日焼け対策や紫外線対策をしているときに、「日陰でも日焼けするの?」と気になっている方も多いはず。直射日光が当たっていない状態でも、私たちの肌は紫外線を浴びているのでしょうか。
そこで今回は、日陰の紫外線量からUVケア・対策のあれこれについて一挙ご紹介します。
【目次】
お肌の大敵と言っても過言ではないのが、「紫外線」。日頃から直射日光が当たらないよう意識して過ごされている女性が大半かと思いますが、中には「日陰」でも焼けるのか気になっている方も多いことでしょう。肌への直接的なダメージはなかなか感じられませんし、日陰で過ごすのならUV対策は必要ないのでは、と誰もが一度は考えたことがあるかと思います。
そこで今回は、日陰の紫外線事情について丸ごとご紹介していきます!まずは知っておきたい紫外線に関する知識を解説した上で、日陰でも焼けてしまうのか、その気になる原因、さらにはUVケア対策のポイントからおすすめアイテムまで徹底解説しますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
日陰の日焼けについて解き明かしていく前に、まずは紫外線の基礎知識をチェックしておきましょう。
そもそも紫外線には2種類存在します。その一つが肌への作用が強く、短時間でも肌に炎症・色素蓄積反応を引き起こす「UVB」。もう一つが、肌に急激な作用を与えることはないものの、肌の奥に届いてじわじわと蓄積的なダメージを与える「UVA」です。つまり日焼けは、夏場の肌が赤くなるような「UVB」タイプだけではありません。
UV紫外線対策が必要とされるのは、日差しの強い夏場だけではありません。UVケアに対する意識を高めるためにも、紫外線について軽く頭に入れたところで、次にシーン別の紫外線量や肌に及ぼす影響について確認していきましょう。
まず基本として、紫外線は時間帯や天候、場所によって降り注がれる量が異なります。まず1日を通しての紫外線量ですが、最も強いのが「午前10時から午後2時頃」。この時間帯は、特に意識してUV対策を行いたいところです。ただしUVAに関しては、日差しの弱い朝夕でも量に大きな変化はなく肌にじわじわとダメージを与えるため、十分にお気をつけください。
紫外線は雲によってある程度遮断されるので、雨や曇りの日には減少します。ただUVAは、物質を透過しやすい性質を持ち、雲による影響を受けにくいため、天気の悪い日でも注意が必要です。
さらに場所によっても紫外線量が異なり、高地になるほど強まることをぜひ頭に入れておいてください。加えて地表の表面状態によって紫外線の反射量が変化し、例えば新雪は約80%、砂浜は約25%を反射。水面は約95%を透過するため、夏のマリンレジャーや冬のスノーアクティビティなどにおいても、しっかりとしたUV対策が必要となります。
紫外線対策は日差しの強い夏場だけでいいのか……その答えはズバリ『NO』です!
これまでお伝えしたように、夏の肌を真っ赤にさせる焼け方は「UVB」の仕業で、日差しが強くなる5〜8月がピーク。一方生活紫外線と呼ばれる「UVA」は4〜8月がピークではあるものの、それ以外の月でも1/2以上の量が降り注がれているため、通年の予防が望ましいと言えます。
以上より、紫外線対策は1年中行うのが正解。特に恐ろしいのが、地上の紫外線の95%を占めているUVAで、焼けている自覚がなくても肌にダメージを与え続けているため、十分な対策を意識しましょう。さらに先ほどお伝えしたように、このUVAは1日を通して、そして天候に関係なく降り注いでいるので、ケアに油断は禁物です。
次に気になるのが、紫外線が肌に与える影響です。肌が紫外線に晒されると、メラニン(肌細胞を保護する色素)が生成されますが、過剰に起こり蓄積されることで「シミ」などの色素沈着を引き起こします。さらに紫外線ダメージによって肌のコラーゲンが分解されると、ハリや弾力が失われ、しわやたるみなどの早期老化の進行を促進。さらに乾燥しやすくなったり、肌荒れが目立ったりと、様々なダメージを受けることとなります。
また紫外線の恐ろしさは、細胞にダメージを与えるところにもあります。肌に紫外線がさらされると、健康な細胞を傷つけてダメージの連鎖を引き起こす、不安定な分子が発生します。極端な話ですが、細胞の遺伝子を傷つけて「皮膚ガン」の発生に繋がる可能性も。このように紫外線は肌の老化を引き起こすだけではなく、私たちの健康問題にも大きく関わることを意識して、日々対策に力を入れるようにしてください。
絶対に知っておきたい紫外線の基本についてご紹介しました。まだまだ日常的にUVケアを取り入れていない方も多いかと思いますが、少しは危機意識を持つことができたのではないでしょうか。
そこで次にご紹介するのが、「日陰でも紫外線は降り注いでいるのか」というポイントです。年中UV対策が必要であることは分かったものの、直射日光が当たっていなければ焼けないのではないか、との考えをお持ちの方もいらっしゃるでしょう。ここからは今回の本題となる、日陰の日焼け問題について解説していきます。
日陰の日焼け問題に関して、結論からお伝えすると『焼けます』。というのも、太陽から降り注ぐ光には「直接光(太陽から直接届く光)」と「散乱光(空気分子によって進行方向が変化して届く光)」の2種類が存在しているからです。この内「散乱光」が非常に厄介なもので、日差しを遮ったり日陰にいたりしても、光が届いている場所であれば散乱された紫外線が肌に届きます。
以上より、直射日光の当たらない日陰でも、焼けてしまうことがご理解いただけたでしょう。とは言え紫外線には良い影響もあることを、ここで押さえておいてください。例えば紫外線を浴びることによって体内で「ビタミンD」が生成され、骨密度を正常に保ったり、様々なガン予防にもなったりと、適量であれば健康にも良いことが分かってきました。したがって、外出を極端に避けて生活するのではなく、UV対策を意識して紫外線とうまく付き合い、ビタミンD不足を防ぎましょう。
さらに、日陰と日向では紫外線量にどのくらいの差があるのでしょうか。例えば、快晴時の紫外線量を100%と考えてみましょう。すると日陰では、直射日光は遮られていても「約50%」の紫外線量があります。加えて、例えばコンクリートは5〜6%の紫外線を反射させており、自覚は得られにくいのですがじわじわと肌に届いているのです。
日陰では幾分か紫外線量が減少するとは言えど、少なからず肌にダメージを与えてしまうという事実は変わりありません。したがって、強い日差しが当たらないからと油断することなく、しっかりとUV対策を行なってください。
さらに注意したいのが、「うっかり焼け」。日に当たっていないつもりでも、気付かぬうちに焼けてしまうこともあります。そこでここでは、つい見落としがちな場所やシーンをチェックしてみましょう。
例えば注意したいのが、「室内」。実は紫外線は、窓を浸透して室内にも届いてしまうのです。したがって自宅で過ごしていても、窓から差し込む紫外線によって焼けてしまうため、外出しない日でもUV対策を意識しましょう。また、同じく「車内」でもガラスを通して紫外線が差し込むため、運転時も対策が必要です。
さらに、ちょっとそこまでのお出かけや、短時間のお洗濯物干しなども、うっかり焼けを引き起こしやすいシーン。急激な肌への影響はありませんが、ダメージが蓄積されて肌の老化を早めてしまうことを頭に入れて、UVケアの意識を高めていただけたら幸いです。
日陰でも紫外線対策が必要だと分かったところで、ケアへの意識が十分に高まったはず。「このくらい大丈夫だろう」という油断がじわじわと健康的な肌を蝕んでいくこととなるので、日差しが当たらない場所でも、しっかりと紫外線対策を行なってください。そもそも日頃からその癖をつけておけば、毎日のケアを面倒に感じることもないかと思います。
そこで次に、紫外線対策の正しい方法について一挙ご紹介します!せっかくUV対策やケアを行なっても、間違った方法では効果が激減しますし、肌へのダメージは蓄積されていく一方です。ここでは8つの押さえておきたいポイントを厳選し、それぞれについて詳しく解説していきます。
UV対策の基本として、「日焼け止め」を塗る習慣をつけましょう。そこでまずは、日焼け止めの効果の高さを表す指標である「SPF」「PA」について解説。「SPF」はUVBを、「PA」はUVAを防止する効果の目安であり、それぞれの数値が高いほどより高い効果を期待することができるので、生活シーンに合わせて選ぶのがマストです。
例えばお散歩や買い物のように日常生活で使用するなら、数値の低い日焼け止めでOK。数値が高いと肌へ与える負担も大きくなってしまうため、やみくもに数値の高いものを選ぶのはお控えください。また日焼け止めの効果を発揮させるには、十分な量をムラのないよう均一に塗って。さらに耳や襟元、うなじ、腕の後ろなどはうっかり焼けてしまいやすい箇所ですので、塗り忘れに注意してください。
UV対策グッズとして定番なのが、「日傘」や「帽子」。これらは日差しを遮るのに有効で、外出時にはぜひとも頼りたいところですが、反射光や散乱光を完全に防ぐことはできません。したがって、もう一歩踏み込んだ紫外線対策を意識しましょう。
例えばしっかりと日焼け止めを塗った上で、日傘や帽子を使用。さらにサングラスやUVカット効果を持つ衣類などを身につけて、しっかりと紫外線ダメージから肌を守りましょう。日焼け止めだけ、日傘だけ、のような単独の対策では十分に日焼けを防ぐことはできませんので、ぜひ頭に入れておいてください。
これまでにお伝えしたように、紫外線量は日内で異なります。太陽が昇るとともにその量は増えていき、朝10時頃から正午にかけてピークを迎え、14時頃までは1日の中でも紫外線量が最も多い時間帯に。この時間は1日の紫外線のおよそ50%が降り注がれているとされているため、不要な外出であれば避けた方が良いでしょう。もちろん、日陰でも油断は禁物です。
もしもピーク時にお出かけをするのなら、UV対策をきちんと行なって万全の体制に。また、日焼け止めの効果は1日中続くわけではありませんので、長時間の外出時にはこまめな塗り直しを意識してください。目安としては、2〜3時間に一度のペースで塗り直した方が良いとされています。
先ほど、紫外線対策には「サングラス」をかけるのも有効だとお伝えしました。これは、純粋に紫外線ダメージから目を守るためでもありますが、実は肌の日焼けを防ぐためにも効果的!というのも、紫外線は肌からだけではなく「目」からも入ってくるとされており、なんと目の細胞へのダメージが肌を黒くしてしまうからです。
目の細胞に紫外線ダメージが生じると、その信号に脳が反応し、肌に「メラニン(肌を黒くする色素)」を作るよう指令を与えます。そうすることにより、肌に直接日光が当たっていなくても、目が受けた紫外線により日焼けをする恐れがあるのです。したがって、UV対策にはサングラスを併用し、思わぬ日焼けから肌を守りましょう。
室内でも、窓ガラスから浸透した紫外線によって日焼けする恐れがあるとお伝えしました。そこで家の中は、最も「うっかり焼け」しやすいと言っても過言ではない場所。しかし焼けている実感が湧きにくいですし、ついついUV対策を怠ってしまう方も多いかと思います。
そこでおすすめするのが、朝のスキンケアの一貫として「UVケア」を行うというもの。例えばUVカット機能を持つ乳液をケアの最後にプラスすれば、『日焼け止めを塗る』という感覚なく、スキンケアのルーティンとして取り組むことができるでしょう。朝の忙しい時間でも、時短でスキンケアと紫外線対策の両方が叶うため、この機会に取り組んでみてはいかがでしょうか。
室内に入る紫外線を根本からカットしたいなら、「カーテン」に目を向けるのもおすすめです。今回ぜひともおすすめしたいのが、「紫外線カットカーテン」です。一般的に約80%~90%という高いUVカット率を誇るカーテンで、室内への紫外線の侵入をほぼほぼシャットアウトしてくれる優れものなのです。
窓辺でしっかりと紫外線対策ができていれば、肌へのダメージが軽減されるだけではなく、家具やフローリング等の日光による色あせを防ぐことも可能。レースカーテンなら外からの自然な光を取り入れつつもUVカットが叶いますし、その上比較的リーズナブルに購入できるので、手に入れやすいところも嬉しいポイントです。
さらに日常生活では、「抗酸化」を意識しながら過ごすと良いでしょう。そもそも抗酸化とは、 活性酸素によって酸化(体が老化していくこと)を抑えることで、アンチエイジングにとって重要な作用。つまり抗酸化作用を意識すれば、しわやシミなどの肌の老化を抑えることができるのです。
例えば、十分な睡眠にバランスの良い食事、適度な運動、ストレスなく過ごすなど、日頃の生活を見直すだけでも十分。さらに食生活に関しては、ビタミンCやビタミンE、カロテン、亜鉛などの抗酸化作用を持つ成分を積極的に摂ると、より効果を期待できるのでおすすめです。
万が一焼けてしまったら、アフターケアに力を入れましょう。日焼け後は出来る限り迅速に対処するのが好ましいのですが、せめて72時間以内のケアが重要です。日焼けした肌は火傷と同じように炎症を起こしている状態なので、まずは流水や濡れタオルなどを使って冷やし、炎症を和らげてあげましょう。
さらに、日焼け後は角層から水分が失われて乾燥しているので、肌を保湿するのがマスト。洗顔後化粧水で肌に水分を与えたら、乳液をつけて水分が蒸発しないように蓋をしましょう。このように正しくアフターケアを行えば、紫外線ダメージを軽減させることができるので、落ちついて対処してください。
最後に、紫外線対策におすすめのアイテムを6つピックアップしてご紹介します。
ここでは普段使いにぴったりの日焼け止めから、肌を優しく守るUVカットコスメ、外出時に身につけた便利グッズまで、UV対策にぴったりの商品を厳選。ファッションの一部として取り入れつつ、紫外線から肌を守ることができるアイテムもご紹介していますので、おしゃれ好きなオトナ女子のあなたも要チェックです。
こちらは、NIVEA sun(ニベアサン)の紫外線ダメージから優しく素肌を守ってくれる日焼け止め、「プロテクトウォータージェル」です。みずみずしい化粧水感覚で使えるUVジェルで、日常紫外線から肌を守りつつ、スキンケアまで叶えてくれる一品。保湿成分が肌のバリア機能に働きかけて潤いを保ち、乾燥まで防いでくれる優秀アイテムです。
日焼け止めとしての数値は、「SPF35 PA+++」とやや低めにはなっているものの、ちょっとしたお出かけならこの程度で十分。肌への負担も少なく、気軽にご使用いただくことが可能です。さらにこちらはポンプ式となっているため、塗るのを面倒に感じにくいところが嬉しいポイント!毎日使うものとなると、このように使い勝手の良さまで考慮したいところです。
こちらは、SNSや数々のメディアでも話題の化粧下地、La Roche-Posay(ラロッシュポゼ)の「プロテクショントーンアップ」です。敏感肌でも使える優しい処方で、塗った瞬間からトーンアップを叶えるアイテム。紫外線ダメージから素肌を優しく守りつつ、シミやくすみをカバーして、透明感のある明るい印象の肌へと導いてくれます。
独自のUVフィルターシステムにより、肌深部にダメージを与えるUVAまでしっかりと防御。UVカットの数値は「SPF50+ PA++++」と高く、アウトドアシーンでも問題なくお使いいただけます。またベタつきのない軽いテクスチャーで、肌への負担を感じにくい優しい付け心地も嬉しいポイントです。
ちょっとそこまでの外出の救世主!こちらは、ETVOS(エトヴォス)の夏肌をケアする日焼け止めパウダー「ミネラルUVパウダー」です。ノンケミカル処方でお肌に優しい上に、「SPF50 PA++++」の高い紫外線カット効果を持つ一品。さらには保湿成分やアフターサンケア成分を配合することで、美肌ケアも叶える万能アイテムです。
パウダーはピンクベージュで、自然と肌に馴染みつつトーンアップ。ソフトフォーカス効果のあるミネラルを使用することで、シミや毛穴もナチュラルにカバーしてくれます。加えて、こちらのパウダーは皮脂をしっかりと吸着してくれるため、夏肌にありがちな、くすみやテカリ、ヨレ、ベタつきを防いでくれるところも魅力的だと言えるでしょう。
面倒なボディには、サッとスプレーをかけるのもおすすめ!こちらは、スキンアクア (SKIN AQUA)の顔・からだ用の日焼け止めスプレー「トーンアップUVスプレー」です。「SPF50+ PA++++」でしっかりと紫外線から肌を守りつつも、色と光をコントロールし、肌を自然とトーンアップしてくれます。
自慢のUVエッセンスは、透明感のあるブルーと血色感を与えるピンクを掛け合わせ、ナチュラルに肌を透き通って見せるラベンダーカラー。さらに微細なストロボパールを配合することで、立体的なツヤ感まで演出してくれます。UVカットしつつ肌を綺麗に見せ、さらには保湿まで叶うスプレー。お値段もリーズナブルなので、この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。
こちらは、紫外線から肌を守りつつおしゃれを楽しみたい方にぴったりの、Mokale(モーカルズ)の「麦わら帽子」です。つば広でしっかりと顔をカバーできるサイズ感ですが、上品なシルエットによりファッションに取り入れやすい一品。リボンによるフェミニンなデザインが魅力で、女性らしさを高めてくれるでしょう。
さらにこちらは、コンパクトに収納ができるポケッタブル機能を備えているところも嬉しいポイント!大きめのサイズ感かつしっかりとしたペーパーの素材感ではありますが、柔らかさまで兼ね備えていますので、使わない時には手軽にカバンに収納し、楽に持ち運ぶことが可能です。普段使いはもちろん、旅先などでも重宝できるでしょう。
こちらはトレンドライクなデザインが魅力の、Zoff(ゾフ)の「紫外線100%カットクリアサングラス」です。紫外線のみならず、その他の有害光までしっかりとカットする、高機能レンズを搭載したサングラス。レンズ裏面のUV反射を防止するコートまでプラスされ、とことん目へのダメージの軽減を叶えた一品です。
今っぽい印象のラウンド型のデザインで、レトロキュートな雰囲気のサングラス。細めのフレームにより、華奢で女性らしい印象へと導いてくれます。さらに絶妙なサイズ感により、きれいめな雰囲気を残しつつも、小顔効果が得られるところも嬉しいポイントです。
今回は、日陰の紫外線に関するあれこれを一挙ご紹介しました。日陰では焼けている自覚を持ちにくいのですが、実は変わらず紫外線が降り注がれているため、しっかりとしたUV対策を意識して。季節や天候、場所に関係なく、常に紫外線への意識を高く持ってケアを続けると、将来の肌をより綺麗な状態へと導くことができるでしょう。ぜひ参考にして、正しいUVケアで健やかかつ美しい肌をキープしてください。