北京は日本からも近く、万里の長城に代表されるような人気の観光スポットが数多くあります。そんな北京へ観光旅行を計画中の方のために、今回は北京旅行におすすめの服装を季節別・気温別にご紹介します。ぜひ服装選びの参考にしてください。
【目次】
万里の長城や故宮博物院など歴史や中国のスケールの大きさを感じさせる観光スポットは、一度は行ってみたい場所の一つです。そんな中国の季節は日本と同じように四季があり、それぞれの気候もはっきりと特徴があります。
■春(3・4・5月)
北京の3月は春というより冬の気温。朝晩は氷点下の日もあります。下旬になってようやく昼間の気温が15度近くまで上がります。4月からはようやく春の気配。昼間の気温は20度前後まで上がります。5月は下旬になると気温が30度近くまで上がり、夏といってもいい気温になります。
■夏(6・7・8月)
北京の6月は初夏というより夏本番の気温。下旬になると昼間の気温は35度を超えます。7月や8月はさらに気温が上がり昼間の気温は35度以上。ただ、日本のように湿気でジメジメしないので、日陰に入ると過ごしやすいのが特徴です。降水量が多い時期なので雨対策は必要です。
■秋(9・10・11月)
北京の9月は残暑で暑く気温は30度を超えますが、下旬になると徐々に涼しくなります。10月以降は気温が下がって過ごしやすくなり、観光におすすめの時期です。11月になると昼間の気温が10度を下回っていき、下旬には朝晩の気温が氷点下になることもあります。
■冬(12・1・2月)
北京の12月は本格的な冬でかなり寒くなります。昼間の気温は5度を下回り、朝晩は氷点下10度近くなることも。1月になるとさらに気温が下がって一年で最も寒い時期になります。2月に入ると若干昼間の気温が上がりますがまだ寒いので、防寒対策はしっかりして旅行にお出掛けください。
北京の3月は東京の冬並みの気温。春というより冬といった方がいい気温です。上旬は昼間の気温が10度以下なので、防寒力のあるアウターを持参しましょう。
ブルゾンは薄手のものより厚手のものが最適。色みは春らしいカラーコーデでもインに機能性インナーを仕込んだりしてしっかり防寒してください。寒がりの方はダウンジャケットでも大丈夫です。
北京の4月はまさに春。昼間の気温が20度前後で過ごしやすい気温です。ただ、黄砂や砂嵐など風が強い日が多く、寒暖の差もあります。マスクやウインドブレーカーなど対策になるグッズを持参してください。
5月になると気温が高くなり夏といってもいい気候に。昼間はノースリーブでも肌寒く感じない日があります。ノースリーブにサロペットを合わせたコーデは、ワンツーコーデでもおしゃれ見えするのでこの時期の北京旅行にぴったり。
紫外線もかなり強いので、帽子やサングラスなどの日よけになるものや日焼け対策はマスト。UV加工のカーディガンなども◎。蚊が増える時期なので虫よけスプレーがあると安心です。
北京の6月は東京の真夏並みの気温で、連日昼間の気温が30度を超えます。ただ屋内に入るとかなりクーラーが効いているので、一日屋内で過ごすといった日は七分袖のトップスや、半袖の上に羽織りものをプラスする服装でOKです。
白の七分袖のシャツに黒のクロップド丈のチノパンツを合わせたコーデは、モノトーンでモードな雰囲気。暑い夏でもおしゃれ見えするコーデです。
北京の7月や8月は昼間の気温が35度を超えかなりの猛暑。この時期は雨も多いので、雨具や濡れてもいい服装をスーツケースに準備して行きましょう。
ワンピにオフショルブラウスを重ねたコーデはおしゃれ見えが◎。足元は雨で濡れても洗えるスニーカーなど、気を使わなくて済むようなものを持参しましょう。
北京の9月は下旬まで秋の気配はなく、残暑で暑い日が続きます。昼間はノースリーブでもOK。日よけになる帽子もかぶって日焼け対策をしてください。ただ、下旬になるにつれ涼しくなっていきます。下旬以降は羽織りものやライトアウターをプラスしましょう。
北京の10月は上旬はまだ暖かいですが、下旬になると昼間の気温が20度を下回り始めます。Gジャンなどの厚手のライトアウターの下にカットソーなどを重ねて体温調節しやすい重ね着がおすすめです。
10月上旬は中国の祝日があり、気温的にも観光に最適なシーズンになります。
北京の秋を満喫できるのは10月まで。11月は寒くなり下旬になると朝晩の気温が氷点下になる日もあります。もう冬といってもいい気温なので、厚手のコートやニット帽などを使ってしっかり防寒をしてください。
ベージュの厚手のノーカラーコートは女性らしい上品な雰囲気。黒のベレー帽とは相性抜群です。
北京の12月は昼間の気温が5度を下回ります。特に人気の観光スポット万里の長城は風が強く体感が下がってかなり寒いので、厚手のダウンコートにさらにストールなどをプラスしてしっかり防寒対策をしてお出掛けください。
北京の1月や2月は朝晩の気温が氷点下10度の日もあります。昼間の気温も5度を下回る日が多いので、アウターは本格派のダウンコートなど防寒力のあるものがおすすめです。
首元などの冷気が入り込む場所も、ストールなどでしっかり防寒して暖かくしてお出掛けください。
北京は夏は暑く冬は寒い観光地ですが、夏はじめじめしていなくて冬も屋内はしっかり暖房が入っています。ただ、特に万里の長城などの屋外の観光地に行く場合は、猛暑対策や極寒対策をしっかり準備して行きましょう。