LIFESTYLE
2019.05.17

納骨の費用ってどれくらいかかるの?料金の相場や安くする方法

納骨の費用ってどれくらいかかるの?料金の相場や安くする方法 納骨の費用ってどれくらいかかるの?料金の相場や安くする方法

葬儀や火葬を終えると、次は納骨をして供養します。ですが、「納骨にはどんな費用がどれくらいかかるか分からない」という方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、納骨の費用の相場や安くする方法をご紹介します。

当メディアはAmazonアソシエイト、楽天アフィリエイトを始めとした各種アフィリエイトプログラムに参加しています。当サービスの記事で紹介している商品を購入すると、売上の一部が弊社に還元されます。

納骨式とは?

着物を着た女性

納骨式とは納骨を行う際に、僧侶など宗教者に同席いただき、ご遺骨をお墓に収めることです。
一般的に、四十九日の間はご自宅で保管し、納骨式は四十九日か一周忌の法要に合わせて行われます。

葬式と火葬を終えた後に行うのですが、いざ納骨となるとどんな手続きがあって、費用はどのくらいかかるのか不安に思っている方も多いのではないでしょうか。

実際に調べてみると、葬儀と同じように納骨にも費用がかかってきます。
「納骨ってこんなに高いんだ……」とびっくりする方も多いかと思いますが、納骨といっても、ただお墓に納めるだけが納骨ではないのです。

納骨費用はなかなか金額が把握しにくいといわれているので、事前に調べておきたいですよね。

納骨にかかる費用の相場

お金を計算する女性の手

納骨にかかる費用は、ただお墓に納骨するだけではありません。
お墓に納骨をするために欠かせない基本的な費用はどれくらいかかるのか、見ていきましょう。

■彫刻料
彫刻料とは、新しくお墓に入る故人の戒名や命日などを墓石に刻んでもらうための費用です。
石材店ごとに1名分で2万円~7万円前後と幅があるのですが、相場は3万円~5万円になるといわれています。

■納骨作業費用
お墓の下部にある「カロート」と呼ばれる部分を開けるための作業料金で、彫刻と同じように石材業者を呼んで「カロート」を開けてもらいます。
相場は、大体1万5千円~3万円。
最近は、誰でも簡単に開けられるようになっていることが多いので、その場合は納骨作業費用を用意しなくて済みそうです。

■お供え物の費用
お供え物の費用は、花一対と故人の好きだった食べ物や飲み物をお墓にお供えするための費用になります。
お墓参りよりも、少し豪華にするのが一般的なので、5千円程度になるように用意するといいでしょう。

■法要に関する費用
お経をあげてもらう僧侶へのお布施や、宗教者への謝礼のことで、納骨式だけではなく四十九日などの法要も兼ねるなら、他の費用も発生します。
納骨式のみなら3万円~5万円、年忌法要や法要会館などの使用料も含めると、12万前後が相場になるようです。

■会食と引き物に関する費用
人数によって変動しますが、会食費と引き出物が一人当たり5千円の場合、親族20名分で20万です。
ただし、引き出物に関しては、一軒で計算するので、20名でも10家族なら5万ということになり、会食と合わせて15万ということになります。

さらに詳しく!石のお墓に納骨する場合の費用

お墓

納骨式によって、費用も少しずつ変わってくるそうなので、さらに詳しく見ていきましょう。

石のお墓に納骨する場合は、数万円~10万円前後が必要となる場合が多いようです。

■石のお墓に納骨する場合
・彫刻料……2万円~7万円
・納骨するための作業費用……1万5千円~3万円
・お布施、宗教者への謝礼……3万円~5万円
・法要部屋の使用料(使用する場合)……1万円~3万円
・塔婆……2千円~5千円
・お供え物やお参り花……5千円
・手桶などの小物の費用……5千円

ここにさらに会食や引き出物の費用がプラスされます。
中には、納骨式の行い方によって不要になるものもあるので、お寺などにも確認を行っていきましょう。

さらに詳しく!納骨堂に埋葬する場合の費用

納骨堂

石のお墓ではなく、納骨堂を利用する方も増えています。
納骨堂を管理するお寺や管理事務所が対応してくれる場合が多く、作業費用や彫刻作業が不要になりますよ。

■納骨堂に納骨する場合の費用
・お布施……3万~5万
・法要部屋の使用料(使用する場合)……無料の場合と費用がかかる場合がある
・塔婆……1本あたり2千円~5千円
・お供え物やお参り花……5千円

ここにさらに会食や引き出物の費用がプラスされます。
ですが、石のお墓に比べると、だいぶ費用が安いと感じられますね。

ただし、都市部は少し値段が高い傾向にあるようなので、確認しておきましょう。

納骨式の費用をおさえる方法

電卓で計算する女性

最近では、さまざまな納骨方法があるので、納骨式の費用をおさえることもできます。

■お墓に納骨したい場合
・自宅で法要を行う……法要会館ではなく自宅で行うようにすれば、法要会館の費用を浮かせることができます。
・葬儀と同時に納骨式を済ませる……葬儀のときにお墓の準備が整っていれば、同時に行ってしまうことで会食代を浮かせることができますよ。

■その他の方法で費用を安くしたい場合
・永代供養
お寺がご遺族の代わりにご遺骨を管理・供養をしてくれる納骨方法で、共同墓に合葬するので、個人でお墓を購入するより大幅に費用をおさえることができます。

・散骨
故人のご遺骨を自然に還す供養方法で、海洋散骨や空中葬などがあります。
海洋散骨は海にまき、空中葬は大きなバルーンの中へ遺灰を込めて大空へ飛ばす方法です。
樹木葬は平均50万円ほどですが、海洋散骨や空中葬なら平均25万程度で済むそうですよ。

納骨の費用についてご紹介しました。
ただお墓に納骨するだけではないので、意外と費用がかかることに驚いた方も多いのではないでしょうか。
安くする方法なども参考にしながら、しっかり準備していきたいですね。

related articles