「胸を大きくしたい!」と胸のサイズにお悩みの人はいませんか?
女性にとって、胸のサイズはとても重要ですよね。本記事では、胸の大きさに個人差がある理由や胸を大きくする9つの方法をご紹介します。
皆さんは「胸が大きい」と聞いたとき、何サイズをイメージしますか?
とあるサイトが調査した結果によると、男女ともにDカップ以上のサイズから「巨乳」「胸が大きい」と判断しているとのこと。
確かにDカップ以上になると、服を着こんでいても胸の大きさが目立つようになりますよね。
サイズ以外にも、人それぞれ「胸が大きい」と考える基準があります。ここでは皆さんが考えるサイズ以外の胸が大きいと考える基準を見ていきましょう。
・胸が大きくて肩が凝る
・手のひらに収まらないサイズ
・胸の下に汗をかく
・服選びが大変など
胸が大きいことで肩が凝る……という基準は、女性ならではの基準ですね。
また、男性の大きい手で胸を下から持ち上げたときに、手のひらに胸が収まりきらなければ巨乳と考えている人もいるようです。
女性の場合、友人との買い物で気に入った服があっても、胸がパツパツになって着ることができない!という人に対して「胸が大きいね」と声をかけることもあるでしょう。
胸の成長は初潮(初経)の1年程前から始まり、そこから合計3~4年程かけて成長していきます。
初潮(初経)の平均年齢は10歳~15歳と言われているので、胸が成長する期間は9~14歳、13~17歳頃までと考えられるでしょう。
しかし、この年齢を過ぎると胸は成長を止めてしまうのかと言うと、そうではありません。胸の成長には、後ほどご紹介する「女性ホルモン」が大きく関わっているのです。
胸の大きさについてよく聞かれる「胸の大きさと体脂肪率は比例するの?」という質問があります。
確かに体脂肪率が高い人は、全体的にふくよかで胸も大きく見えますよね。しかし胸の大きさと体脂肪率には、そこまで深い関連性はなく、体脂肪率が平均以下でも胸を大きくすることはできます。
つまり「体脂肪率が低いから胸が大きくならない」という考え方は間違いなのです。
胸が小さめの人からすると「胸が大きいから肩が凝る」「胸が大きすぎて可愛い服が着られない」なんて、羨ましい悩みですよね。
しかし、胸が大きめな人からすると、胸が大きいことに関してメリットよりもデメリットを感じていることも少なくありません。
例えば、胸が大きいことに対する大きなメリットは、同性から羨ましがられることですが、一方では「肩が凝る」「服や下着選びが大変」「胸の形が崩れやすい」など、デメリットも多いのです。
胸を大きくしたいと考えている人からすれば贅沢な悩みかもしれませんが、巨乳と呼ばれる胸を持つ女性達にとっては、切実な悩みと言えます。
胸が大きい人に憧れを感じる女性達には「元々痩せ型で体に脂肪が付きにくい」という特徴があります。
実は、胸の90%を占めているのは脂肪。脂肪が付きにくい体質の人は、必然的に胸が小さめな傾向があるでしょう。
その他にも、常にダイエットをしている女性は体内のホルモンバランスが乱れやすく、女性ホルモンの分泌が十分にできていないことから胸が育ちにくい可能性があります。
胸が成長する年齢について解説した際に、軽くご紹介した通り、胸を大きく成長させるためには女性ホルモンの分泌がとても重要です。
女性ホルモンとは、卵胞ホルモンのエストロゲンと黄体ホルモンのプロゲステロンのことで、妊娠・出産の機能や女性らしい体作りをする役割を持っています。
そして、胸を大きくするためには乳腺の太さと、乳腺を囲む脂肪の量がとても重要になってきます。
女性ホルモンは乳腺を発達させる役割も持っているので、女性ホルモンの分泌量が多い人は乳腺が太くなりやすく、胸も成長しやすいのです。
女性の人生の中で、最も女性ホルモンが活発になるのは思春期です。この時期は、女性ホルモンの分泌量が増えることで、胸が成長しやすくなります。
そのため、この時期に女性ホルモンの分泌を妨げるような行為をしてしまうと、胸が成長せず、小さいままになってしまう可能性が高くなります。
女性ホルモンの分泌を妨げる原因として、思春期の無理なダイエットや日常的なストレスが挙げられるでしょう。
この時期に無理なダイエットをしていた人や、ストレスを抱えていたという人は、体内のホルモンバランスが乱れて女性ホルモンの分泌が十分に行われず、胸の成長を妨げてしまうこともあります。
今回は胸が大きくならない原因の一つとして女性ホルモンの分泌を挙げましたが、細かく分けると人によって原因はさまざまです。
例えば、思春期を健康的に過ごしていた人も、その後さまざまな原因が重なって胸が成長しなかった可能性があります。
加えて、元々胸が大きめだった人も、女性ホルモンの分泌がピークを迎える20代を過ぎると、見違えるようなサイズアップは難しくなるでしょう。
ここまででご紹介した通り、胸の大きさには女性ホルモンが大きく関わっています。
しかし、2人の女性が同じように女性ホルモンがしっかり分泌されていても、どちらも同じ胸の大きさになるとは限らず、個人差があります。
では、胸の大きさに人それぞれ個人差があるのはどうしてでしょうか。
その理由は、大きく分けて6つ挙げられます。今、胸が大きくならないことに悩んでいる人は、自分の胸が大きくならない理由が以下のどれに当てはまるのか、考えてみましょう。
胸は90%が脂肪によってできています。そのため、体質的に体に脂肪が付きにくい人は、胸が大きくなりにくく個人差が出やすくなると考えられるでしょう。
一方、食べるとすぐに脂肪が付いてしまう体質の人は、胸の脂肪も付きやすく、胸が大きくなりやすいでしょう。
毎日の仕事や家事によるストレスを抱え込みがちな人は、体内のホルモンバランスが乱れやすくなります。
女性ホルモンの分泌が十分に行われず、胸の成長に影響してしまうこともあるでしょう。
猫背など姿勢が悪い状態でいる時間が長いと、胸全体を圧迫することで血行不良になり、胸の成長に必要な栄養が十分に行きわたらなくなります。
加えて、胸は大胸筋からなる胸筋によって支えられているので、姿勢が悪いと筋肉を使う機会が減って筋力低下を起こし、胸が下に垂れたり、小さくなったりすることもあるのです。
また姿勢がよい人は、バストトップがツンと上を向いた綺麗な形をしていますよね。一方、姿勢が悪い人は胸が奥の方に見えて小さく見えます。
このように姿勢によっても胸の大きさに個人差が出てしまうのです。
大手の下着メーカー「ワコール」によると、女性の約7割が自分に合ったブラジャーのサイズを勘違いしている!としています。
ブラジャーのサイズが合っていないと、胸を圧迫したり、胸とブラジャーのカップに隙間ができたりと、胸に負荷を与えてしまう原因になります。
特に、胸にはクーパー靭帯と呼ばれる胸を支える靭帯があり、ブラジャーのサイズが合っていないとクーパー靭帯が伸びたり、損傷したりして胸の位置が下がったり、サイズダウンに繋がったりする可能性もあるのです。
胸を大きくするためには女性ホルモンが重要だとご紹介しました。
実はこの女性ホルモンが大量に分泌されるのは睡眠時で、睡眠時間が少なかったり、質の悪い睡眠をとっていたりすると、女性ホルモンの分泌に影響をおよぼして胸の成長を妨げてしまいます。
また、睡眠時間は長ければよいというものではなく、重視すべきなのは質です。人によって必要な睡眠時間は異なるため、自分にとって適した睡眠時間で、良質な睡眠を取ることが大切になります。
ブラジャーのサイズでもご紹介したクーパー靭帯は、皮膚と繋がっており、女性の胸を日々重力などから支えてくれているコラーゲン組織です。
このクーパー靭帯は、加齢や姿勢の悪さ、ブラジャーを着用せずにいる時間が長いなど、さまざまな原因によって伸びたり損傷しやすくなったりします。
特に、家の中ではノーブラで過ごすことが多い人は「歩く」「立つ」「ジャンプする」など、ちょっとした動作がクーパー靭帯に負荷をかけています。
クーパー靭帯が伸びたり、損傷したりすると、胸が垂れて胸のサイズダウンに繋がります。加えて、一度伸びや損傷が起こると元に戻すことはできません。
今までは綺麗な形だった胸が最近小さくなった、垂れたという人は、このクーパー靭帯の伸びや損傷が考えられるでしょう。
胸の成長ピークは20代頃となりますが、20代を過ぎても努力次第で胸を大きくすることができます。
ここでは、胸筋のトレーニングやナイトブラ、美容整形など、胸を大きくする8つの方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
胸を大きくする1つ目の方法は「胸筋のトレーニング」です。
クーパー靭帯とともに、日々胸を支えてくれている胸筋を鍛えることで、胸を上向きに整えるだけではなく、胸を大きくする効果が期待できます。
膝付きプッシュアップは、肘を付いて腕立て伏せをするトレーニング種目です。
女性の場合、腕の筋肉がなくて腕立て伏せは難しい!という人も多いと思いますが、これならば手軽に行うことができますよ。
・床に両手を肩幅よりも広めに置いて、腕立て伏せの体勢をとる
・膝を付いて足を浮かせていく
・膝をゆっくり曲げて、胸を開くイメージを持ったまま、胸が床に付くギリギリまで体を下げる
・5秒キープしたら、腕の力で胸への負荷が抜けないように体を上げる
体を下げている状態や、5秒間体勢をキープしている状態のときは、しっかりと胸を張って猫背にならないように気を付けてください。
パームプッシュは、別名「パームプレス」とも呼ばれており、仕事や家事の休憩中など、手軽に胸筋を鍛えることができるトレーニング種目です。
・背筋をピンと伸ばして、胸の前で両手を合わせる
・両手のひらにおもいきり力を入れて押し合い、息を吐きながら手のひらを胸の前から右側に移動させて3秒キープ
・息を吸いながら体を前に戻し、逆側も同様に行う
腕を左右に動かして3秒キープするとき、動かした側の逆側の胸筋に視線を向けると、負荷が逃げづらくなって胸筋への刺激が高まります。
胸を大きくする2つ目の方法は「バストケア」です。
入浴後にマッサージやツボ押しなどのバストケアを行うことで、胸の血行を促進して胸を大きくする効果が期待できます。
このバストケア方法は、背中や脇に流れやすい脂肪をしっかり胸に寄せることで、胸の脂肪として定着させるマッサージ方法です。
・右手を垂直に上げて左手で右の背中にある脂肪をしっかりと掴む
・脂肪を掴んだまま、胸の方へ左手をスライドさせて15秒キープ
・二の腕の脂肪をしっかり掴んで胸の方へスライドさせて15秒キープ
・脇の脂肪をしっかり掴んで胸の方へスライドさせて15秒キープ
・上記の流れを5回繰り返し、逆側も同様に行う
マッサージの後、ナイトブラや育乳ブラで改めて脂肪を胸にしっかり寄せて固定すると、脂肪が定着しやすくなりますよ。
このバストケア方法は、体に361個あるとされているツボの中から、胸を大きくする効果が期待できるツボを3つご紹介します。
・乳根(にゅうこん)
乳根は、女性ホルモンの分泌量を増やし、乳腺を刺激する効果が期待できるツボです。このツボは乳腺を刺激すると母乳が出やすくなるという利点もあります。
乳根は、左右の乳頭から指2本分下にあります。息を吐きながら指で3秒間ツボを押し、ゆっくりと指を戻す動作を3~5回続けてみてください。
・膻中(だんちゅう)
壇中は、女性ホルモンの分泌を活発にするほか、乳腺を増やす効果が期待できるツボです。胸を大きくする以外にも、肌を美しくするという利点があります。
壇中は、左右のバストトップを線で結んだ中央で、ちょうど胸骨の真ん中にあります。呼吸に合わせて親指で3分ほど押してみてください。
・中府(ちゅうふ)
中府は、大胸筋周りのリンパ流れを促進し、胸にハリをよみがえらせる効果が期待できるツボです。乳根同様、母乳が出やすくなるという利点もあります。
中府は、鎖骨の外側の下から親指1本分さらに下、腕の付け根の左右にあります。ツボの周囲を円を描くイメージで揉むようにして、最後にツボを押したまま3秒キープ。これを20回繰り返します。
胸を大きくする3つ目の方法は「質のよい睡眠をとる」です。
質のよい睡眠をとるためには、就寝前の準備をしっかりと整えることが大切になります。ここでは質のよい睡眠をとるために大切なルールを5つご紹介します。
・ルール1夕食は就寝3時間前までに済ませること
・ルール2毎日適度な運動を行うこと
・ルール3就寝1時間前からはスマホやテレビは見ないこと
・ルール4スムーズに入眠できるように、リラックスできる環境を整えておくこと
・ルール5寝る前のカフェインやアルコールは控えること
質のよい睡眠をとるためには、リラックスしている際に活発に機能する神経である、副交感神経を優位にすることが大切です。
ご紹介した5つのルールは、副交感神経を優位にしてスムーズな入眠を促す効果が期待できます。ぜひ今日から試してみることをおすすめします。
胸を大きくする4つ目の方法は「ナイトブラ」です。
ナイトブラは胸を全方向から包む形状で、就寝時の寝返りやうつぶせで胸の動きを抑えてくれる効果が期待できます。
特に、うつぶせは胸を圧迫するので、胸を大きくするためには極力避けるべき体勢。ナイトブラを着用して胸への負荷を軽減してあげることが大切です。
加えて、ナイトブラで脇や背中などの脂肪をバストに寄せて固定することで、胸を大きくする効果も期待できますよ。
胸を大きくする5つ目の方法は「バストアップ効果が期待できる栄養を積極的にとること」です。
マッサージやストレッチ、トレーニング、入浴後のバストケアなどと合わせて、毎日の食事でバストアップ効果が期待できる栄養を積極的に摂取することも大切です。
胸を大きくする効果が期待できる栄養素には、女性ホルモンのエストロゲンと同じ作用を持つイソフラボンがあります。豆乳や豆腐、納豆から大豆イソフラボンを摂取できます。
イソフラボン以外にも、りんごやキャベツなどに含まれているボロンは、エストロゲンの分泌量を増やし、血液中のエストロゲン濃度を高めてくれる作用があります。
その他にも、筋肉の修復や筋肉を成長させてくれるアミノ酸や、女性ホルモンの分泌を促進してくれるたんぱく質も、胸を大きくする効果が期待できます。
胸を大きくする6つ目の方法は「バストアップサプリ」です。
バストアップサプリは、手軽に摂取できて胸を大きくしてくれる頼もしい味方です。
女性ホルモンに作用するとされている「プエラリア・ミリフィカ」や「イソフラボン」はもちろん、バストアップ効果が期待できる栄養素でもご紹介した「ボロン」や、「ボルフィリン」と呼ばれる成分もおすすめです。
注意点として、プエラリア・ミリフィカは多くのバストアップサプリに配合されている成分ですが、過剰摂取での健康被害が報告されています。
胸を大きくしたいからとプエラリア・ミリフィカが配合されたバストアップサプリを容量用法を守らずに服用することは控えましょう。
胸を大きくする7つ目の方法は「正しい姿勢を心がける」です。
姿勢が悪い状態が長期間続くと、体が血行不良を起こして胸に栄養が行き届かなくなってしまうので注意が必要です。
正しい姿勢を作るためには、後頭部・肩甲骨・お尻・かかとの4箇所を壁に付けて、腰の後ろの隙間に手のひらがギリギリ入るくらいの姿勢が目安になります。
通常の姿勢で壁に体を付けた際に、腰の後ろの隙間に手のひらがすっぽり入る場合は反り腰、意識しないと頭~背中が壁に付かないという場合は猫背の可能性があるので、正しい姿勢を習慣づけることが大切です。
胸を大きくする8つ目の方法は「美容整形」です。
トレーニングやマッサージは即効性があるわけではないので、なるべく早く胸を大きくしたい人は、美容整形の検討も視野に入れてみましょう。
胸を大きくする美容整形には、ヒアルロン酸を注入する簡単なものから、自分の脂肪を胸に注入する脂肪注入、シリコンバックを入れて胸を大きくする方法などさまざまです。
ただ、整形方法によっては、持続期間やダウンタイムの有無が異なったり、手術に伴うリスクもあります。気になる人は一度美容クリニックでカウンセリングを受けてみましょう。
【参考記事】豊胸は後悔しやすいって本当?経験者が語る「豊胸で後悔した10の理由」
最後に、本記事のまとめとして胸を大きくする方法に関するよくあるQ&Aをご紹介しますので、ぜひ参考にしてみてくださいね。
最近、女性の間でも飲む人が増えているプロテインには、女性ホルモンの分泌を促進してくれるたんぱく質が多く含まれています。
加えて、少し値段が高めのプロテインには筋肉の修復や成長を促進してくれるアミノ酸も含まれているので、日常的に飲んでいれば胸が大きくなる可能性はあります。
しかし、プロテイン単体で理想通りに胸を大きくすることは難しいですし、過剰に摂取すると腹痛や下痢、オナラがくさくなる原因になりますので注意してください。
巷では「パートナーに胸をマッサージしてもらうと大きくなる」や、「胸を揉むことで大きくなる」という噂を耳にします。
結論から申し上げますと、単純に胸をマッサージしているだけでは大きくなる可能性は低いです。
大切なのは、リンパの巡りを促進させるマッサージを行うこと。本記事でご紹介したマッサージでリンパの巡りを促進させつつ、胸のサイズアップを目指しましょう。
最低でも3か月程度は続ける必要があります。即効性はないので、どうしても早く胸を大きくしたい人は美容整形を検討してみてください。
また、一時的にでも胸を大きく見せたいという人は、ヌーブラなどで胸を盛ることも選択肢の1つと言えるでしょう。
今回は、胸の大きさに個人差がある理由や胸を大きくする8つの方法をご紹介しました。今、胸が小さくて悩んでいる……という人は、本記事を参考にセルフケアを行いつつ、必要であれば美容整形も検討してみましょう。