せっかくキレイに洗濯をしても、シワのあるままではおしゃれも台無し。そのくらい普段のアイロンがけはとても大切です。今回は、意外と知らないズボンの正しいアイロンのかけ方をご紹介します。
【目次】
毎日洗濯をすることはあっても、ついつい時間のかかるアイロンがけは「後回しにしてしまいがち」という女性が多くいるようです。
しかし、シワのついたズボンのままではだらしなく見せてしまうので、せっかくのおしゃれも台無しになってしまいます。
朝、服を着るときも、シワがすごいと着るのをためらってしまいますよね。
シワの放置はくっきりと跡がついてしまい、アイロンがけでもとれなくなってしまうかもしれないので、乾いた後はアイロンがけを習慣付けることが大切です。
とは言え、「ズボンの正しいアイロンのかけ方って?」と思うことも。
今回は、ズボンのアイロンのかけ方をはじめ、シワが気になるときやテカリが出てきてしまったときの対処法もご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
ズボンのアイロンがけを始める上で大切なのが、まずは準備をすることです。
■ズボンのアイロンがけで用意するもの
・アイロン
・アイロン台
・あて布
・スチームがない場合は霧吹き
用意するものは他のアイロンがけをするときと変わりません。中にはズボン用のアイロン台もありますので、専用のものを使うと便利です。
そして素材のチェックも忘れずに!
洗濯表示を探し、アイロンをかけてもいいのか、またどんなアイロンのかけ方をすればいいか確認してくださいね。
一般的には綿や麻素材なら高温、それ以外なら中温になるそうですが、編み方などによっても変わってくるので注意してみましょう。
用意ができたら、早速ズボンのアイロンがけをしていくのですが、かけ方には順番があります。正しい順序は、腰回り→腰下→膝→裾→全体です。
■ズボンのアイロンがけのやり方
①最初にファスナーやボタンは外し、アイロンが触れないように注意します。
②そしてズボンを裏返してアイロン台に着させるように置いたら、ポケット部分やファスナー部分、腰回りをプレスします。
③そして表に戻し、先ほどと同じようにアイロン台に履かせたら、表側のファスナーや腰回りを行っていきます。
このとき、ベルト部分やポケット部分は軽く当てることがポイントです。
また、ズボンの腰回りをくるくる回しながら行うとスムーズにできます。
④ズボンのサイドの編み目がセンターになるように折ったらアイロン台に置き、裾が動かないように押さえながら、股下あたりまで一気にプレスしましょう。
そして股部分を引っ張りながら、センターラインを裾までプレスしてくださいね。
⑤同じように前や後ろの線もプレスしましょう。
もし膝部分がたるんでいるようであれば、ズボンを裏返して裏地からアイロンがけをするといいですよ。
裏地は低温で行うようにしてみてください。
⑥最後に裾をかけていくのですが、裾をかけるときは裏地からかけてくださいね。表面のままでいいので、アイロンを中に入れるように置いてかけるといいですよ。
そして表面を行うときは、センターライン側に動かすのではなく、裾回り部分だけを上下に動かすようにかけてみてください。
ズボンの場合、アイロンの温度が高すぎたり、強く押し付けたりしてしまうと、テカリが出てきてしまうことがあります。
「どうしよう!」と焦ってしまいますが、軽いテカリであれば元に戻すことが可能です。
軽いテカリを戻す場合は、まず最初にアイロンのスチームをテカリ部分にたっぷり注入し、洋服ブラシで表面の毛を起こしていきましょう。そしてもう一度スチームをあてれば元通りです。
高温で溶けてしまうような合成繊維は難しいですが、ウールなどであればテカリをカバーできるので、ぜひ試してみてくださいね。
頑固なシワの場合、アイロンがけをしても「まだ少しシワが残っているかも」と感じてしまうこともあるでしょう。そんなときは、霧吹きやスチームの出番です。
■霧吹きを活用する場合
アイロンにスチーム機能がないときは、霧が細かく出る洗濯用の霧吹きを使い、シワがつきやすい綿や麻などに直接かけて濡らしましょう。
水が生地の内側で水蒸気に変わり、生地をふっくらさせながらシワを伸ばしてくれます。
■スチーム機能を活用する場合
アイロンにスチーム機能がついているなら、スチームを活用するといいですよ。水蒸気は繊維をふっくらさせ、流れを整えてくれる効果があります。
ハンガーにかけた状態で使うことがポイントです。
ズボンのアイロンのかけ方をご紹介しました。きちんと着こなしたいときは、やはりシワがない方がキレイですし、ビシッと決められますよね。周りからの好感度も上がりますので、ぜひズボンのお手入れも習慣付けてみてください。