洋服についてしまった、頑固なシミ。どんなアイテムを使って、そしてどのような手順で汚れを綺麗に落とすことができるのか、気になるポイントをここで一気にチェックしてみませんか?そこで今回は、衣服のシミ取りのハウツーについて一挙ご紹介します!
【目次】
お洋服についた頑固なシミ汚れに、誰もが一度は頭を抱えたことがあるはず。自分では綺麗に落とすことができず、ついクリーニングに出して対処する方も多いのではないでしょうか。
しかし正しい取り方を知っていれば、大切なお洋服をダメにしてしまうこともありませんし、自分では取ることのできない頑固な汚れに対しても、自宅で応急処置が可能。ここでは、食べ物でついてしまった油汚れから飲み物によるシミ、ケチャップなどの手強い汚れ、長年タンスにしまっていたことでできる茶色いシミまで、綺麗に取り除く方法を丸ごとチェックしてみませんか?
そこで今回は、衣服に付いてしまったシミの取り方について丸ごとご紹介します!まずはシミの種類や取りにくい原因などの基本を徹底解説した上で、シミ取りに必要なアイテムや汚れのタイプ別の正しい取り方まで一挙ご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
ひと口に「シミ」とは言っても、実は様々な種類があることをご存知ですか?普段生活している中では様々な汚れがつきますし、それは目に見えて分かるシミであったり、目視では確認できないような小さな汚れでもあります。このような汚れを長い間放置しておくと、どうしても落ちにくくなってしまったり、嫌なニオイや変色の原因となってしまうため、まずは汚れの種類を知った上で、適切な処置を意識したいところです。そこでここではシミや汚れの種類について解説していきますが、まずはそもそも「汚れ」とは何なのかご紹介させていただきます。
まず衣服につく汚れは、「体からつく汚れ」と「外からつく汚れ」の2種類に分けられます。例えば前者は、空気中のゴミ(排気ガスやタバコの煙など)や食べこぼし、泥などの、ついた時に目に見えて分かるような汚れ。後者は、皮脂(皮膚からでる脂)や垢、汗のような、長い年月をかけて後々シミになっていく汚れです。
このような汚れを落とさずにいると、ニオイや変色の原因に。さらに衛生面でも悪い影響を及ぼす可能性があるため、正しい方法で効果的に洗濯をして、清潔な状態を保ちたいところです。そこで次に、汚れの種類について詳しく解説していきます。
まず一つ目の種類が、オーソドックスだとも言える「油性汚れ」です。こちらは、油脂やろう、粘度の高いグリース状の汚れで、動物の脂肪や植物油の成分から鉱物性の油分まで含まれるもの。油に溶けやすいタイプのシミですので、有機溶剤(ドライクリーニング)には溶けるのですが、水洗いではなかなか落としにくいところが特徴的だといえます。さらに時間が経つと酸化して、頑固な「漂白のシミ」に変化していきます。
またここでご紹介しておくと、例えばカレーを食べこぼしてしまった時に「これは油性のシミだ!」と一括りにするのはNG。カレーであればお肉による油性のシミ、ルウなどによる水性のシミ、そして香辛料による色素のシミなど、様々なシミが合わさった「混合性のシミ」となっているのです。したがってこのような複雑な汚れもありますので、しっかりとシミの種類について学んだ上で、適切なシミ取りの方法をマスターしてください!
二つ目にご紹介する種類が、「不溶性(固形)汚れ」です。こちらは砂やホコリ、煤煙(スス)、粘土、鉄粉などが該当し、主に空気中の塵の成分中に含まれているもの。水にも油にも溶けないタイプのシミであり、家庭で落とすのは難しい場合が多いと言えます。また頑固な不溶性汚れを綺麗に落とすには、擦ったりと物理的な力を加えるのが効果的だとされています。
例えば家庭で悩まれやすい不溶性汚れの例を挙げると、ズバリ「泥汚れ」。水や油に溶けにくい性質に加え、スニーカーや衣服などの繊維の奥まで泥が入り込んでしまうため、普段通りの洗濯では落としにくいのです。また、中には液体洗剤や漂白剤を使用して泥汚れを落とそうとされる方も多いかと思いますが、これらは繊維に染み込んだ汚れを白くするものであり、固形汚れを落とすことはできないのでぜひ頭に入れておいてください!
三つ目にご紹介するのが、日常生活の中で頻繁に見られる「水溶性汚れ」です。こちらは文字通り水に溶けやすい汚れで、例えば食塩や砂糖、果汁、飲食物などが挙げられます。大抵これらの汚れは目に見えるようなシミになりますが、気づかないうちについていることが多く、発見と処置が遅れるケースも多いため注意が必要となります。
また水溶性汚れは、衣服にシミがつくこと以外にも気を付けなければならないポイントがあります。例えば飲食物などを衣服にこぼし、長時間に渡って糖やタンパク質が残ってしまった場合。これらは虫害を招く可能性があるため、できる限り早めの発見と対処が必要となります。また、適切な対処をせずに普段通り洗濯乾燥をしてしまった場合、シミの除去のしにくさが高まる可能性もあるため、十分に注意しましょう。
さらには、上記した一般的な汚れ以外にも特殊な汚れがあります。それが、「細菌」や「カビ」のような汚れです。特にこれらの汚れに注意したいのが、暑く湿気の多い夏場。冬と比べると明らかに細菌の繁殖のスピードが速いため、こまめな洗濯で清潔な状態をキープしたいところです。また色柄ものの衣服は、汚れが目立ちやすい白色の洋服と比べると洗濯の頻度が落ちるため、細菌の数は数十倍程度多いとされています。
またカビに関しては、衣服が水分を含んでいて、かつ温度が50度程の条件で空気中に胞子があると発生してしまいます。例え殺菌していても、このような条件が揃えば衣服にカビがついてしまうので注意しましょう。さらに細菌やカビ以外にも、血液などのタンパク質も頑固な汚れとして衣服に残りやすくなっています。
家庭でシミを取ろうとした時に、「どうしてこんなに取れないの!?」と疑問に思ったことがある方も多いはず。ですがシミがなかなか取れないということは、汚れの種類を理解できずに不適切な方法で処理をしている、ということだと言っても過言ではないでしょう。正しい手順と方法を意識すれば、シミの取りやすさも格段にアップするのです。
そこでここでは、シミ取りに関して誤った認識を抱かれがちな「漂白剤」による落とし方について解説した上で、絶対に知っておきたいシミの構造について一挙ご紹介します!これを知っておくだけでも、汚れに対する理解は深まるでしょうし、シミ取りの効率や効果の度合いもグッと高まるはず。ぜひこちらも参考にして、シミ取りに対する知識を高めてください。
そこでまず頭に入れておいていただきたいのが、「シミは漂白剤で取れるものばかりではない」というポイントです。というのも漂白剤はものを白くする働きを持っている薬剤であり、「色のついた表面の汚れ」を分解して落とすのに効果を期待できるもの。つまり先ほどご紹介したように、衣服の繊維に入り込んでしまうような不溶性の汚れに関しては、漂白剤で落とすことは不可能なのです。
前述した通り、シミを落とすのなら、まずはそのシミの正体を知ることが重要なポイントに。その正体が分かれば、水溶性なのか油溶性なのかと性質を見極めてスピーディーに適切な処置を行うと、大切な衣服も綺麗な状態のまま長持ちさせることができるでしょう。
シミは時間が経つにつれて繊維に染み込んでしまい、状態が悪化してしまいます。したがって迅速かつ適切な処置が必要となりますので、シミがついたら焦らず、冷静になって対処していきましょう。そこでここでは、シミ取りの効果を高めるためにも頭に入れておきたい「シミの構造」について解説していきます。
例えば食べ物のシミ全体を断面図にしてみると、上層部からこのような順番に。
①油
②タンパク質・デンプン(ご飯や牛乳など)
③タンニン(お茶などの飲み物)
④色素(香辛料など)
一般的には表面に油溶性の汚れが覆われていて、内部にその他の汚れが含まれているといった構造になっています。
さらにシミがついてすぐにはまだ汚れが浮いている状態ですが、一週間程にもなると衣類の繊維にじわじわと染み込んでいきます。そうなった時には、正しい方法でシミの層を1枚1枚剥がしていくように、シミ抜きを行なってください。
これまでにシミの種類から取りにくい原因、気になるシミの構造までご紹介しましたが、いかがでしたでしょうか。シミにもタイプがあり、それに合った適切な処置が必要であることがご理解できたのではないかと思います。それが分かったのなら、あとはシミの種類に適切な落とし方を知るのみです。
そこで具体的なシミ取りの方法をチェックする前に、揃えておきたい必要なアイテムを徹底解説!シミができてしまった時に慌てずにスムーズに対処ができるよう、あらかじめ必要なものを揃えておきたいところ。絶対に用意すべきものからシミ抜きに必要な道具、効果をアップできるおすすめ用品まで一挙ご紹介しますので、ぜひ最後まで目を通してみてください。
まずご紹介するのが、油汚れを落とすのに効果的な「液体洗剤」や「ベンジン」です。洗剤に関しては、衣服の洗濯表示に合った液体のもので、かつ蛍光剤無配合のものをチョイスして。蛍光剤が含まれていると、色柄ものの衣類が白っぽく変色してしまう可能性があるため、大切なお洋服にも十分に注意しましょう。さらに、マジックリンなどの住居用の強アルカリ洗剤は汚れ落としの力が強力なのですが、色ハゲが起こりやすいため、色柄ものには要注意です。
さらにベンジンは、石油を蒸留精製した無色透明で芳香のある液体で、シミ抜きに使用されるもの。ベンジンは繊維を傷めにくい上にしっかりと油分を溶かしてくれる優れもので、機械油や口紅などの油汚れに非常に有効となっています。また、シャツの脇についた黄ばみなどの皮脂汚れが酸化したシミも、ベンジンが綺麗に落としてくれます。
次にご紹介するのが、「エタノール」「除光液」「歯磨き粉」です。まずエタノールは、アルコールの一種で消毒などに使用される液体。こちらは油性ボールペンのシミ消しに非常に有効だとされています。またシミ取り時のエタノールに関しては、消毒用でも無水でもどちらでも構いません。
除光液は、衣服にマニキュアがついてしまった時に有効。ただし色ハゲが起こる恐れもありますので、ご使用の際には目立ちにくい部分に軽く塗布をしてみてください。さらに歯磨き粉は、研磨剤の役割を果たすため、不溶性(固形)の汚れに効果抜群!頑固な墨汁のシミやゲルインクの汚れなどに有効ですので、ぜひ試してみてください。
さらにシミ取りの強い味方として広く知られているのが、「漂白剤」。シミや黄ばみ取りに対してメジャーなアイテムですが、汚れのタイプに合わせて使い分けると、より一層効果を期待することができます。そこでまず漂白剤には「酸素系」と「塩素系」が存在しますが、必ず「酸素系」をチョイスして。塩素系は漂白効果が非常に高く、色素分解力が強いため、真っ白の衣類以外では色抜けが起こってしまうからです。
また酸素系漂白剤には、液体タイプと粉末タイプが存在します。液体タイプは最もポピュラーで、洗濯用洗剤と同時に使うことが推奨されているもの。漂白効果は比較的穏やかとなっているため、色柄ものに使用できるものも多いです。さらに粉末タイプは、水もしくはお湯に溶かして使用。単独で漂白効果を出せる上に、色柄ものにも安心して使えるものが多いところが嬉しいポイントです。使い道として多いのは、衣類の黄ばみ対策等の浸け置きとなります。
漂白力を高めたい場合には、「アルカリ剤」を入れるのもOK!酸素系漂白剤はアルカリを強くすることで活性化され、漂白力のみならず洗浄力まで一気に高まるのです。ただシミの落ちやすさは格段に高まるものの、色ハゲや繊維の傷みを引き起こす可能性が非常に高いため、大切な衣類への使用は必ずお控えいただけるようお願いします。
例えば自宅で作る際には、薬局でも気軽に購入できる「アンモニア水」をチョイスしてみて。液体の酸素系漂白剤を、小鉢などの破壊の心配のない容器に入れ、アンモニア水を5〜10滴程度加えて軽く混ぜるだけで完成します。またアンモニア水は、血液などのシミにも有効ですので、ご家庭で一つは備えておくのもおすすめです。
さらにシミを取るための道具として用意しておきたいのは、「古歯ブラシ」と「タオル」です。実際のところ、これといって必ず準備しなければならないものはありませんが、漂白剤などが手につかないように、使い古した歯ブラシを用意しておくと安心。さらに歯ブラシなら、細かい箇所にピンポイントでつけることができるため、使い勝手の良さも抜群です。
タオルに関しては、汚れた面と合わせるようにして衣類の下に敷き、シミを移していくために使用します。これはトントンと叩くようにして取れるタイプのシミの場合ですが、他の汚れでも何かと使えますので、汚れても良いタオルを傍に置いておくと安心できるでしょう。
中には、外食時にシミがついてしまい、がっかりとした経験がある方もいらっしゃるかと思います。そこで出先でのシミに備え、携帯できるタイプのシミ取りアイテムを用意してみてはいかがでしょうか。コンパクトなサイズ感の商品が数多く存在しますので、カバンに入れておいてもかさばる心配はありません。
ロールオンタイプの携帯用シミ取りは、基本的に水溶性・油性の汚れを取り除いてくれるため、1本持っておけば重宝されること間違いなし!さらに他の道具なしに塗り込むだけで、さっと汚れを浮かび上がらせるため、緊急時にぴったりだと言えるでしょう。頑固な不溶性の汚れには効果は期待できないものの、出先での汚れというと一般的に食べ残しであることが多いかと思いますので、問題ないでしょう。
これまでに基本からシミ取りの道具までご紹介し、残るは本題の汚れの落とし方のみ。シミに対する知識についてはある程度身についたと思いますので、あとは種類別の正しい落とし方の手順をしっかりとチェックした上で、実践あるのみです。
そこでまず大前提として、シミ取りにおいて重要となるのが「放置しない」「こすらない」「色落ちテストをする」という3つのポイント。放置に関しては、何度もお伝えするようにシミは時間が経てば経つほど落ちにくくなってしまうため、できる限り迅速な処置を心掛けましょう。また汚れをこするような行為は、範囲を伸ばしてしまうためNG。さらに漂白剤を使用する際には、色落ちする恐れがあるため、事前に目立たない部分でテストをしてください。
そこでここからは、シミのタイプ別に汚れの落とし方を徹底解説します!油性汚れや水溶性汚れなどの日常生活の中でついてしまう汚れを筆頭に、頑固で落としにくい不溶性汚れ、長年しまっておいたことによってついてしまった汚れまで、具体的に綺麗に仕上げる方法を一挙ご紹介しますので、ぜひ最後までご覧ください。
まずは、非常にオーソドックスな「油汚れ」の落とし方についてご紹介します。そこでまず水溶性のシミとの見分け方に関してですが、上から少し水を垂らしてあげるとOK。油溶性なら滲んだり薄くなったりせず、浮き上がることもないので、ぜひ頭に入れておいてください。また油溶性のシミは冷水には溶けにくいものの、温かいお湯なら粘度が下がり繊維から浮きやすくなるため、お湯で洗うのが重要なポイントとなります。
油溶性のシミがついて間もないのなら、「食器用洗剤」でも比較的簡単に綺麗にすることができます。ただゴシゴシと洗うと、汚れが繊維の中に入り込んでしまうため、優しく揉み洗いをすることを意識してください。またもしも頑固な汚れであれば、「クレンジングオイル」を垂らしてみるのも効果抜群です。
まず固形物がついていたら、あらかじめティッシュなどで優しく取り除いて。さらに40度ほどのぬるま湯につけて油を軽く浮かせたら、シミに直接洗剤をかけ、優しく揉み込んで汚れを取り除きましょう。これができたら、古歯ブラシなどで繊維の奥に入り込んだ汚れを掻き出すようにこすり洗いを。あとはしっかりとすすいで、仕上げに洗濯機で洗ったら完了です。
食べこぼしなどの水溶性のシミも、すぐに処理をすればほとんど綺麗に取り除くことが可能です。例えば醤油やソース、ケチャップ、コーヒー、ジュースなども、ついてすぐならば固く絞った布でたたいたり摘むように当てると、簡単に落とすことができます。もしくは、乾いたタオルを敷き、シミがついた側が面するように衣類を置いて、水をつけた歯ブラシでトントンとタオルにシミを移していくのも有効です。
それでもシミが残っているようであれば、少量の洗剤を3〜5倍に薄め、歯ブラシにつけてシミの上から叩くように落としてください。それでも落ちない場合には、洗濯表示に合った漂白剤を使用しましょう。
またシミ抜きを行う際には、「輪ジミ」になるのを防ぐためにも、シミの周辺から落としていくのが基本。洗剤液を中心に垂らしてしまうと、そこからシミが周りに広がってしまう恐れがあるため、周りから中心に向かって垂らすことを意識してください。
不溶性の固形物のシミは、水にも油にも溶けないため非常に頑固。例えば泥や土、墨汁、鉄サビ、鉛筆、ゲルインキボールペンなどが挙げられます。これらの汚れは粒子が大きいとたたいたりして落とすことができるものの、粒子が小さいと繊維の内部まで入ってしまい、非常に取れにくくなってしまいます。取れるものだと、乾いてからブラシで擦ったり、揉み込んだりして落とすことが可能です。
例えば、お子さんに多く見られる泥汚れ。あの頑固な汚れには、洗濯前の「前処理」が重要なポイントとなってきます。そこで泥汚れに効果的なのが、泥汚れが乾いた状態でパンパンと手ではたいた上で、『洗濯前に汚れ部分に液体洗剤を直接塗布しておく』という前処理。あとは5分ほど放置して洗濯機でいつも通り洗濯をすると、頑固な泥汚れも綺麗に落とすことができるでしょう。さらに、お風呂の残り湯のようなぬるま湯を使用すると、汚れの落ち度がアップするのでおすすめです。
これまでに、シミは時間が経てば経つほど落ちにくくなるとご紹介しましたが、もしも万が一、大切なお洋服にシミがついた状態で長年経ってしまったら、どうすれば良いのでしょうか。そこで時間が経つとシミが繊維の内部に入り込んでしまい、何による汚れか分からない状態かと思いますが、まずはシミの成分が何なのかチェックして見てください。例えばベンジンなどを使って落とすことができたら、油性のシミだと判断することができます。
そこで油性のシミなら、アルコールやベンジン、クレンジングオイルなどを使用し、シミ全体にたたき込んでください。その後薄めた中性洗剤や衣類用洗剤でシミ全体をたたき、シミ部分だけぬるま湯で軽くもみ洗いを。仕上げに洗濯機で洗ったら、完成です。
もしも水溶性のシミであれば、薄めた中性洗剤や衣類用洗剤でシミ全体をたたき、ぬるま湯で軽くもみ洗いをして仕上げに洗濯機に。これらの方法で落ちない場合には、自力で落とすのは難しいためクリーニング店に頼ってください。
大事にしまっておいた服に茶色いシミがついていた!という経験をしたことはありませんか?新品でも、久しぶりにタンスから出すと茶色い染みのようなものが……と残念な気持ちを抱いたことがある方もいらっしゃるかもしれませんが、この正体は実は「カビ」です。押入れなどに収納しておくと、湿気によりカビが発生し、それが酸化して茶色いシミのようになってしまうのです。
そこで茶色いシミがついてしまった場合には、まずはシミ部分に液体洗剤を染み込ませて2〜3時間放置し、その後ぬるま湯で優しくもみ洗いをしてみてください。それでも落ちない場合には、酸素系の漂白剤を使用します。その方法としては、ぬるま湯1リットルに大さじ1杯ほどの酸素系漂白剤を混ぜ、そこにシミ部分を浸け込み、丸1日放置を。これでも落とすことができなければ、最終手段としてクリーニング店に頼りましょう。
いかがでしたか?今回は、衣服のシミ取り基本情報から具体的な方法まで一挙ご紹介しました。日常生活の中でついてしまうようなシミであれば、自分でも十分に落とすことができるので、この機会に方法をしっかりとインプットしていて。衣服の生地を痛めることなくきちんと落とすためにも、事前にしっかりと必要なものを用意しておき、いつでもすぐに対応できるような状態に整えておいてはいかがでしょうか。ぜひ参考にして、頑固な汚れも正しい方法で綺麗に落としてください!