リハビリの服装に悩んでいる人は多いはず。ここでは、リハビリに適した服装選びのポイントと女性向けの服装、リハビリを担当する理学療法士さんの服装などについてご紹介します。
病気やケガで後遺症や障害を負った人がリハビリを受ける時はどんな服装を選べばいいのでしょうか。まずは、リハビリに適した服装選びのポイントをチェックしてみましょう。
■動きやすい服装
リハビリには体を動かしやすい服装が適しています。タイトな服や硬い素材でできた服は体を動かしにくいので、避けた方が良いでしょう。入院患者さんが病院内でリハビリを受ける場合は、病衣で問題ありません。
■歩きやすい靴
基本的に、リハビリは室内で行われるため、上履きが必要です。可能であれば、スリッパやサンダルは避け、スニーカーなどの靴を準備しましょう。高齢者は面ファスナーで脱ぎ履きしやすいリハビリシューズを用意するのもおすすめです。
春は日や時間帯によって気温差が大きいです。リハビリで汗だくになったり、行き帰りに冷えたりしないようにさっと体温調節できる服装が好ましいでしょう。
半袖トップスにジャージを羽織ったコーデはトレンドのスポーツミックススタイルで、リハビリ中もおしゃれを楽しみたい人におすすめです。ボトムスはワイドパンツを合わせると、体を動かしやすいでしょう。
暑い夏のリハビリには涼しい服装がおすすめです。ゆったりとした半袖Tシャツにさらっとしたリネン素材のパンツを組み合わせれば、暑さを気にせずリハビリに集中できるでしょう。
リハビリをする場所はエアコンが効いているため、汗冷えしないように通気性の良い素材で作られた服を選ぶのもポイントです。
秋は長袖パーカーとワイドパンツでカジュアルな服装に仕上げましょう。グレーのパーカーと黒のワイドパンツをコーディネートすると、秋らしい落ち着いたスタイリングが完成します。
外来でリハビリに通う場合は、スニーカーやリュック、キャップなどのアイテムを使うと、メンズライクなかっこいい雰囲気を演出できます。
冬のリハビリは長袖のニットとロング丈のトラックパンツで暖かい服装に。リハビリをする部屋は暖房が効いていて暖かいですが、行き帰りは寒いので、コートやダウンジャケットを用意しておくと役立つでしょう。
アクティブなイメージのトラックパンツは深みのある赤を選んだり、ゴージャスなファーバッグを持ったりすると、女性らしく着こなせます。
整形外科でのリハビリ中は理学療法士さんが腕や脚の状態をチェックしたり、直接患部に触れてマッサージやストレッチをしたりしてくれます。
体にピタッとフィットしている服を着ていると、スムーズに患部を確認してもらえないので、リハビリを受ける時は袖や裾がゆったりとした服装を選びましょう。
半袖トップスとワイドシルエットのパンツのコーデは肘や膝、足首などの状態をチェックしてもらいやすいです。
リハビリ病院に入院する場合は、動きやすい服装を準備しましょう。日中はTシャツやスウェットと動きやすいパンツを合わせるのが一般的です。白Tシャツ×グレーパンツはシンプルで、年代を問わず着こなせます。夜はパジャマなどを着用すると良いでしょう。
病気やケガをした人のリハビリを担当する理学療法士さんの服装は丈が短く、首元がハイネックのようになったケーシー型のユニフォームが一般的。ケーシー型のユニフォームは肩や腕を動かしやすいのが特徴です。
理学療法士さんが患者さんの家庭を訪問してリハビリを行う場合は、清楚感のある服装を選ぶのが基本。服装が指定されていない場合は、ポロシャツやシャツとチノパンなどの動きやすいパンツを組み合わせる人が多いです。
スカートを穿く場合は、長すぎず、短すぎない膝下丈程度を選びましょう。
理学療法士さんが学会や勉強会などに参加する場合は、スーツが無難です。女性はパンツスタイルでもスカートスタイルでも問題なく、ジャケットの下に合わせるインナーは襟が付いていないものでも大丈夫です。
カジュアルな雰囲気の学会や勉強会に参加するなら、ブラウス×スカートなどのビジネススタイルでも良いでしょう。
リハビリを受ける時は動きやすい服装を選ぶのがポイント。体の動きを制限しないTシャツやスウェット、ジャージパンツなどで回復を目指しましょう。