暑い季節のデートファッションは意外と難しいもの。涼しさ優先で薄着にすると、ラフすぎてだらしない印象になるし、あまりにかっちりしたコーデでは暑苦しく見えてしまう…。涼しさとある程度のきちんと感、そして「かわいらしさ」を叶えるには、どんなコーデを選ぶといいのでしょうか。そこで今回は、ファッション誌などで活躍中のモデル・Nikiさんの撮り下ろし最新ショットから、「暑い日でも涼しげで『きちんと感』もあるデートファッション」をご紹介。ファッションメディアアプリ『TOPLOG』との共同企画で、『スゴレン』『オトメスゴレン』編集長の山場康弘が、世の男性の本音について解説します。
【目次】
「ストライプは清涼感があって夏っぽいし、すっきり清潔な感じに見える」(20代男性)というように、ワンピなどフェミニンなアイテムも、メンズライクな印象のあるストライプ柄にすれば、甘すぎず辛すぎない絶妙なバランスを狙えそうです。縦線の視覚効果で「細見え」も叶うので、体型に自信のない人こそ積極的に取り入れてみてはいかがでしょうか。
コルセットベルト付きストライプワンピース ¥20,000/リランドチュール キャンバスバッグ ¥9,800/カカトゥ(アンビリオン) フラットシューズ ¥12,500/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
「汚れやすいボトムが白で、しかも脚のラインが出るスキニーって、おしゃれ感度が相当高い印象を受けます(笑)」(20代男性)というように、白い細身のパンツは、カジュアルでありながらセンスの良さをアピールできる優秀なアイテムです。ベージュなど暖色系のふんわりとしたシルエットのトップスと合わせると、やわらかい印象の「モテコーデ」が完成するでしょう。
オフショルダートップス ¥16,000、パンツ ¥21,000/ともにANAYI ピアス ¥12,000/Jouete スカーフ付きバッグ ¥16,800/ル・ベルニ(キャセリーニ) サンダル ¥9,990/ZARA(ZARA JAPAN)
「風を含んで揺れるワンピのかわいさはテッパン」(20代男性)というように、シフォンなど軽い素材のワンピースは、男性ウケのいい「夏のデートの王道コーデ」と言えそうです。ミモレ丈の軽い素材のスカートは今季トレンドなので、流行に敏感な女性にとっても気になるアイテムなのではないでしょうか。
花刺繍入りワンピース ¥24,000/アプワイザー・リッシェ パールピアス ¥9,000/Jouete メタリックパンプス ¥8,900/MAMIAN(マミアン本店 カスタマーサポート)
「ベタですけど、女性のうなじを見るとやっぱりドキッとします(苦笑)」(20代男性)というように、まとめ髪は、している本人が涼しいだけでなく、普段は見えないうなじや肩が露出するため、健康的なセクシーさで男性の視線を集めるヘアスタイルです。揺れるピアスを合わせると、ポニーテールとの相乗効果で明るくかわいらしい印象を強められそうです。
「ヌーディーな色って大人の女性によく似合う」(20代男性)というように、キャメルは涼しげながら落ち着いた雰囲気を醸し出すカラーのようです。上品見えする水色のアイテムと組み合わせたり、ロングネックレスやレザーバングルなど、アクセントになるアクセサリーをつけるなどして、メリハリを演出しましょう。
サイドスリットトップス ¥20,000/Sov.(フィルム) テーパードデニムパンツ ¥13,000/ヘルシー(アルアバイル) ネックレス ¥7,000/Jouete バングル ¥7,500/ステラ ハリウッド 青山店 かごバッグ ¥9,800/カシュカシュ(アンビリオン) レースパンプス ¥13,500/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
「細いヒールって女性らしさの象徴というか、これぞ女って感じのアイテムだと思う」(20代男性)というように、女性特有の靴である「パンプス」は、男性をドキッとさせる効果が高いため、暑い季節もレースなど透け感のある素材を選んで、積極的にコーデに取り入れたいところです。ただし、女性らしさが強いアイテムなので、あえてカジュアルなデニムなどと組み合わせて、「あざとさ」を打ち消す工夫をしましょう。
「結局、男はチラリズムに弱いんですよね(苦笑)」(20代男性)というように、大胆に肌を露出するより、「透けて見える」ほうが魅力的な場合もあるので、柔らかい素材のロングワンピは意外に男性の注目を集めるようです。シフォンやコットンボイル素材のマキシワンピなら、サラリと着られて涼しい上に、素肌やボディラインの美しさを際立てるので、夏のデートを盛り上げるのにぴったりではないでしょうか。
アニマル柄シフォンワンピース ¥48,000/バウム・ウンド・ヘルガーデン(アルアバイル) サングラス ¥5,000/JINS かごバッグ ¥11,000/カカトゥ(アンビリオン) ビジューサンダル ¥12,500/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
「歩くたびプリーツが揺れる感じは女性らしいですし、ほどよくきちんとしている印象を受けます」(20代男性)というように、適度にかっちり感のあるプリーツスカーチョなら、オフィスで着ても違和感がないため、会社帰りのデートに最適なコーデかもしれません。スカートではなく、フレンドリー感とトレンド感を兼ね備えたスカーチョをチョイスすることで、同僚女子へのウケも抜群になるでしょう。
Vネックブラウス ¥11,000/リランドチュール プリーツガウチョパンツ ¥26,000/ANAYI 2連バーネックレス ¥5,900/ステラ ハリウッド 青山店 メタリックバッグ ¥7,400/カカトゥ(アンビリオン) フラットシューズ ¥12,500/ダイアナ(ダイアナ 銀座本店)
「ありがちなカゴバッグとかじゃなくて、夏っぽいキラキラしたバッグなんかを持ってる子は、かっこいいなと思いますね」(20代男性)というように、暑い季節だからこそ、バッグ選びにはセンスが問われるもの。暑苦しいレザーバッグや、夏に安易に使いがちなキャンバスバッグなどではなく、きらきらと太陽に反射するメタリックバッグを取り入れると、季節感にもマッチしそうです。ただし、なかなか存在感があるので、下品にならないよう小ぶりなものを選びましょう。
暑苦しくなく、だらしなくも見えない夏のコーデのポイントは、「落ち着き」や「きちんと感」を演出する、もしくは「上品さ」と「セクシーさ」を同居させることにありそうです。大胆な肌見せをする日があっても構いませんが、男性ウケを気にするなら、コーディネートでの一工夫を忘れないようにしましょう。(『スゴレン』『オトメスゴレン』編集長/山場康弘)
山場康弘
1978年、千葉県生まれ。東京理科大学理工学部卒業。衆議院議員秘書、株式会社リクルート、ヤフー株式会社を経て、スゴレン株式会社を設立。恋愛指南サイト『スゴレン』『オトメスゴレン』にて、延べ8000記事以上の恋愛コラムをデイリー配信中。
Photographer:Teruo Horikoshi(TRON)
Stylist:Asana Hosokawa
Make-up:Yusuke Kasuya(ADDICT_CASE)
Editor&Writer:Hiroko Miyazaki