女性管理職には、どのような服装がふさわしいのか気になるところ。責任のあるポジションに就くとなると、言うまでもなく身なりにも注意しなければなりません。そこで今回は、女性管理職の服装の選び方からおすすめのコーディネートをご紹介します。
【目次】
一般的には部長や課長、マネージャー、グループリーダーなどと呼ばれる「管理職」。その役割としては、『自己に課せられた役割や目標を部下の働きを通じて遂行すること』であり、様々なスキルが求められる重要な立場です。そんな責任感が問われる管理職ですから、正しい身だしなみと服装を意識して、部下からの厚い信頼を得る必要があります。
そこで今回は、女性管理職の服装の選び方や注意点を解説した上で、おすすめのコーディネートまで一挙ご紹介します!年代別に女性管理職にぴったりのスタイルを提案しつつ、それぞれの着こなしのポイント、さらにはヘアスタイルまで丸ごとご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
女性管理職に求められるのは、気品と知性を感じるような、きちんとした身だしなみ。職種によって求められる服装は異なりますが、オフィスで働く女性は基本的にスーツスタイル、もしくはジャケットを着用する機会が多いことでしょう。そこでこれらを綺麗に、そしてきちんと着こなすには、「サイズ感」に注意することが重要なポイントとなります。
そこでジャケットを選ぶ際には、サイズがきちんと自分に合ったものを。タイトすぎると動きづらいですし、かといって大きすぎるとだらしない印象を与えてしまうため、ジャストサイズをお選びください。
また、立ち姿を美しく見せるためには、うまく体型カバーをするのも大切。例えばお腹まわりが気になるのなら、ウエストがシェイプされたものや切り替えの入ったブラウスをチョイスすると良いでしょう。
ここでは、女性管理職の服装で注意すべきポイントについて解説します。そこで上の立場になると、無難で当たり前なビジネスファッションを脱ぎ捨て、おしゃれを楽しもうとされる方もいらっしゃいます。しかしこれは言うまでもなくNGで、エグゼクティブだからこそきちんとした着こなしにまとめるべき。部下の手本となるような、上品で知性の溢れるスタイルを意識してください。
例えば、身体のラインが出すぎるような服装はNG。品の良さを失ってしまい、だらしない印象を与えてしまう可能性があるので、注意しましょう。さらにスカートの丈は、膝が隠れるくらいがベスト。露出度を控えめにしておくと、どんなシーンでも失礼なく対応することができます。また、アクセサリーはシンプルかつ上品なものを選ぶのがマストです。
ここからは、女性管理職におすすめの服装を具体的にご紹介していきます。そこでまだまだフレッシュな30代の女性なら、「垢抜け」を意識するとエグゼクティブらしい着こなしにまとまる!フレッシュで若々しい印象がありながらも、どこか気品を感じ、さらには頼りがいのあるようなスタイルを意識すると良いでしょう。
例えば、ブラックスーツをきちっと着こなして、品のある大人の着こなしに。インナーは襟付きシャツだとフレッシュ感が強くなってしまうため、女性らしく上品なVネックの白ブラウスをチョイスしましょう。さらに足元にはヌーディーなベージュパンプスで、コーデをグッと洗練された印象にまとめてみて。
40代の女性はお仕事に慣れを感じ始めるかと思いますが、きちんとした着こなしにまとめるのがマスト。振る舞いにも気品が漂う年代ですし、品のある大人の着こなしを意識して、とことん部下に好印象を与えるようなスタイルを完成させましょう。
例えば、ブラウンのチェック柄スカートスーツで、上品ながらもこなれ感が漂う大人の着こなしに。自然にボディラインを強調するソフトコンシャスシルエットで、美しい立ち姿を実現しましょう。さらにインナーは白のクルーネックブラウスで、顔まわりをパッと明るく見せるとgood!
50代の女性管理職は、落ち着いた雰囲気にまとめるのが正解。ダークカラーのスーツを主役に、落ち着きがありながらも野暮ったくなく、かつ品の良さが漂うような、エグゼクティブらしいスタイルを意識すると良いでしょう。
例えば、ブラックスーツで品良く決めたコーディネート。ジャケットはノーカラーで、きちんと感がありながらもこなれた雰囲気にまとめると良いでしょう。さらにスカートは、ドレープ感が美しいタック入りデザインで、きちんとした印象に。ブラウスはストライプ柄をチョイスして、顔まわりをスマートに見せてはいかがでしょうか。
男性と比べて、女性エグゼクティブの服装はまだまだきちんと確立されていない印象。女性管理者向けのスーツや、高級なエグゼクティブスーツもじわじわと出てきているものの、最初の一着はそのような特別なものを選ばなくても結構です。女性管理職の最初の一着におすすめなのは、やはり「ジャケット+スカート」のベーシックなもので、目立ちにくいダークスーツです。
そこで、「女性管理職はパンツスーツを着用してもいいの?」と疑問に思う方もいらっしゃるはず。実際にパンツスーツはNGではありませんが、女性ならではの「威厳」や「品格」がスカートスーツより劣ってしまうため、できれば避けた方が良いです。さらにパンツスーツはアクティブな印象も強く、部下を「動かす」女性管理職には、どこか軽く、貫禄が感じられないように思われてしまう可能性があるのです。
さらに気になるのが、女性管理職の靴やバッグ。そこで靴は基本的に、フォーマル感の強い上品なものを選ぶとOK。色物でも良いですが、明るくてもベージュやネイビー、グレーなどの落ち着いたものを選ぶと良いでしょう。さらに装飾は、付いていても極力シンプルなものを。ストラップ付きはカジュアルに見えてしまう可能性があるので、避けた方が無難です。
カバンも同じく、フォーマルシーンにぴったりなビジネスバッグを。最近ではパソコンまで入る大容量タイプでも、上品なデザインのバッグも増えてきているため、普段荷物が多い女性は必見です。また、カラーに関しては、スーツの色を選ばない黒や紺などのシンプルなものを選ぶと良いでしょう。
ここでは、女性管理職にふさわしい髪型についてご紹介します。そこで髪型に求められるのは、何と言っても「清潔感」!服装はもちろんですが、髪型の清潔感もあなたの印象を大きく左右し、もっと言えば第一印象にも関わってくるので、このポイントだけは必ず意識してください。
凝ったアレンジをする必要はありませんが、清潔感を感じるヘアスタイルに。例えば髪が長い方は、下を向いた時に髪の毛が顔にかからないよう、束ねるのがマストです。ショートヘアは特別にアレンジをする必要はありませんが、ハネのないようまとめた上で、軽くオイルをつけてツヤ感を出したりと、工夫すると良いでしょう。
さらにヘアカラーは、派手にせず大人の品格が漂うダークブラウン程度に。流行りを取り入れる必要は全くありませんので、女性管理職らしく、気品漂うようなカラーに仕上げてください。さらに根元が伸びてきたら、リタッチをすることもお忘れなく。
バリバリと働くキャリアウーマンは、仕事はしっかりできるのですが、案外ご自身の身だしなみに疎くなりがち。ただし人と付き合っていく中でも、外見の印象は大きく関わってくる重要な要素ですので、仕事だけに熱中せずに身なりにも目を向けてください!
いかがでしたか?今回は、女性管理職の服装の選び方から具体的なコーディネートまで一挙ご紹介しました。女性管理職の身だしなみで欠かせないのが、何と言っても「清潔感」。清潔感がなければだらしない印象を与えてしまい、部下からの信頼を得ることはできません。さらにスーツスタイルはトレンドを意識するのではなく、部下たちの見本となるようなきちんとした着こなしにまとめましょう。ぜひ参考にして、正しい着こなしで管理職をお務めください。