寝ている間にたくさんの汗を吸収している枕は、汚れがたくさん。でも枕の正しい洗濯方法を知っている方って、意外と少ないのではないでしょうか。そこで今回は、枕の洗濯方法や頻度などについてご紹介します。
【目次】
枕は快適な睡眠のために欠かせない寝具のひとつ。
ですが、その枕、いつも清潔さを保てていますか?
1日の3分の1近くの時間を接している枕には、寝汗や皮脂がたっぷり吸収されて汚れが溜まっています。
さらに日中の使わない時間に押し入れなどに入れておけば、汗や皮脂をエサにしてダニや雑菌、ニオイ菌などが繁殖することに。
目に見えないですが、実はとっても汚い枕。
そのままにしておけば、頭皮のニオイや抜け毛といった原因に繋がり、頭皮環境を悪化させることになるので、定期的なお手入れが必要になります。
ですが、どのように洗濯すればいいのか悩む方もいますよね。
清潔さを保つために、どのようなお手入れをすればいいのか解決していきましょう。
枕を洗濯するなら、まずは今使っている枕が洗濯できるかチェックする必要があります。
枕の中身がどのような素材でできているかによって、洗えるか洗えないかが分かれてくるようです。
■洗える枕
・ポリエステルわた
・パイプ
・ビーズ
・コルマ・ミニボール
■洗えない枕
・そばがら
・低反発ウレタン
・羽根
・スノー低反発
中には、洗える枕に分類されているものでも、洗えないポリエステルわたや洗えないビーズなどがある場合もあるので、枕を購入するときに洗えるかどうかをチェックする必要がありそうです。
そして素材が分かっていても、必ず洗濯表示の確認を忘れずに!
「洗濯機で洗える」「手洗いできる」のマークがあればお家で洗濯してもかまいませんが、バツ印がついた「水洗い不可」のマークはお家で洗濯することができません。
枕が洗えるかどうか分かったら、「洗濯機で洗う」か「手洗いで洗う」の2通りに分けることができます。
枕が洗濯機に入るようであれば、洗濯機で洗っても問題ありませんが、枕の型崩れなどが心配であれば手洗いがおすすめですよ。
■洗濯機で枕を洗濯する場合
用意するものは、洗濯ネットと中性洗剤です。
①枕カバーを外したら、洗濯タグを見て洗濯できるかどうかもう一度確認し、枕の縫い目も見てほつれているところはないかチェックしましょう。
②枕がしっかり入る大きめの洗濯ネットに入れ、枕にかからないように中性洗剤を入れ、ドライコースなどの優しく洗うコースで洗濯してくださいね。
③洗い終わったら、手で叩いて均一にならしてから枕を干しましょう。
■手洗いで枕を洗濯する場合
①枕カバーを外し、洗濯タグを見て洗濯できるかどうかもう一度確認したら、大きなたらいや洗面台にぬるま湯を張ります。
②そこに中性洗剤を溶かし入れたら、枕全体をつけて揉むように洗いましょう。
③水を流しながら枕を揉み込み、洗剤の泡が出てこなくなったら終わりです。
④あとは、水気をしっかりとってから干しましょう。
枕の洗濯をし終えた後は、しっかり芯まで乾かさなければなりません。
しっかり乾かさないと、中の素材が傷んだり、変なニオイのトラブルに繋がったりしてしまうからです。
とは言っても、枕を芯まで乾かすには時間がかかります。
そこで工夫したいのが、少しでも早く乾くように干し方にも注目することです。
おすすめの方法は、次の2つです。
■針金ハンガーを使う
針金ハンガーを少し上下に伸ばして丸く整えたものを2つ用意します。
三角形の内側部分に枕を通し、物干し竿などに引っ掛けておけば、しっかり風を通して乾燥させることができますよ。
■平干しネットで干す
ニットを干すときなどに使う平干しネットを使うのも効果的です。
半日ほどで裏返しながら干していくと、ムラなく乾かすことができるでしょう。
枕の洗濯は頭皮環境を清潔に保ったり、良質な睡眠をとったりするために欠かせませんが、正直どれくらいの頻度で洗濯をすればいいのか疑問ですよね。
枕の洗濯に関しては、一般的に週に1回くらいのペースで行った方がいいと言われています。
最低でも半年に一度、洗濯、もしくはクリーニングに出すようにしましょう。
意外と汗や皮脂が蓄積されているので、毎日とは言わなくてもこまめに洗うように心掛けてみてください。
忙しくて頻度に洗濯することができない、今使っている枕を洗濯することができないという場合であれば、普段からできる簡単なお手入れで枕の清潔さを保っていくことがおすすめです。
頻繁に洗濯できない、洗濯できる枕じゃないという場合は、日常のお手入れを心がけてみて!
それは天日干しや陰干しをすることです。
■天日干しが向いている枕の素材
・ポリエステル
・パイプ
・コルマ・ミニボール
・そばがら(頻繁に日干する)
■陰干しが向いている枕の素材
・ビーズ
・スノー低反発
・低反発ウレタン(週に1度程度の頻度)
・羽根(週に1度程度の頻度)
太陽の光には、日光消毒の効果があるので、天日干しをすることで、洗濯できなくてもある程度キレイに保つことができるのですが、その一方で布の繊維を痛めてしまうことがあるのです。
そのため、枕の素材によって天日干しが向いているのか、陰干しが向いているのか変わってくるので、この点も注意してチェックしましょう。
枕の洗濯方法や頻度についてご紹介しました。
枕の素材によってどのような洗濯方法になるのか、お手入れ方法になるのか変わってくるので、しっかりチェックしてから行う必要があります。
ふかふかの枕でぐっすり眠れるよう、清潔さを保っていきましょう。