妊娠中の冬の季節は、ついついおしゃれより防寒が優先になりがちですよね。おしゃれさんとしては、防寒もしっかりしながらおしゃれも妊娠前と同じように楽しみたいものです。
今回は、妊婦さんにおすすめの、冷え対策もばっちりしつつおしゃれに見える冬のマタニティコーデを紹介します。
妊娠中はおしゃれよりも体調が優先。特に冬の季節はおしゃれよりも冷え対策に注意している方も多いでしょう。ただ大人女子としては、妊娠中でもおしゃれを楽しんで、気分を明るく元気に毎日を過ごしたいですよね。
そこで今回は、妊婦さんにおすすめの冬の服装をご紹介します。妊娠時期に応じた最適なコーデや、ワンピやパンツを使ったおすすめコーデなど。もしお気に入りが見つかったら、ぜひコーデに取り入れてみてください。
まずは、妊婦さんの冬の服装選びのポイントからご紹介しましょう。
■冷えは禁物!お腹をカバーできるアイテム選びを
冬の妊婦さんの服装選びで一番大事なポイントは、お腹を冷やさないこと。丈が短いトップスなどは避けて、しっかりお腹を包み込むことができるアイテムを選びましょう。もちろん圧迫感があるものではなく、体を楽に包み込んでくれるものを選んでくださいね。
■首元や足元の防寒も大切!
末端部分が冷えると体全体も冷えてしまって、お腹にも悪影響になります。首元はマフラーで温めたり、足元もブーツや靴下を重ね履きするなどでしっかり温めましょう。
■体温調節しやすい重ね着がおすすめ
どんなに高機能なインナーを着ていても、その上に厚手のニット一枚では体温調節ができません。妊娠中も寒い屋外と暖房の効いて暖かい屋内の出入りは当然あります。寒くなったり暑くなったりした時のために、着脱しやすい重ね着をするのがおすすめです。
高機能インナーの上にカットソー、程良い生地感のニットといったように、アウターの下は何枚かを重ね着した方が体温調節が簡単です。
■靴はヒールのない安定感のあるものを
妊婦さんにとって靴も重要なアイテム。普段はヒールのある靴しか履かない人も、妊娠中はヒールのない安定感のある靴を履きましょう。雨や雪が降る日は、ソールが滑らない仕様のものがマストです。
ここからは、おしゃれかつ冷え対策もできる妊婦さんにおすすめのマタニティコーディネートをご紹介します。
妊娠初期でまだお腹が大きくない時期は、妊娠前に着ていた服をついつい着てしまいますよね。ただ、お腹は確実に大きくなっていますし、日々サイズは変化しています。もしいつものデニムをはいてきついなと感じたら、そのデニムははくのを止めて、お腹を締め付けないボトムにチェンジしましょう。
マタニティウェアのデニムは、締め付け感がないうえに妊娠中の長い期間はくことができます。最近は通常のデニムと遜色ないデザインのものばかりなので、おしゃれ見えも十分叶います。
そんなマタニティデニムに冬のトレンドのファージャケットを羽織ったコーデ。妊婦さんになってもトレンドアイテムを投入して、おしゃれを楽しみましょう。
妊娠中のつわりが酷い時期は、お腹はもちろん全身も締め付けないゆったりした服装でリラックスすることが大切です。
厚手の生地感でゆとりのあるシルエットの冬ワンピは、暖かくて着心地がいいのでゆったりと楽な気分で過ごせます。合わせるニットレギンスも、ウエストがゴムの締めつけ感のないものを選んで、リラックスして過ごせるような服装選びがポイントです。
冬の装いに欠かせないのがタートルネックのニット。特に妊婦さんにとっては首元の防寒も重要なので、おすすめのアイテムです。
妊娠前も冬に大活躍したタートルネックトップスには、ウエストが調整しやすいパンツをコーディネート。普段は大きすぎてはけないようなデカパンも、妊娠中は大活躍してくれます。
妊娠中はとにかくお腹を冷やさないことが最優先。妊娠前に着ていた冬のニットの中で、丈感が長く厚手のものがあれば妊娠中も活躍してくれます。
漁師さんが着るニットということでネーミングされたフィッシャーマンズニットは、厚手で保温性が高いニット。お腹をしっかりカバーできる丈感のものなら、着ていて抜群の安心感があります。
GU(ジーユー)などのファストファッション系のブランドはプチプラなので、妊娠中の期間限定でしか着れないようなアイテムを調達するのに好都合。特にGUは専用のマタニティウェアはありませんが、サイズが豊富なので大きいサイズのものが買えるのが重宝します。
ベージュのチノフレアマキシスカートはGUの人気商品だったもの。サイズがXXLまであるので、妊娠中でもお腹のサイズに合わせたスカートがプチプラで買えます。その時期のトレンド感のあるアイテムが楽しめるのも魅力です。
柔らかくて伸縮性があるスリムパンツは、ワンピースはもちろん、ゆったりめのニットとも相性抜群なので、ひとつ持っておくと便利なアイテムです。着回しがきくので、マタニティ用のものを買っておくことをおすすめします。
妊娠中は着ていて楽なニットワンピが活躍してくれますが、臨月まで使えておすすめなのが、サイドにスリットの入ったニットワンピ。臨月でかなり大きくなったお腹でも、サイドスリットのおかげで広がってくれるので、窮屈感なく着ることができます。
サイドにスリットが深く入った黒のニットワンピに柄スカートを合わせたコーデは、女性らしいフェミニンスタイルが楽しめて◎。
妊婦さんが履く靴は、ヒールのない安定感のあるものが最適です。中でも雨や雪が降る日は、ソールが滑りにくい仕様のものを履くのがマストです。冷えてブーツが欠かせない日は、足元を温めてくれるタイプが理想的。
保温材が内蔵されたアウトドアブランドの冬用ブーツなら安心。ソールも滑りにくい仕様になっています。そんな高機能のブーツがなくても、靴下を重ね履きするなど工夫して、足を冷やさないようにしましょう。
妊婦さんが冬に着るコートのおすすめは、暖かいのはもちろん軽くて体に負担のかからないもの。ダウンジャケットは抜群の防風性と保温性で暖かいうえに、着心地が軽いのが魅力。
ウエストゴムのフレアパンツにダウンジャケットを羽織ったコーデは、妊娠後期で大きくなったお腹でもおしゃれをしながらウエスト周りの負担を軽減できます、トレンド感あるおしゃれがしたい日におすすめです。
暖かく着られるボアのフーディー。Tシャツをレイヤードすれば、今っぽいカジュアルなスタイルに。トップスがボリューミーな分、ボトムスはタイトスカートでコンパクトなシルエットにまとめています。タイトスカートもニット素材ならおなかも締め付けず着心地よく履けますよ。足元は厚手のタイツでしっかり防寒を。
ニットワンピース同様、おなかを締め付けない上に暖かい、裏起毛のスウェットワンピース。ロング丈なら足まで暖められますよ。カットソー素材のフレアパンツをレイヤードして旬なコーデを楽しみつつ、下半身の防寒も完璧に。
タートルネックニットにリブフレアパンツを合わせただけでも暖かくトレンドライクなコーデになりますが、コットンワンピースをプラスすると重ね着の効果でより暖かくなります。こなれた雰囲気に仕上がって、おしゃれな印象もアップしますよ。
しっかり防寒したいものの、着膨れた印象にはしたくないですよね。そんなときにおすすめなのが、ムートンコート。軽くて暖かいのに、すっきりとしたシルエットで着られます。きれいめにも着やすいので、パンツスタイルだけでなくスカートとの相性もいいですよ。
すっきりシルエットで着られるのに、中綿入りで暖かいキルティングコート。取り外しできるダッカーが付属したものなら、妊娠中はダッカー無しで、出産後はママコートとして活躍してくれます。
ボトムスもスキニーデニムでタイトに仕上げて、マタニティでもスタイリッシュな印象に。
抜け感があり、トレンドライクなノーカラーコート。ボアのものなら軽くて暖かいので、マタニティコーデにもぴったり。首元が開いているので、インナーはタートルネックのニットワンピースで首の防寒も万全に。
太い血管が通っている首を温めると全身を巡る血液が温かくなるので、首元の防寒は特に重要。マフラーやスヌードでしっかり温めましょう。
ファーマフラーを選べば、クリスマスや年末年始などの華やかなシーンにも対応できる華やかな雰囲気をプラスできます。上半身にアクセントが加わって視線が上がるので、おなかも目立ちにくくなりますよ。
妊娠中は寝るときも暖かさをキープして抜かりなく。パジャマも暖かい素材のものを選び、首元が詰まったデザインで冷気にできるだけ触れないようにしましょう。ボトムスもフルレングスのパンツで足首までしっかり暖かく。
ふわふわした素材のロングカーディガンを羽織れば、暖かいだけでなくお部屋でもかわいく過ごせますよ。
真冬のルームウェアでおすすめなのが着る毛布。ロングカーディガンのように着られるのに、毛布をまとっているかのような暖かさです。マタニティ用のものなら、臨月でもおなか周りがきつくならずにボタンを留めることができますよ。冬の夜中の授乳のときにも活躍してくれそうです。
セットアップであれば、簡単におしゃれでかわいいコーディネートが完成します。ニット素材のものなら伸縮性があるので、お腹が大きくなってからでも楽に着こなせるところがポイント。
足元はヒールのないブーツやフラットシューズ、スニーカーなど歩きやすいものを選びましょう。
妊娠するとあまりタイトなものは窮屈に感じてしまいますよね。オーバーサイズのトップスを選ぶことで、大きくなったお腹をふんわりとカバーできるうえ、リラックスした着こなしが叶います。
トップスを大きめにする分、ボトムスはストンと落ちるようなシルエットのものを選ぶとバランスが取りやすくなるでしょう。締め付けないおしゃれを楽しんでくださいね。
妊婦さんの冬の服装選びのポイントは第一にお腹を冷やさないこと。お腹を締め付けないことと並んで大切なポイントです。
もちろん防寒ばかりを気にして、おしゃれを楽しまないのは気分が上がらないので、今回ご紹介したアイテムやコーデも参考にしていただいて、今しかできないおしゃれを楽しみながら冬を乗り切りましょう。