移動する際に体重による負荷がかかりやすい足首は、足首回しを行うことで疲労回復やむくみ解消、骨盤矯正に役立ち、ダイエットにも効果的です。そこで今回は、足首回しダイエットの方法や注意点をご紹介します。
くるくると足首を回すエクササイズは、運動前の準備運動としても取り入れられていることも多いですが、オフィスや自宅で行うことで、ダイエット目的のエクササイズとしても活用できるのがメリットです。
人は、二足歩行していることによって、日常生活ではかかとや足首に負担がかかりやすいですが、運動する機会が少ないと、足首の周辺をストレッチすることは少ないですよね。
足首の周辺が疲労によって硬くなってしまうと、脚や骨盤などが歪みやすくなり、O脚やX脚になることもあります。また、血行やリンパの流れが滞り、むくみや腰痛、便秘などを引き起こすこともあります。さらには、全身の歪みにも影響してしまうと、頭痛や肩こり、冷えなどの原因になることもあります。
したがって、足首回しをすることで、足首が動かしやすくなり、ケガがしにくくなるだけでなく、骨盤矯正や体の歪みによる痛みの緩和もサポートできます。また、血行やリンパの流れの滞りによる冷えが改善されれば、代謝もアップし、老廃物も排出しやすくなりますので、痩せやすい体を作ることもできますよ。
もちろん、足首回しはエクササイズですので、足首のシェイプアップには効果的です。
さらに、足首には、リラックスに作用する神経が集中しています。足首回しをすることで神経が刺激され、自律神経がととのえられたり、安眠しやすくなるケースもあります。
足首回しダイエットのやり方は簡単です。
①椅子に座って背筋をのばしましょう。
②右脚を曲げ、左脚の太ももの上にのせたら、足首を時計回りに100回、反時計回りに100回ずつ回しましょう。この時、曲げている脚の足の裏を手で持つか、足の指の間に指を入れて、手でサポートしながらゆっくり足首を回していきましょう。
③今度は左脚を曲げ、右脚の太ももの上にのせたら、足首を時計回りに100回、反時計回りに100回ずつ回しましょう。
■足首回しを行うタイミング
ご紹介しているように、足首回しには、リラックス効果や代謝アップ効果があるといわれていますので、就寝前にくつろいでいる時間に足首回しを行うのがおすすめです。体がリラックスして、足も温まりますので、安眠に役立ってくれますよ。
さらに、仕事や家事で疲れた時や、冷えを感じた時に足首回しを行って足首をほぐしてあげるのもいいですね。
オフィスなどで足を上げたり手を使えない場合は、ふくらはぎを動かさないように意識しながら足首を動かしてみましょう。
寝ながら行う場合は、脚を真っすぐに伸ばし、骨盤に手を添えます。脚の付け根から足首までが動いていることを意識しながら、足首回しを行いましょう。
■足首回しはゆっくり
足首回しは、ゆっくり行うのがダイエットに効果的です。回数をこなすのではなく、足首が大きく回ることを目標にしましょう。
■リラックスして行う
さらに、足首回しを行う際は、足首や脚の力を抜き、リラックスして行うことが大切です。
また、深く呼吸をしながら足首回しをすることも忘れないようにしましょう。
■ケガには注意
足首回しは、毎日行うことで、少しずつ足首が動かしやすくなっていきます。足首が固くなっているからといって、無理に足首を動かそうとするのはよくないですね。
また、早く足首を柔らかくしたいからといって、足首を回しすぎると、ケガをする可能性がありますので注意しましょう。
■バスタイムに行うのもおすすめ
さらに、よりダイエット効果を実感したい方は、血行が良くなっているバスタイムに足首回しを行うのもおすすめです。
湯船に浸かっている時間は、絶好のエクササイズタイムですよ。
■足指回しもおすすめ
そして、足の指を回すことで、足のコリをリリースすることもできます。
足指回しは、足の指を手で持ち、それぞれの指を右回りと左回りに5回程度ずつ回してみましょう。
■足やふくらはぎのマッサージもプラス
そして、足首は、日常生活で大きな負担がかかっている場所ですので、ストレッチだけでなく、足の甲や足の裏、ふくらはぎなどをマッサージしてあげることで、筋肉がほぐれやすくなります。
足首から膝の裏、膝の裏から脚の付け根に向かって老廃物を流すようなイメージでマッサージすることで、血行やリンパの流れも改善されやすくなりますよ。
血行やリンパの流れが改善されれば、冷えやむくみの改善もしやすくなりますね。
足首回しは簡単なエクササイズですが、骨盤矯正やダイエットなど、さまざまな効果が期待できます。ぜひ、足首回しをすらっとした美脚作りに生かしてみてくださいね。