食事の後に行う歯磨きは、実は活用の仕方によってはダイエットにも利用できます。そこで今回は、歯磨きダイエットの効果や減量との関係、ダイエット方法や注意点をご紹介します。
「歯磨きダイエット」とは、食事やおやつを食べた後に歯磨きをするダイエット方法のことです。
食事の後は歯磨きをするものですが、歯磨きの頻度を増やすルールを作ることで、食欲を抑え、食事のコントロールをするサポートをしてくれると口コミでも人気を集めているダイエット方法です。
今回は、歯磨きダイエットの効果ややり方、注意点などをご紹介します。
歯磨きダイエットは、食べ物を食べた後に歯磨きをするダイエットです。
ダイエットと歯磨きは、一見関係がないように思えます。実際、歯磨きをするだけで劇的に痩せるというわけではありませんが、歯磨きにはダイエットをサポートしてくれる効果があります。
■食べ過ぎを抑制
例えば、歯磨き粉に多く使われているミント系のフレーバーは、食欲を抑える効果があるといわれています。したがって、食事の後や、小腹が空いた時に「何か食べたいな」と感じたら、歯磨きをすることで、食べたいという気持ちを抑えるサポートをしてくれます。
■歯磨きの手間が間食をストップ
十分な食事を摂っているにもかかわらず、満腹感がないので食べ過ぎてしまったり、小腹が空いておやつを食べたり、甘い飲み物を飲んでしまうのが太る原因になっていることが多いですよね。
小腹がすいて何か食べたくなった時でも「飲食をした後に歯磨きをするのが面倒」という気持ちが、飲食をしたいという気持ちを抑えてくれる効果が期待できます。「歯磨きをするのが面倒だから、今は飲食をするのはやめよう」と間食をするストッパーになってくれるのが歯磨きダイエットのメリットです。
■お口のケアもできる
そして、歯磨きダイエットは、お口のケアをしながらダイエットもできるのが魅力です。
お口の中が不衛生ですと、虫歯になりやすくなったり、歯が弱くなってしまいます。歯が弱くなると、物をしっかり噛むことができなくなるので、噛む回数が減り、食べ過ぎてしまうケースがあります。
また、味覚を感じる舌が不衛生になっていると、味を感じにくくなり、より甘さや塩気を感じられるような調味料を多く使っている飲食物が欲しくなるともいわれています。
したがって、口内環境をととのえることで、ダイエットをサポートする効果もあります。
歯磨きダイエットのやり方は、食事やおやつの後に必ず歯磨きをするダイエットです。甘い飲み物を飲むのがクセになってダイエットを妨げている場合は「水やお茶以外の飲み物を飲んだり、食べ物を食べた後に歯磨きをする」というルールにしてもOKです。
外出先で歯磨きができない場合は、マウスウォッシュを使用してもいいですね。
また、「歯磨きガム」を噛むのも満腹中枢を刺激してくれますし、唾液の分泌によって満腹感が続きやすいともいわれています。顔の筋肉を鍛えてフェイスラインをほっそりさせる効果も期待できますね。
食欲を抑えるため、使用する歯磨き粉やマウスウォッシュ、歯磨きガムはミントが強いものがおすすめです。
ただし、歯磨きダイエットは「歯磨きをするのが面倒」という気持ちで、食欲を抑える効果を発揮してくれますので、できるだけ歯磨きをするようにするのがおすすめです。
歯磨きダイエットをする際には、いくつか注意したいことがあります。
■長時間磨くのはNG
例えば、歯磨きは、食事の30分後に行うのが理想とされています。食後はお口の中の菌が糖を食べて、歯石の元にもなり、歯を溶かす酸を作り出すので、そのまま歯磨きをすると歯のエナメル質が削れやすくなり、歯が弱くなります。
しかし、一方では、食後にすぐに酸の原料になる汚れを取る方が、酸が作り出されなくなるので、虫歯予防に効果的という説もあります。また、ダイエットでは、食後すぐに磨くと食べ過ぎを予防しやすくなります。
いずれの場合でも、歯を磨きすぎると歯のエナメル質が削られてしまったり、治療している歯も傷みやすくなります。また、歯ブラシで何度も擦ることで、歯だけでなく歯茎も傷ついてしまいますので、歯磨きをする時間は3分程度に留めておきましょう。
■1日に何度も磨くのも避ける
そして、1日に何度も歯磨きをしても、歯のエナメル質が削られてしまったり、歯茎が傷ついてしまいます。
したがって、1日に何度も歯磨きをする場合は、歯磨きをする時間を短くしたり、マウスウォッシュや歯磨きガムと併用するのがおすすめです。
食事や間食の後に歯磨きをする習慣をルール化することで、余計なカロリーを抑えるサポートをしてくれるのが歯磨きダイエットです。ただし、歯を磨きすぎると歯や歯茎を傷めてしまう可能性はありますので注意したいですね。