唇を薄くしたいと悩んでいませんか?唇が厚いと濃い口紅が派手に見えてしまったり、唇の主張が強くなったりしてしまいますよね。
今回は唇が厚く見える原因や、メイク術、唇の厚さを改善するためのトレーニング方法についてご紹介します。
【目次】
唇が厚く見えてしまう原因には、様々な要因があります。唇が厚く見える代表的な原因を4つご紹介します。
唇が厚くなる原因の1つは、遺伝です。「生まれつきのものだからどうにもならないのかな……」と思うかもしれませんが、これから紹介するものは、後天的に唇が厚くなる原因になるのでチェックしていきましょう。
唇が厚くなってしまう原因には、加齢による筋肉の衰えがあります。年齢を重ねるにつれて、気になる顔のたるみは筋肉の衰えによるもの。唇も例外ではなく、筋肉が衰えたことでたるんできてしまいます。
口の周りにある筋肉は「口輪筋」といい、会話をしたり固いものを噛んだりすることで発達します。年を重ねると口の周りのたるみが気になる方が多いのは、口輪筋は衰えやすい筋肉だからです。唇がたるんでしまうと、結果的に唇の厚みが目立つことがあります。
歯並びが悪かったり、八重歯があったりすると、歯によって上唇が前に押し出されることで、唇が厚く見えることがあります。
歯並びは噛み癖や姿勢の悪さが影響することもあるものの、元々の顎の大きさが大きく関係しています。どうしても気になるようであれば、歯列矯正をすることで改善できる可能性があるので、試してみるのもひとつの策です。
口呼吸は鼻呼吸に比べてより多くの空気を唇や口の中に触れさせることになります。空気に触れて必要以上に乾燥してしまった唇は、唇荒れの原因にも繋がります。荒れている唇は角質層が分厚くなってしまうため、結果的に唇を厚く見せてしまうことに。日頃の唇ケアを心がけましょう。
唇を薄く見せるには、日頃から様々なことを心がけていかなくてはいけません。唇を薄く見せるためのポイントを10ご紹介します。
鼻呼吸は口呼吸に比べて唇や口の中に触れる空気の量が少ないため、唇が乾燥しにくいです。唇が乾燥していないと、必要以上に角質層が分厚くなることもなくなるため、唇を薄く見せることができます。
また、口呼吸をしていると口が開いてしまうため、どうしても唇が前に出て見えやすくなります。さらに、口呼吸を続けていると口元の締まりがなくなり、どんどん唇が目立ちやすくなってしまいます。常に鼻呼吸を心がけ、口元の締まりを意識して生活することを心がけましょう。
唇を薄く見せるためには、口角を上げて生活するのがポイント。簡単に口角を上げる方法として、舌の位置に気をつけることがおすすめです。
舌は前歯のすぐ後ろにあるのが正しい位置になります。舌を常に上顎に触れている状態にして生活して見ましょう。
舌を使ったトレーニングは、直接唇の筋肉へのアプローチとなります。顔全体の筋肉にも繋がるので、小顔効果も期待できます。
①口の中で舌をぐるっと回す
②同じ方向に10回まわす
③反対方向に10回まわす
唇巻き込みトレーニングを行うことによって、表面に出ている唇の面積を少なくする効果が期待できます。
①上唇とした唇を内側に巻き込む
②両頬に手を当てた状態で、口角を軽く持ち上げる
③にっこりと笑う
この動作を10秒×1日3セットほど行いましょう。
頬筋は顔の筋肉の中で最も広い範囲を占めるため、鍛えているかいないかで顔の印象が大きく異なります。頬のリフトアップをすることで、唇の厚みに関係してくる口輪筋の引き締めにも効果を感じられます。
①口角を上げながら「いー」と声に出す
②そのままの状態を5秒間キープ
③5秒かけて元の口元に戻す
口輪筋を鍛えると口の周りの筋肉が引き締められるため、口周りのたるみを解消することができます。
①舌を前歯の裏側にくっつける
②そのまま唇を前に突き出す
③そのままの状態を5秒間キープ
④5秒かけて元の口元に戻す
口角挙筋を鍛えると口角がキュッと上がり、明るい表情になるだけでなく、全体的に垂れ下がってしまった唇を正しい位置に戻すことができます。
①口を軽く閉じた状態で前歯の裏側に舌をくっつける
②口を閉じた状態で「んー」と声に出す
③そのままの状態を5秒間キープ
④5秒かけて元の口元に戻す
舌の位置は呼吸や歯並びにも関係するほど重要です。そのため、トレーニングをして舌を正しい位置に戻すと唇を薄く見せるのに間接的ではありますが効果が期待できます。
①大きく口を開けて「あー」と声を出す
②口角をしっかり上げて「いー」と声に出す
③唇を前に突き出して「うー」と声に出す
④あっかんべーのように舌を尖らせ「ベー」と声に出す
⑤元に戻す
口角を上げながら露出してしまっている唇の内側を口の中に戻すトレーニングです。
①唇を口の中に少し巻き込む(唇を吸い込む感じで行うと良い)
②頬に手を当てて口角を持ち上げる
③そのままの状態で口角を上げる
④元の口元に戻す
正しくは舌のトレーニングですが、口内全体を使ったトレーニングです。口周りのリフトアップになるため、唇がたれて見えてしまうのを防ぐことができます。
①舌を強く上顎に押し当てる
②スナップを効かせて上顎から舌を離す
③続けて行う
小さい頃に舌を口の中で「コッコッ」と鳴らした経験がある方には簡単かもしれませんが、舌がうまく動かせない方はうまくできない場合があります。うまくできないのであれば他の舌のトレーニングを十分にして筋肉をほぐしてから行うと上達しますよ。
唇を薄く見せるためには、メイクも効果的です。唇を薄く見せるためのメイクポイントを3つご紹介します。
唇を薄く見せるためには、コンシーラーを使うのが効果的。唇の色を消すことによって、唇を薄く見せることができます。コンシーラーはある程度カバー力があるものがおすすめです。コンシーラーを乗せると、乾燥が乾燥しやすくなるので、必ずリップクリームやリップバームを使用して唇ケアをしてからコンシーラーを使うようにしましょう。
唇を薄く見せるためには、リップブラシを使ってバランスよく慎重に唇を描いていく必要があります。本来の唇の形は無視して、自分が今なりたい唇の形に、リップブラシを使って縁取っていきましょう。元の唇の輪郭がコンシーラーで隠せていれば違和感なく理想の唇が手に入れられます。
理想の唇になるように縁取りができたら、輪郭を内側にぼかすようにしながらリップを塗っていきましょう。唇の内側にかけて深みのある色を使うと、色味の濃い部分に目が行くため、唇を薄く見せてくれますよ。また、グラデーションリップはトレンドでもあるので、ぜひ日頃のメイクに取り入れてみてください。
たった3つのポイントを気にするだけで、唇を薄く見せるメイクができます。
まずは唇を薄くするために使いたいコンシーラーから紹介していきます。
唇の色をしっかり消してくれるコンシーラー。するすると伸びて均一に付けられるので、色ムラを作ることなく唇を薄く見せられます。
使用時は、まずリップラインを縁取るようにし、唇の輪郭を完全に消してから内側になじませるようにしましょう。唇全体になじませることで、赤みを消して唇の存在感を弱くすることができます。
kissのリップコンシーラーは、ナチュラルなベージュで、唇の赤みをきれいに消してくれます。ひと塗りで唇の色補正できるので、時短メイクになるのも嬉しいポイント。
アルガンオイルやヒアルロン酸などの美容液成分が配合されていて、乾燥しがちな唇も滑らかに整えてくれます。次に塗るリップの仕上がりもアップしますよ。
唇だけでなく、目元や頬など顔全体に使うことができるDiorのコンシーラー。
1本で唇だけでなく、クマ・シミ・毛穴などもカバーできるマルチタイプのコンシーラーなので、化粧ポーチもすっきり。カバー力もあるのでファンデーションとしても使える、1本あれば安心の優秀コンシーラーです。
リキッドタイプで唇の補正にも使いやすい、部分用コンシーラー。カバー力が高いので、唇の色が濃くラインをしっかり消したいときにおすすめです。リップ専用ではないので、唇の乾燥を防ぐためにも使用前に唇をリップクリームで整えておきましょう。
ETVOSのミネラルコンシーラーパレットは3色配合されているため、自分に合う色味を作りやすいです。
唇の色味を消すだけでなく、ナチュラルな成分なので、皮膚組織の弱い目元やニキビ跡にも使い勝手が良いのも嬉しいポイント。同じ顔でもパーツによってコンシーラーの色を変えるだけでよりトラブルレスな肌を作れます。
LAURA MERCIER(ローラ メルシエ)のコンシーラーは、全部で8色あります。種類豊富なので、自分の肌にあうカラーが見つけやすいですよ。
また、ミディアムからフルまで調整できるのがポイント。自分の肌悩みに合わせてカバー力を自在に変えられるのが人気の理由です。唇を薄くしたい際も大活躍してくれることでしょう。美容成分を配合しているので乾燥しにくいです。
次に、おすすめのリップを紹介していきます。
繰り出しタイプで削らなくても使えるリップ。色落ちしにくくにじみにくいので、食事をしてもきれいなリップが保てます。するすると滑るような描き心地で、思い通りのラインが描けますよ。
シリコンや鉱物油、タルクなど唇に負担がかかるような成分は入っていない、低刺激のリップライナー。天然ミネラルが配合されているので、唇が荒れやすい方におすすめです。唇を塗りつぶすように塗れば、マットリップとしても使えます。
リップライナーで唇を薄く描いたら、リップはナチュラルなカラーやヌーディーなカラーを選びましょう。唇の主張を減らすことで、唇をより薄く見せることができます。
CANMAKEのステイオンバームルージュは、リップバームのような付け心地なのに口紅の発色で人気のリップです。カラバリも豊富なので、ぜひなりたいイメージのカラーを選んでみてくださいね。
MACのクリームシーンパールリップスティックの「ニッポン」は、名前の通り日本人の肌に馴染むカラー。薄くつけるとナチュラルメイクにも使えますし、重ねつけすると華やかにもなるので、幅広いシーンで利用できます。
ポーチの中に一本忍ばせておくと、安心できるお守りのようなリップです。
コンシーラーで元の唇を消せたら、リップライナーで理想の形にリップラインを取りましょう。唇の中心を特に薄めに描きつつ、口角はあまり内側に入れすぎないようにすると、ナチュラルな印象に仕上がります。
CHANELのル クレイヨン レーヴルは芯が柔らかく、なめらかにラインを引くことができます。引いたラインをぼかすのに使えるリップブラシと専用のシャープナーも付属しているので、別で購入する手間もかからないのが嬉しいポイントです。
唇を薄くする様々な方法をご紹介しました。唇を薄く見せるためには日頃から心がけてトレーニングをしたり、リップメイクのポイントを意識したりしましょう。
「厚い唇=コンプレックス」と感じてしまう方もいるかもしれません。しかし、毎日の努力でなるべく唇を目立たなくすることはできます。ぜひ試してみてください。