ふと鏡を見ると、いつの間にかお尻の黒ずみができていた!なんて経験はありませんか?普段あまり見ない部分だからこそ、放っておくと悪化してしまいます。お尻の黒ずみの原因や解消する方法、ショーツの選び方についてご紹介します。
【目次】
まずはよくあるお尻の悩みについてご紹介します。
お尻を触ってみて、何となくザラザラしているように感じることは、よくあるお尻の悩みの1つです。お尻に角質が溜まっているため、そのせいで手触りが悪くなってしまいます。普段からお尻に触れる機会はあっても、直にじっくり触る機会はあまりないものです。
だからこそ、最初のうちはそこまで感じませんが、悪化していくにつれてその変化に気づいてくるものです。いつの間にか触ってもハリや弾力をあまり感じない、ザラツキのあるお尻になってしまいます。
お尻の黒ずみは、意外にも悩んでいる人が多いです。普段からまじまじと見る機会がないお尻ですが、ふとした瞬間に見てみると、他の部位に比べて黒ずみが目立っていることがあります。それに気が付いた瞬間はとてもショックです。
お尻はすべてを鏡でチェックすることができないため、自分で意識的に確認しないと、その変化に気づくことができません。自分のお尻の変化に気づくことなく生活していることで、だんだんと悪化してしまい、ショックを受けるほど黒ずみが目立ってしまうようなこともあります。
お尻はニキビができやすい部分としても知られています。お尻のニキビは、特に汗をかきやすい夏の時期に気になる人が多いです。ふとした瞬間にお尻に触れると、吹き出物のようなものがたくさんあることに気づき、初めてニキビができていることに気づくこともあります。
全身鏡ですべてをくまなくチェックするクセがついている人は変化に気づきやすいですが、ほとんどの人が鏡の前でお尻を出すことがありません。そのせいで、お尻のニキビにも気が付きにくいのです。
お尻にはかゆみが出ることもあります。これは夏や生理中などによるムレが原因です。ショーツの中は、意外にも熱がこもりやすいです。汗をかくことによって肌がかぶれてしまい、かゆみが出てしまうこともあります。
素材が肌に合っていないことを事前にわかればいいですが、かゆみが出るまで気が付かない人がほとんどです。そのせいで、お尻の肌のコンディションが悪くなってしまいます。
さまざまなお尻の悩みについてご紹介してきましたが、お尻の黒ずみとは一体なぜできるのでしょうか?そのメカニズムについてご紹介します。
お尻の黒ずみが起こるメカニズムは、お尻がある場所が関係しています。お尻は座ると上半身の体重がすべてかかるようになります。そうなると、お尻は常に自分の体重を支え続けていることになります。
お尻の部分にかなりの力がかかるため、他の部分に比べると摩擦が起こりやすくなります。すべての皮膚は同じ構造でできていますが、お尻のようにかなり強い力がかかるような部分は、他の部分に比べると角質に厚みがあります。それは、強い力がかかっても肌を守るためです。
もともと厚みが出やすいお尻だからこそ、黒ずみが発生しやすくなります。
お尻の黒ずみの正体は、メラニンです。メラニンはシミなどのもとになっているもので、ほとんどが紫外線により発生します。しかし、それ以外にも摩擦によって黒ずみが起こることもあります。
1度や2度擦っただけでメラニンが発生する、というわけではありませんが、何度も何度も同じ場所を擦り続けることによって、肌を守るためにメラニン色素が発生します。そのせいで、お尻が黒ずんで見えるようになります。
メラニンによって黒ずみが目立つようになってきたお尻は、しっかりケアができていればすぐに解消されます。メラニンは通常であれば肌の生まれ変わりとともに排出されていくものです。
しかしお尻はもともと角質が厚く、肌の生まれ変わりのスピードも遅いです。しっかりと角質ケアをしなければ、スムーズな生まれ変わりが行われません。そのせいで、どんどん角質が蓄積していき、肌の黒ずみが定着していってしまいます。
手触りが悪くなったお尻は、この角質が溜まっていることが原因です。ふとお尻を触った時にザラザラすると感じた時には、すでに遅いことがほとんどです。そのままお尻を鏡で見てみると、黒ずみも同時に起こっている場合があります。
黒ずみが溜まり、手触りが悪くなっているお尻は、たくさんの角質が溜まっている証拠です。ここからはお尻専用のケアを継続していかないと、もとの美しいお尻を取り戻すことが難しくなります。
お尻の黒ずみは一体何が原因で起こるのでしょうか?その理由についてご紹介します。
お尻の黒ずみには、下着の擦れが関係しています。全体重をかけて座っている時、ほとんどの人はショーツをつけているかと思いますが、このショーツのサイズ感が少しでも違えば、お尻との擦れが起こってしまいます。
ショーツのサイズが少しでも違うと、立ったり座ったりする時に少しだけずれることがあります。このずれが蓄積されることで、黒ずみが起こってしまいます。最初はぴったりのサイズだったのに、洗濯をしていくうちに生地が伸びてしまい、それが原因で擦れが起こってしまうケースもあります。
お尻の黒ずみは、長時間座っている人に起こりやすいです。特に仕事中ずっと椅子に座っている人は、注意が必要です。長時間同じ姿勢で居続けるということは、それだけの時間ずっとお尻に負荷がかかっているということです。
そこでさらにサイズの合っていないショーツをつけていれば、何度も何度も擦れが起こり、黒ずみができやすくなります。職業柄長時間座っていなければいけないことはどうしようもないですが、何も意識しないで生活すると、どんどん黒ずみが酷くなっていきます。
肌に合わない素材の下着をつけている人も、黒ずみが起こりやすいです。お尻にニキビやかゆみなどが起こりやすい人は、特に注意が必要です。自分では合っていると思っていても、知らず知らずのうちにかぶれなどを引き起こしているものです。
そういった肌トラブルに気が付かず、長期間放置していると色素沈着を起こしてしまいます。こうした肌トラブルが原因で起こる色素沈着は、1度できてしまうと自力で解決するのが難しくなります。
お尻の黒ずみは、しっかり洗えていないことが原因で起こることもあります。普段からボディソープを使ってしっかり洗ったり、お風呂に長時間使ったりしている人であれば、ある程度溜まった角質は自然に剥がれ落ちるようになっています。
しかし、シャワーだけで済ませている人や、適当に体を洗っている人はしっかり汚れが落とせていない可能性が高いです。また、長時間座り続ける毎日を送っている人は、特に角質ケアを積極的に行う必要があります。
それをせずに放置していると、角質が溜まり続け黒ずみが目立つようになります。
お尻の黒ずみはどうすれば解消されるのでしょうか?黒ずみの対処法についてご紹介します。
角質が溜まってしまっている部分には、スクラブを使うのがおすすめです。スクラブの力で溜まっている角質を剥がすことができます。1日で簡単に剥がれるというわけではありませんが、継続的に行うことで古い角質をオフすることができます。
どうしても解消されない場合は、AHAなどのピーリング成分が入ったものを使うのがおすすめです。今お尻に溜まっている角質を優しく剥がしていくようにしましょう。
黒ずみが起こってしまっている部分には、美白アイテムで保湿するのがおすすめです。お尻の黒ずみはメラニンが発生しているため、このメラニンの生成を抑える美白アイテムを使って保湿してあげましょう。
美白アイテムは、必ず薬用タイプのものを選ぶことが大切です。おすすめの成分としては、トラネキサム酸やコウジ酸、ビタミンC誘導体などを配合したボディケアアイテムを取り入れるようにしましょう。
お尻の黒ずみを解消するためには、洋服にも気を遣ってあげるのがおすすめです。お尻は通気性が悪いと、肌トラブルの原因になってしまいます。それをなくすためにも、できるだけ通気性の良いボトムスを選ぶようにしましょう。
特に長時間座らなくてはいけないような人は、お尻周りの通気性が良く蒸れにくい素材のものを使ってあげるようにしましょう。制服で通気性を良くできないという場合は、制服はできるだけ早く脱ぎ、それ以外の時間は通気性の良い素材のものを履くようにするのがおすすめです。
お尻周りのニキビに悩んでいるという人は、薬用タイプのボディソープを使うのもおすすめです。ニキビが増え続けてしまうと、それだけ色素沈着が起こりやすくなります。まずは肌荒れをストップさせることが大切です。
薬用タイプのボディソープを選び、ニキビケアをしてあげるようにしましょう。また、ボディソープを使って体を洗う際も、お尻を意識して洗ってあげるのがおすすめです。隅々までしっかり流してあげることで、色素沈着の原因を予防してあげましょう。
お尻の黒ずみは、ショーツの選び方によっても変わってきます。お尻の黒ずみを解消するためのショーツの選び方についてご紹介します。
お尻の黒ずみを作らないためには、サイズ感の合った下着選びが重要になります。フィット感のないショーツを履いていると、知らず知らずのうちにずれが起きてしまいます。それが黒ずみの原因になるので、必ず自分のサイズにぴったりなものを選ぶようにしましょう。
ショーツは使っていくうちにだんだんと緩くなっていくものがほとんどです。できるだけ長持ちさせるためには、高級感のある素材を選ぶことが大切です。それ以外の場合は、フィット感がなくなっていないかしっかり確認して、少しでも緩さを感じたらすぐに買い替えるようにしましょう。
お尻の黒ずみを作らないためには、素材選びも重要になります。やはり肌あたりのいい素材を使うと、黒ずみは起こりにくくなります。もともと肌が弱く、かぶれやすいという人は、できるだけ肌に優しい素材を選ぶ必要があります。
おすすめはコットンやシルクです。肌あたりがいいため、肌が弱い人でも安心して履くことができます。化学繊維を使用しているものと比べると、デザイン性は劣ってしまいますが、黒ずみを作らないためにはコットンやシルクなどの天然素材のものを使うと良いでしょう。
ショーツの蒸れを解消するためには、通気性の良いショーツを選ぶことも重要です。いくら通気性の良いボトムスを履いたとしても、ショーツの通気性が悪ければ意味がありません。できるだけ風通しが良く熱がこもらないようなものを選びましょう。
ポリエステルなどの化学繊維でできているショーツは、デザイン性はかわいらしいですが、通気性はあまり良くないものが多いです。ポリエステルを使っていて蒸れを感じている人は、他の素材に切り替えるのがおすすめです。
通気性が良いと言われているのは、コットンやシルクなどの天然素材です。できるだけ風を通すデザインのパンツを選ぶようにしましょう。
肌が弱い人にとって、縫い目があるとそれが刺激になってしまうこともあります。もともと肌が弱いという人は、思い切って縫い目のない下着を選ぶのがおすすめです。シームレスタイプの下着は、洋服を選ばずに着れることから人気を集めています。
縫い目がないおかげで肌への刺激が少なくなるため、肌トラブルに悩んでいる人におすすめですよ。デザイン性を求める人からすると、物足りなく感じる人もいるかもしれませんが、汗をかきやすい環境にいる時は、こういったデザインのものを選びましょう。
どうしてもかわいいショーツが履きたいという人には、Tバックもおすすめです。お尻の部分に布が来ないので、黒ずみ対策にもぴったりですよ。
ここからはお尻の黒ずみを解消するための洗い方についてご紹介します。
お尻の黒ずみを解消するためには、お尻専用のソープを使うのが1番です。お尻専用ソープは、黒ずみやざらつきを解消するための成分が配合されているため、ボディソープで洗うよりも効果的に使えます。
ソープを使う時は、できるだけしっかり泡立てて使用します。ボディソープでもお尻専用ソープでも、使用する前にボディスポンジなどを使って、しっかり泡立てていきましょう。
お尻を洗う時は、ゴシゴシと擦り過ぎないことが大切です。ゴシゴシと擦り過ぎてしまうと、刺激によりメラニンが発生し黒ずみが悪化する可能性があります。お尻を洗う時は、たっぷりの泡を使って優しく肌になじませていきます。
お尻はなかなか目で確認することが難しい場所ですが、足とお尻の境目部分や割れ目の部分など、忘れがちな部分もしっかり洗ってあげるようにしましょう。お尻専用のソープは、デリケートゾーンに使ってもOKなものが多いため、そのまま洗ってしまいましょう。
しっかり洗えたら、流していきます。この時のお湯の温度は38度~40度程度にとどめておくようにしましょう。これ以上の温度にしてしまうと、肌に刺激となってしまいます。洗い流す時も、洗い残しがないように細かい部分までしっかり洗います。
また、この時も力を入れて擦らないようにしてください。優しいタッチで、水の力で流していくイメージで行いましょう。
ボディソープのみでケアをするという場合は、定期的にスクラブを使うようにしましょう。ヒップ専用のソープを使う場合は、その中に角質ケア成分が入っていることがほとんどなので、それ以外にスクラブをする必要はありません。
ただし、ボディソープだけでケアをしていると、角質が残ってしまうことがあります。それを放置してしまうことで黒ずみが起こるので、1週間に1度でもいいので、スクラブを使う習慣をつけると良いでしょう。
お尻の黒ずみを解消するためのボディケアの方法についてご紹介します。
お風呂でしっかり流した後は、できるだけ早く保湿してあげるようにしましょう。保湿成分が入っているソープもたくさんありますが、それだけではしっかり保湿できていないことがほとんどです。
乾燥した状態で長時間お尻に刺激を与え続けることが、1番肌にとってよくありません。できるだけお風呂から上がったらすぐに保湿してあげるようにしましょう。黒ずみが目立つ場合は、対策ができるような美白成分入りのクリームを使うのがおすすめですよ。
お尻をケアするアイテムは、できるだけべたつきを感じないものを選ぶのがおすすめです。お尻をケアしたあとは、ほとんどの場合すぐにショーツを履くことになります。その時にべたつきを感じるものを使うと、不快に感じてしまう人が多いです。
お尻に塗るケア用品は、できるだけべたつきを感じることなく、すぐに浸透していくようなアイテムを使うようにしましょう。
落とすケアをする時と同様に、保湿する時も擦らずに優しくなじませてあげることが大切です。お尻は普段からたくさんの重みを感じていて、肌がかなり酷使されている状態です。ケアしてあげる時くらいは、お尻を労わるように優しいタッチで触れることを心がけてみてください。
擦りながら塗るのがクセになっている人は、知らず知らずのうちにダメージが蓄積しています。お尻をケアする時は、なるべく肌を労わることを考えて、優しく塗ってあげるようにしましょう。
お尻の健康を保つためには、手触りや見た目を定期的にチェックすることが大切です。お尻は意識しないと見る機会がほとんどありません。そうやって放置し続けることで、お尻の黒ずみは悪化していきます。
これを機にお尻の見た目や手触りを定期的にチェックするようにしましょう。何か変化があった場合は、早い段階でケア方法を変えることで、悪化する前に対処することができます。
お尻をチェックする時は、小さな鏡で見るのではなく、なるべく大きな鏡で全体を見ながらチェックするようにしましょう。
お尻のケアを行う際は、ヒップアップケアも同時に行いましょう。クリームを塗る時は、お尻を上に引き上げるようなイメージで塗ってあげます。また、お尻のケアをしている時は、お尻に力を入れて上向きヒップを意識しましょう。
お尻は影ができると余計に黒ずんでいるように見えてしまいます。下がったお尻は見た目も老けて見られやすいので、できるだけ早めに対策を練ることが1番ですよ。
黒ずみ解消と同時に、常にお尻を上げる意識を持って生活していくことが大切です。
ここからはお尻の黒ずみにおすすめしたいアイテムをご紹介します。
DHCのヒップソープは、ザラザラや黒ずみなどをケアするヒップ用ソープです。天然由来のAHA配合で、古い角質をマイルドに除去します。ヒップを滑らかに引き締めながら、くすみがちな肌をいきいきとした明るさへと導きます。
DHCヒップソープ / ¥660
ペリカン石鹸の恋するおしりヒップケアソープは、角質ケアと保湿ケアの両方が叶う石鹸です。桃由来のスクラブ成分などで古い角質をすっきりオフします。お尻に直接当てながら洗えるので、泡立てる必要もなく使いやすいアイテムです。
ペリカン石鹸恋するおしりヒップケアソープ / ¥496
Dr.Ci:Laboの薬用ボディ・ピンクは、バストトップやビキニラインなど、体の気になる部分に使えるクリームです。薬用美白成分配合で、メラニンの生成を抑えます。コラーゲンなどの保湿成分も配合されているので、潤いを守ります。
Dr.Ci:Labo薬用ボディ・ピンク / ¥4,180
PEACHJOHNのヒップルン薬用ホワイトクリームは、トラネキサム酸配合の美白クリームです。さらにお尻ニキビを防ぐグリチルリチン酸2Kも配合。トリプルヒアルロン酸により、肌表面の潤いをとどめて柔らかなベビーのような肌へ導きます。
PEACHJOHNヒップルン薬用ホワイトクリーム / ¥2,178
IbizaBeautyのイビサクリームは、黒ずみの気になる部分を集中ケアするクリームです。美白有効成分としてトラネキサム酸配合で、メラニンの生成を抑えます。植物成分をナノカプセル化することで、肌に浸透しやすい処方になっています。
IbizaBeautyイビサクリーム / ¥5,900
お尻の黒ずみについてご紹介しました。お尻の黒ずみは、普段から意識していなければなかなか気が付きにくいです。知らぬ間に悪化していたということもありえます。お尻の黒ずみを悪化させたくないのであれば、日頃からヒップケアを心がけて生活するようにしましょう。