ささくれや爪の乾燥が気になる時に使いたいのが、ネイルオイルです。美しい爪をキープするためにも、ネイルオイルを使った方が良くなります。おすすめのネイルオイルの種類や、正しい使い方についてご紹介します。
【目次】
まずはよくある爪の悩みについてご紹介します。
ささくれは爪の周りにある角質が部分的に裂けた状態のことをいいます。爪の脇の部分にできて、痛みを伴うことが多いです。無理矢理剥がそうとすると痛みが強く、小さな症状に見えて非常に厄介な悩みです。
ささくれの原因は、ほとんどが爪周りの乾燥です。爪の周りの皮膚が乾燥することにより、水分と油分が少なくなります。乾燥した爪の周りの皮膚が裂けることでささくれができます。ささくれができるのは、爪が乾燥しているサインなのです。
爪が割れるという悩みを抱えている人も多いですよね。爪をしっかり伸ばしたくても、伸びる前に割れてしまい、なかなか伸ばすことができない人も多いです。爪が割れてしまう原因は、栄養不足や刺激によるものです。
爪は刺激が大きければ大きくなるほど割れやすくなるため、ジェルネイルを常に施している人や、頻繁にネイルを変える人は爪が割れやすくなります。ネイルはしっかりケアをしなければ、常に負担になってしまいます。
さらに、ビタミンAが不足していると、爪が割れやすくなることも。ビタミンAとは健康的な爪を育てるために欠かせない栄養素です。偏った食生活を続けることによって、爪が成長しにくくなっている場合があります。
自分の爪にネイルをしても、見栄えが悪いと悩んでいる人もいます。ネイルアートが似合う爪というのは、程よい長さがありバランスのいい形をしています。しかし、もともとの爪が小さかったり、縦の長さが短かったりすると、ネイルがきれいに見えないことも。
爪の形は生まれつき決まっている部分もありますが、しっかりネイルケアすることによって形が変わることもあります。自分はネイルが似合わないからと何もケアをしていないせいで、より自分の爪の魅力を下げてしまっている可能性があります。
ここからは、ネイルオイルを使うメリットについてご紹介します。
ネイルオイルを使うことで、爪周りの乾燥が防げます。ネイルオイルはネイル専用の保湿アイテムなので、効率よく爪の乾燥にアプローチが可能です。ささくれができやすい人や、爪が割れやすい人にとって、ネイルオイルを持続的に使用することで改善されることがありますよ。
ネイルオイルは、ハンドクリームよりも保湿力が高いです。ハンドクリームを塗る習慣がある人は多いかと思いますが、手のひらの保湿を前提に作られているため、爪の乾燥までは防げない場合がほとんどです。
爪の乾燥を防ぐために、今までハンドクリームを何度も重ねていたという人でも、ネイルオイルを使うことでそういった手間がなくなります。また、ハンドクリームはべたつくから苦手だという人でも、べたつきを感じることなく、ピンポイントで爪を保湿することができます。
爪をしっかり保湿することで、理想の形に近づけることができます。爪の形にコンプレックスがあったり、なかなか爪が伸びなかったりする人には、ネイルオイルがおすすめです。
ネイルオイルを使って保湿することによって、栄養が浸透しやすくなります。爪の土台からしっかり保湿することができるので、健康的な爪が生えてきやすくなります。しっかり持続的なケアをしていくことで、理想的な爪の形へとつながっていきますよ。
ネイルオイルを使って保湿することによって、ネイルの持ちが良くなります。ネイルは爪が乾燥すればするほど持ちが悪くなります。爪の状態を整えて、しっかり保湿することで、きれいな状態のネイルを長持ちさせることができますよ。
特にジェルネイルをしている人は、しっかり保湿することによって、爪への負担を減らしながらネイルを楽しむことができます。
次にネイルオイルの種類についてご紹介します。
まずはマニキュア型のネイルオイルです。マニキュア型のネイルオイルは、ハケ状になっているため、広範囲に塗りやすいというメリットがあります。1度でしっかりオイルを乗せることができるため、時短で仕上げることができます。
ただし、ハケを使ってなじませるのは難しいので、指を使ってなじませる必要があります。また、量の調整が難しいのでほんの少量ずつしごきながら乗せていく必要があります。
次は、ロールオンタイプです。玉を転がしながらオイルが出てくるタイプのネイルオイルで、肌に乗せるのにはぴったりなアイテムです。少量ずつ出てきてくれるので、量の調整がしやすくなります。
ただし、細かい部分に塗るのは少し難しいため、爪の形によっては少し塗りにくく感じることも。ロールで使えるのはとても便利ですが、結局は指でなじませないと塗りたいところに塗りこめない場合もあります。
次はスポイトタイプのネイルオイルです。瓶に入っていて、オイルの入ったスポイトを塗りたい部分に乗せていきます。皮膚に塗るというよりは、爪に広げてから皮膚になじませていくように使います。1度スポイトに吸わせたら、すべての指に一気に乗せられるので使いやすいです。
ただし、量の調整がしにくいのがデメリットになります。大量に出しすぎると、指先がべたついてしまうことも。慣れるまで少し面倒に感じるのと、無駄に使ってしまうので他のものに比べるとコスパが悪くなりがちです。
最後はチューブタイプです。チューブから直接爪に出してからなじませるタイプのネイルオイルです。他のタイプのものよりも硬さがあるため、爪から流れ落ちたりしにくいというメリットがあります。量の調整もしやすいので、比較的使いやすいです。
ただし、硬めの成分を使用しているため、べたつきを感じやすいです。夜寝る前など、何も作業をしない時には気にならないかもしれませんが、昼間に塗るとなかなかべたつきがなくならず、不快に感じてしまうこともあります。
どんなネイルオイルを選んだらいいのかわからない人のために、ネイルオイルにおすすめの成分についてご紹介します。
さらっとした使用感のネイルオイルを使いたい人には、植物オイルが配合されているものがおすすめです。植物オイルは比較的サラッとしているものが多いため、なじみやすくなります。
おすすめとしては、ホホバオイルやオリーブオイル、椿オイルなどです。ネイルオイルに使用するのはごく少量なので、比較的すぐに爪になじんでべたつきを感じにくくなりますよ。
高保湿なものを使いたいなら、はちみつ配合のものがおすすめです。はちみつ自体の保湿力がとても高いので、しっかり保湿してくれます。はちみつ自体が配合されているネイルオイルは、重ためのテクスチャーをしているものばかりです。
はちみつの保湿力が欲しいけど、べたつきたくないという場合は、はちみつエキスが配合されているものを使いましょう。はちみつよりはサラッとしているので、比較的使いやすいです。
重さのあるネイルオイルを使いたい場合は、ミネラルオイルがおすすめです。ミネラルオイルは保湿力に優れていて、使いやすいオイル成分ですが、しっとりした仕上がりになります。
べたつきを感じたくない人にとってはおすすめできませんが、乾燥がかなり酷い人にとっては、ある程度重さのあるものを使って保湿した方が効果が持続します。
さらに保湿力を上げたいなら、ヒアルロン酸などの保湿成分入りのものを使いましょう。オイルのみの保湿でもある程度の乾燥は防げますが、より水分を保持できるようにするためには、ヒアルロン酸などの保湿成分も効果的です。
保湿成分が1種類ではなく何種類も入っているネイルオイルは、より保湿力が強化されます。美しい爪を作るためにも、スキンケアと同じようにしっかり保湿できる成分が入っているものを選ぶようにしましょう。
ネイルオイルの選び方についてご紹介します。
まずは塗りやすいかどうかをチェックしましょう。ネイルオイルには色々な形状のものがあり、それぞれにメリットとデメリットがあります。ネイルオイルの塗りやすさは、いつどのタイミングで塗るのかにもよります。
時短で塗りたいのであれば、1度にたっぷり乗せられるようなマニキュアタイプがおすすめです。細かい部分までしっかり塗りたいのであれば、チューブタイプのように量の調整がしやすいものを選ぶようにしましょう。
ネイルオイルを選ぶ上で、保湿力の高さはとても重要になります。自分の爪がどれくらい乾燥しているのかによって、必要な保湿力も違ってきます。あくまで予防として使いたいのであれば、そこまで保湿力にこだわる必要はありません。
反対にささくれができていて悩んでいるような人や、爪がなかなか伸びなくて悩んでいる人は、ある程度保湿力が必要になります。そんな人には、はちみつなどの保湿力が高い成分が入っているものがおすすめです。
しっとり感が強いものを選ぶことで、塗りなおす回数も減りますよ。
ネイルオイルを選ぶ上で、質感はとても重要になります。サラッとしていてすぐに肌になじむようなものもあれば、しっとりしていて長時間保湿してくれるようなものもあります。
手を何度も洗うような人なら、水で流しても落ちにくいような重さのある質感のネイルオイルがおすすめです。べたつきを感じたくない人やすぐになじむようなものを使いたい場合は、サラッとした質感のものを選びましょう。
ネイルオイルを選ぶ上で、香りの良さも重要になります。ネイルオイルには色々な香りのものがあります。人工的な香料を使っているものから、天然精油の香りがついているものまでありますよ。
ネイルオイルは爪につけるものなので、つけた直後は少しだけ香りが漂うようになります。自分だけのリフレッシュとしても使えるので、自分が好きな香りのものを選ぶと良いでしょう。
ネイルオイルを選ぶ時は、持ち運びやすいかどうかもチェックしましょう。ネイルオイルを使うタイミングは人それぞれです。朝晩2回のみ使う人もいれば、手を洗う度に使いたい人もいるはずです。ネイルオイルを持ち歩きたいという人であれば、ポーチにおさめやすいようなサイズ感のものを選びましょう。
さらに外で使うのであれば、すぐになじむような質感のものを選ぶと良いでしょう。使用後指がべたついてしまうと、触るものすべてがべたつくようになってしまいます。それを防ぐためにも、できるだけすぐに肌になじんでしっとりするようなものを選びましょう。
ネイルオイルを塗るおすすめのタイミングをご紹介します。
ネイルオイルは、手を洗った直後に塗るのがおすすめです。手を洗うと少なからず爪の周りの皮膚にある保湿成分まで洗い流してしまいます。その状態で放置してしまうと、より乾燥が進んでしまいます。
乾燥を防ぐためには、できるだけこまめにネイルオイルを塗るのがおすすめです。ささくれが酷い人は、特に手を洗う度に塗ってあげるようにしましょう。
手を洗う度に塗ることはできなくても、乾燥を感じる度に塗るのもおすすめです。爪先や指先を見て、何となく突っ張っているような感じがしたら、乾燥しているサインです。指先を見てみて、潤いやハリがないと感じたら、そのタイミングでネイルオイルを塗るのがおすすめですよ。
ネイルオイルをスキンケアとして取り入れる方法もおすすめです。なかなか習慣化できないという人は、スキンケアの一環としてネイルオイルを取り入れることで、塗り忘れがなくなりますよ。
美しい爪を保つための予防として使うのであれば、朝晩2回の頻度でも十分です。スキンケアの最後に塗って、爪の乾燥も防いであげましょう。
ネイルオイルのおすすめの塗り方についてご紹介します。
まずはネイルオイルを爪に乗せていきます。量が調整しにくいタイプのネイルオイルの場合は、ごく少量のみ乗せていきましょう。ネイルオイルは伸びがいいものばかりなので、米粒の半分くらいの量でも十分です。
爪が生えている根元の部分をめがけて、ネイルオイルを落としていきましょう。量の調整がしにくいのであれば、爪の根元ではなく爪の中央に乗せてもOKです。あまりに乗せすぎると、爪から落ちて液ダレする可能性もあるので、爪の上や爪の周りからはみ出ないように工夫して乗せるようにしましょう。
ネイルオイルを指の腹を使ってなじませます。ピンポイントで塗れるタイプのネイルオイルもありますが、しっかりなじませることによって、しっかり浸透します。親指と人差し指で指1本1本を挟み、円をかくようになじませていきましょう。
爪はもちろん、爪が生えている根元部分にしっかり浸透させることによって、土台から整えることができます。爪の中に入れこむようなイメージでしっかり浸透させてください。
爪になじませて余った分のネイルオイルは、指や爪の周りの皮膚になじませていきましょう。保湿力が高いので、乾燥しやすい指先になじませることで乾燥から指先を守ることができます。
量を多く乗せすぎてしまった場合は、指全体に乗せてもOKです。しっかり保湿して、爪や指などの乾燥しやすい部分に潤いを与えていきましょう。
ネイルオイルを使う注意点についてご紹介します。
当たり前のことですが、ネイルオイルを乗せた直後に手を洗わないようにしましょう。オイルなのである程度水は弾きますが、せっかくなじませたものが水で洗い流されてしまっては意味がありません。
できるだけネイルオイルは手を洗った後に塗るのがおすすめです。また、水だけでなく使用直後に何かものに触る場合も注意が必要です。書類などオイルがついてしまうと跡に残ってしまうので、使うタイミングを気をつけるようにしましょう。
ハンドクリームとネイルオイルを同じタイミングで使用する場合は、ハンドクリームの後にネイルオイルを使いましょう。ハンドクリームは手のひらを保湿するものなので、手のひらの乾燥が気になる場合は、ハンドクリームを使って保湿するのがおすすめです。
ネイルオイルを使ってからハンドクリームを塗ると、せっかく塗ったネイルオイルの効果が半減してしまいます。ハンドクリームを先に塗ってから、ネイルオイルを塗るようにしましょう。
ネイルオイルは長期的に使い続けなくては意味がありません。ネイルオイルを1度使ったからといって、潤いが永遠に続くことはありえません。使用をやめてしまえば、また乾燥した状態に戻ってしまいます。
それでは健康的な爪を手に入れることはできません。ネイルオイルを使い始めたら、必ず継続的に使い続けるようにしましょう。なかなか続かないという人は、スキンケアと同じ場所に置いて、スキンケアの一環と考えて使うと続けやすくなりますよ。
ネイルオイルを使っていて、爪に異常を感じた場合は使用をすぐにやめるようにしましょう。植物性オイルを使っているからといって、すべての肌や爪にトラブルが起こらないとは限りません。
もしかしたら自分の爪に合わない成分が含まれているかもしれないので、爪に異常を感じた時点で使用をやめるようにしましょう。肌が弱いという人は、使用前に肌でパッチテストを行ってから使うのがおすすめです。
健康的で美しい爪を手に入れたいのであれば、ネイルオイルだけを使っていては意味がありません。食生活が乱れているのであれば、それを正すことも重要です。ネイルオイルはあくまで保湿を助けるためのアイテムなので、ネイルオイルに過信せず、内側からのケアもしっかり行いましょう。
爪の健康に重要だといわれているビタミンAや、タンパク質はしっかり摂るようにしましょう。栄養素が偏っていると、健康的な爪が育たなくなるので、バランスの摂れた食生活を心がけましょう。
ここからは、人気が高いおすすめのネイルオイルについてご紹介します。
O・P・Iのプロスパネイル&キューティクルオイルトゥゴーは、ジェル状のネイルオイルです。保湿力のあるグレープシードやサンフラワーオイルを配合しています。保湿力の高いオイルにより、甘皮を守りながら爪を健やかに整えます。
O・P・I プロスパネイル&キューティクルオイルトゥゴー / ¥2,200
無印良品のネイルケアオイルは植物性オイルを配合したネイルオイルです。爪に潤いを与えながら乾燥から守ります。指先に塗りやすいペン型の容器で、指を使ってなじませなくても細かい部分まで塗り広げることができます。
無印良品 ネイルケアオイル / ¥750
ADDICTIONのザキューティクルオイルは、5種類の美容成分を配合したネイルオイルです。なじみやすいリッチなオイルにより、爪に潤いとツヤを与えます。オーガニックの香り付きで、毎日のネイルケアを心地よいものにします。
ADDICTION ザキューティクルオイル / ¥2,200
ukaのネイルオイルは爽やかな柚子やヒノキの香りがするネイルオイルです。オーガニック素材を使用していて、合成保存料や合成着色料は使用していません。爪先だけでなく、首や肩に塗ってリフレッシュすることも可能です。
uka ネイルオイル7:15 / ¥3,300
L’OCCITANEのシアネイルオイルはシアオイルを30%配合したネイルオイルです。他にもキャスターオイルやアプリコットオイル配合で、爪に潤いを与えます。塗りやすいブラシタイプで、お出かけ先でも簡単に輝く指先を作れます。
L’OCCITANE シアネイルオイル / ¥2,530
DHCのキューティクルトリートメントオイルブルームーンライトは、カクテルのような彩りが特徴的なオイルです。オリーブバージンオイルやヒアルロン酸を配合。乾燥しがちな部分に潤いとツヤ、しなやかさを与えます。
DHC キューティクルトリートメントオイルブルームーンライト / ¥682
カントリー&ストリームのネイルトリートメントオイルは、はちみつやオーガニックオイルを配合したネイルオイルです。ジェルオイルなので液ダレしにくいのが特徴です。使いやすい筆タイプで、いつでもどこでも爪先をケアします。
カントリー&ストリーム ネイルトリートメントオイル / ¥1,100
おすすめのネイルオイルについてご紹介しました。ネイルオイルにはたくさんの種類があります。自分の爪の乾燥具合や塗りやすさによって、自分の好きなネイルオイルを選びましょう。毎日ネイルケアを続けて、自分の理想的な美しい爪を手に入れましょう。