レセプションパーティーや祝賀会、親睦会など、社会人になると色々なパーティーに出席する機会がありますよね。そこで今回は、パーティーの服装や振る舞い、食事などのマナーをご紹介します。
【目次】
社会人になると、職業によっては、新商品発売や出版記念などのレセプションパーティーや祝賀会、式典、親睦会など、立食パーティーに出席することが多い方もいらっしゃると思います。
ビジネス関係のパーティーに出席する場合は、結婚式のようなパーティーとは違い、服装や振る舞い、食事の仕方などにもマナーがあります。
パーティー会場でスマートに振る舞えるように、しっかりマナーをチェックしてからパーティーに出席したいですね。
■服装
レセプションパーティーのようなビジネスパーティーに行く場合は、仕事の合間や仕事の後にそのままパーティー会場に向かうこともありますが、服装には注意が必要です。
ドレスコードがないかどうか、あらかじめチェックしておきましょう。例えば、ブランド関連のパーティーの場合は、そのブランドの物を身につけるのがマナーです。
「平服」と指定されている場合でも、ラフすぎる服装はマナー違反になります。男性の場合は、スーツを着ていくのが無難です。女性の場合も、カジュアルすぎない上品なデザインのスーツやワンピースですと、比較的どのようなパーティー会場でも浮くことがありませんね。ストッキングは必ず着用するようにするのがマナーです。立食パーティーの場合は、長時間立って話すことが多いので、履きなれていない靴を履いていると疲れることもあります。フォーマルな場でも履くことができる高すぎないヒールのあるパンプスを履くのがマナーです。
■バッグやアクセサリー
祝賀パーティーのようなおめでたい席では、アクセサリーやスカーフなどで華やかにドレスアップするだけでも印象が変わります。
大きな荷物や上着はクロークに預け、貴重品や名刺が入るようなコンパクトなバッグを持つようにしましょう。ただし、立食パーティーの場合は、片手でお皿を持ち、もう片方の手でカトラリーを持って食べることもありますので、手で持つクラッチバッグではなく、肩や手に掛けられるショルダーバッグやハンドバッグがおすすめです。
■主催者に挨拶を
パーティーに出席する場合、立食パーティーの場合は時間に厳しくない場合が多く、退場にも制限がないことが多いですね。
会場に入ったら、まずはパーティーの主催者に挨拶をするのがマナーです。したがって、落ち着いて会話をしたい場合は、パーティーの開始15分前程度には到着しておくのがおすすめです。パーティーの規模にもよりますが、ちょっとした手土産を持参すると印象に残りやすいですね。
主催者が忙しそうな場合や、パーティーの規模が大きい場合は、挨拶はあっさり済ませるのがおすすめです。
■出席者と交流を
主催者に挨拶をした後に、パーティーの出席者への挨拶をして、コミュニケーションを取っていきます。ビジネスパーティーの場合は、交友関係を広める絶好のチャンスですので、名刺交換を積極的に行いましょう。名刺交換をする場合は、持っているグラスやお皿はテーブルの上に置いて、両手で名刺交換を行うのがマナーです。
ドリンクや食事に夢中になってしまうのはマナー違反です。また、一人で過ごしているのは主催者に気を遣わせてしまうのでやめましょう。立食パーティーの場合、会場の脇に用意されている椅子は、なるべく使用しないようにするのもマナーですね。
着席して食事をするパーティーでは、一般的なテーブルマナーを使用できますが、立食パーティーの場合にも、マナーがあります。
例えば、ビュッフェ形式の食事の場合、料理の並び方にも基準があります。コース料理と同じように、
・オードブル
・スープ
・魚料理や肉料理
・サラダ
・デザート
の順で食事が並べられていることが多いですね。したがって、料理を取る場合でも、前菜から取って行くようにします。混雑している場合は、列に並んで、流れを妨げないようにしたいですね。
料理の取り方は、食べ切れる量を自分のお皿に取り分け、残さないようにするのがマナーです。
しかし、1回で2枚以上のお皿に盛り付けをしたり、1種類の料理を大量にお皿に盛り付けるのはマナー違反です。また、1枚のお皿に数種類の料理を盛り付けるのも避けた方が良いですね。1枚のお皿には、2~3種類の料理を盛り付けるようにしましょう。
ただし、立食パーティーの場合は、お皿やグラスを手に持って移動することが多いので、お皿の持つ部分には料理を乗せないようにしましょう。
親指をお皿の表に乗せ、他の4本の指と手の平でお皿を支えるのが安定するお皿の持ち方です。一度使用したお皿に再度料理を盛り付けず、新しいお皿を使用するようにします。
冷たい飲み物の入ったグラスを持つ場合は、グラスの下に紙ナプキンを当て、水滴が落ちてしまわないようにするのがマナーです。
パーティーでマナーを守った振る舞いをすることは、ビジネスシーンでも重要なポイントになります。パーティーに出席する際は、マナーを守ってスマートに過ごしていきたいですね。