ベタつきとカサツキをダブルで感じやすい、混合肌に悩んでいませんか?混合肌の場合、スキンケアやメイクのやり方にも悩みますよね。混合肌の特徴や原因、正しいスキンケアやおすすめの混合肌アイテムについてご紹介します。
【目次】
混合肌とは、オイリーな部分とドライな部分が混在している肌タイプのことをいいます。特に、鼻やおでこなどのTゾーンは皮脂が多く、フェイスラインやあごなどのUゾーンに乾燥を感じやすくなる人が多く、顔の中心部はテカっているのに、フェイスラインはカサついているという手入れに迷う状況ができあがってしまうのです。
混合肌は、場所によって肌の水分量や油分量が異なることが特徴。混合肌と同じように区分されているのが、乾燥性の脂性肌です。乾燥性脂性肌も、乾燥を感じやすい部分と皮脂を感じやすい部分があり、混合肌と似た悩みを抱えることが多くあります。
ただし、混合肌と乾燥性脂性肌は少し異なります。どんな点で違うのかというと、乾燥性脂性肌の場合は乾燥がベースになっていることです。全体的に乾燥を感じつつ、そのうえで皮脂が気になるのが乾燥性脂性肌。対して混合肌の場合は、オイリーな部分に乾燥を感じることはありません。洗顔直後にツッパリや乾燥を感じた後に、皮脂が分泌されているようであれば乾燥性脂性肌に分類されます。洗顔直後にツッパリを感じることなく、皮脂分泌がされている箇所があれば混合肌だといえるでしょう。どちらに属するか迷ってしまう場合は、一度洗顔後にしばらく時間を置いてみて確認してみてはいかがでしょうか。
混合肌になってしまう原因には、どんなものがあるのでしょうか。混合肌の原因についてご紹介します。
■季節性
混合肌には、季節が関係していることがあります。人間の肌は体調と同じで季節によって変化が出やすく、寒い時期になると乾燥を強く感じたり、夏になると皮脂の過剰分泌を強く感じたりすることがあります。春は花粉で敏感肌に傾いたり、冬は空気の乾燥の影響を受けて肌もピリついたりという症状も、季節が関係していますよね。
外の気温や湿度の変化が原因で、混合肌を引き起こすことがあると覚えておくといいでしょう。
■ホルモンバランス
ホルモンバランスの乱れが原因で、混合肌を引き起こすこともあります。女性ホルモンには、潤いに関わるエストロゲンと、皮脂に関わるプロゲステロンが存在します。この2つのホルモンバランスが崩れることによって、皮脂が過剰に分泌されたり、乾燥を強く感じたりしてしまうのです。ホルモンバランスは日常のストレスなどといったちょっとしたことですぐに崩れ、それが肌にも悪影響を与えてしまいます。
■間違ったスキンケア
混合肌は、間違ったスキンケアが原因でも引き起こされることがあります。ほとんどの人が肌全体を同じスキンケアで済ませていると思いますが、肌は箇所によってデリケートな部分から皮脂線が多い部分まで様々です。
そういった肌の特性を理解せずに、皮脂対策や過剰すぎる油分補充などを行うことで、部分的に肌質が異なる混合肌になってしまうことがあるのです。
では、混合肌で悩んでいる場合、どのようなスキンケアが適切なのでしょうか。混合肌のためのスキンケアについてご紹介します。
■クレンジング
混合肌のクレンジングは、乾燥肌対策を優先して行います。乾燥肌の場合は、高い洗浄力が乾燥を悪化させる可能性が高いため、クレンジングは比較的肌に優しいミルクタイプやクリームタイプを使うことがコツ。
どうしても落ちないポイントメイクには、ポイントリムーバーを使い、肌に負担を掛けないクレンジングを心がけましょう。
■洗顔
混合肌の場合、洗顔で洗いすぎないことが大切です。皮脂が多く出ているからと念入りに洗顔をしている人もいますが、それは逆効果。保湿ができる成分を配合した洗顔料を選ぶことをおすすめします。
洗顔をする場合は、30℃から35℃くらいのぬるま湯で洗うことがポイント。ゴシゴシと擦るのではなく、たっぷりの泡で優しく肌への摩擦を減らしながら洗うよう心がけましょう。
■化粧水・美容液
混合肌の化粧水や美容液は、保湿力重視で選びましょう。混合肌対策としては、乾燥肌を優先して考える必要があります。保湿効果が高いといわれるセラミドやヒアルロン酸、コラーゲンなどがおすすめです。
アルコール成分などの刺激が強いものは避け、肌に優しい低刺激のアイテムを選びます。
オイリーな部分が気になる場合に限り、その部分だけ皮脂の分泌を抑えるビタミンC誘導体のアイテムや収れん化粧水を使ってもいいでしょう。
■乳液・クリーム
混合肌であっても、油分での保湿はとても重要です。特に乾燥を感じやすい部分には、しっかりと油分を補充する必要があります。乾燥を感じやすい部分には、多めに乳液やクリームを加え、手の体温で温めながら浸透させていきましょう。
オイリーな部分には重ねず、手のひらに残っている分だけを薄くのばすように使うと、部分ごとの状況に合わせたスキンケアができます。
ETVOSのモイスチャライジングローションは、潤いを逃さない肌へと導く化粧水です。セラミドを生み出す力をサポートし、あらゆる肌悩みを健やかに整えます。低刺激処方で、敏感な肌状態でも使うことができます。
SK-II(エスケーツー)の代表的なスキンケアアイテムとして有名な、フェイシャルトリートメントエッセンス。独自のピテラという成分を90%以上含んでいることが特徴で、ゆらぎやすい肌の水分・油分バランスを整えてくれます。使い続けることで、ツヤやハリがアップし、肌のキメの整い方も変化したことを感じられるでしょう。部分的にコンディションが崩れてしまいがちな混合肌にぴったりのアイテムです。
季節による空気の変化やちょっとした刺激によって起こってしまう混合肌。現代社会に生きていると、肌を過酷な乾燥環境に晒してしまいがちです。est(エスト)のエスト ザ ローションは、そんな環境下でも潤いが続くように作られているアイテム。水分をしっかり抱え込ませてくれるので、乾燥を感じる部分に上手にアプローチできます。
敏感肌でも安心して使える仕様のキュレルのアイテム。外部刺激によって肌荒れしやすい肌を落ち着かせてくれるので、ゆらぎがちな人にぴったりです。キュレルの化粧水には質感の異なる3段階があり、今回おすすめしているのは3つの中でも最もしっとりしているアイテム。リッチな使い心地なので、乾燥しやすい部分にしっかりと潤いを補給してくれるでしょう。
肌ラボの極潤ヒアルロン液は、肌が本当に求めている潤いをぎゅっと詰め込んだ化粧水。スキンケアアイテムを保湿力重視で選ぶべき混合肌さんにぴったりのアイテムです。3種類のヒアルロン酸が配合されており、まっすぐに潤いを届けてくれます。敏感肌でも使えるような優しい仕様なので、肌がゆらぎやすい人にこそおすすめの化粧水です。
混合肌さんには、拭き取り化粧水も効果的。しっかり潤いを入れ込む前に、皮脂が出やすいところを拭き取り化粧水でサッと拭いて、肌状態を整えてあげましょう。クリニークのクラリファイング ローションは、古い角質を取り除き、潤いを受け入れやすい肌を作ってくれます。スキンタイプ2用は、混合肌にマッチするように作られているので、コットンに含ませて優しく撫でであげましょう。
IPSA(イプサ)のクリアアップ ローション 2も同じく拭き取り化粧水です。洗顔だけでは落としきれない汚れを落としたり角質を柔らかくしたりと、肌の状態をいい方向へと整えてくれます。2はカサつきが気になる人用なので、混合肌にぴったり。保湿効果の高い化粧水と併用することで、より潤いを乾燥部分に届けられるでしょう。
混合肌さんは、乳液もしっかり潤うかどうかで選ぶことが大切です。皮脂が出やすい部分と乾燥しやすい部分で塗る量をコントロールして肌の様子を観察することをおすすめします。ここからは、混合肌さんにおすすめの乳液をご紹介します。
MINONのアミノモイストモイストチャージミルクは、コクのある濃厚なテクスチャーの乳液です。すっと肌になじむので、ベタつきを感じにくいです。乾燥した状態の肌にも浸透し、滑らかで柔らかい肌へ導きます。
クリニークのドラマティカリー ディファレント モイスチャライジング ローション プラスは、潤いを与えることで肌のバリア機能を高めてくれる乳液です。乾燥したり皮脂が出たりとゆらいでしまうのは、肌のバリア機能が弱まってしまっていることが原因かもしれません。しっかり潤して、バリア機能を戻しつつ肌の水分と油分のバランスを整えてあげましょう。
柔らかでキメが整った肌へと導いてくれるのが、純米乳液のさっぱり乳液。サラっとしたテクスチャーで、肌に優しくなじむことが特徴。乾燥の原因となっている水分不足を補ってくれる米ぬかセラミドが配合されており、混合肌改善を目指すのにぴったりの乳液です。
混合肌さんは、ファンデーション選びもむずかしいところ。乾燥肌であればとことん潤いのあるものを、脂性肌の場合はさっぱりした使い心地を選べばOKですよね。しかし、混合肌は乾燥している部分もあれば皮脂が出やすい部分もあるため、どの部分に合わせて選ぶのが適切なのか迷ってしまうことでしょう。おすすめなのは、皮脂を抑える下地をTゾーンに仕込んでから、潤いのあるファンデーションを塗ること。下地でコントロールしてあげると皮脂と乾燥のバランスを整えられるはずです。
プリマヴィスタ ナチュラルグロウ ラスティング リキッドファンデーションは、肌の美しさを引き出すファンデーションです。肌状態の変化に合わせて適切な質感をキープします。ヨレやテカリを防ぎながら、ナチュラルな仕上がりを持続させます。
RMK(アールエムケー)のジェルクリーミィファンデーションは、ジェルが持つ透明感とクリームのカバー力を兼ね備えた優れたアイテム。ジェルが肌にピタッとフィットしつけたての美しさをキープしつつ、保湿をしながら余分な皮脂を吸収してくれるという万能さを発揮してくれるのです。混合肌にはぴったりのファンデーションだといえるでしょう。
NARS(ナーズ)のナチュラルラディアント ロングウェア クッションファンデーションは、ナチュラルに美しい肌を作り上げてくれるアイテムです。乾燥や紫外線といった刺激から守ってくれるので、混合肌に悩んでいる人にぴったり。汗への耐久性も申し分なく、カバー力はほしいけれど厚塗りにはしたくないというワガママをちゃんと叶えてくれます。
韓国発のJUNG SAEM MOOL(ジョンセンムル)エッセンシャル スキン ヌーダー クッションは、ツヤ感を与えつつ、メイク崩れも防止してくれる優秀なクッションファンデーションです。薄膜を張ったかのような素肌感が得られるのに、しっかり赤みや肌悩みを隠してくれるところがポイント。みずみずしいテクスチャーが華やかなベースメイクを実現します。
エクセルのスキンティント セラムは、美しく明るいツヤ感を実現してくれることが特徴です。美容液81%のスキンケアのようなファンデーションなので、しっとりした潤いをもたらしてくれます。Tゾーンには皮脂崩れ防止下地を仕込んでおくのがおすすめです。
混合肌についてご紹介しました。肌にいくつかの悩みが混在していると、スキンケアやメイクをどうしたらいいのか悩んでしまいますよね。毎日の肌の状態をチェックしながら、その時に適切なスキンケアやメイクを行っていきましょう。