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2019.03.19

コーヒーのテーブルマナーは?コーヒーの出し方の手順もご紹介

コーヒーのテーブルマナーは?コーヒーの出し方の手順もご紹介 コーヒーのテーブルマナーは?コーヒーの出し方の手順もご紹介

来客の際に出すことも多いコーヒーは、おもてなしの仕方や飲み方などのマナーがあります。そこで今回は、コーヒーの出し方や飲み方、注意したいNGマナーなどをご紹介します。

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コーヒーのマナー【1】コーヒーカップのセットの仕方

コーヒー

来客時のコーヒーの出し方で注意したいのが、コーヒーカップのセットの仕方です。

コーヒーの出し方については、カップの向きに注意が必要です。

お客様にコーヒーでおもてなしする場合には、ソーサー(受け皿)の上にコーヒーカップを乗せるのがマナーです。コーヒーカップの取っ手が右に来るように置くのが一般的です。しかし、最初にミルクや砂糖が入れやすいように、あえて左側に取っ手が来るようにセットする場合もあります。

したがって、コーヒーカップの向きは、コーヒーカップの絵柄を基準に決めるのがおすすめです。コーヒーカップの絵柄が一部のみに描かれている場合には、お客様の正面に絵柄が来るような向きで出しましょう。カップの絵柄が全体に描かれており、正面に決まりがない場合は、取っ手が右に来るようにセットするのが無難ですね。

スプーンはソーサーの上に柄が右に来るように置きます。コーヒーカップの手前に置きましょう。

スティックタイプの砂糖は、スプーンと一緒に揃えてソーサーの上に置きます。

ポーションミルクや角砂糖なども、ソーサーの上に置きますが、スプーンの手前か、スプーンの左側の空いているスペースに置きます。

人数が多い場合には、お盆にソーサーを重ねて持っていき、コーヒーを出す直前にカップや砂糖、ミルクをセットしてお出しします。

コーヒーは、あらかじめカップにお湯を入れて温めてから注ぐようにすると、冷めたコーヒーを出してしまうことがないですね。コーヒーカップの70%~80%程度になるように注ぐと、こぼれる心配がありませんよ。

コーヒーのマナー【2】お客様へのコーヒーの出し方

会議中のコーヒー

来客時にコーヒーを出す場合は、左手でお盆を持ち、右手でドアを3回ノックをします。「失礼いたします」と言って一礼をし、入室しましょう。サイドテーブルがない場合は、下座側のテーブルの端の方を作業スペースにします。

お客様へコーヒーを出す際には、上座に座っている目上の人からお出ししていきます。お客様の右側か、右の後ろ方向から「どうぞ」「失礼いたします」などと声をかけながらコーヒーを出します。やむを得ず前から出す場合には、「前から失礼いたします」と言いながらコーヒーを出しましょう。

他社の人と自社の人がいる場合には、他社のお客様に最初にコーヒーを出し、後から自社の人にコーヒーを出すのがマナーです。

コーヒーは、基本的には相手の正面に出します。ただし、営業の商談中や会議中などで、テーブルの上に資料がある場合は、資料の右側にコーヒーをお出しします。資料がテーブルの上に散らばっている場合は、「失礼いたします」「こちらでよろしいでしょうか」と一声かけてからコーヒーを出しましょう。

お茶菓子やケーキなどを出す場合には、先にお茶菓子やケーキを相手の正面に出した後に、右側にコーヒーを出します。

アイスコーヒーを出す場合は、最初に相手の正面にコースターを置き、アイスコーヒーの入ったグラスを上に置きます。次に、ストローを置き、ミルクやガムシロップも添えます。

コーヒーのマナー【3】コーヒーの飲み方

マナーを守ってコーヒーを飲んでいる女性

■コーヒーやミルクを入れる場合

コーヒーの飲み方で注意したいのは、カップやグラスに入ったコーヒーにミルクや砂糖を入れる場合には、両手を使うのがテーブルマナーとされています。

ミルクや砂糖をカップの中に入れる場合には、カップの持ち手を左手で持ち、右手でスプーンを持って優しくかき混ぜます。あとは、スプーンをカップの奥に置き、カップの持ち手を右手で反時計回りに回して、右手で持ち手を持ってコーヒーを飲みましょう。

ホットコーヒーの場合は、温度が下がりやすいので、溶けにくい砂糖を最初に入れ、その後にミルクを入れます。アイスコーヒーの場合は、ミルクを入れた後にガムシロップを入れて混ぜると、甘さが偏りにくいですね。

角砂糖を入れる場合には、一度スプーンの上に乗せてから、そのままコーヒーの中に沈めると、角砂糖を入れた時にコーヒーの滴が飛び出すということがないですね。


■一口目は

コーヒーの一口目を飲む場合は、ミルクや砂糖を入れず、出されたコーヒーのそのままの味を楽しむのがマナーです。コーヒーの種類によって、香りや苦み、酸味やコクなど、さまざまな違いがあります。

ホットコーヒーが熱い場合は、スプーンで飲むようにしましょう。ただし、音を立てないようにするのがコーヒーの飲み方のマナーですね。

立食形式のパーティーや、テーブルが遠いソファ席の場合は、ソーサーを持ってもOKですが、基本的にはソーサーを持ち上げず、カップのみを持ち上げて飲むのがマナーです。


お客として訪問した場合には、相手に勧められてからコーヒーを飲むようにするのもマナーですね。


■スプーンでの混ぜ方

スプーンで砂糖やミルクを混ぜる場合には、スプーンで円を描くのではなく、前後させるようにして混ぜましょう。


■出されたコーヒーやお茶菓子は残さない

また、出されたコーヒーやお茶菓子などを残すのは、失礼になる場合もありますので、できるだけ残さないようにしましょう。

いただいたコーヒーやお茶、お菓子などを残す場合は「いただききれず、申し訳ありません」と言うと良いですね。

コーヒーのマナー【4】NGマナー

コーヒーのNGマナー

■スプーンの使い方

コーヒーカップにスプーンを入れたままコーヒーを飲むのはNGマナーですので、必ずスプーンをカップから出してから飲むようにしましょう。

スプーンはソーサーの上に置きますが、カップの奥に置くようにします。

また、砂糖を山盛りにして入れるのはマナー違反とされています。こぼさない程度の量をスプーンにのせて入れるようにしましょう。


■テーブルを汚さない

カップやスプーンをテーブルに置くと、コーヒーで汚れる可能性がありますので避けた方が良いですね。

ミルクポーションの空いたカップは、ソーサーの上か、テーブルの邪魔にならない場所に置きましょう。ただし、ミルクがテーブルを汚してしまう可能性があるので、できればソーサーの上に置きたいですね。


■カップは片手で持つ

また、コーヒーや紅茶を飲む際には、カップは片手で持つのがマナーです。両手でカップを持つと「冷めている」というサインになりますので注意したいですね。


■口紅は

何度も紙ナプキンを使うのはせわしないですが、カップについたままの口紅はだらしない印象に見えることもあります。カップに口紅がつかないよう、最初にティッシュオフしておくか、カップの口紅は指で拭い、紙ナプキンでさりげなく拭くようにしましょう。

コーヒーをお客様に出す場合には、カップの向きや出す順番などに気をつけたいですね。また、コーヒーを飲む際は、スプーンの使い方やカップの持ち方などのマナーに注意したいですね。

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