バイク教習を受ける時は、安全な服装を選ぶ必要があります。ここでは、バイク教習の服装選びのポイントと女性におすすめの服装をご紹介します。
【目次】
バイク教習では、ケガを防止するために安全な服装を心がけなければなりません。まずは、バイク教習を受ける時の服装選びのポイントをチェックしましょう。
■長袖・長ズボン
バイク教習では、慣れないバイクの運転で転倒してしまうことが少なくありません。肌を露出していると、ケガのリスクが高くなるので、季節を問わず服装は長袖と長ズボンが基本です。
薄手の服を着ていると、転倒した時に服が破れたり、すりむいたりしやすいため、暑い時期でもある程度の厚さがある服を着用しましょう。
■グローブ
バイクに乗る時はグローブが必要です。クラッチ操作などでしっかりと指を動かせるグローブを用意しましょう。安全性を重視するならバイク用の革製グローブがおすすめです。
なお、大型二輪の免許の教習では、軍手が認められていない教習所もあります。大型二輪の免許証を取得したい場合は、教習の時から革製の手袋を準備しておくと良いでしょう。
■プロテクター
バイク教習中はケガを予防するために胸や背中、肘、膝などにプロテクターを付けます。ほとんどの教習所では、無料で貸し出してもらえるので、自分でプロテクターを用意する必要はありません。
■靴
ライダースブーツかスニーカーを履きましょう。バイクの教習中に足をケガする人は少なくないので、ハイカットタイプでしっかりと守るのがおすすめです。
サンダルやミュール、ハイヒールはバイクを運転しにくく、ケガのリスクも高いので、バイク教習中は履けません。
バイク教習にはヘルメットも必要です。ヘルメットは教習所で借りられることもありますが、臭いが気になったり、サイズが合わなかったりすることも多いため、できるだけ自分に合うものを用意しておきましょう。
■半キャップはNG
頭のケガは致命傷に繋がることがあります。教習所では、半キャップのヘルメットの着用は認められていないことが多いため、フルフェイスのヘルメットかジェットヘルを準備しましょう。
女性の場合は、フルフェイスしか許可されていないこともあるので、あらかじめ教習所に確認しておくと安心です。
■規格品を選ぶ
ヘルメットはPSJマークやSGマーク、JISマークの付いた規格品を選びましょう。
■頭に合うもの
ヘルメットは頭のサイズに合うものを選んでください。手でヘルメットを左右に動かした時にズレるものは合っていません。あご紐は首とヘルメットの間に指が1本入るものが良いでしょう。
バイク教習でヘルメットを被ると、髪が潰れてしまいます。髪型が崩れるのが嫌な人は教習が始まる前に、三つ編みやくるりんぱでまとめておきましょう。高さが出ないようにまとめれば、ヘルメットをすっぽりと被れて技能実習で髪が邪魔になることもありません。
バイクに乗っている間は風に当たるため、寒く感じます。春でも体が冷えることが多いので、暖かい服装を心がけましょう。薄手のムートンコート×デニムパンツはバイク教習中の冷えをしっかりと予防できます。
夏のバイク教習では、半袖のインナーにネルシャツを羽織った服装で肌を隠しましょう。生地の薄いネルシャツは転倒した時に破れやすいので、しっかりとした素材でできたものを選ぶのがポイントです。
少しずつ寒くなり始める秋のバイク教習には厚手のデニムジャケットがおすすめ。デニムジャケットは衝撃に強いので、ケガのリスクも低いでしょう。センタープレスパンツをコーディネートすると、スタイリングがすっきりとまとまります。
冬のバイク教習にはしっかりと防寒できる服装が必要。厚手のダウンジャケットに首まで隠れるニットを組み合わせれば、厳しい寒さにも耐えられるでしょう。ダウンジャケットは腕を動かしやすいものを選んでください。
雨の日にバイクの教習を受ける場合は、レインコートを着用しましょう。雨で教習所の道が濡れると、スリップしやすくなるので、インナーは体を守れる厚手の服にしてください。足元はソールが凸凹の靴を選ぶと、滑りにくいです。
なお、プロテクターはレインコートの上に着けます。
安全にバイクの教習を受けたい人はライディングウェアを着ると良いでしょう。「気合が入りすぎていると思われそう」と悩む人もいますが、バイク好きの人はライディングウェアで教習を受けることも少なくありません。
特に、小型二輪や普通二輪の免許を持っていて、ステップアップのために教習を受ける人はライディングウェアを着ることが多いです。
教室内で技能実習を受けるシミュレーター教習はケガのリスクがないので、肌を出した服装でも問題ありません。気温や季節に合わせてコーデを選びましょう。ただし、シミュレーター用のバイクにまたがるので、スカートは避けた方が無難です。
仕事帰りにバイク教習を受けようと思っている人は長袖シャツ×チノパンなどのきれいめな服装でも大丈夫です。しかし、パンプスは危険なので、靴は仕事後にスニーカーかライディングブーツに履き替えてください。
なお、長袖ジャケット×ロングパンツでもスーツは動きにくいため、やめた方が良いでしょう。スカートスタイルのスーツは脚が出るので認められません。
休日にバイク教習を受ける場合は、ボアジャケット×ストレートデニムの動きやすい服装がおすすめ。ベージュのジャケットやデニムは汚れが目立たないので、転倒してしまっても安心です。
バイク教習を受ける時は安全な服装を心がけましょう。肌を隠せて、体を動かしやすい服装を選べば、ケガを気にせず、教習に集中できます。