スカーフの簡単でおしゃれな巻き方をご紹介。せっかく持っているけれどイマイチ上手く使いこなせない……なんてもったいない!小さいスカーフから大判のスカーフまで色々なタイプのスカーフをササッと素敵に巻く方法をマスターしましょう。
【目次】
カジュアルからキレイめまで色々な着こなしにプラスして楽しみたいスカーフは、基本的な巻き方を覚えたら、あとはアレンジ自由自在。コーディネートのアクセントにスカーフを取り入れて、おしゃれ上手さんになりましょう。
スカーフの折り方としては基本となる「バイヤス折り」は、正方形のスカーフを巻く時に知っておくと便利です。
■巻き方
1.スカーフの裏が上になるようにしてテーブルに広げる
2.下からと上からそれぞれ3分の1折り返す
3.さらに下からと上からそれぞれ3分の1折る
色々な巻き方に応用できるバイヤス折りですが、スーツの襟元にそのままかけるだけでも華やかになるので、覚えておくと役立ちます。
小さいスカーフをバイヤス折りにして巻くと、ちょこんとした感じでカジュアルな着こなしのポイントにぴったりです。
大判のスカーフなら、結び目を少し下の方に持ってきます。スカーフでVゾーンができて、すっきり小顔効果が期待できます。
キレイな色や柄のスカーフをバッグのハンドルに巻く時は、スカーフの厚みが均一になるバイヤス折りにしてから巻くとキレイに仕上がります。
基本のバイヤス折りにしたスカーフを首の後ろから前に向かってかけるところからスタートです。
■ループノットの巻き方
1.首の真ん中で結び、左右のスカーフを後ろに持って行く
2.首の後ろで交差したスカーフを前に持ってきて、片方を結び目に通す
3.さらにもう一方のスカーフも結び目に通して形を整える
最初に作る結び目の位置で仕上げりは変わっていきます。
エレガントなシルクのスカーフもいいけれど、コットンなどカジュアルな素材のスカーフもコーデのアクセントに役立ちます。小さめサイズのスカーフで短く結んでもサマになるループノットでキュートに決めましょう!
大判のスカーフのキレイな色柄を活かした巻き方がアフガン巻きです。
■アフガン巻きの巻き方
1.大判の四角いスカーフを三角になるように半分に折る
2.左右の端を持って首の前から後ろへ持っていく
3.首の後ろで結んで、片方を前へ垂らす
三角形に折って端を持った時に、蛇腹に折りたたむような感じにするとキレイなドレープができます。
首元から風が入ってくるのを防ぐことができるアフガン巻きは防寒にも役立ちます。また、甘さ控えめでかっこいい雰囲気なので女性だけでなくおしゃれメンズにもおすすめの巻き方です。
10cmくらいの幅にバイヤス折りにしたスカーフを首にかけるところから始めましょう。
■ネクタイ風スカーフの巻き方
1.左右どちらかのスカーフに結び目を作る
2.反対側のスカーフを結び目の上から通す
3.まっすぐにしたり、横にずらしたりお好みで形を整える
縦のラインをすっきり見せるので、シャツの襟元やシンプルなTシャツなどカジュアルなファッションにもぴったりです。
そのまま垂らしたり軽く結ぶだけでもおしゃれなロングスカーフ。さらに一工夫して素敵に使いこなしてみませんか?
■ロングスカーフの巻き方
1.スカーフを首の後ろから前に向かってかける
2.前で1回結ぶ
3.結び目を後ろに持っていき、スカーフの両端を前にもどす
4.ストールの端を和の内側から中に入れる
5.ストールを首の後ろからねじっていく
首の周りにボリュームが出るけれど詰まった感じにならないので、一年中活躍してくれそうな巻き方です。
スカーフといえばCAさんが首元にキュッとキレイに巻いているイメージがありますが、どうやってあんなにキレイに巻いているのでしょうか?CAさんたちの中でも色々な巻き方があって、こだわりがあるようです。
・可愛らしい基本の「リボン巻き」
・アクティブな印象の「カウボーイ巻き」
・華やかさのある「プリーツ巻き」
・ふんわり花が咲いたような「カーネーション巻き」
・パーティーに使えそうな「バラ巻き」
同じスカーフでこんなにバリエーション豊富に巻くことができるのは驚きです。ANAの公式サイトには詳しい巻き方が紹介されているので、手持ちのスカーフでマネをしてみてはいかがでしょうか。
不器用であまりスカーフを形よく結べない、という人におすすめなのが、スカーフリング。スカーフを穴に通すだけで、スカーフのアレンジが決まります。スカーフにラグジュアリー感も加わりますよ。
■スカーフリングを使った巻き方
1.スカーフをバイヤス折りにする
2.スカーフを肩にかけて、スカーフリングに通す
3.形を整える
スカーフの生地が薄かったり、小さめサイズだったりする場合は、上記の方法だとスカーフリングが留まらずに滑り落ちてしまうので、以下の方法で巻きましょう。
1.スカーフをバイヤス折りにする
2.スカーフを肩にかけて、片方の端をスカーフリングに通す
3.もう片方の端をスカーフリングの下から通す
4.形を整える
スカーフは首元に巻くだけでなく、頭に巻いても華やかなヘアアレンジになります。髪を束ねた結び目にリボンのように結んでも素敵ですよ。
■カチューシャ風の巻き方
1.スカーフを三角になるように折る
2.三角の角を何度か折り返し、細く整える
3.頭の上に乗せて、下の方でリボン結びにする
ベルト代わりに腰に巻くと、こなれた装いに。パンツに巻くとカジュアルでアクティブな印象に、スカートに巻くとエレガントな印象になります。
■ベルト風の巻き方
1.スカーフをバイヤス折りにする
2.ベルトループに通して、ひと結びする
スカートの場合はリボン結びにするとかわいらしい雰囲気も加わりますよ。また、バイヤス折りにせずにそのままベルトループに通すと、ラフな印象に仕上がります。
コーデになじませやすい、白とブラウンが基調になったスカーフ。ごくシンプルな黒のノースリーブトップスも、スカーフを首元に巻くだけで華やかでエレガントな印象に変わります。バッグもブラウン系で揃えると、コーデにまとまり感が出ますね。
スカーフ初心者の場合、あまりスカーフが主張するようなコーデは少し抵抗感があるかもしれません。そんなときにはスカーフの面積を小さくしたり、服との色を揃えたりすると、さりげない使い方ができます。
ピーコックグリーンのニットになじむように、スカーフも青みを帯びたグリーンをチョイス。細めに折ってベルト代わりにすれば、何気ないのにコーデのアクセントになりますよ。
白シャツにデニム、というシンプルコーデは小物次第で印象を変えられるのが魅力。スカーフでマスタードを差し色に使えば、大人っぽい華やかさが加わります。バッグもリンクさせると、コーデに統一感が出ますね。
足元もスカーフに使われているベージュでまとめれば、それぞれの小物が浮くことなく、コーデに自然になじみます。
スカーフも黒で統一して、黒と白だけでまとめたモノトーンコーデ。スカーフは色みが無くてもコーデのアクセントになります。首元ではなく手首に巻いてブレスレット代わりに。カジュアルコーデにもマッチするアクセサリーになりますね。
スカーフをバッグに付ける、というとレザーのきれいめバッグに付けるイメージがあるかもしれません。しかし、スカーフはかごバッグや透かし編みバッグなどのラフなバッグとの相性もいいんですよ。特に白×ネイビーのように爽やかな雰囲気のスカーフや、コットン地でカジュアル感のあるスカーフとよく合います。首元に巻くのが暑く感じるような季節でも、スカーフを楽しめますね。
白の無地カットソーにテーパードシルエットのデニムを合わせた、ごくシンプルなコーデ。スニーカーもショルダーバッグも黒でベーシックなデザインですが、スカーフ首元にプラスすればぐっとおしゃれな印象に。
大き目のドット柄のスカーフは、ポップでカジュアルコーデになじみます。ベージュ×ブラウンの落ち着いた色味なので、どこかレトロな雰囲気。
人気が続いているレオパード柄。「派手なイメージがあって服で取り入れるのにはちょっと抵抗がある」という人でも、スカーフなら面積が少ないのでコーデに取り入れやすいですよ。
重心が下がりやすいロングスカートと巾着型バッグとの組み合わせも、首元にスカーフを巻けば視線が上がってバランスがよくなります。レオパード柄は大人の女性の雰囲気もあるので、大ぶりのピアスもプラスすればさらに女度を上げられますよ。
コーデのアクセントとして活躍するスカーフですが、スカーフ初心者なら服と同系色のものを選ぶのがおすすめ。スカーフだけが浮く、ということもなくコーデになじませることができます。
例えばオフホワイトのニットワンピに明るいベージュのダウンを合わせたコーデなら、ブラウンのスカーフを。茶系コーデとしてまとまり感を出すことができます。
小さめのスカーフを細めに折って首に巻けば、チョーカーのような雰囲気に。アクセサリー感覚で使うことができます。面積が小さくなるので、夏でも涼しげに見えますよ。
タンクトップにワイドパンツを合わせてロングガウンを羽織ったラフなコーデも、スカーフをプラスすればエレガントな印象が加わります。
ベージュのニットワンピースに、同じくベージュのスカーフをプラス。色を揃えることで統一感のあるコーデに仕上がります。ニットワンピースが無地なので、同じ色でもドット柄のスカーフがアクセントに。
ほどよく体にフィットするリブニットにフレアスカートを合わせた、通勤にぴったりのきれいめコーデ。ネックレス代わりにスカーフを使えば、エレガントな印象がアップ。スカーフの中にニットと同じブラウンが入っているので、トップスになじみつつスカーフの縁のブルーグリーンがさりげなく華やかさをプラスしています。
差し色として使いやすい、くすみイエロー。頭に巻いてヘアバンド風に使えば、視線も上がってスタイルアップして見えますよ。デニムシャツに白のワイドパンツを合わせた爽やかなコーデにこなれ感も加えてくれます。
トレンドとなっているのが、ベルトでウエストマークをした着こなし。ペイズリー柄のスカーフをベルト代わりに使えばエスニックな雰囲気が加わって、夏のワンツーコーデが印象的に。ベージュ×ブラウンで落ち着いた大人っぽい配色にしつつ、足元はクリアサンダルで抜け感を出しています。
ベージュのニットにデニムを合わせたシンプルなコーデ。ショルダーバッグに結んだスカーフを垂らせば動きが出て、ベーシックアイテム同士のコーデも無難な印象になりません。直線的な柄のスカーフはシャープな雰囲気で、コーデを引き締めてくれますよ。
スカーフは顔まわりをパッと明るく華やかにしてくれるアイテム。シンプルコーデのアクセントにも役立ってくれます。色々な巻き方をマスターして、おしゃれの幅を広げましょう!