朝起きると気になるあごのむくみに悩んだことがある人は多いのではないでしょうか?むくみがひどくなることで、太って見えたり輪郭が変わって見えたりします。今回はそんなあごのむくみを解消するためのマッサージのやり方についてご紹介します。
まずはあごのむくみの原因が何なのか、詳しく見ていきましょう。
あごのむくみの原因は、姿勢の悪さが関係しています。普段から姿勢に気を付けて生活している人はいると思いますが、首をまっすぐにして生活することを心がけている人は、意外に少ないです。
特に最近ではスマホ首と呼ばれている首を下に下げて生活する人が増えてきます。そのせいで首には負担がかかり、血流が悪くなってしまいます。姿勢をしっかり正さないと、なかなか解消するのが難しいです。
あごのむくみは、塩分の取り過ぎで起こることもあります。スタイルを気にしている芸能人の中には、大事な日の前日には塩をできるだけ摂らないようにしているという人もいるほど、塩分はむくみに関係しています。
体内の塩分濃度のバランスが崩れることで、もとに戻そうとする力が働き、体内に水分をため込んでしまいます。その結果、むくみが起こってしまうのです。塩分をあまり摂っていないと思っている人でも、塩分を無駄に摂取している人は多いです。
ほとんどの食事には塩分が含まれています。野菜をしっかり摂っているという人でも、そのサラダにかけるドレッシングには、たくさんの塩分が含まれています。塩分はしっかり意識しないと摂りすぎてしまい、大事な時にむくみが起こってしまうのです。
むくみは水分不足によって起こることもあります。よくお酒を飲んだ後はむくみやすいと言いますが、これは体内の水分が不足していることが原因です。普段からあまり水を飲む習慣がないという人は、体内に水分を溜め込もうとするためむくみやすいです。
水分を飲む方がむくみやすいと思っている人も多いですが、反対に飲まない方がむくんでしまうのです。
むくみは血行不良になると起こりやすいため、シャワーだけで済ませているような人ほど起こりやすいです。シャワーだけで温まったと思っていても、体の芯からしっかり温めることはできていません。
そのせいで冷えが起こりやすく、むくみも起こりやすいです。体の芯からしっかり温まっていれば、良質な睡眠をとることにも繋がります。なかなか寝付けないせいで、さらに代謝が悪くなり、血行不良が悪化してしまうという負のスパイラルに陥ってしまうのです。
あごのむくみを解消するためには、どんなことをしたらいいのでしょうか?おすすめの方法をご紹介します。
むくみの大きな原因となっている、塩分を意識した食事を心がけることによって、むくみ対策に繋がります。特に無駄な塩分を摂らないように、しょっぱいと感じる食べ物については、控えるようにしましょう。
とはいっても、食事の中で塩分を摂らないということは無理に近いです。完全に塩分をカットすると、味気ない食事になってしまう上に、必要な栄養が摂取できなくなってしまいます。
そういった場合におすすめなのが、カリウムです。カリウムは必要以上に摂取しすぎたナトリウムの排泄を促す役割があります。アボカドやバナナ、ほうれん草に含まれているので、積極的に取り入れるようにしましょう。
あごのむくみを解消するためには、姿勢を正すことも効果的です。なかなか下を向かずに生活することは難しいですが、できるだけ首を伸ばす時間を作るようにしましょう。
特にスマホを見る時は、普段は下を向いた状態で触っている人が多いと思いますが、できるだけ顔に近い位置に固定して触るのがおすすめです。ずっと手で持っていると疲れてくることがほとんどなので、スタンドなどを用意して、自分の見やすい位置に調整できるようなものを使うと良いでしょう。
あごのむくみを解消するためには、お風呂にしっかり浸かることが大切です。血行を良くしたいなら、1番手っ取り早いのはお風呂です。毎日シャワーしかしていない、お湯を溜めるのが面倒だという人もいますが、むくみを解消するためにも、できるだけ湯船に浸かるように心がけましょう。
お風呂に入る時は、半身浴ではなく全身浴がおすすめです。温度は40度前後の少し熱めの温度で、15分は必ず湯船に浸かるようにしましょう。
お風呂に入ったら、できるだけ1時間半以内に眠りにつくようにすると、寝つきも良くなります。
あごのむくみを解消するためには、リンパマッサージも有効です。すぐにできる対処法の中でも、すぐにできるものとして人気がありますね。リンパマッサージは、凝り固まっているリンパ節周りをマッサージすることによって、血行を良くすることに繋がりますよ。
突然のむくみに悩んでいる時は、少しでもマッサージすると良いでしょう。
あごのむくみを解消するためのマッサージ方法についてご紹介します。
リンパマッサージをする時は、クリームなどを使って滑りを良くした状態から始めるようにしましょう。どれくらい時間がなかったとしても、何も塗っていない状態でマッサージすると、肌を傷つけてしまいます。
それを長期的に続けていくことにより、シワや色素沈着が起こってしまうこともあります。そのため、マッサージの前にはジェルやクリームなどを塗るようにしましょう。
あごのむくみなので、スキンケアをそのまま首の方にまでなじませて、乾く前にマッサージするのもおすすめです。ベースをしっかり整えてから、マッサージにうつっていきましょう。
あごのむくみを解消する前に、気になる部位があればマッサージを済ませておきましょう。マッサージの基本は、顔の中心部分から外側に向かって行うことです。あご先部分からフェイスラインの骨に沿って、耳の下までマッサージしていきます。
骨の部分はそのままだと流すのが大変なので、人差し指と中指を曲げた状態で骨を挟むようにしながらマッサージするのがおすすめです。それと同時にあごの下にある脂肪を引き上げるように、あごを横に動かしながら行うと良いでしょう。
あご下から耳の後ろまでマッサージしたら、耳の後ろから首にかけてリンパを流していきましょう。首の下からまっすぐ下を通ります。これを5回ほど行い、次に鎖骨をマッサージします。
指を伸ばした状態で、鎖骨を挟むようにしながら外側から内側に向かって5回ほどマッサージしていきましょう。これを左右両方行います。このマッサージは、むくみが起こっている時だけでなく、むくみを起こる前に行うのも効果的です。
むくみのマッサージは、スキンケアと一緒にできるくらい簡単なので、朝晩の日課にしてしまうのもおすすめです。普段見慣れているからこそ、なかなか気づかないこともありますが、むくみが目に見えてわかるようになる前に、リンパマッサージをしておくと良いでしょう。
あごのむくみは事前に予防することもできます。大切な時にあごのむくみを引き起こさないためにも、事前にできるむくみ予防法をご紹介します。
まずはお酒を飲みすぎないことが大切です。お酒はむくみを引き起こしやすい要素が揃っています。利尿作用があるため、水分不足になりやすく、朝起きた時には体がカラカラの状態になっています。
また、お酒にも塩分が含まれているものもあり、その影響でむくみが起こってしまうこともあります。何があってもむくませたくない、という時は、あまりお酒を飲みすぎないようにしましょう。
また、お酒だけでなくお酒と一緒に摂取するおつまみにも注意が必要です。お酒に合う食べ物は比較的濃い味付けのものが多いので、大事な予定がある前日は、できるだけ塩分の少ないおつまみにするか、カリウムの入った食材を積極的に摂るようにしましょう。
むくみを予防したい場合は、ファストフードや加工食品をあまり摂らないようにするのがおすすめです。普段の食生活の中で、塩分をなるべく摂らないように気を付けることが大切ですが、塩分を自分で調整できないファストフードや加工食品は、むくませたくない時には避けた方が良いでしょう。
味が濃くて美味しいものは、基本的に塩分が高いです。また加工されている食品の中には、必要以上に塩分が入っているものもあります。自分で食事を作るのが面倒で、出来合いのものを食べるのは悪いことではないですが、塩分の調整ができないので、摂取のタイミングは気を付けるようにしましょう。
むくみを解消したいのであれば、睡眠環境にも気を遣ってあげることが大切です。食べ物や飲み物以外にも、健康的な生活を送ることがむくみ予防につながります。しっかり睡眠をとって代謝を正常な状態にすることで、むくみ予防になってきますよ。
睡眠不足にならないよう、しっかり睡眠をとり体をリセットしてあげることも大切です。夜更かしはあまりせず、寝付けないことがないように寝る環境を工夫してあげるようにしましょう。
むくみを予防したいのであれば、酒を飲んでおつまみを食べて、そのまま寝るなんていうことはご法度です。6時間以上の睡眠をしっかりとって、次の日に疲れを残さない健康的な生活を心がけましょう。
あごのむくみについてご紹介しました。あごにむくみがあると、どうしても太って見えがちです。あごのむくみは普段の食生活や生活習慣が関係していることがほとんどです。あごのむくみが慢性化しないためにも、血行を良くしてバランスのいい食事を心がけるようにしましょう。