日中の保湿に便利なミスト化粧水。美容に気を遣っている人であれば1度は気になったことがあるのではないでしょうか?ミスト化粧水にはどんな効果があるのか気になりますよね。ミスト化粧水の使い方やおすすめの選び方についてご紹介します。
【目次】
まずはミスト化粧水とはどんなものなのか、詳しく説明します。
ミスト化粧水とは、名前の通りミストで出るタイプの化粧水です。スプレータイプの化粧水とも呼ばれています。スプレーをプッシュするとミスト状になった化粧水が広範囲に噴射されます。
ミストの細かさや1度に噴射される化粧水の量は、商品によって違います。それでも化粧水を手でつけたり、コットンでつけたりするよりは素早く顔全体に塗布できるのが特徴です。
ミスト化粧水には、ガスタイプとノンガスタイプのものがあります。ガスタイプは、中に入っている化粧水をガスの圧力によってミスト状にするものです。缶に入っているタイプのスプレーはガスを使っているものがほとんどです。ガスの圧力を使ってミストを作っているため、ノンガスタイプに比べるとミストが細かいものが多いです。
ノンガスタイプの化粧水はプラスチックでできていて、ポンプを使ってミストを作っています。ガスを使っているものに比べると、ミストの細かさは劣りますが、缶タイプよりも処理しやすかったり、持ち運びやすかったりといった利点があります。
ミスト化粧水に使われている化粧水は、サラッとしているテクスチャーのものがほとんどです。化粧水の中にはとろみがあるものと、すぐに肌に浸透するようなサラッとしているものがあります。
とろみのある化粧水をスプレーにすると、ミスト状にならないことがほとんどです。そのため、ミスト化粧水に使用されている化粧水は、基本的にサラッとしていて、肌に浸透しやすいような使い心地のものが多いです。
そのため一般的な化粧水に比べると、保湿効果が足りないと感じることもあります。化粧水とは別物だと考えた方が良いでしょう。
ミスト化粧水には、保湿力が足りないと感じるものも多いですが、保湿力を上げるためにオイルを配合しているものもあります。ノンガスのスプレーボトルタイプで、化粧水とオイルを二層で配合し、ボトルを振ってから吹きかけることで水分と油分どちらも補えるミストに変わるものです。
肌の乾燥が気になる人でも使用できるため、人気があるアイテムです。
ミスト化粧水にはどんな役割があるのでしょうか?詳しくご紹介します。
ミスト化粧水は、プレ化粧水として使うのに最適なアイテムです。化粧水だけでは保湿力が足りないと感じる時や、化粧水をつける前にとりあえず保湿しておきたいというような時にとても便利です。
時間をかけてしっかり保湿するためのアイテムというよりは、化粧水を補助するアイテムとして使いやすいです。
ミスト化粧水はお風呂上がりの全身の保湿に使いやすいアイテムです。洗顔やボディソープをした後の肌は乾燥しやすく、温度差によりお風呂から上がると乾燥が急速に進んでしまいます。
すぐに保湿するのが1番ですが、すぐ近くにスキンケア一式を置くことができない人や、後からゆっくりスキンケアしたい人もいるはずです。そんな時にミスト化粧水をお風呂から上がった直後に吹きかけておくことで、乾燥を防ぐことができます。
短時間の間であれば十分保湿されるので、スキンケアのつなぎとして使うことができます。
ミスト化粧水は日中の保湿ケアに使いやすいアイテムです。日中に保湿したいと思っても、化粧をしているとなかなか保湿ができません。普通の化粧水や乳液を塗ろうと思っても、化粧が崩れてしまう可能性が高いので、ミスト化粧水を使うのが1番効率が良くなります。
化粧をしていない時でも、日中に肌の乾燥が気になることもあります。わざわざ化粧水をつけなおさなくても、ミスト化粧水さえあれば手軽に肌を保湿することができます。
ミスト化粧水は、化粧直しにもとても便利なアイテムです。化粧直しをする時は、肌の表面に残っている皮脂をオフしてからファンデーションを重ねる人も多いですが、それだと肌に必要な油分までオフしてしまい、さらに油分が分泌されやすくなることがあります。
そんな時にミスト化粧水を化粧の上からなじませて使うと、肌にある油分と化粧水が程よくなじみ、油分の過剰分泌を抑えて乾燥を防ぐ役割があります。肌を保湿しながら油分のケアも行うことができて一石二鳥なアイテムです。
ミスト化粧水とはどんな人におすすめなのでしょうか?詳しくご紹介します。
お風呂の後にじっくりスキンケアをしたい人には、ミスト化粧水がおすすめです。スキンケアの手順がたくさんあると、洗面所ですべてを行うのはかなり時間がかかり、面倒に感じてしまう人も多いです。
洗顔後やお風呂上がりにミスト化粧水を顔に塗り、その後部屋に戻ってからスキンケアをすれば、テレビや動画を見ながらスキンケアができます。また、スチーマーなどを使いながらスキンケアをする人も、ミスト化粧水で先に保湿してから行った方が、乾燥が気になりません。
部屋まですぐだから何も塗らなくて大丈夫だと思っている人もいますが、お風呂から上がった後の乾燥は急激に進むので、できるだけミスト化粧水などで保湿しておくのが1番です。
肌の乾燥がそこまで気にならず、水分がもともと多い肌質の人の場合は、化粧水をすぐに終わらせたい時にミスト化粧水がおすすめです。化粧水は肌に水分を与える大切な役割をしていますが、もともと肌に水分量が多い人にとっては、ミスト化粧水でも十分な場合があります。
美容液や乳液、クリームなどをメインにスキンケアをしたいという人には、ミスト化粧水がおすすめです。
ミスト化粧水は乾燥肌の人にもおすすめです。夕方になると肌の乾燥が気になってきてしまう、という人は肌への潤いが足りていない可能性が高いです。化粧水の前にミスト化粧水を使って保湿力を補ってあげたり、乾燥が気になった時にスプレーしてあげたりすることで、肌に潤いを与えることができます。
肌に水分が足りていない人は、補助の化粧水としてミスト化粧水を使うのがおすすめです。
ミスト化粧水は、肌の保湿力を高めたい人におすすめです。ミスト化粧水には保湿成分が含まれているため、化粧水と一緒に使うことでより肌に潤いを与えることができます。
ミスト化粧水で最初に顔全体に水分を与えてから、しっとりした保湿力の高い化粧水を使うことにより、肌の保湿力が高まります。化粧水の前にプレ化粧水として使いたい人におすすめです。
ミスト化粧水はとても使いやすいアイテムですが、デメリットも考えなくてはいけません。ミスト化粧水を使うデメリットについてご紹介します。
ミスト化粧水は、使う人によってはこれだけでは保湿力が足りないと感じてしまいます。ミスト化粧水はしっかり保湿するためのアイテムというよりは、一時的な保湿や手軽な保湿を目的に作られているものも多いため、保湿力重視で作られていないものも多いです。
温泉水や天然水などを使い、自然の力によって肌に潤いを与えるようなタイプのものもあります。ものによってはしっかり保湿成分が配合されているものもありますが、どちらかというと簡易的な保湿のためのアイテムなので、超乾燥肌の場合は使っても意味がないこともあります。
ミスト化粧水を使うことで、肌を保湿することができますが、商品や肌質によっては乾燥が進んで逆効果になってしまうことがあります。特に肌に油分が少ない人は注意が必要です。
普段のスキンケアでは、化粧水を使った後に乳液やクリームを使ってフタをします。しかし、ミスト化粧水の中でもオイルなどが入っていないタイプのものは、それだけを使用すると水分にフタができないので、乾燥が進んでしまいます。
肌に乗せた直後はしっかり潤いを感じますが、時間が経つにつれて乾燥を感じてきてしまいます。もともと肌に油分がある人は化粧水のみでもしっかり保湿できますが、油分が分泌しにくい肌の人は特に注意が必要です。
ミスト化粧水はとても使いやすいアイテムですが、肌に乗せる量には注意が必要です。肌に大量に乗せすぎると、顔から垂れてきてしまいます。ワンプッシュするだけでも、すぐに肌になじませないと、顔から下に垂れてびしょびしょになってしまいます。
ミスト化粧水を乗せる距離も重要で、あまりに近距離から乗せてしまうと、ピンポイントに噴射されて垂れやすいです。またミスト化粧水は顔以外の部分にもかかる心配があるため、使用する場所を考えなくてはいけません。
ミスト化粧水は使用する量を間違えると、化粧水が崩れてしまうこともあります。少量であったり、崩れにくい化粧であったりすれば、少しだけお直しするだけで十分ですが、水分に弱い化粧をしている時は、スプレーするだけで化粧が崩れてしまいます。
化粧直しにも便利なアイテムではありますが、アイテムや使い方によっては化粧が落ちてしまうことがあるので注意が必要です。
ミスト化粧水は、アイテムによっては化粧が崩れやすかったり、乾燥肌の人には向いていなかったりします。それを見極めるためにも、ミスト化粧水の種類についてご紹介します。
まずは水分保湿系のミスト化粧水です。水分保湿系のミスト化粧水は、天然水や温泉水などが配合されています。一般的な水よりも美容効果が高いと言われている水分をベースに作っているものがほとんどです。
中には温泉水100%で作られているようなものもあり、肌が弱い人でも使いやすいという特徴があります。ただし、何も添加せずに作られているものもあるので、油分の補助はできないものがほとんどです。
シンプルな成分で作られているからこそ、保湿力が足りないと感じる人も多いです。日中の化粧直しや保湿に使うよりは、プレ化粧水として使うのに向いている商品です。
水分ベースのミスト化粧水に、保湿成分が配合されているものもあります。水分にグリセリンやヒアルロン酸などが配合されていて、肌を保湿します。オーガニック由来のミスト化粧水であれば、植物由来の美容エキスが配合されているものもあります。
シンプルな化粧水と同じような成分なので、もともと肌に水分が保たれているような肌であれば、これだけで化粧水を終わらせても十分です。油分を補う成分は入っていないので、脂性肌さんの化粧直しにも便利なアイテムです。
水分と油分が一緒になっているタイプの化粧水ミストもあります。これは、日中のお直しや保湿にぴったりな商品です。化粧水とオイルの2層に分かれていて、振ってから使用することで両方の成分がミストになって出てきます。
水分を与えながら油分も補うことができるので、乾燥が気になる人でも安心して使えます。ただし、これだけでスキンケアができるかというと、それは難しいので、手軽に保湿したい時にだけ使うようにしましょう。
ミスト化粧水には、フィックス系のアイテムもあります。フィックス系のミスト化粧水とは、化粧の最後に振りかけることで、化粧を肌に密着させて崩れにくい状態にするというものです。
フィックス系のミストには、化粧崩れの原因となる皮脂を抑える成分が入っています。また、肌にツヤ感を与えてくれるものもあり、メイクの仕上げに使うことでいつもとは違った雰囲気に仕上げることもできます。
保湿重視ではなく、メイク崩れを防ぐ効果がメインなので、保湿力が物足りなく感じることもあります。皮脂の量がもともと少ない人が使うと、必要なはずの皮脂まで抑えられてしまい、乾燥が進むことがあるので注意が必要です。
ミスト化粧水の選び方についてご紹介します。
まずはガスタイプのものかノンガスタイプのものかを選ぶようにしましょう。ガスタイプのものは、ミストの霧が細かいので顔全体に均一につきやすくなります。ただし、ガスを使用しているので処分の仕方に注意する必要があります。さらにバッグの中に入れて持ち運びたい人もいると思いますが、暑い季節の持ち運びはとても危険です。
ノンガスタイプのミスト化粧水は、捨て方や扱い方に関する注意点はほとんどありません。ただし、ガスタイプに比べるとミストの霧が粗いので、使いにくさを感じることもあるかもしれません。
自分が使う場面や使い勝手を考えた上で、どちらにするか選びましょう。
次に保湿系のミストにするか、フィックス系のミストにするかも選ぶ必要があります。保湿系のミスト化粧水は、化粧水の補助として使えるアイテムです。1つ持っているととても便利で、肌を少しだけ保湿したい時に使いやすいアイテムです。
反対にフィックスタイプのミストは、化粧崩れを抑えるために使います。化粧が崩れやすくて悩んでいるという人には、フィックスタイプの方がおすすめです。保湿力自体はそこまで高くないので、乾燥肌の人には向かないことが多いです。
ミスト化粧水の使用目的を事前に決めてから、どちらにするか選ぶようにしましょう。
ミスト化粧水を選ぶ上で、乾燥しないかどうかはとても重要になります。肌に乗せた直後はしっとりしていても、なぜかすぐに乾いてきてしまったという場合は、肌に合っていない可能性が高いです。
乗せないよりも乗せた方が乾燥するという現象が起こってしまっては意味がないので、乾燥を解消しながらその状態が持続するような化粧水を選ぶようにしましょう。
ミスト化粧水を化粧直しとして使用する場合は、化粧崩れがしにくいかどうかも重要になります。自分が使っている化粧品と、ミストの相性はとても大切です。顔に吹きかけた時に、ベースメイクやアイメイクが取れてしまうようなものは、メイクの上から使用するのが難しいです。
化粧の上から振りかけても、化粧に影響が出ないようなミスト化粧水を選びましょう。
ミスト化粧水を選ぶ上で、香りがするかどうかもチェックしましょう。もともと化粧品の香りが苦手な人は、できるだけ無香料のものを選ぶのがおすすめです。日中の保湿などに使うという人は、リフレッシュもかねて香りがするものを選ぶと良いでしょう。
ミスト化粧水の香りにもさまざまなものがあります。ローズ系や柑橘系、ラベンダー系などさまざまなので、自分が好みの香りのものを選ぶようにしましょう。
ミスト化粧水の実際の使い方についてご紹介します。
ミスト化粧水をお風呂上がりに使用する時は、軽く肌についている水滴をオフしてから使うようにしましょう。肌をこすらないように、優しくタッチするような形で水滴を取り、保湿したい部分にスプレーします。
サイズ感が大きいミスト化粧水であれば、顔だけでなく身体に使っても大丈夫です。顔に塗る時は目をつぶり20~30cmほど離した状態でスプレーしましょう。
顔全体にミストが行き渡ったら、両手を使ってハンドプレスしながら肌になじませていきましょう。
肌の乾燥が気になった時にミスト化粧水を使う場合は、直接顔にミストを振りかけていきましょう。化粧をしている時は、化粧が崩れてしまうことがあるので、少量ずつ様子を見ながら振りかけていきましょう。
両手をきれいにした状態で、振りかけたミストを肌になじませていきます。横に擦るようになじませるのではなく、ハンドプレスするように振りかけていきましょう。
フィックスタイプのミスト化粧水であれば、化粧の最後に使用します。化粧が全部終わった段階で、ミストを振りかけます。フィックスタイプのミスト化粧水の場合は、揮発性が高いので顔に大量に乗せても垂れてこないものが多いです。
そのため、顔全体にまんべんなくつくようにスプレーしたら、少しだけそのままの状態で放置しましょう。この段階で触ってしまうと、せっかくの化粧がよれてしまうこともあります。
乾くまでしっかり待てば、フィックスが完了しますよ。
ミスト化粧水を化粧直しに使う場合は、最初にスプレーをします。ティッシュやあぶらとり紙を使用する人もいますが、皮脂を取り過ぎてしまい乾燥を感じてしまうこともあります。
そのため、できるだけオフせずにそのままミスト化粧水を振りかけていきましょう。全体に行き渡ったら、スポンジなどを使ってなじませていきます。ファンデーションと水分が良い感じに混ざるので、よれてしまった部分も簡単に直すことができます。
その後気になる部分にファンデーションやフェイスパウダーを重ねて、化粧直しをしていきましょう。
おすすめのミスト化粧水についてご紹介します。
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ミスト化粧水についてご紹介しました。ミスト化粧水はプレ化粧水として使ったり、日中の保湿に使えたりとても便利なアイテムです。1つ持っておくと肌の乾燥対策になるので、ぜひ自分にぴったりなミスト化粧水を見つけてみてくださいね。