シミや汚れ、傷がつきやすいと思われがちで、かつお手入れも難しそうだと敬遠されやすい「スエードアイテム」。しかし実は、丈夫で手入れの方法も簡単、さらには自宅でも気軽にメンテナンスをすることができる扱いやすいアイテムなのです!そこで今回は、スエードアイテムのお手入れの方法について徹底解説します。
【目次】
汚れや傷がつきやすく、「デリケートな革」という印象が強いスエードアイテム。そんなスエードを長く大切に使うには、日頃のお手入れが重要です。
ただし間違ったケアでは革にダメージを与えてしまう可能性があるため、正しいお手入れ方法を学ぶ必要があります。そこで、スエードアイテムのケアのコツや長く使うための秘訣を、チェックしておきませんか?
今回は、スエードアイテムの正しいお手入れ方法を一挙ご紹介します!スエードのバッグや靴、ジャケットを長く使うにはどういったケアが効果的なのか、ここで一気にチェックしましょう。
スエード靴は汚れやすいのが難点ですが、実は汚れは簡単に落とすことができるのでご安心を。そこで、スエード靴の汚れ落としに使うアイテムは「ブラシ」です!ワイヤーが入ったスエード用のブラシがありますので、そちらを使用して汚れを落としましょう。
まずはワイヤーブラシでホコリを掻き出すように、優しく丁寧にブラッシングしましょう。その後、汚れ部分を消しゴムで擦ると、みるみるうちに汚れが落ちていきます。
さらに毛を起こすようにブラッシングして毛並みを整えたら、元の綺麗な状態に!この時、傷つけないように優しくケアするのが重要なポイントです。
スエード靴は、実は水洗いをすることができます。ブラシと消しゴムを使っても汚れが落ちない場合には、丸洗いが有効です。靴全体をしっかりと洗うことで、シミができることなくきれいに仕上がるため、ぜひ試してみてください!ここで、水洗いの正しい手順をご紹介します。
■スエード靴の水洗いの手順
1.入念にブラッシングして靴の汚れを落とす
2.濡れた雑巾を使って靴全体を湿らせる
3.スポンジにシャンプーを染み込ませ、靴を洗う
4.水に濡らしたスポンジを使い、シャンプーを取り除く
5.風通しが良い日陰に置いて乾かす
靴をそのまま水につけて丸洗いする方もいらっしゃいますが、シミになる可能性があるためNG!やや手間はかかりますが、スポンジを使って少しずつ手洗いをしていきましょう。
アディダスやニューバランスなど、たくさんのブランドからスエードスニーカーが出ているため、お持ちの方も多いはず。実はスエードスニーカーは、革の繊維の中でも最も太い部分が使用された丈夫な靴ですので、お手入れをすれば長く履くことが可能です。ここで、絶対に知っておきたいスエードスニーカーのお手入れの方法をご紹介します。
■履く前には防水スプレーをかける
■履いた後はブラシをかけて汚れを取る
■色褪せやパサつきにはコンディショナーを使用する
■汚れは消しゴムで除去する
■シミはスエードクリーナーで落とす
これらを頭に入れておけば、スエードスニーカーを長い間、綺麗な状態でキープすることができます。丸洗いをする場合は、先ほどご紹介した方法を参考にしてください!
秋冬になると、スエードパンプスを履く機会が増えるかと思います。スエードパンプスのケアも、これまでと同様の方法で問題ありません。入念にブラッシングをしたり、汚れをその都度落としたり、水の濡れを避けたりと、扱い方に注意すれば長くお使いいただけます。
もしも色褪せてしまった場合には、補色スプレーを使えばOK。さらに美しい見た目に仕上げるには、毛を逆立てるようにブラッシングし、毛を起こしてあげると良いでしょう。普段からこのようにブラッシングすることで、毛が倒れるのを防ぐことが可能です。
もしもスエードパンプスにカビが生えてしまった場合には、ブラシを使ってカビ取りをし、防水スプレーをかけて再発を防止しましょう。
スエードバッグを綺麗な状態に保つには、基本的には靴と同じようにお手入れすれば問題ありません。使用前には、バッグをコーティングするような感覚で「防水スプレー」をかけると良いでしょう。濡れによるシミを防ぐことができるだけではなく、油分や汚れからも守ることが可能です。月に1回程度を目安に、定期的にスプレーをかけてください!
日頃のお手入れは、靴と同じくブラシを使えばOK。起毛素材はホコリがつきやすいため、使用後には念入りにブラッシングをしましょう。毛ブラシなら、まずは毛の流れに逆らうように、次に毛の流れに沿うようにブラッシングを。ゴムブラシなら、毛の奥の汚れを取り除くように、擦ってブラッシングをするのが正しい使い方です。
スエードジャケットのお手入れ方法も、実は靴やバッグと同じ。クリーニングに出さずにも、自宅で手軽にケアをすることができるのです!こまめにブラッシングをして毛足を保ち、汚れが付いた場合にはクリーナーを使って落としましょう。ただし本革用のものをスエードに使うと傷める可能性があるため、スエード用のものを使用してください。
スエードジャケットの洗濯は、表示を見て可能であれば自分で洗ってもOK。その場合には、型崩れや風合いをキープするためにも、丁寧に手洗いするのがベターです。
さらにスエードは色落ちしやすい素材ですので、必ず単独で洗うことを頭に入れておいてください。乾いたら、ブラッシングをして毛並みを整えましょう。大切なジャケットであったり、洗濯に自信がない方は、クリーニングに出すのが無難です。
スエード靴が雨に濡れてしまった場合は、出来る限りスピーディーに対処すべき。そもそもスエード靴は、起毛した繊維が雨粒を弾きやすいため雨の日でも活躍するのですが、モノによってはシミができる可能性も否めません。念のために雨の日の使用は避けたいところですが、急な雨で濡れてしまうこともあるでしょうし、ここでお手入れ方法をチェックしておきませんか?
スエード靴が雨に濡れたら、まずは紙やタオルを丸めて詰め込み、型崩れを防ぎましょう。その後、風通しの良い日陰で乾燥させ、完全に乾いたらブラシと防水スプレーで仕上げてください。
この時注意すべきは、ドライヤーを使わないこと。熱風を直接あてると、変形や変色の原因となるので注意しましょう。
これまでにご紹介したように、スエードクリーナーには「消しゴムタイプ」も存在します。コンパクトなサイズ感で持ち運びにも便利なので、いざという時のために常備しておいても良いでしょう。
消しゴムタイプのクリーナーには、樹脂に汚れを吸い付ける通常タイプと、コンパウンドで擦り落とす強力タイプがあります。汚れの程度によって、使い分けることをおすすめします。
とは言え、消しゴムタイプで落とすことができるのは、靴自体に防水が効いていて汚れが表面にとどまっている場合か、もしくは、ついたばかりの新しい汚れです。したがって、応急処置として常備しておくのにぴったりのアイテムだと言えます。
スエードアイテムのクリーナーには、「泡」を使って汚れを落とすタイプも存在します。それがVIOLAの「スエードクリーナー」です!弾ける泡がひどい全体汚れを巻き込んで落とし、さっぱりとした仕上がりを実現させることができるクリーナーです。
スエード以外にも、ヌバックやベロアにも使用可能の万能クリーナー。防カビ作用を持つところも、嬉しいポイントです。
あらかじめブラシでホコリを落としたら、缶をよく振って『全体に』スプレーをかけます。さらに固く絞った濡れタオルで全体をしっかりと拭き上げて再度ブラシで毛足を起こし、風通しが良い場所で陰干しをしたら、以前の綺麗な状態を取り戻すことができます。
ヴィオラ スエードクリーナー / ¥1,080
いかがでしたか?今回は、スエードの靴やバッグ、ジャケットのお手入れ方法について徹底解説しました。スエードアイテムはお手入れが難しいように思われがちですが、実は簡単にセルフケアをすることができます。ぜひ皆さんもスエードアイテムの正しいケア方法を知って、大切な品を長くお使いください!