メンズだけでなくレディースコーデでも欠かせないジャケットは、かっこよく着こなすためには普段のお手入れが欠かせません。少しでもシワがあると、だらしなく見えてしまいますよね。そこで今回は、ジャケットのアイロンのかけ方についてご紹介します。
【目次】
オフィスコーデや通勤コーデはもちろん、オフのきちんとスタイルでも欠かせないジャケット。レディースコーデでも多く取り入れられていますが、普段のお手入れはきちんとできていますか?
ジャケットは洗濯だけでなく、洗濯後のアイロンがけが特に重要です。
シワやくしゃっとしたままの状態では、せっかくのジャケットコーデもだらしなく見えてしまいます。
シワのないピシッとした仕上がりがあってこそ、ジャケットはきちんと着こなせるのです。
そこで今回は、美人に差がつくジャケットのアイロンのかけ方を部分別にご紹介するので、ぜひ参考にしてみてください。
まずはジャケットのアイロンがけで必要なものから準備しましょう。
■用意するもの
・アイロン
・アイロン台
・あて布
・バスタオル
・洗濯用品売り場で売られているような細かい霧が出る霧吹き
また、ジャケットのタグを見てアイロンができるか確認することも忘れずに!
洗濯表示のアイロンに「低」と書かれているジャケットは120℃まで、「中」と書かれているジャケットは140~160℃まで、「高」と書かれているジャケットは180~210℃までの温度でアイロンがけをしていきましょう。
ジャケットのアイロンがけをするときは、まず腕からかけていくことが基本です。
袖には脇下から袖口にかけて縫い目があると思うので、その縫い目が袖の中心線になるように袖を広げましょう。そして、縫い目がある面を上にしてアイロン台に置きます。
脇から袖口に向かって、縫い目をなぞるように、アイロンがけをしてみてください。袖の両端に折り目をつけないように注意しながら行うことがポイントです。
そして袖の前面と後面にもかけていくので、肩から袖口にかけてアイロンがけをしたら、袖口を整えましょう。
おしゃれなバックスタイルをキープするためには、ジャケットの背中側のアイロンがけも欠かせませんよね。
背中側は肩甲骨あたりがカーブしていますが、まずは背中をまっすぐにセットし、肩の部分はアイロン台の角にはめ込むようなイメージでセットするといいですよ。
縫い目は縮みやすいので、引っ張り気味にしたら襟側から裾側に向かって、滑らせるようにアイロンをかけてみてください。
切れ目がある場合は、そのまま上からかけてしまうとヨレてしまう可能性があるので、しっかりと引っ張りながら1枚ずつ丁寧に行っていくことがポイントです。
背中のアイロンがけを終えたら、今度はジャケットの前面のアイロンがけをしていきます。ジャケットの前面部分はボタンや襟などがあってかけにくいと思いますが、力を入れ過ぎないようにかけていきましょう。
ボタンを外し、右側と左側をそれぞれ交代でアイロン台に乗せ、霧吹きやあて布をしたら、背中と同じように襟側から裾側へ滑らせるようにかけてみてください。
力を入れ過ぎてしまうとかえってシワができてしまったり、平になって立体感がなくなってしまうので、注意してくださいね。
最後に襟やラペルのアイロンがけをしていきます。
ラペルとは、上襟に続く身頃の折り返し部分のことで、下襟とも言われています。
襟やラペルが折れていれば、他のジャケット部分がキレイでもすべてが台無しに!顔周りをきちんと見せる大事な部分ですので、ここも丁寧に行いましょう。
まずは襟の線を決めるために、襟は台襟の上1cmほどのところで折り返して中心を決めてみてください。そしてラペルを折り返して押さえましょう。
襟部分はしっかりと強めに、ラペルはふんわりとかけることがポイントです。
ジャケットの裏地もぜひアイロンがけをしてください。
手順としては、腕のアイロンがけを終えた後、背中に移る前に裏地のアイロンがけをするといいですよ。
裏地の場合は低温に設定し、霧吹きや蒸気を使わないように気を付けてください。
また、一度折り目が付いてしまうと、なかなかとれない部分でもあるので、慎重に行いましょう。
最初に背中心の「キセ」と呼ばれる部分から整え、背中心の縫い目をピンと張りながらかけてみてください。
見返し部分は、素材が表地と同じなので温度を戻したら霧吹きや蒸気を出し、あて布をしながらかけていきましょう。
普段からちょっとしたシワが気になったときは、スチームアイロンが活躍してくれます。
生地に熱を与えず、蒸気でジャケットの素材をふんわりしていくことができ、シワをキレイに伸ばすことができますよ。
スチームを当てるときは必ずハンガーにかけた状態で、ジャケットを浮かせて行うようにしましょう。針金ハンガーのような薄いタイプではなく、きちんとしたハンガーでジャケットを固定させてくださいね。
袖には丸めたバスタオルを入れれば、よりキレイにシワが取れます。
ジャケットのアイロンのかけ方をご紹介しました。アイロンをかけておくのとかけておかないのでは、見た目のきちんと感がガラリと変わってきます。ジャケットの魅力を活かしながら、おしゃれを楽しむためにも、ぜひ普段からアイロンがけを意識してみてください。