芳醇な香りが魅力的なウイスキーは、大人な男性が飲むイメージが強いお酒の一種。しかし意外な効果があることから女性の間でも注目されているようです。一体ウイスキーを飲むことでどのような効果があるのでしょうか。
【目次】
ウイスキーとは、蒸留酒の一種です。
大麦、ライ麦、トウモロコシなどの穀物を麦芽の酵素で糖化し、発酵させて蒸留したもののこと。
熟成のために使われるオーク樽が、ウイスキーの芳醇な香りを生み出しています。
元々、ウイスキーには糖質が含まれていないことから、適量ならダイエット中に飲んでも大丈夫なお酒として知られていましたが、ここ最近ではウイスキーに含まれる成分による効果や効能が注目されているようです。
健康効果や美容効果があるそうなので、女性の皆さんは必見ですよ!
ウイスキーには、ポリフェノールの一種である「エラグ酸」が含まれています。
ポリフェノールは元々抗酸化作用がある成分として注目されており、エラグ酸にも強い抗酸化作用があると言われているんです。
抗酸化作用があるということは、体内の活性酸素を除去し、細胞の老化や変質を防いでくれるということ。
身体のサビは、シミやシワなどの老化を加速させる原因になるので、それを阻止できれば若々しいキレイな肌を少しでも長く保つことが期待できます。
さらにウイスキーには、「リオニレシノール」というポリフェノールの一種も含まれているんですよ。
リオニレシノールも抗酸化作用が強い成分ですから、エラグ酸とのW効果によって老化の加速を阻止してくれるでしょう。
ちなみに、細胞の変質を防ぐ働きがあることから、ガン予防の効果もあると言われています。
アンチエイジング効果でご紹介したエラグ酸とリオニレシノールには、美白効果もあると言われています。
美白の大敵とも言えるシミやくすみの原因となるのが、色素成分のメラニンであることは有名ですよね。
このメラニンは、紫外線などの刺激をきっかけに、チロシナーゼという酵素の働きによって生成されてしまうのですが、エラグ酸にはチロシナーゼを抑制する働きがあるそうです。
その結果、ウイスキーを飲むことはシミやくすみといった対策にプラスとなる効果をもたらしてくれるそう!
ウイスキーには、血液をサラサラにする効果もあるそうです。
血液がサラサラになれば、動脈硬化や心臓疾患の予防、生活習慣病を防ぐことが期待できると言われています。
これによって、日本人に多いと言われている脳卒中の予防になる可能性もあるそう。
また、血液がサラサラになれば全身の血流が良くなり、脳内の血流量が増えることによって頭が冴えやすくなるそうです。
記憶力を向上させる効能があると言われているので、認知症予防にも役立つことが期待されているお酒なんですよ。
ウイスキーによる効果は、飲むことで発揮されるものだけではありません。
なんと、ウイスキーの香り成分には、副腎皮質に作用して「ACTH」の分泌を抑える効果が認められているそうです。
ストレスを感じると、脳にある副腎皮質という部分からストレスホルモンであるACTHが分泌されるのですが、ウイスキーの香りによって抑えることができるので、ストレスやイライラを緩和してリラックスさせてくれるということ!
ウイスキーの香り成分には、副交感神経を優位にさせる効果もあると言われているので、活発時に働く交感神経とリラックス時に働く副交感神経を上手に切り替えて、自律神経も整えてくれるでしょう。
ウイスキーの香りを楽しむだけでも癒されるので、ウイスキーが飲めなくてもぜひ香りを楽しんでみてくださいね。
ウイスキーには嬉しい美容効果や健康効果があると言っても、たくさん飲んでしまえばかえって身体に負担をかけることになるので注意が必要です。
■1日に飲んでもいいウイスキーの量
厚生労働省による指針では、1日に純アルコール20gが適量だとされているので、アルコール度数が40%前後のウイスキーの場合、ダブルで1杯(約60ml)ほどになります。
毎日飲むのではなく、お酒を飲まない休肝日なども取り入れながら、ゆっくりとウイスキーを楽しむようにしましょう。
■ウイスキーの飲み方
ウイスキーには、ストレートをはじめ、ハイボール、オン・ザ・ロック、トワイス・アップなどさまざまな飲み方があります。
自分が飲みやすい飲み方でOKですが、冬場はホットにしたウイスキーがおすすめです。
耐熱グラスにウイスキーを注ぎ、3倍ほどのお湯で薄めるだけです。
アロマ効果が高まりますし、身体もポカポカしてリラックスできますよ。
ウイスキーによる効果や効能をご紹介しました。お酒なのに美容にも健康にも嬉しい効果があるなんて驚きですよね。お酒好きの女性はもちろん、他のお酒を飲んでいた女性はウイスキーを飲むようにしてみてはいかがでしょうか。