FASHIONSEP.21.2018

法事での服装マナーをおさらい!身内だけならカジュアルでもOK?

前もって予定がわかっている法事は、葬儀やお通夜に比べると服装の準備がしやすい儀式ではあります。でもどれくらい改まった服装がいいのか迷ってしまうことも。四十九日法要、一周忌、3回忌、7回忌、13回忌と進むに従って変わってくる服装マナーについて解説します。
前もって予定がわかっている法事は、葬儀やお通夜に比べると服装の準備がしやすい儀式ではあります。でもどれくらい改まった服装がいいのか迷ってしまうことも。四十九日法要、一周忌、3回忌、7回忌、13回忌と進むに従って変わってくる服装マナーについて解説します。

「知らなかった」はNG!法事での服装・マナー

仏花
故人の冥福を祈る儀式のことを法事や法要といいます。四十九日までは7日ごとに行い、それ以降は年忌法要として、一周忌から3回忌、7回忌、13回忌、17回忌、23回忌と続いていきます。
初七日と四十九日は友人や知人も参列して行いますが、それ以外の法事は遺族のみで執り行われます。

法事は厳粛な儀式であるので落ち着いた暗めの色のきちんとした服装で参列するのがマナーです。

■基本的な法事の服装:男性
・お通夜や葬儀と同様に、礼服や黒のスーツ
・白無地のワイシャツに黒のネクタイ

■基本的な法事の服装:女性
・黒のスーツやワンピース

■基本的な法事の服装:未就学児
・黒や紺、グレーの服
・インナーは白

■基本的な法事の服装:小学生〜高校生
・あれば制服
・なければ、黒や紺、グレーのジャケット
・華やかではないワンピース

四十九日の法事の服装

礼服
亡くなられた方がいよいよ極楽浄土の仏様のところへ旅立つと言われるのが四十九日です。そして、この四十九日をもって遺族が忌明けとし、普段の生活に戻る日でもあります。

■四十九日法要の服装
大きな節目の法事である四十九日は、友人知人も参列して盛大に行う場合や親族のみで行う場合など地域によっても違いがあります。いずれの場合も、喪服を着用するのがおすすめです。
しかし、案内状に「平服で」などの指定があった場合には喪服以外の黒などダークな色の華美ではない服装で参列します。
ノーカラージャケットとフレアワンピースブラックフォーマルアンサンブル / ¥64,800

三回忌までの法事の服装

喪服
亡くなってから満一年で行われるのが一周忌、亡くなってから満二年で行われるのが三回忌です。この三回忌までは、親族以外にも友人や知人など生前親しかった人達も招くことがあります。

そういったことから、三回忌まではお葬式のときと同様に喪服を着用するのが一般的です。これは家族や身内だけで法事を執り行う場合であっても同じです。

七回忌の法事の服装

法事
亡くなってから満六年で行われるのが七回忌です。七回忌からは、平服を着用する場合が多く、案内状にも「平服でお越しください」と記載されることがあります。

ここでいう平服とは、普段着のことではなく、略喪服のことです。具体的には、黒やグレー、濃紺などのダークカラーの、シンプルなワンピースやアンサンブルです。ただし、靴やストッキング、バッグ、ヘアアクセサリーなどの小物は黒にしてください。また、指輪も結婚指輪のみ、ネックレスやイヤリングはパールかオニキスのものにしましょう。

着るものに迷う13回忌。失礼にならないために気をつけること

パールのネックレスとイヤリング
故人が亡くなって満12年目の命日に行うのが13回忌法要です。親族のみで行うことも多く多少ラフな服装でも大丈夫なのでは……?と思うかもしれません。

しかし、13回忌でもカジュアルなファッションはNGです。特に、お坊さんを呼んで読経をしていただく場合やホテルなどで会食をするような場合には、失礼にならない程度にきちんとした服装で参加するようにしましょう。

・華美ではないワンピースやブラウス
・スカート丈は短すぎないもの
・アクセサリーは結婚指輪やパール、黒色のオニキス

というように、落ち着いた印象の服装を心がけるのがおすすめです。
コットンパールアクセサリーセット / ¥4,298

法事の服装:「平服で」と言われたらどうする?

法事の平服
法事の案内に「平服でお越しください」とあった場合、「カジュアルな普段着でOKってこと?」と勘違いをしてしまいそうですが、実際はカジュアルな服装はNG。
喪服を着なくてもいいけれど、その場に応じたきちんとした服装で参列するようにしましょう。

■法事での平服とは
・黒などダークカラーのスーツ
・ワンピースやアンサンブル
・アクセサリーを着けるなら控えめなパール

スーツにはスカート以外にパンツスーツもありますが、パンツスーツは喪服の中でも簡単な部類である「略喪服」に該当します。そのため、「平服で……」と言われた法事の場合には着用して参加することは問題ありません。
パンツスーツはその動きやすさから、参列者の方々のお世話をする役目の人だったり、ご高齢でスカートやワンピースが着づらい方などに選ばれています。

法事の服装:アクセサリーや小物はどうする?

喪服用バッグ
服以外にも気を抜いてはいけないのが、靴やバッグ、アクセサリーなどの小物類です。

■靴
飾りの無いシンプルな黒のパンプスを履きます。爪先がとがっていたり、光沢があったりするものはふさわしくありません。ヒールの高さは5センチくらいが目安で、高過ぎると派手な印象になりますが、全く無いような場合もカジュアルになってしまいますので注意しましょう。ただし、妊娠中の場合はヒールが無くても構いません。

■ストッキング
シンプルな黒のストッキングを着用します。柄入りやラインストーンが付いているものは避けてください。また、黒のストッキングは伝線すると目立ちやすいので、必ず替えを用意しておくようにしましょう。

■バッグ
バッグも靴同様、飾りの付いていない黒のシンプルなものにします。光沢の無い布製のものにしましょう。

持ち物が多い場合は、サブバッグを用意します。サブバッグも黒のもので、カジュアルなもの、派手な飾りが付いているものは避けましょう。

■アクセサリー
アクセサリーは付ける必要はありませんが、付ける場合はネックレスなら一連のものでパールかオニキスのものを選びます。一連でもロングタイプは法事にはふさわしくありません。ピアスやイヤリングもパールまたはオニキスの一粒タイプのものにします。ぶら下がって揺れるタイプのものはやめましょう。

■ハンカチ
上記の小物に比べて気を抜いてしまいがちなのがハンカチです。白または黒のもので、無地のものを選びましょう。派手過ぎなければ、刺繍やレースがあってもかまいません。

法事の服装:化粧や髪型、ネイルはどうする?

ブラックフォーマル用の手袋
服装だけでなく、化粧や髪型にもマナーがありますので、順に確認していきましょう。

■化粧
ナチュラルメイクを心がけます。ただし、ナチュラルだからと言って素顔のままでは失礼に当たりますので、メイクはするようにしましょう。アイシャドウはブラウン、口紅は薄いピンクやベージュなどで、ラメやパールが入っていないものにします。チークも薄く色が付く程度にしましょう。

■髪型
髪をくくることができる長さがあるのであれば、まとめる方がよいでしょう。お辞儀のときなどにばさっと髪が落ちてくるのは好ましくありません。まとめる位置は耳より下が基本です。ヘアアクセサリーを使う場合は黒いものを選びましょう。

肩につかないくらいの長さであれば、ダウンスタイルでもかまいません。しかし、顔周りの髪が邪魔になりそうな場合はワックスで整えるか、ピンですっきりと留めておく方がよいでしょう。

また、髪を明るい色に染めている場合は、スプレーなどで一時的に黒くするのがおすすめです。

■ネイル
普段ネイルをしている人はオフしていくようにしましょう。急なお葬式と異なり法事は予め日にちが決まっていますから、オフするのが無難です。

ジェルネイルやスカルプの場合でどうしてもオフしたくないときは、上からマットなベージュのマニキュアを塗るという方法もあります。ただし、ストーンやネイルパーツが付いていて表面が凸凹している場合はこの方法は使えません。その場合は法事用の黒手袋がありますので、それを着用して隠すようにしましょう。

■香水
香水は基本的には付けません。また、ワックスやスプレーなどの整髪剤についても、無香料または微香性のものがベターです。

法事で着てはいけない服装

ファーつきコート
黒だということで喪服の代用になるのでは、と考えがちなのがリクルートスーツです。しかし、同じ黒でも喪服とは色味の濃さも仕立ても異なるため、周りが喪服の中だと違いがはっきり分かります。学生の場合は甘く見てもらうこともできるかもしれませんが、社会人であればきちんと喪服を準備するようにしましょう。

また、毛皮や本皮は殺生を連想させることからNGとされています。バッグや靴、コートなどに使用されていないか注意してください。

ネックレスについては、二連・三連となっているものは避けます。これは不幸が重なることを連想させるためです。

黒いスーツが用意できない場合はどうする?

ネイビーのワンピース
急に法事の予定が入り、どうしても黒いスーツが用意できないケースもあるかもしれません。そのような場合は、七回忌以降であれば手持ちのダークカラーのワンピースなどで代用しましょう。

また、三回忌までで喪服が必要な場合は、喪服のレンタルサービスを利用するのもよいでしょう。葬儀社の他、ネットでもレンタルをすることができます。葬儀社では即日借りることができる上試着もできますが、ネットの場合は配達までに時間がかかったりサイズが合わなかったりということもありえますので注意しましょう。

家族だけの法事での服装。カジュアルでもOK?

カジュアルファッション
故人が亡くなって年月が経つと、家族だけで法事を行うようになります。身近な人たちだけの法事だったら普段着でもいい?と思うかもしれませんが、やはりきちんとした身なりで故人の冥福を祈るのがマナーと言えます。

■家族だけ……とは言えNGな服装
・ジーンズ
・Tシャツ
・派手な色柄の服
・キラキラ光るアクセサリー

自宅で行う法事の場合は、あまりかしこまりすぎる必要もありませんが、襟のついた服やワンピース、セットアップなどきちんとした印象の服装を心がけるようにしましょう。

夏の法事の服装。半袖でも大丈夫?

喪服
法事の際の服装マナーは一年中同じです。そのため、暑い夏でも基本的には肌の露出をなるべく控えた、黒などダークな色の服を着ることになります。例えば、オールシーズン対応の半袖ワンピースとジャケットのアンサンブルの喪服も、法事の間はジャケットを着用する必要があります。

■「平服でお越しください」と言われた夏の法事の服装
・短すぎない丈のワンピース
・黒のカーディガン
・薄手のセットアップ

など、きちんと見えつつ少しでも涼しい服装で法事に参加するようにしましょう。

また、スカートやワンピースを着るときは黒のストッキングが必須です。暑いからといってストッキングを履かなかったり、肌色のものを履いたりするのはNGです。
ブラックアンサンブル / ¥35,640

冬の法事の服装。コートやタイツはどうする?

コート
コートは前述のとおり皮や毛皮のものを避けましょう。しかし、それ以外には細かいマナーはありません。ビビッドカラーなど派手な色でなければ、黒以外のものでもよいとされています。

ただし、ビジューなど光る装飾が付いていないかは注意してください。また、会場に入る前には脱ぐようにします。

冬はストッキングだと寒いですが、基本的にはタイツはNGです。防寒をしたいのであれば、肌色のストッキングの上に黒のストッキングを重ね履きするようにしましょう。ただし、豪雪地帯など地域によってはタイツでもよいとされる場合があります。地域のマナーを聞くことができる人がいれば、確認してみるとよいでしょう。

喪服の種類って?

喪服
喪服には「正喪服」「準喪服」「略喪服」の3種類があります。順に見ていきましょう。

■正喪服
最も格式が高い喪服です。葬儀から一周忌までの法要で、喪主や3親等までの親族など遺族側が着用します。

女性の場合は、和装であることも多く、黒紋付に黒の無地の帯をします。洋装の場合は、黒の無地のワンピースやアンサンブルです。

■準喪服
お通夜から三回忌までに、遺族や参列者が着用するのが準喪服です。洋装である場合がほとんどで、黒のワンピースやスーツなどブラックフォーマルを着用します。パンツスーツは正喪服ではなく、準喪服に当たります。

■略喪服
仮通夜や七回忌以降に着用するのが略喪服です。「平服でお越しください」という案内があった場合には、略喪服で参列します。

濃紺やグレーなどのダークカラーであれば、黒でなくてもかまいません。また、無地でなくても控えめなチェック柄やドット柄、ストライプなどもマナー違反にはあたりません。ただし、小物は黒で統一するようにしましょう。

子供の法事の服装についてのマナーや注意点

法事
■制服が礼服に当たる
学校や幼稚園の制服がある場合は、制服が礼服として認められていますので、制服を着用しましょう。ただし、赤や水色など明るい色のネクタイやリボン等は外していくようにしましょう。

制服が無い場合は、男の子の場合は襟付きの白いシャツに黒・紺・ダークグレーなどのズボンにブレザーを合わせます。女の子であれば、同じく襟付きの白いシャツに黒・紺・ダークグレーのジャンパースカート、スカート、ブレザーなどを組み合わせましょう。長袖のワンピースであれば一枚で着用してかまいません。

■靴・靴下について
靴は革靴があればベストですが、無ければスニーカーでもかまいません。ただし、鮮やかな色は避け、黒・紺・グレーなどを選びましょう。また、エナメル素材など光沢がある靴は避けてください。夏であってもサンダルは避けましょう。

靴下は黒の他、紺や白など学生らしい色でもよいとされています。小さい子供でも裸足はNGですので、必ず靴下を着用させましょう。ただし、くるぶし丈やニーハイソックスではないものを選びましょう。

■赤ちゃんの場合
黒や紺・グレーなどのダークカラーやまたは白が望ましいですが、ベビー服で黒はあまり取り扱いがありません。そのため、薄いベージュや淡い水色など控えめな色であれば、マナーとしては問題ないとされています。

注意すべきは、泣き出したら席を外しやすいところに座ることです。また、親族以外の場合は、赤ちゃんは連れていかないようにしましょう。

■髪型
女の子の場合、髪がくくれる長さがあるのであれば、きちんと結んでおくとよいでしょう。ポニーテールではなく、耳寄り下の高さでまとめると法事に合う髪型になります。髪留めも、華やかなものは避け、黒系・茶系のものを選びましょう。

赤ちゃんの法事におけるおすすめの服①普段使いもできるロンパースを

黒のロンパース
すぐに成長して服が着れなくなってしまう赤ちゃん。法事のためだけにフォーマルな服を用意する必要はありません。普段使いできるものを選ぶと、「法事で一度着ただけでサイズアウトしてしまった」ということを避けられます。

黒のベビー服はなかなか見つからないので黒でなくてもよいのですが、agnes b.(アニエスベー)のロンパースはめずらしくモノトーンで作られています。黒一色ですが、丸襟や丸みを帯びたフォルム、袖口や裾のゴムなどにより、赤ちゃんらしいかわいらしさを演出できます。

赤ちゃんの法事におけるおすすめの服②控えめなら柄物でもOK

赤ちゃんの法事の服
かわいらしいドット柄のセットアップ。柄物であっても小さめのドット柄ならそれほど派手な印象を与えないので、法事でも着ていくことができます。ちょっとしたおでかけにも使えそうですね。

幼児の法事におけるおすすめの服③着回しできる黒のジャンパースカート

幼児の法事の服
ジャンパースカートは、合わせるシャツによって印象を変えられるので、法事以外でも着回すことができます。シンプルな白の襟付きシャツを合わせれば、法事には最適です。

ボーダーのカットソーやギンガムチェックのシャツを合わせれば普段使いに、フリル付きのシャツなら結婚式に、と様々なシーンで活躍します。

幼児の法事におけるおすすめの服④ベストを着るとフォーマル感がアップ

幼児の法事の服
男の子の場合はダークカラーのシャツとズボンにブレザーを着るのがベストです。しかし、他に結婚式や入園式などの式典の予定が無いのであれば、法事のためだけにブレザーを用意するのは少し気が引けますよね。

そんなときに便利に使えるのが、きちんと感のあるベストです。襟付きのシャツにプラスするだけで、フォーマルな装いになります。クリスマスや誕生日会など、ちょっとおめかししたいときにも使えますよ。ベスト以外にはシンプルなカーディガンやVネックセーターなどもおすすめです。

幼児の法事におけるおすすめの服⑤夏はネクタイをプラス

幼児の法事の服
夏は半袖の白い襟付きシャツにダークカラーのズボンを合わせれば問題ありません。しかし、もう少しかっちりした印象に仕上げたい、という場合はネクタイをプラスしましょう。ネクタイであればすぐにサイズアウトする、ということもありませんし、他の冠婚葬祭で使い回すこともできます。

小学生の法事におけるおすすめの服⑥きちんと感のあるワンピース

小学生の法事の服
結婚式やピアノの発表会などでも使えそうなきちんと感のあるワンピース。少しフリルが付いていても、華やか過ぎなければ法事でも許容されます。気になるようであれば、その分靴下や靴はシンプルに、髪型も控えめにするなどバランスを取るようにしましょう。

小学生の法事におけるおすすめの服⑥ジャケットが無ければカーディガンを

黒いカーディガン
入学式や卒業式などのためにダークカラーのジャケットやブレザーを用意しているのであれば、それを着ていくのがベストです。しかし、そうでない場合はわざわざジャケットを用意する必要はなく、セミフォーマルに見せることができるニットカーディガンで十分です。ボタンはきちんと留めて、シャツもズボンにインして、きちんと感のある着こなしを心がけましょう。
七回忌以降の法事の服装は、喪服を着なくてもいいけれど、きちんとしていて華美ではないものがいい、というルールで難しく感じるかもしれません。基本的には、ダークな色めで露出や装飾は控えめにすると間違いがありません。ご先祖様を敬う気持ちが伝わるような、礼儀正しい服装で法事に参列しましょう。
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