パスポート用の写真を撮る時のメイクには、いくつか決まりごとがあります。この方法を正しく守らないと、受理してもらえないこともあります。パスポート用の写真の前髪やアイプチ、カラコンなど、気になるメイク方法についてご紹介します。
パスポート写真というのは、海外に行く時に自分の身分証明書となる重要なアイテムです。だからこそ、いくつかの決まりごとがあります。パスポート写真の決まりについてご紹介します。
■顔全体がしっかりわかるようにする
パスポート写真は、顔全体がしっかりわかるようにするという決まりがあります。そのため前髪は眉毛が隠れずに見えるように写す必要があります。また、輪郭もしっかりわかるようにしなくてはならないので、輪郭にかかる髪はしっかりまとめる必要があります。
■帽子やサングラスなどはNG
パスポート写真は、帽子やサングラスなどがNGとなります。他にもボリュームのありすぎる髪型や、マフラーなどもNGになるので注意しましょう。
■カラコン・メガネは気をつけて
パスポート写真を撮る時にNGとされているものがカラーコンタクトです。しかし、ここでいうカラーコンタクトというのは明らかに瞳の色が変わって見えるような、色つきのコンタクトのことを言います。
ただし目の輪郭だけを強調するような、ナチュラルなカラーコンタクトの規制はないそうです。色のついていないコンタクトをつけるのが1番安全ですが、ナチュラルなものであれば自己責任での着用は可能です。
メガネに関しては、光の反射をなくした状態で写っていないとNGになります。そういった心配をなくすためにも、メガネは外すかコンタクトを着用することをおすすめします。
パスポート写真用メイクのコツについてご紹介します。
■メイクはいつも通りでOK
パスポート写真用のメイクは、基本的にいつも通りのスタイルでOKです。化粧前と化粧後の顔が全く違っていて心配だという人もいるかもしれませんが、メイクについてはあまり重視されていません。
10年間同じパスポート写真を使うことになるのですから、その間にメイクの仕方が大きく変わるのも想定されています。ですから、パスポート写真のメイクはいつも通りでOKです。アイプチで目の大きさが全く変わるという人もいますが、そこまで重要視されていないので、特に心配する必要はありませんよ。
■すっぴんでもOK
パスポート写真用のメイクは絶対にしていかなくてはいけないのか?と悩む人もいるかもしれませんが、パスポート写真はメイクをしなくてはいけないという決まりはないので、必要ないという人はすっぴんのまま撮っても大丈夫です。
■写真写り重視なら少し濃いめに
パスポート写真をできるだけかわいい状態で撮りたいという人もいますよね。そういった場合は、普段のメイクよりも少し濃いめにしてみましょう。パスポート写真は、平面な印象に見えやすいので、ハイライトやシェーディングを使って、立体感のあるメイクを心がけるといいでしょう。
パスポート写真用メイクのベースメイクは、立体感を意識して作っていきましょう。そのためには、化粧下地の段階から仕込んでいく必要があります。化粧下地やファンデーションを塗る時は、顔の中心部分が最も濃くなるように塗っていく必要があります。
顔の中心部分にしっかり色を乗せて、外側につれて色が薄くなっていくようにすることで、自然な立体感を作ることができます。
高く見せたい部分については、ハイライトを使って立体感を出していきます。鼻筋やCゾーン、おでこやあご先など、高く見せたい部分にはしっかりめにハイライトを入れることで、より立体感を引き立てることができます。
またフェイスラインや頬骨の下の部分には、シェーディングを入れることで、陰影をはっきりつけることができます。
パスポート写真用メイクのポイントメイクは、普段通りのメイクでOKです。しかし、パスポート写真は普段よりも化粧が薄く見えてしまいがちなので、いつものメイクよりも少しだけ濃いめに乗せることを意識してメイクしていきましょう。
アイシャドウは質感よりは色重視です。普段使っているアイシャドウをいつもより少しだけ多めに重ね塗りしていくようにしましょう。アイラインは太くしすぎると、目が反対に小さく見えてしまうこともあるので、インラインをしっかり入れて目のフレーム感を強調しましょう。
リップやチークは、ある程度色が乗るものでないと写真にしっかり写らないことがほとんどです。リップはツヤっぽいものよりもマットなものの方が写真映えしやすいので、マットタイプのアイテムを選ぶと良いでしょう。
リップもチークも少しだけ濃いめにした方がいいですが、やりすぎは禁物なので注意しましょう。
パスポート写真用メイクについてご紹介しました。パスポート写真にはさまざまな決まりごとがありますが、メイクは普段通りでも大丈夫です。カラコンやメガネには注意をしながら、いつもより少しだけ濃いめのメイクで撮ることをおすすめします。