コントゥアリングというメイク術をご存知でしょうか?小顔を目指している人にとっては、コントゥアリングはとても効果的なメイク法です。コントゥアリングの意味ややり方の手順、おすすめのアイテムをご紹介します。
コントゥアリングとは、ハイライトやシェーディングを使って顔に陰影を付けていくメイク術です。コントゥアという言葉は、輪郭という意味を持っています。顔の輪郭を陰影によって変えていくことで、自分の理想の顔へと近づけるメイクアップ術です。
海外セレブがメイク法として取り入れたことがきっかけに話題になり、日本でも注目されたメイクアップ術でもあります。コントゥアリングは、ハイライトやシェーディングを駆使してするメイクですが、今までのハイライトやシェーディングとは少し違います。
コントゥアリング用のペンシルタイプのハイライトやシェーディングを使うことで、はっきりとした陰影を作ることができます。最初の出来上がりは、顔にお絵かきをしているような、ふざけてメイクしているような印象がありますが、色を付けた部分をぼかしていくことで、自然な陰影を演出することができます。
今までにない斬新なメイク術で、日本でも注目を集めました。
コントゥアリングに挑戦したいと思っている人もいるかと思いますが、コントゥアリングは一体どの順番で入れればいいのか、悩みますよね。コントゥアリングはベースメイクの段階で行っていきます。
コントゥアリングを入れる時の順番は以下の通りです。
●化粧下地
●ファンデーション
●コンシーラー
●ハイライト
●チーク
●シェーディング
●フェイスパウダー
コントゥアリングは、ファンデーションよりも後に行います。パウダーファンデーションの場合、クリームやスティックタイプのコントゥアリングアイテムを使うと、ヨレやすくなることもあるので、アイテムの組み合わせに注意しましょう。
コントゥアリングのやり方についてご紹介します。
■ファンデーションは薄めに
コントゥアリングでは、クリーム状のアイテムを使用するので、ファンデーションは薄付きに仕上げましょう。ファンデーションを濃く乗せてしまうと、厚塗り感が出てしまいます。ある程度カバー力があれば、化粧下地とコンシーラーだけで済ませても大丈夫です。
■ハイライトから乗せる
まずはハイライトから乗せていきます。ハイライトを乗せる部分は、鼻筋、眉間の上の逆三角ゾーン、眉下、目の下の逆三角ゾーン、あご先です。ペンシルを使って、お絵かきするようにまずは乗せていきましょう。
■チークを乗せる
ハイライトの次にチークです。チークもできればクリームタイプのものを使用しましょう。チークは頬骨の高い位置で、ハイライトと重ならない部分に乗せていきましょう。
■シェーディングを乗せる
シェーディングを乗せていきます。必ず乗せる部分は、鼻筋です。他は頬骨の下、フェイスライン、おでこの生え際にも乗せますが、顔の形により乗せる部分が異なってきます。面長の場合は、縦を削るために生え際とフェイスラインは必須です。
丸顔の場合は生え際には乗せずフェイスラインを広めに塗っていきましょう。
■スポンジでぼかす
最後にスポンジでぼかしていきます。ぼかす時は、内側から外側へ優しく叩き込むように乗せていくと、自然にぼかすことができます。色味やバランスを調整しながら仕上げていきましょう。
丸顔さんは顔の横幅が目立ちがちです。そのため、縦のラインを強調できるようなコントゥアリングをしましょう。また、シャープな印象になるように鋭角的に入れるのもポイントです。
ハイライトは、額・鼻筋・目の下・あご先に逆三角形を描くように入れます。
これで縦のラインを強調することができます。
シェーディングは、フェイスラインに加え、頬の下部分にこめかみから斜めに三角を描くように入れましょう。フェイスラインがすっきりして、顔に立体感が生まれます。
エラ張りは、シェーディングをうまく使うことでカバーをすることができます。また、顔の形が角ばった印象になりがちなので、ハイライトは丸みを強調するように入れます。
ハイライトは、額や頬の高い部分、あご先に丸く入れます。鼻筋には細く入れましょう。
シェーディングは、エラ部分については頬の下あたりから薄く入れ、フェイスラインは濃い目に入れます。さらにエラ部分だけでなくおでこの左右にも入れることで、バランスが良くなります。
面長の場合は、縦の長さを削るようにシェーディングを使います。顔が間延びした印象になるのを防ぐため、メリハリが付くようにハイライト使いも大切になります。
ハイライトは、眉間から鼻筋にかけてとあご先に入れましょう。おでこにも入れると縦の長さが目立つことになるので避けましょう。
シェーディングは、あごの先端部分からあごの裏にかけて入れます。正面からは見えないあごの裏にもシェーディングを入れることで、顔に奥行きが出ます。また、生え際にもシェーディングを入れましょう。
メイベリンのフェイスステュディオVフェイスデュオスティックは、ダブルエンドのスティックコンシーラーです。絶妙な光と艶を操る色合いが特徴です。艶やかでナチュラルな立体小顔を作ります。
CEZANNEのシェーディングスティックとハイライトスティックは、クリームタイプのコントゥアアイテムです。肌に密着するので長時間小顔をキープします。乾燥しがちな目元やフェイスラインにもスムーズに使うことができます。
エチュードハウスのプレイ101スティックは、マルチに使えるカラースティックです。カラー展開が豊富で、自分の肌に合ったハイライトやローライトを探すことができます。大きめのサイズ感で広範囲に塗りやすい使用感が特徴です。
CLINIQUEのスティックスカルプティングコントゥールは、シャドウ用のスティックです。美しい奥行きを作るのにぴったりです。フェイスラインをシャープに見せ、メリハリのある小顔を演出します。
NARSのザマルティプルは、クリームタイプのマルチスティックです。クリーミーな質感とシアーな発色が特徴です。肌に乗せた瞬間にサラサラになるので、肌にしっかりなじみます。
IPSAのキャッチライトスティックは、2色が混ざったハイライトです。レフ板効果のある白と、個人の悩みに合わせた3色の組み合わせから選べます。シミ・ソバカスが気になる場合はイエロー、透明感が欲しい場合はブルー、血色感が欲しい場合はピンクを選びましょう。
LUNASOLのコントゥアリングスティックは、コントゥアリングのためのシェーディングです。シアーな発色なので、スティックタイプのシェーディングを使うのが初めてでもなじませやすくなっています。濃い目のファンデーションのような色味も、ナチュラルな仕上がりにしてくれます。
RMKのグロースティック GDは、みずみずしいツヤ感を肌に加えられるハイライトです。サッと塗るだけでもなじみやすいので、使いやすさは抜群。スパークリングゴールドの輝きで、特にイエベさんとの相性がよいハイライトです。
KATEのマルチコントゥアペンシルは、ノーズシャドウや眉の下など細部に使いやすいペンシル型のハイライトとシェーディングです。ハイライトはツヤ感があり、シェーディングはナチュラルな色味。柔らかくてぼかしやすいので、肌へのなじみがいいですよ。
Witch's Pouchのリキッドシェーディングは、チップで付けるリキッドタイプのシェーディングです。リキッドなので伸びがよく、フェイスラインに使うのにぴったり。重ね塗りをすることで濃さも調節することができます。
コントゥアリングについてご紹介しました。海外から入ってきた方法で、小顔効果は抜群のメイク術になります。普段のハイライトやシェーディングだけでは物足りないという人は、ぜひコントゥアリングメイクに挑戦してみてくださいね。