ほっこりした優しい甘さのかぼちゃスイーツは女性の大好物。お取り寄せも魅力的ですが、実は、手作りスイーツも人気!簡単で美味しいレシピをご紹介するので、ぜひこれを機会に挑戦してみてください。
【目次】
スイーツは、美容やダイエットを気にする女性にとってなんとなく気が引けるもの。
しかし、かぼちゃは食物繊維が豊富で、美容や健康にも効果のある食材なので、スイーツに対する罪悪感を軽減してくれるのが魅力。
また、皮膚や髪の毛を健康にしてくれるベータカロテンや、アンチエイジング効果に優れたビタミンC、Eも含まれています。
スイーツと言えば、イチゴなどのフルーツが人気ですが、かぼちゃスイーツはその美味しさに勝るとも劣らない味。自然の甘味を活かした優しい味が特徴です。
かぼちゃでダイエット!という話はあまり聞きませんが、果たしてかぼちゃスイーツは他のスイーツに比べてヘルシーなのか?
かぼちゃのカロリーや栄養素をチェックしてみましょう。
かぼちゃは野菜の中でも甘味が強い種類ですが、特にカロリーが高いわけではありません。
100gあたりのカロリーは約55kcal。スイーツに使う量は多くても200gくらいなので約100kcalです。
■種類によっても違いあり
かぼちゃには、西洋かぼちゃと日本かぼちゃがあり、カロリーにも若干違いがあります。
一般的に良く売られているのは西洋かぼちゃ。甘味が強く様々な料理に活用できますが、カロリーは約90kcalと若干多め。それに対して日本かぼちゃは、約40kcalと低めです。
■炭水化物
炭水化物の代表と言えばお米ですが、糖質制限ダイエットにはあまり良くない食材。では、同じく炭水化物を含んでいるかぼちゃも良くないのでは?と思われがち。
しかし、米の糖質はかぼちゃの約5倍もあり、カロリーも約5倍あります。
そもそも炭水化物とは「食物繊維+糖質」であり、その割合は食品によって違います。
かぼちゃは、食物繊維が多めの炭水化物で、糖質は少なめ。米と同じ量を食べたとしても、糖質の摂取量は少なく、食物繊維はたっぷり摂取できます。
食べ方を工夫すれば、かぼちゃのスイーツでも太る心配なし。
かぼちゃは、食物繊維が豊富で良質のたんぱく質も含まれています。栄養素を損なわないような調理法であれば、ダイエット要素があるスイーツに。
もちろん、食べ過ぎは厳禁。手作りスイーツなら、かぼちゃの量を調節したり、調理法を工夫できてダイエットにも便利でしょう。
かぼちゃのスイーツと言えば、手が込んで難しいというイメージですが、自宅で簡単に作る方法があるのをご存知ですか?
オーブンなし、材料が少ないなど、手軽なかぼちゃスイーツの作り方を覚えておけば、ハードルも下がります。
オーブンを使ってかぼちゃのスイーツを焼き上げるのは定番。しかし、予熱しておくのを忘れたり、焼き上がりまでの時間が長いなど、何かと手間がかかるもの。
また、蒸し器を使う場合も、水を入れてから加熱したり、蒸し器がない場合は代わりにフライパンを使用したりと、決して簡単とは言えません。
その点電子レンジなら、短時間で完成するのがメリット。
例えば、定番の「かぼちゃプリン」は、蒸し器やオーブンの蒸し器機能を使ってじっくり火を入れる方法が一般的。しかし、電子レンジなら2、3分で完成!
プリン液を流したカップの上に、濡らしたキッチンペーパーで覆って電子レンジにイン。あっという間に固まるので、あとは予熱で中まで火を通せば出来あがりです。
なんと炊飯器でも、かぼちゃスイーツが作れます。
基本的に、材料を入れて炊くだけなので、実質やる事は材料を用意するだけ。しかも、材料を直接炊飯器の内釜に入れて混ぜれば、ボウルも必要なし。
種類によってコースを使い分ける必要がありますが、例えば、しっとりしたかぼちゃケーキを作りたいなら、おかゆコースが便利。
均等に火が入るので、失敗が少ないのも嬉しい点です。
スイーツを作る時に面倒なのが、材料の計量。基本的に、薄力粉や砂糖、卵、バターなど、それぞれの計量が必要なので、それだけで作るのが面倒になるという意見も多いです。
しかし、ホットケーキミックスを使えば、あとは牛乳やバターなどのつなぎさえあれば完成。
ホットケーキミックスには、砂糖や油分、ベーキングパウダーなど、ケーキに必要な材料が配合されています。
裏ごししたかぼちゃと水分を加えて焼けばスイーツが完成しますし、失敗しにくいというメリットもあります。
トッピングでおしゃれ感を演出してカフェ風スイーツに!朝食にもぴったりです。
■材料
・薄力粉 200g
・砂糖 大2
・ベーキングパウダー 6g
・ココナッツオイル 50g
・かぼちゃ 100g
・牛乳 80cc
トッピング用
・チョコペン
・かぼちゃの種 など
■作り方
1.かぼちゃの皮をむき、適当な大きさに切って電子レンジで加熱します。
2.1.をマッシャーなどで潰して、牛乳を少しずつ加えて滑らかにします。
3.粉類をすべてボウルに入れて混ぜ合わせ、ココナッツオイルを加えてざっくりと混ぜます。
4.2.を加えてさっくりと混ぜます。こねないように気をつけましょう。
5.3~5回ほど折りたたみ、ラップに包んで10分ほど冷蔵庫で寝かせます。
6.オーブンを180度に予熱しておきます。
7.5.の生地を厚さ2cmほどに伸ばして、お好みの形にカットします。
8.表面にハケで牛乳を塗って、オーブンで20分焼きます。
9.焼き上がって冷ましてからお好みのトッピングで飾りましょう。
定番のかぼちゃプリンを卵なしで!電子レンジで調理することで簡単に出来あがります。
■材料(140ccグラス4個分)
・かぼちゃ 200g(正味160g)
・砂糖 大1.5
・練乳 大1.5
・牛乳 200cc
・生クリーム 100cc
・水 大1.5
・ゼラチン 5g
■作り方
1.ゼラチンを水でふやかしておきます。
2.かぼちゃは下処理して、2cmほどにカットしてラップで覆い600wの電子レンジで3分加熱します。
3.2.をつぶして砂糖と練乳を加えてよく混ぜ、牛乳と生クリームを加えます。
4.1.を600wの電子レンジで15秒間加熱してから3.に加えてよく混ぜます。
5.4.をザルでこしてから、器に注いで冷蔵庫で3時間以上冷やします。お好みで生クリームやシナモンをトッピングしても良いでしょう。
定番のパウンドケーキも、かぼちゃを加えればオリジナル感を演出できます。
■材料(20cmのパウンド型1個分)
・かぼちゃ 200g
・バター 100g
・きび糖 50g
・砂糖 50g
・卵 2個
・小麦粉 100g
・メープルシロップ 大1
・シナモンパウダー 2振り
・かぼちゃの種 10g
■作り方
1.バターを常温に戻しておきます。卵は卵黄と卵白に分けて、卵白は冷蔵庫で冷やしておきます。
2.かぼちゃは半分に切ります。ひとつは皮をむいて1cm角にカットして600wの電子レンジで2分加熱。もう一方は皮つきのままメープルシロップとシナモンパウダーを混ぜておきます。
3.バターをボウルに入れて、白くなるまで撹拌します。そこにきび糖を2~3回に分けて入れ、その都度よく混ぜます。
4.3.に卵黄を1個ずつ加えながらよく混ぜます。
5.4.の卵白を滑らかになるまで撹拌しますが、途中で2~3回に分けて砂糖を加えてツノが立つまで泡立てます。
6.4.に卵白の1/3を加えて、泡をつぶさないように切るように混ぜます。
7.ふるった小麦粉を加えて、切るように混ぜ合わせます。
8.残りの卵白を加えて泡を潰さないように混ぜ合わせ、皮をむいたかぼちゃを加えてざっくり混ぜます。
9.オーブンシートを敷いたパウンド型に流し入れ、皮つきのかぼちゃを入れて種をふりかけます。
10.オーブンに入れて、膨らんできたら温度を160度に下げて45分焼きます。
ラム酒が効いた大人っぽいスイーツ!お好みで甘さを調節してもOKです。
■材料(4人分)
・かぼちゃ 1/4個
・ラム酒(ダーク) 大2
・ハチミツ 大1
・塩 ひとつまみ
・ヨーグルト 450g
■作り方
1.ヨーグルトを半量になるまで水切りし、付属の砂糖を加えてよく混ぜておきます。
2.かぼちゃは小さめにカットして所々皮をむき、シリコンスチーマーに並べて、ラム酒・ハチミツ・塩を混ぜ合わせたものをかけてなじませます。
3.2.を電子レンジで7分加熱し、一旦蓋を開けてシナモンを振って常温になるまで冷まします。
4.器に3.を盛りつけ、1.をのせてハチミツを垂らしてシナモンを振ります。これを2回繰り返してミントの葉を飾ったらでき上がりです。
かぼちゃで作る和風スイーツも美味!おもてなし料理にもぴったりです。
■材料
・白玉粉 150g
・かぼちゃ 250g
・きな粉・砂糖・黒蜜はお好みで
みたらしあん
・水 100ml
・醤油 大2
・みりん 大1
・砂糖 大3~4
・片栗粉 大1
・水 大1
■作り方
1.かぼちゃは適当な大きさに切って柔らかくなるまで電子レンジで加熱。実だけをボウルに入れて、マッシャーなどで潰します。
2.別のボウルに白玉粉を入れて1.の2/3程を加えてよくこねます。様子を見ながら残りのかぼちゃを加え、耳たぶくらいの硬さになるようにします。
3.2.を適当な大きさに丸めてバットなどに並べておきます。
4.鍋にお湯を沸かして、3.を入れて沸騰させないように中火で茹で、お団子が浮いてきてから1~2分置いて冷水を入れたボウルにすくい入れます。
5.熱が取れたら取り出しておきます。
6.たれの材料をすべて鍋に入れて加熱して、沸騰したら水溶き片栗粉でとろみをつけます。冷めてからお団子にかけてでき上がりです。
かぼちゃのスイーツは、材料や調理法次第でヘルシーに!簡単に作ることができるスイーツも沢山あるので、ぜひおうち時間を利用して作ってみてください。