結婚の準備は、結婚式の打ち合わせや新居選びなど、重要事項の決定が重なって忙しいですが、入籍も準備して備えておきたいことがあります。そこで今回は、入籍時の必要書類や流れ、入籍日の決め方などをご紹介します。
【目次】
■結婚準備の流れ
プロポーズから入籍までの流れは、
・プロポーズ
・お互いの親や家族に結婚の報告と挨拶をする
・婚約指輪や結婚指輪、記念品の購入
・結納や両家顔合わせ
・友達や会社に結婚の報告をする
・結婚式場検討、打ち合わせ、ゲストや衣装などの決定
・新居の決定
・ハネムーン先の決定
などがあります。カップルによってスタイルは異なりますが、結婚式を行うための準備は非常に時間がかかりますので、できる所からどんどん結婚の準備を進めていきましょう。結婚式を行う準備期間は、半年以上かけているカップルが70%程度となっています。10ヶ月~11ヶ月程度の準備期間が平均となっています。女性の場合は、結婚式の衣装選びにも時間がかかりますので、早めに衣装を検討しておきたいですね。
入籍のみで結婚式は行わない場合でも、結納や両家顔合わせ、婚約指輪や結婚指輪の購入、新居選びやハネムーン先を選んだりと、必要なことがあります。
その他にも、婚姻届を役所に提出する「入籍」も、手続きのために必要な書類や準備物があります。名字や住所などが変わる場合には、入籍後に変更の手続きが必要になります。
入籍は結婚式の前に行うカップルもいますし、結婚式を行った後に入籍するカップルもいます。年配の方の場合は、結婚式を行った後に入籍するのが一般的と考えている方もいますが、結婚式の準備はゆっくりと行いたいカップルの場合は、入籍後に結婚式を行うことが多いですね。
結婚式を行った当日に入籍するカップルもいますよ。
■入籍日は両親や家族の希望もリサーチ
入籍日は、二人の希望だけでなく、両親や家族などの希望も取り入れるようにしましょう。
■縁起の良い日を
また、入籍日は、六曜の中でも、縁起が良くないとされている「仏滅」は避け、「大安」や「友引き」のような縁起が良いとされている日を選ぶカップルが多いですね。
物事をスタートさせる日におすすめの「一粒万倍日(いちりゅうまんばいび)」も人気がありますよ。
■覚えやすい日に
また、入籍日は、結婚記念日となりますので、できるだけ忘れにくい日を選びましょう。夫婦どちらかが結婚記念日を忘れていると、夫婦間でトラブルになる可能性もあります。
・お互いの誕生日
・付き合った記念日や出会った日
・クリスマスやバレンタインデーなどのイベントの日
・いい夫婦の日(11月22日)
・ゾロ目の日(3月3日や7月7日など)
などですと覚えやすいですね。
■海外挙式の場合
海外で挙式する場合は、入籍した証明である「婚姻届受理証明書」が必要な場合は、挙式前に入籍する必要があります。
入籍に必要な書類や準備物は
・婚姻届
・二人の印鑑
・戸籍謄本
・身分証明書
・黒のボールペンや万年筆
となります。
二人の本籍地がある市区町村役場で婚姻の手続きを行う場合は、婚姻届の提出だけでOKです。しかし、本籍のない市区町村役場で婚姻届を提出する場合には、戸籍謄本の提出が必要となります。戸籍謄本は、以前は平日の昼間に役所に取りに行くか、郵送してもらう必要がありましたが、最近ではマイナンバーカードを持っていればコンビニで受け取れるサービスを行っている自治体も増えてきました。
また、婚姻届も、自治体公認のオシャレな婚姻届をダウンロードすることもできるようになってきましたね。
婚姻届は、二人の署名や押印が必要ですが、二名の証人の署名や押印も必要となります。誰に証人をお願いするかも二人で話し合っておきましょう。
■婚姻届の提出の手順
婚姻届を提出する市区町村役場は、
・夫の本籍地
・夫の住所地
・妻の本籍地
・妻の住所地
の内のどれかから選ぶのが一般的です。
婚姻届に記入し、戸籍謄本や身分証明書、印鑑、黒のボールペンや万年筆を持って役所に行き、婚姻届を提出ましょう。
間違いがなければ、その場で婚姻届が受理されます。間違いがある場合は、その場で印鑑を使用して訂正する必要があります。
■時間外の場合は
早朝や夜間、土日祝日のような、役所の窓口が開いていない時間外に婚姻届を提出する場合は「夜間窓口」へ提出します。
時間外に提出した婚姻届は、受け付けのみで、受理はされません。婚姻届に不備があった場合は、提出した役所から電話で連絡があり、後日修正に行く必要があり、入籍日がずれてしまいます。
夜間窓口で婚姻届を提出する場合は、あらかじめ平日の昼間に婚姻届に不備がないかを確認してもらい、提出の準備を済ませておくのがおすすめですよ。
■入籍後に必要な手続き
入籍後、名字や住所が変わった場合は、各種サービスの変更手続きが必要になります。
変更が必要なものをリストアップしておき、必要な書類や準備物も確認して、まとめて準備しておくと、手続きがスムーズに進みますね。本籍記載の住民票や戸籍謄本、新しい姓の印鑑登録などが必要になります。
まずは、「運転免許証」や「パスポート」のような、他の機関でも変更手続き時に必要になるものから手続きを行っていきましょう。
その他にも、
・銀行口座
・クレジットカード
・携帯電話
・インターネット回線
・自動車
・各種年金や保険
・転出届や転入届
・公共料金
などの変更が必要です。
入籍前に新居を契約すると、場合によっては入籍後に再び契約内容の変更手続きが必要になることもあります。
年金や、公的医療保険関連の手続きは、男性と女性の内、どちらの姓が変わるかや、扶養に入るかどうかによっても異なります。
■会社での手続きは
入籍後は、会社で行う手続きも多いですね。
・社員証
・健康保険
・雇用保険
・厚生年金や共済年金
などの手続きが必要になります。
旧姓で仕事を続ける場合でも、保険や年金の手続きは必要になります。担当部署に必要な書類や準備物を確認し、提出して、手続きをお願いしましょう。
入籍する際には、役所での手続きだけでなく、会社や他のサービスの名字や住所の変更手続きが必要になることもあります。入籍時に焦らないよう、必要な手続きをリストアップし、早めに入籍の準備を進めていきたいですね。