「貯金したい」「節約しよう」と思っているのに、なかなか貯金が増えないとお悩みの方は、実は貯金方法が間違っている可能性があります。そこで今回は、一人暮らしから主婦の方までおすすめしたい、賢い貯金方法をご紹介します。
【目次】
20代の内にしっかり貯金している方もいれば、
「無駄使いしているつもりはないのに、お金が貯まらない」
「共働きなのにお金が貯まらない」
とお悩みの方もいると思います。お金がなかなか貯まらない方は、実は貯金方法が間違っているのかもしれません。
まずは、1ヶ月の支出をしっかり計算してみましょう。
漠然と「なぜかお金が貯まらない」と思っても、何にどれぐらい支出しているかがわからないと、自分に合った節約方法が見つかりません。
支出をチェックする場合は、支出の合計金額と、節約できる支出項目はないか検討してみましょう。家賃や水光熱費、食費や生活雑貨代、交際費、服やコスメ、趣味にかかる費用など、項目ごとに分けて整理してみましょうね。
■毎月の予算を決めよう
毎月の支出を確認したら、収入と貯金したい金額とを照らし合わせて、支出の予算を決めていきましょう。スマホの通信量は、格安SIMにするだけで節約できる項目ですね。また、生活費をクレジットカードで支払うことで、ポイントもつきます。
さらに、貯金用の銀行口座を用意して、毎月決まった金額をその銀行口座に移すようにすると、使い過ぎを防ぐことができるのも賢い貯金方法ですよ。
■予算は「残す」が基本
注意が必要なのは、予算が余っている場合です。
予算が余っていると、その月に使わないと損をしてしまうような感覚になる方もいると思います。
しかし、余った予算も、貯金にまわすようにすると、いつの間にか結構な金額が貯まっているという嬉しいサプライズが期待できます。これは、一人暮らしから主婦の方まで、幅広く使える貯金方法です。
貯金ができない理由としてよくあるのが、細かい支出が貯金を邪魔している場合です。
例えば、カフェでコーヒーを飲むのは、ホッと落ち着ける癒しの時間ですよね。1回で500円ほどになりますが、これを平日の朝と昼に支払っていると、一ヶ月でかかる金額はバカにできない額になります。コーヒーを持参すれば、1杯50円にも満たないので、かなりの差が出ます。
また、ランチ代と手作りのお弁当の差や、ATMの手数料、利用していないサイトの利用料など、1回の金額は高くはないのに、ちりも積もれば山となっている場合もあります。
■できる範囲で節約しよう
このような細かい支出は、すぐに節約できるものもあります。しかし、こまめに買い出しをしたり、ドリンクやランチを持参したりと、節約する労力が必要なことも多いですね。
まずは、コンビニとスーパーやドラッグストアでは、金額にも差が出るので、便利だからと利用しすぎるのは控えた方が良いですね。ATMの利用回数を減らしたり、もう見ていないサイトの有料登録は解除しましょう。
しかし、忙しいオトナ女性は「節約しよう」と頑張りすぎてしまうと、仕事も家でも息苦しくなってしまいます。
毎日手作りのお弁当やドリンクを用意したり、休日は買いだめに走るのが大変な方は、他の項目で節約したり、気が向いた時に用意するなど、無理のない範囲でできる事から始めるのが、続けやすい貯金方法ですね。
毎日「今日はこれくらい使った」と認識するだけでも、節約する気持ちが芽生えますよ。
また、普段は節約しているのに、クリスマスコフレやバーゲン、新作のバッグなど、一度で高額な出費をする方も注意が必要です。
コツコツ貯金している金額を上回るような出費をしている方は、買うものがない時期は良いのですが、使う時は思い切って大きな金額を使うので、1年後に銀行口座を見てみると、「去年から全然お金が貯まっていない」とがっくりしてしまうこともあります。
■専用の予算を決める
そんな方へのオススメ貯金方法は、普段の貯金とは別に、好きな物を買うための予算を確保することです。
「貯金用の口座には手を付けない」という決まりを作ります。
そして、欲しいものができた場合は、好きな物を買うために貯金していた口座のお金を使うようにすると、自然と貯金額は増えていきますね。
■欲しいものリストを作る
また、欲しいものリストを作っておくことも大切です。
例えば、「今年は一生使えるようなダウンを買いたい」「毎年購入しているクリスマスコフレは絶対に欲しい」と思っている方は、お店で見つけた限定コスメを買うかどうか、ダウンやクリスマスコフレと天秤にかけることができますね。
夫婦共働きの場合、収入は2人分あるのに、なぜか貯金額が増えないと悩みますよね。夫婦共働きでの貯金額は、世帯年収の15%前後が理想的とされています。
■お互いを当てにしない
共働きといっても、
・生活費は完全に折半
・家賃や水光熱費は夫、食費や雑費は妻、というように項目ごとに分担している
・生活費は全て夫または妻が負担している
など、お金の使い方は夫婦それぞれで違いますよね。
子供がいない夫婦の場合、節約に対する意識は薄くなることもあります。夫婦で貯金ができるのは、子どもが小さい期間だけです。子どもが高校生や大学生になっていくと、出費もどんどんかさんでいきますので、今のうちに貯金する癖をつけておくことも大切ですね。
また、生活費以外の自由なお金は、お互いに決まった金額貯金している夫婦もいます。
生活費以外の収入はお互いのお小遣いになっていると、お互いに「相手は貯金しているだろう」という意識になってしまい、どちらも使いすぎてしまうので、結局貯金額が増えない場合もありますので注意が必要ですね。
■夫婦で協力しよう
もし、貯金をしたいと思っているなら、夫婦での協力が欠かせません。今まで、何となく生活していた場合は、お金について夫婦で話し合い、貯金額を決めてみましょう。
ボーナスは思い切って全て貯蓄に回したり、夫婦どちらかの収入のみでやりくりして生活することも、おすすめの貯金方法ですよ。
■食費
節約額が大きく変わる食費ですが、
・自炊を増やす
・二人で割安のスーパーに買い出しに行く
などの他にも、節約できるポイントがあります。
袋詰めの野菜は割安ですが、夫婦二人の場合は、必要な量だけ買う方が余らせてしまうことがないので、結果として節約になります。
1週間分まとめ買いをして、やりくりすることも有効な節約方法ですね。
■冠婚葬祭も視野に
また、大人になると、冠婚葬祭での出費も増えてきますよね。
予算を組む際は、冠婚葬祭用の積み立てもしっかり考えておくと、貯金に手をつけずに済みますね。
しっかり貯まる貯金方法は、まずは支出を見直して、無駄な出費を抑えることが大切です。ぜひ、自分の生活スタイルに合った節約方法を選んで、賢く貯金していきたいですね。