂性肌の4つです。この4つの肌タイプの違いは、油分と水分の量にあります。
水分と油分の量がちょうどいいバランスを保っているのが普通肌です。乾燥肌は水分と油分がともに少ない肌のことをいいます。混合肌は水分が少なく油分が多い肌質です。脂性肌は水分と油分がともに多い肌質のことをいいます。
脂性肌の特徴は、一目見てわかるほど油分が多い肌質であること。どの肌質でも少なからず皮脂は分泌しますが、脂性肌の場合は顔全体がオイリーに感じます。特にTゾーンがテカテカしていて、触るとベタつきを感じることが特徴です。
脂性肌の場合、多くの人が乾燥を感じやすい頬の水分量も多めで、洗顔をしてもすぐに皮脂の分泌が目立ちやすいといえるでしょう。皮脂の分泌が多いためニキビや毛穴の黒ずみなどの肌トラブルが出やすい肌質です。
脂性肌の原因には、様々なものが考えられます。まずは、脂性肌に傾いてしまう主な原因についてご紹介します。
■遺伝
肌質には遺伝子が大きく関わっているとされています。脂性肌の人は、先天性の肌質としてもともと皮脂の分泌量が多い場合があります。自分の両親が皮脂分泌量の多い脂性肌の場合は、生まれつき肌質の影響を受けている可能性があります。
■季節性
脂性肌は季節の影響を受けている可能性もあります。夏は汗の分泌量が増えるので、自然と皮脂の分泌も増加します。冬の寒い時期だけ乾燥を感じやすい肌質の人がいるように、暑い時期にだけ脂性肌に傾くこともあります。
■間違ったスキンケア
間違ったスキンケアが原因で皮脂が過剰分泌され、脂性肌に傾いてしまうこともあります。自分が脂性肌だと認識している場合、皮脂をしっかりと洗い流したり、ふき取り化粧水でしっかり拭き取ったりと皮脂対策を行っている人が多いはずです。
しかし、皮脂は取りすぎが原因で過剰に分泌されることもあります。皮脂には肌を守る役割があるため、皮脂が取り除かれるとその皮脂を補うために、またさらに皮脂を分泌させる仕組みになっているのです。
その結果、本来ある皮脂よりもさらに多い量の皮脂が分泌されることになるのです。
■ホルモンバランスの乱れ
皮脂とホルモンバランスには大きな関わりがあります。ホルモンバランスが乱れると、皮脂が過剰分泌されることがあります。特にホルモンバランスの影響を受けやすいのは、思春期や生理前、更年期です。この時期に当てはまる場合は、ホルモンバランスが肌の状況に影響しているといえるでしょう。
■食生活
皮脂の分泌量は、普段の食生活の影響も受けやすいです。バランスの取れていない偏った食事を続けていると、皮脂が過剰に分泌されてしまうことがあります。中性脂肪になりやすいバターや砂糖、果物やアルコールは、皮脂の分泌に大きく関わります。
また、血糖値を上昇させる白米やパンなどの炭水化物、チョコレートやケーキなどのお菓子でも皮脂は過剰に分泌されやすくなります。食生活でオイリー肌に傾いてしまっている場合は、身体に入れるものに意識を配ってみると、それだけで皮脂の分泌量が改善されるはずです。
続いて、脂性肌の方が避けるべき行動をご紹介します。
オイリー肌の方はベタつきを改善しようとあぶらとり紙を使用することが多いのですが、それがかえってより皮脂を分泌することにつながっているかもしれません。
というのも、あぶらとり紙は皮脂を吸着しすぎてしまうから。逆に必要な皮脂も取り除いてしまい、それを補おうと新たに皮脂を分泌し、余計に脂性肌へと傾いてしまう可能性があるのです。
皮脂が気になる場合はティッシュオフする程度に留めておきましょう。
皮脂を落とそうとしっかりと洗顔するために、ゴシゴシと擦って顔を洗ってしまう方がいますが、これもNG。
洗いすぎたり擦って肌にダメージを与えてしまったりすると、肌状態を健やかに保てなくなってしまいます。むしろ乾燥したり、乾燥のせいで皮脂が分泌されてオイリー肌が加速してしまったりするので、摩擦を与えないように意識して洗顔しましょう。
皮脂をすっきりと落としたいがために1日に何度も洗顔をする習慣があるという方は、それもすぐにやめることをおすすめします。
皮脂が残っているとニキビなどの原因になってしまうので適切な回数と方法としっかり落とすことは大切ですが、皮脂を取りすぎると乾燥や過剰な皮脂分泌を招いてしまうので注意しましょう。
脂性肌を改善するためには、どういったスキンケアを取り入れていけばいいのか気になりますよね。脂性肌改善のための、正しいスキンケアについてご紹介します。
■クレンジング
脂性肌の場合皮脂をしっかりと落としたいからといって、洗浄力の高いクレンジングを使うのは逆効果。洗浄力が高すぎるクレンジングは、必要な潤い成分まで洗い流してしまう可能性があります。
クレンジングを選ぶ場合は、自分のベースメイクに合わせた肌に優しいものを使うようにしましょう。抜群のカバー力を誇るアイテムなど、落ちにくいベースメイクをしている場合はオイルクレンジング、それ以外の場合は肌に比較的負担が少ない、ミルククレンジングやクリームクレンジングがおすすめです。
■洗顔
洗顔をするときには、皮脂を取り除こうとゴシゴシと擦るのは厳禁です。しっかりと洗顔料を泡立て、泡の力で皮脂汚れを洗い流すようにしましょう。洗顔フォームを選ぶときには、洗ったあとの使用感を比べてみることがポイント。洗顔後に肌のツッパリを感じてしまう場合は、潤い成分を洗い流している可能性が高いといえます。
肌に必要な油分まで洗い流しすぎているせいで皮脂がすぐに分泌され始めているので、洗顔後に潤いが残るタイプのものを選びましょう。
■化粧水・美容液
脂性肌の場合、化粧水や美容液はさっぱりしているものやアルコール成分が含まれているものを選びがちですが、その選択は逆に皮脂を過剰に取りすぎてしまう可能性があります。脂性肌の場合、皮脂の分泌を抑えるといわれているビタミンC誘導体配合の化粧水や美容液がおすすめです。
他にも収れん作用がある化粧水を使うことで、肌の引き締め効果が期待できます。
■乳液・クリーム
脂性肌の場合、乳液やクリームなどの油分を含むアイテムを敬遠しがちです。しかし、脂性肌でも保湿は重要。もちろん、量を付けすぎてしまうとニキビの原因になることがあるので、手のひらに薄くのばしたものを肌に乗せていくイメージで塗布しましょう。アイテムは、ベタつきを感じにくいさらっとしたクリームやジェルがおすすめです。
脂性肌は余分な皮脂をしっかり落としつつ、必要な油分は落としきらないスキンケアアイテムを選ぶことが大切です。食事やホルモンバランスにも気をつけつつ、スキンケアアイテムでできるところからケアをしていきましょう。脂性肌におすすめのスキンケアアイテムをご紹介していきます。まずはクレンジングから見ていきましょう。
MANARAのホットクレンジングゲルは、毛穴詰まりが気になる脂性肌さんにぴったりのクレンジング。しっかり黒ずみを落としてくれるのにしっとりした洗い上がりなところがポイントです。必要なうるおいを残しつつ、メイクや皮脂汚れを洗い流してくれます。ダブル洗顔不要な手軽さも魅力といえるでしょう。
アテニアのスキンクリアクレンズオイルは、メイクを瞬時に浮かせて落とす洗浄力を備えていながら、美容オイルも配合されているので必要な油分はそのまま残してくれる優れもの。ベタつきやザラつきのないなめらかな肌が手に入ります。
続いては脂性肌におすすめの洗顔をご紹介します。
FANCLの洗顔パウダーは、余分な皮脂や角栓をすっきり落としてくれる、パウダー状の洗顔料です。肌が乾燥するとますます皮脂は出てきてしまうため、しっかりと化粧水で潤いを補給することが大切。FANCLの洗顔パウダーは、次のステップの化粧水の浸透を高めてくれるので乾燥を防止する役割を担ってくれるでしょう。濃密な泡が簡単に作れるのも魅力。
Curélの皮脂トラブルケア 泡洗顔料は、皮脂溶解成分配合で、過剰な皮脂や毛穴の汚れもすっきり落としてくれる洗顔料です。人の肌が水分をしっかり抱え込むのに必要なセラミドが配合されているので、洗顔しながら肌に潤いを与えられます。ポンプ式で手軽に使えるので、忙しい朝にも便利。
チャントアチャームのパウダーウォッシュは、毛穴の皮脂詰まりやニキビが気になる方にぴったりの洗顔料。しっかりと落とし、透明感のあるすべすべな肌へと導いてくれるでしょう。
アルージェのモイスチャークリアソープは、脂性のニキビ肌に悩んでいる方にぴったりの洗顔料。肌荒れを防ぐ効果が期待できる成分が配合されているので、肌状態が乱れがちな方におすすめです。ただし、しっかりと皮脂を取り除ける分、つっぱり感を感じる方もいるので、しっかりと合わせて保湿ケアを行いましょう。
続いては、化粧水と美容液のおすすめをお伝えします。
ドクターシーラボのVC100エッセンスローションEXは、皮脂の分泌を抑えてくれるビタミンC配合の化粧水です。様々な肌悩みにアプローチしながら、角質層まで浸透します。潤いとハリのある滑らかな肌へと整えます。
ALBIONの薬用スキンコンディショナー エッセンシャルは、肌をみずみずしく健やかな状態に導くことで皮脂の過剰な分泌を抑えてくれる化粧水です。「スキコン」の愛称で長年愛されている人気商品で、ニキビを防ぐ効果にも定評があります。
IPSAのザ ・タイムR アクアは、水をまとったかのように潤った肌へと導いてくれる化粧水です。肌の潤いバランスを整えることで、肌をテカリにくい状態にし、大人ニキビや肌荒れなどの肌トラブルを防ぎます。
Obagi(オバジ)のオバジC20セラムは、キメやザラつき、くすみや毛穴が気になる方にぴったりの美容液。皮脂をコントロールしてくれるので、肌悩みにアプローチするだけではなく脂性に傾いた肌を正常な状態へと整えてくれます。
メラノCCの薬用しみ集中対策プレミアム美容液は、しみやそばかすを予防する効果だけではなく、皮脂を抑制する効果も期待できるといわれています。とろっとした濃密なテクスチャーがスッと肌に密着し、肌を健やかな状態へと導いてくれるのが特徴です。
最後は、おすすめの乳液・クリームをご紹介します。
CLINIQUEのモイスチャーサージ72ハイドレーターは、保湿力の高いジェルクリーム。すっと肌になじむ心地よさで、ベタつきを感じにくいテクスチャーが特徴です。肌に潤いを与えながら長時間持続します。
dプログラムのアクネケア エマルジョン Rは、肌のバリア機能を高めてくれる乳液です。肌の潤いを持続させることで過剰な皮脂分泌を防ぎ、大人ニキビなどといった肌トラブルのないすべすべした肌へと導きます。
ソフィーナジェンヌの混合肌のための高保湿 ジェル乳液は、ベタつかないのにしっかりと保湿をしてくれる夜用乳液。透明感のあるうるおい肌を作ってくれるので、肌状態の乱れが気になる方におすすめです。
アウェイクのビヨンドバランスオイルコントロールモイスチュアライザーも、ゆらぎがちで皮脂でベタつきやすい方にぴったりのクリーム。みずみずしいジェル状のテクスチャーですが、肌に伸ばすとサラッとした感触へと変化します。
うるおいで包みながら、ボタニカルパウダーが余分な皮脂を吸着するので、化粧崩れも防いでくれます。
キールズ クリーム UFCは、乳液のような軽やかなテクスチャーでしっかりとうるおいをキープしてくれるクリーム。うるおいのバランスを整えてくれ、どんな肌タイプの人でも使いやすいところが魅力です。
脂性肌についてご紹介しました。脂性肌の場合、ニキビや毛穴などの悩みを感じやすくなりますよね。スキンケアでの対策はもちろんのこと、普段から皮脂が過剰に分泌されない生活を心がけながら、オイリー肌対策を行っていきましょう。